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タロットカード「審判」の意味と解説|数字と絵柄とフランス語で徹底分析

※使用しているタロットカードは「マルセイユタロット」です。

 

大アルカナの本質を知りたい!というお客様のご要望から生まれた大アルカナの特別無料講座です。大アルカナの本質である数字象徴図形に焦点をあてて22枚のすべてのカードを1枚ずつを解説しています。

詳細は画像をクリックしてご覧下さい。

 

タロットカード「審判」の意味を数字から解釈してみる

「審判」のカードは「20」という数字があてはめられます。
ここでは、まずこの「20」という数字についてみていきたいと思います。

「20」の桁数の数字を還元すると「2」。ですが、これは3番目の「2」です。

1番目は女教皇の「2」。2番目は力の「11」。
そして3番目の「2」となる「20」は、女教皇と力のカードの中立に立ち、それぞれの価値観の間をとります。

過去を守っていた「女教皇」と、未来の発展を目指した「力」との中立に立つ立場とはどういうことか?

過去と未来の間に立つのが「今」。
つまり……過去や未来という考え方が取り払われ、すべてのものが「今」になるのだと思います。

そもそも時間の概念がなくなり、過去や未来、また、現在、という時間意識もなくなります。

本来、時間は過去から未来へ流れるもの、となりますが、時間の概念がなくなると、未来のことが過去に影響を与える、ということにもなります。

時間の話で思い出すのは、昔、流行った映画があります。
「Back to the Future(バック・トゥ・ザ・フューチャー)」

(この映画、好きでして……3部作全て観ておりますが、やっぱり1作目が一番好きかも……)

1作目は過去に行き、2作目は未来へ行き、3作目は……それこそ未来と過去を自由に行き来していました。

とはいえ、それを体感している時点は「今」。
過去に行っても未来にいっても、はたまた、現代に戻ってきても、主人公のマーティンがいるのは「今ここ」の現在。

過去も未来も行き来が自由になり、過去に行っても未来に行っても、その場にいるのは「今でしょ!」としからなないのです。

この感覚が、「20」の感覚です。

たとえタイムマシンのデロリアンがなくても、まだ見ぬ未来から過去に向かって時間を流すことができます。
それは、脳神経言語プログラミング、というNLPで扱われる方法論のひとつです。

実は……脳は、未来や過去、現在、などというという時間的感覚を持ち合わせていない、といわれています。

では、なにがあるのか、というと……「今ここ」の世界だけ。

過去のことを思い出しているとしても、脳にとっては「今現在起こっていること」であり、未来のことを想像しているとしても、脳にとっては「今現在起こっていること」にしか……ならないというのです。

なんともややこしい話かもしれませんが……少し体験してみましょう。

今、頭の中にレモンを思い出してみてください。

できれば、レモン1個をまな板にのせて包丁で半分に切っている様子がいいかもしれません。

いや……レモンを半分に切った後、ジューサーで半分になったレモンを右手に持ってジューサーの頂点めがけてレモンをおこうとしているところ……ジューサの頂点は尖っているのでそこに切った側、レモンの身が見えている方を下にしておいてくださいね。種があっても気にしないで……思いっきりレモンをぐりぐりっとまわしていると、ぴしゅっ としぼり汁が飛んできます……

 

どうでしょう? 

もし、口の中がなんとなく酸っぱい感じがしたり、酸っぱいのを舐めたあとにくるひんやりとしてなんともいえない、ゾゾッとした感じや、じ~ん……とする感覚があったなら……

それが、脳のなせるわざ。今、手元でレモンを絞っているわけでもないのに。

あ”~~~……自分で書いてて、酸っぱさで体がゾゾッとしてきたゾ!!

 

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タロットカード「審判」の意味を絵柄から解釈してみる

天使

本性を目指してラッパを吹く天使

このカードに描かれている天使は、大天使ガブリエル。大天使ガブリエルは、神の言葉を人間に伝えるメッセンジャーだといわれる天使です。

ラッパは大きな音を出す楽器です。ラッパを吹いて大きな音を出す、ということは……大天使ガブリエルは、神の言葉を伝えるために誰かの注意をこちらに向けようとラッパを吹いている、ともいえるでしょう。

では、大天使ガブリエルは、誰の注意をひこうというのでしょうか? 
もちろんそれは、ラッパの直下にいる人物たちです。

ところで、ラッパは、中央に真直ぐ、上部からカードの中心まで伸びています。
松村潔先生の本をたどると、この中央のラインは「自分自身の本性に忠実に」というラインだとされています。

つまり、大天使ガブリエルがラッパを吹いて誰かの注意をひこうとしているのは、そのカードをひいた本人にとって必然であるから、というわけです。

人物

蘇る死者たち

 天使がラッパを吹いて気づかせようとしていたのは、この人物たちのため。
そしてこの人物たちは「死者」といわれています。

そう。この「審判」の絵は、天使がラッパを吹いて死者をよみがえらせている様子が描かれているのです。

「死者」のイメージから、たとえば、今まで見ないようにと棺桶の中に封印していたもの、閉じ込めていたもの、自分の周りからなくなったと思いたいものたち……さまざまなものが浮かんでくるかもしれません。

けれども、それらが「よみがえる」というわけですから、自ら封印していたものが解かれることに対する「辛さ」などが出てくることもあるでしょう。ただし、それを「よし」とするのが審判のカードでもあります。

また「死者」は、時間の流れを象徴します。なぜなら本来、死者も時間も、失われたものは二度と戻ってこない、から。
ところが、天使がラッパを吹くと死者は蘇ります。

これで時間の流れはなくなった、というわけです。

ちなみに、ラッパは勝手に音を鳴らすことはありません。誰かが意識的に、吹こう、としなければラッパの音はなりません。

つまりこの絵でカードがいいたいのは……時間の流れと関係なく、意識して興味を向けたものは自分のもとに引き出されてくる、ということです。

流れに振り回されることなく自分の意志を持てることが、このカードで示されます。

 

さて……このカードを見るたびに、ラッパの音が脳内にリフレインします。

パ パーパパッ パーパッ パーパパッパー パーパッ パーパパッ パーパパー

ちなみに音階をつけるとこんな感じ↓(小さい「ッ」はスタッカートではねてください!)

ファ シーファシッ ドーファッ レーミファッファー ミーミッ ミーレドッ シーレシー

さて!! なんの曲でしょうか??!……「40秒でしたくしなっ」 by ドーラ

 

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タロットカード「審判」の意味をフランス語から解釈してみる

大アルカナの「審判」

このサイトでご紹介しているタロットはGrimaud社のマルセイユタロットであるため、フランス語名についても少し触れておきたいと思います。

フランス語(マルセイユタロットのグリモー版)では「LE JUGEMENT」

「裁判」や「判決」と訳されることが一般的ですが、冠詞がつかずに大文字で「Jugement」となれば、宗教的に「(最後の)審判」と使われることがあるようです。

「最後の審判」といえば、新約聖書の「ヨハネの黙示録」における最後の審判。

芸術分野では、ミケランジェロによるシスティーナ礼拝堂のフレスコ画が有名です。
一度は……みてみたい……

「最後の審判」は、第六班の広辞苑によると、「世の終わりに人類が神によって裁かれること。キリストが君臨し千年王国の後、死者が復活し、全人類が裁かれて善人は永遠の祝福に、悪人は永久の刑罰に定められるとの思想に基づく」とありました。

死者をよみがえらせる絵に「審判」というタイトルがつけられているのには、このような理由があるようです。

 

個人的には……「審判」というタイトルがとてもわかりにくて……

「審判」というと、裁く、というイメージがどうしても先行してしまって、タイトルだけ聞くと、ときどき、「正義」と混同してしまいそうになるのです。

せめて「覚醒」とか「目覚め」のようなタイトルだったら分かりやすかったのになぁ、といつも思ってしまうノデス。

 

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タロットカード「審判」から恋愛を読む

まだ相手がいない場合の「審判」からのアドバイス

「審判」は死者が蘇るカードです。

「消えた存在が現れる」ということから、再起、復活、リベンジ、という意味もあり……別れた彼との復縁の可能性が生まれます。

また「次元上昇」というキーワードから、恋愛の人物像としては「今まで出会ったことのないタイプ」「自分をひきあげてくれる(成長させてくれる)人」と出会う可能性もあります。

ただ……復縁をするにしろ、今まで出会ったことのないタイプの人と付き合うにしても、今まで通りのことをしていてはチャンスを逃します。

素直になれなくて別れてしまったのであれば、ここは「素直になる!」を意識した方がいいでしょう。

引っ込み思案だったり、好きになった相手に「NO」といえないことが多かったなら、嫌なものはイヤ! と「NOをいう」練習も必要です。

これまでの自分のパターンを変えることができたなら、あとはもう……ハッピーエンドになるしかありません!

目覚めた者だけが、天使からの祝福のファンファーレを聞くことができます。

恋人とギクシャクしてきたときの「審判」からのアドバイス

パートナーとギクシャクしてきたときに「審判」がでてきたら、ここは大切な決断を迫られる可能性があります。
別れるかこのまま一緒にいるかを考える「最後の審判」のときです。

うすうす感づいていたことでも、ここにきて、いよいよお互いの価値観の違いがハッキリと現れてしまうかもしれません。

隠されていた秘密が暴かれるかもしれません。
「それでも一緒にいたい相手か?」「人生を共有できる人か?」を試されるような出来事が起こる可能性が高いのです。

けれどももし、そんな出来事の渦中で「私は彼(彼女)と人生をともにしたい」と確信できたとき、お互いの親密度はこれまで以上に増していきます。

どんな「形」であろうとも、ここでの「大きな決断」は、自分にとって「幸せな結末」を迎えることだけは確かです。

「審判」のカードはいいます。「自分の幸せをあきらめないで!」と。

タロットカード「審判」から仕事を読む

仕事のキーカードで「審判」が出てきたなら、ここは決断が試されるとき

再起をかけた復活か、その分野の変革か、あるいは、独立開業、ということもあるでしょう。
いずれにしても、どんな決断をするのかが、今後の仕事のやりがいを左右する可能性が高いです。

プレッシャーのなかで「大丈夫。今まで努力をしてきたのだから。できる」と自分を信じた者だけが得られる、ステージアップです。

少なくともこのカードが出ているということは「ステージアップする力がある」ということは示されています。

だからあとは決めるだけ。

このカードが出てきたときは、信じた道を、とにもかくにも邁進してほしいと思います。

 

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タロットカード「審判」の意味つれづれ

このカードの出来事は、必然、だといわれています。
もし過去に封印したつもりの記憶がなにかの拍子で蘇ったり、あるいは、過去にあった出来事が再燃したり……そのようなことがあったとしても、起こるべくして起こったこと、と思えたならば、少しは冷静になれるでしょうか……

もちろんそれ以外にも、たとえば「引き寄せの法則」などといわれるものがありますが、それもこのカードのひとつの表れとしてみてもいいのでは? と思うことがあります。

過去と未来の時間的概念を持たないこのカードだからこそ、未来に向かってイメージしたことが「今」に表れても不思議ではないからです。

もちろん、そうなることが必然だったから、起こるわけですが。

ところで……おとついのおやつで買ったプリン……余ったやつをコッソリ食べてしまったけど……おとついのプリンなんてみんな忘れてるよね?!! 特に食べ物にはめざといムスメのことが気になるが……

どうか天使のラッパは……吹かれませんようにっ!!

ここまで「審判」についてみてきました。
少しでも「審判」に親しんでいただけましたなら、嬉しい限りです。

※参考図書

 

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