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タロットカード「節制」の意味と解説|数字と絵柄とフランス語で徹底分析

※使用しているタロットカードは「マルセイユタロット」です。

 

大アルカナの本質を知りたい!というお客様のご要望から生まれた大アルカナの特別無料講座です。大アルカナの本質である数字象徴図形に焦点をあてて22枚のすべてのカードを1枚ずつを解説しています。

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タロットカード「節制」の意味を数字から解釈してみる

「節制」のカードは「14」という数字があてはめられます。
ここでは、まずこの「14」という数字についてみていきたいと思います。

「14」を一桁に還元すると「5」です。

「5」は「自己拡大」という性質を持っていましたので、「14」にもその性質があります。ただし!2番目の「5」です。「14」は「5」と対局になります。

自己の主観を外へ拡大していた「5」が対局となり「14」になると……これまで外に向かっていた自己拡大が内側に向かっていきます。

では、自己拡大が内側に向かう、ということはどういうことでしょう。

たとえば、自らの意志や自己肯定を自分に浸透させていく、とみてもいいのかもしれません。

前段階である「13」で、再出発の破壊を自らの手で成し遂げました。

自ら打ち立てた新たな価値観にそって成した破壊活動ですから、破壊を成した後、その価値観を確信したはずです。「これでいく」と。

「13」で、破壊活動とともに「これでいく」と新しい意志が固まると、次の段階では、それを浸透させる作業が必要です。

それが「14」です。

ただし、外向きに、ではなく、まずは内向きに。
手にした新たな意志を自分自身に浸透させる作業が、この「14」にある、といえます。

たとえ確信を得ているとしても、それが自分自身の「あたりまえ」になるまでには少し時間がかかるかもしれません。

ですが己と丁寧に向き合う作業は、自己実現には欠かせない作業なのだと思います。

ところで。

「14」は月の動きとかかわりが深いといわれる数字です。
それは、新月から満月、あるいは満月から新月になるまでが約14日だからです。

形もなかったのにだんだんとまんまるになっていくお月さま。まんまるのお月さまはまた形がなくなっていく。

お月さまとともに、自分の想いを形にして外にだしていくのだと思えば、「14」という数字に親しみがでてくるのではないかなぁ。

 

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タロットカード「節制」の意味を絵柄から解釈してみる

天使

人ではない超自然の天使

天使は人ではありません。
人為的なコントロールができない超自然的な力を持つ象徴です。

天使の作用は、自分がどうにかしたい、と思ってもどうにもなりません。

このカードが出たときは、状況に抗ったり自ら何かを仕掛けようとするよりも、状況のなかでできることを淡々とこなしながら成り行きを見守る姿勢でいる方が、物事がスムーズに運ぶように思います。

器の水

入れ替えられる器の水

右側の器が左側の器よりも少し上にありますので、右側から左側へと水が移動してることになります。

カードの右側は他や社会、左側は自や個人、とみると、社会から個人に何らかの働きかけがある、または、他の意志を受け入れる、というような構図であることがわかります。

あるいは、自分の器よりも大きな意志が、等身大の自分の器の中に流れてきている、とみることもできます。
いよいよ大志に向かって自己鍛錬を始めるときなのかもしれません。

「水」は、「情」や「心」に「魂」を象徴します。

ここでは、そんな水が、超自然的な天使によって他の器へと移し替えられている様子が描かれているわけですが……

器から器へと水を流す天使のまなざしから、こぼさないように慎重に丁寧に……
そんな様子がうかがえるかもしれません。

この図像を眺めていると、ついつい結果を焦ってしまう気持ちを諭してくれるような気持になります。

節制の天使が「きちんと水を移し替えるまで待てる余裕を持ちなさい!」と云わんとしているように感じるからです。

 

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タロットカード「節制」の意味をフランス語から解釈してみる

大アルカナの「節制」

このサイトでご紹介しているタロットはGrimaud社のマルセイユタロットであるため、フランス語名についても少し触れておきたいと思います。

フランス語(マルセイユタロットのグリモー版)では「TEMPERANCE」

なぜか冠詞がありませんが……「La tempérance」で「節酒」「節食」という意味があります。
また、少し古いいい方として「節制」という意味で使われることがあるようです。

「節制」は、古代ギリシアで重んじられたの四つの基本的な徳(知恵・勇気・節制・正義)としてもあげられています。

プラトンの四元徳は有名ですが、ここで「節制」は、「欲望に節度を持たせ適切なあり方に制御する徳」とされています。

もし、これまでに「やりすぎた!」「行き過ぎた!」と思うことがあったなら、少し自制してみてはどうですか? と提案してくるのが、この「節制」なのかもしれません。

もちろんそれは、新しく抱いた大志を果たすために、自分の調子を整えておくためです。

なにごとも、健康な心と体があってこそ、なのですから。

ちなみに、「節制」といわてもあまりピンとこなかったのですが、辞書に「節食」とでてきて、「あぁ、じいちゃんがよくいってた、あれか~」と思い出しました。

「はらはちぶんめいしゃしらず!」って。

うちのおじいちゃん、病院のお世話になることもほとんどなく長生きしてくれたものです。

 

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タロットカード「節制」から恋愛を読む

まだ相手がいない場合の「節制」からのアドバイス

「節制」が恋愛に関係したとき、友達が恋愛対象に発展することがあります。
はじめは何とも思わなくても、だんだん気持ちが通い合う、という恋愛ができるときです。

一目ぼれや積極的なアタックがある、といった華やかな始まりではありませんが、いつのまにか心が通じていた、というような恋愛です。

また、もし「このひといいなぁ」と思う人がいたなら、相手に合わせたコミュニケーションを心がけましょう。

ポイントは、機転が利くかどうか。

たとえば、なにか困っているようなそぶりがあれば「どうかした?」と、すかさず声をかけてみる

いつもより元気がなさそうにみえたら、「なんか元気ない?」と、見たままのことを素直にいってみる。

なにげないことが関係を深めるきっかけになります。

恋人とギクシャクしてきたときの「節制」からのアドバイス

パートナーとギクシャクしてきたときに「節制」がでてきたら、本音のコミュニケーションを深めるチャンス! だと思ってほしいのです。

でも、そのチャンスを手にするためには、自分はどうしたいか? が分かっていないといけません。

仲良くしたい、と思うなら、自分から相手に歩み寄るのも一つの手です。

ちなみに「相手に歩み寄る」ということは、自分の素直な気持ちを素直な言葉と態度で伝えることです。
真っ新な気持ちで近寄る、といってもいいかもしれません。

ギクシャクとなった原因を水に流してでも、「仲良くしたい」という新たな気持ちで相手と向き合うことが、ここでは大切です。

タロットカード「節制」から仕事を読む

仕事のキーカードで「節制」が出てきたなら、順調に進んでいる、といえます。

もしかすると、進んでいることが目に見えてわからないかもしれません。
節制のカードは、派手で劇的ななにか、が起こるわけではありません。でも、少しずつ確実に、目的に向かって前に進んでいるのが「節制」です。

目立った進捗があることが、かならずしも「順調」とはいえないのです。

もし、結果がでない! と焦っていたら……大丈夫です。
時間は少しかかりますが、結果はでます。

途中の経過に一喜一憂することなく、大成してほしいと思います。

 

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タロットカード「節制」の意味つれづれ

「節制」のカードには、「習慣の変え方」が描かれているように思うことがあります。

たとえば、早起きの習慣を身につける! とか……〇〇できるようになる! というのもそうです。

これこそ、自己訓練なのかもしれせんが……

その意志が新しい器になじむまでには、相当の時間もかかります。
しかも、器におさまるまでは「水」の意志はこぼれやすい。

節制のカードを眺めていると、これまでの習慣から新しい習慣を作ろうとするならば、「水」の意志がこぼれないような工夫が必要なのかもしれない。だからって、気を使いすぎるとしんどい。

ならばどうする?

とアイデアを訪ねられている感覚になるからです。

さて「早起きの習慣」ならば、そうですね……たとえば、お気にいりの音楽を目覚ましにする。

少なくとも、それをやっていて自分が少しでも楽しめるとか、喜べることと一緒にするのがいいかもしれません。

「水」は、喜びを味わう感情でもありますから!

ここまで「節制」についてみてきました。
少しでも「節制」に親しんでいただけましたなら、嬉しい限りです。

※参考図書

 

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