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タロットと占星術をうまく組み合わせてリーディングに活かすコツ|タロットの占星術対応を知っておこう!

タロットと占星術には親和性がある、とよくいわれますが、自分で占えるようになってみたいという方の中には、「タロットにも惹かれるし、占星術も勉強してみたい!」と、その両方に興味を持たれる方は少なくないと思います。

ただ、どうしても悩んでしまうのが……どっちを先に勉強しようか問題。

こちらの記事にも書いていますが

▶タロットと占星術の違いと使い分け方。どちらを学ぼうかと迷っているときの参考コラム

タロットと占星術の違いと使い分け方。どちらを学ぼうかと迷っているときの参考コラム
タロットと西洋占星術の違いと使い分けについて、お話しています。タロットと西洋占星術のどちらを学ぼうかと迷っている方に、タロットと占星術の違いや使い分けがご参考になれば嬉しいです。

タロットと占星術は、そもそも占術としての違いがあって、占うことの得意分野が異なってきます。

もちろん、どっちが何を読めて何を読めない、ということはありませんが、占術としての性質や占えることの得意分野が異なることで、人によっては得手不得手が出てくることがあると思います。

またタロットは、その絵柄からイメージが湧いてきやすいこともあって、数ある占術のなかでも敷居が低く占いの入り口としては入りやすいと思います。

そうしてタロットから勉強し始め、タロットが少しずつ読めるようになってくると、次は「占星術!」となり、独学であっても、実際にタロットと西洋占星術の両方の知識を持たれている方は多いです。

とはいえ、タロットと西洋占星術の両方を学ばれている方のなかに、ときに、このようなケースを見聞きすることがあります。

  • ひとつは、「タロットはタロット」「西洋占星術は西洋占星術」と越えられない太い境界線を引いてしまい、知識はあるのに相互的に活かせないままになってしまうケース
  • もうひとつは、反対に、タロットと占星術が異なる体系にあることを無視して、全くごちゃまぜにして「何を読んでいるのかよく分からない状態」のリーディングになっているケース

どちらにしても、せっかくの知識を活かしきれていない状態といえるのですが……

ここからのお話は、特に、タロットと占星術の両方の知識はあるのにうまく結びつけられない方のご参考になると思います。

また、たとえ占星術をしっかり学んでいなくてもホロスコープのチャートが読めなくても、占星術の最も基本的な知識さえ抑えておけば、タロットがずっと深堀して読めるようになるためのお話でもあり、「天体や星座をほんの少し知ってる」だけでも十分に活かしていただけます。

それでは、お話して参りましょう!

占星術の知識がどのようにタロットと結び付けられるのか……ここからは、タロットの占星術対応と、占星術をうまく組み合わせてタロットのリーディングに活かすコツについてお届けしていきます。

タロットと占星術の親和性が高い理由

まずは、タロットと占星術の親和性のお話からさせてください。

タロットと占星術の親和性が高いのは、ずばり、タロットに占星学的な要素が含まれているからです。

もちろん、タロットに含まれるのは占星学的な要素だけではありませんが、けれども、占星術の知識があればタロットはずっと読みやすくなるのは確かです。

ここからは少しだけ理屈っぽい話になりますが、タロットをもっと上手に読めるようになりたい! となれば、この話を抜きにすることができないことでもあって……続けますね。

タロットの絵柄の元

タロットは、そこに描かれた絵をみれば誰でもなんらかの「イメージ」を捉えることができます。

たとえタロットのことが分からなくても、タロットについて勉強をしていなくても、その絵柄をみれば「明るい雰囲気がする」「なんとなくしんどい感じがする……」などの第一印象が得られるからです。

そして、この第一印象や「なんとなく」の直感が当たることも多く、タロットの敷居が低い理由でもあります。

もちろん、この第一印象や直感はタロットの絵柄によることろも大きいわけですが……

では、そもそもタロットに表現されている絵柄は、何を以て「そういう絵柄」になっていると思われますか?

代表的なものに

  • 陰陽の思想
  • 4エレメントの思想
  • 図形などの原型的なシンボリズム
  • 占星学の要素
  • 数秘学の要素
  • 文化的背景
  • タロットの作者の思想

が挙げられます。

特に最近のものではなく、作られてから半世紀たっても今に受け継がれているタロット、マルセイユやエッティラ、ウェイトやトートの絵柄は、絵柄が先にあるのではなく、本来は、前述した要素たちが絡み合い「それならこういう絵柄が適当だ」ということで、1枚のタロットカードの絵柄が出来上がっているといわれます。

そのため、タロットを読もうと思えば、これらの要素たちを理解していくことが大切です。

もちろん、先にも書いていますが、たとえこれらの要素の理解がなくても、絵柄から得られるイメージだけでタロットを読むことはできます。

けれども、絵柄のイメージだけで読んでいては、いずれ、リーディングに行き詰ってタロットを読むことが嫌になってしまいます。

あるいは、タロットの云わんとすることが汲み取れないまま思い込みの枠にはまりエンターテイメントに走ってしまうか……

いずれかの傾向に陥ります。

だからこそ、タロットをもっと上手に読めるようになって自分や誰かのために活かしたいと思えば、タロットの云わんとする本質を掴むリーディングは必須で、本質を掴むリーディングをするならば、タロットの絵柄を構成する要素たちを理解していくことが大事になるわけです。

そして、そのひとつに「占星学の要素」があります。

タロットと占星術対応が一目瞭然のタロットカードたち

ちなみに、タロットを構成する「占星学の要素」を詳しく追及したと思われる人物として「トートタロット」を作ったアレイスタ・クロウリーや、「カード占い」を作ったといわれるエッティラがいます。

なぜなら、彼らがそれぞれに作ったタロットには占星術対応が分かるようになっているからです。

特にトートタロットでは、小アルカナの数札にも占星学のシンボルが一見して分かるように描かれています。

【トートタロットの一部↓】

【エッティラの一部↓】

ただ、エッティラ以前から存在しているマルセイユタロットには明確な痕跡はありません。

とはいえ作者不明で古典の「マルセイユタロット」は、エッティラやトートの≪原型≫になっていると捉えても過言ではないと思っています。

つまり

ライダー版もトートもエッティラも、作者がそれぞれに「マルセイユタロット」のシンプルさをより詳しく分析し、それぞれの思想に沿って捉えなおしたもの

だと考えたならば、ライダー版やトート、エッティラを学べば、その≪原型≫にある「マルセイユタロット」も同時に、より深く理解できる、ということです。

そこで、特に「トートタロット」の作者であるアレイスタ・クロウリーが言及したタロットと占星術対応については、うらないばの動画講座内でもご紹介をしているのですが、このブログでも、そこから一部抜粋してお届けしたいと思います。

それでは、タロットの占星術対応をみていきましょう!

タロットの占星術対応

ここからは、タロットの占星術対応をみていきたいと思います。

なお、ここではマルセイユタロットから大アルカナの占星術対応についてご紹介しますが、ソースは「トートタロット」の考え方にあります。ソースによって、他の占い師さんと切り口が違うことがあるかもしれません。

その場合は「占星術対応の基にしている考え方が違う」ということで、なにとぞご容赦ください。

愚者

*天王星♅

魔術師
水星

女教皇

女帝
金星

皇帝
牡羊座

法王
牡牛座

恋人
双子座

戦車
蟹座

正義
天秤座

隠者
乙女座

運命の輪
木星


獅子座

吊るされた男

*海王星♆

死神
蠍座

節制
射手座

悪魔
山羊座


火星


水瓶座


魚座

太陽
太陽

審判

*冥王星♇

世界
土星♄
(土)
   

西洋占星術の基本事項について

さて上記でタロットの占星術対応についてご紹介しましたが、占星学の基本事項が分からないことには、なんのこっちゃ??ですよね……

占星学の基本事項については、ぜひ、こちらの記事をご参考ください。

▶ホロスコープの基本。天体、サイン、アスペクト、ハウスのキーワード一覧

ホロスコープの基本。天体、サイン、アスペクト、ハウスのキーワード一覧
この記事では、ホロスコープの主要要素である「天体」「サイン」「アスペクト」「ハウス」の基本についてお話しています。 「天体」は実態、「サイン」は性格(状態)、「ハウス」は活動の場を表します。 そして、<「天体」は、どのような状態で、どんな場...

それともうひとつ肝心なこと!

それは……いったいどうやってこの占星術対応を活かせばいいの?? ということです!!

タロットの占星術対応をタロットリーディングに活かす方法

タロットの占星術対応をタロットリーディングに活かす方法としては、まず、大アルカナのエレメント分解があります。

タロットの占星術対応が分かっていると、占星術の基本知識を使って、大アルカナを「エレメント」に分解することができるようになります。

大アルカナを「エレメント」に分解することができれば、小アルカナのエレメントと同じ目線でカードを捉えることができるようになるので、展開のなかでどのエレメントが強調されているのかが掴みやすくなります。

エレメントの強弱やエレメントの変化は、その人が置かれる状況や感情の変化を読み取るポイントにもなりますから、相談者の心のクセが読みやすくなります。

相談者の心のクセが読めると、相談者の気持ちに寄り添ったタロットリーディングにつながる、というわけです。

またタロットの占星術対応のもっと実際的な利点といえば、タロットから読み取る「時期」を補完するのに役立つことです。

タロットから占える時期については

「タロットは3か月ぐらいの状況しか読めないんですよね?」「タロットは読めて1年程度ですよね?」

などとよく誤解されるのですが……タロットは、決して3ヵ月や1年などと期限の見通しが制限されるわけではありません。

もちろん、特定の期間の運勢を読むために予め時期を設定する読み方はありますが、時期を設定しなくてもタロットの展開から「時期」を読む方法はあります。

「2024年の運勢を占ってほしい」などの時期を設定する必要性がある相談内容であれば別ですが、「彼からいつ連絡がくるでしょう?」「結婚はいつできそうでしょうか?」などの相談であれば、あくまでも、相談内容と展開されたタロットの中で時期も読み取るべきで、リーディングをする側が勝手に時期の制限を設けてタロットを読むのはおかしなことです。

なにより、3ヵ月や1年ぐらいしか読めない、といった根拠が乏しい。

心理学的な知見から説明するにも、「3ヵ月」や「1年」という明確な区切りで答えられるものではありません。

タロットで占う以上、「時期」についてもタロットの展開から読むべきで、その時に、タロットの占星術対応の知識があると、より的を得た「時期」が読めるようになります。

もちろん、それには必ずしも西洋占星術の時期図が読めることを必要としません。

その辺りのことは、ぜひ、こちらの記事をご参考ください↓

▶タロットから時期を占う方法|なぜタロットは3ヵ月程度しか読めない、といわれるのだろう?

タロットから時期を占う方法|なぜタロットは3ヵ月程度しか読めない、といわれるのだろう?
ここでは、タロットから「時期」を読む方法についてお話しています。タロットから読めるのは「3ヵ月、長くても1年ぐらいまで」といわれることが多いのですが、その誤解が解けると嬉しいです。

タロットと占星術の対応をご自身のリーディングの幅を広げるためにも、ぜひ、使ってみてください!

タロットのリーディング力もその精度も、ぐっと上がっていきます。

タロットがもっと読めるようになりたい、使えるようになってみたい方へ

最後に、タロットの占星術対応を活かしたタロットの読み方については、うらないばの動画講座で、公開の許可を得た実例からもっと詳しく解説しています。

占星術が全く初めての方でも親しんでいただけるよう、基本的な知識だけで出生図をシンプルに解きタロットのリーディングにそれを組み合わせる方法や、タロットから読み解く「時期」を補完する方法についても詳しく扱っています。

  • 独学でリーディング力を上げようとすることに限界を感じている
  • 自分のことを占っても解釈しずらい
  • タロットの練習のために友達を占ってみるけれど読みずらい
  • ストーリー性のあるリーディングができない
  • リーディングに自信が持てない
  • カードの意味に迷ってしまう
  • タロットを学び始めたばかり

といった方に向けた動画講座です。

またこの動画講座は初心者の方でも安心して学んで頂けるように、スプレッドの解説や数字の捉え方、逆位置の考え方などタロットの基本事項もお届けしていて

  • カードから状況打開のヒントを得る方法
  • 状況打開策をアドバイスとして伝える方法

をテキストでもまとめているので、ご自身がタロットで占いをしていくために必要なことを一通り学んで頂けます。

ご興味ある方に講座の内容の詳細やどのような解説を行っているのかなども覗いて頂けるよう、50分のタロットリーディングの解説動画も解放しています。

カードの印象から「なんとなく読む」のを卒業して、タロットをもっと上手に読めるようになってみませんか?

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みなさまのタロットライフが充実したものとなりますよう、この動画講座がお役に立てましたら嬉しいです。

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