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タロットカード小アルカナ56枚の意味一覧

タロットカードの小アルカナの意味を一覧でご紹介しています。

小アルカナは、数字とカードのスート(棒・貨幣・剣・杯)の意味を組み合わせて読んでいきます。特にマルセイユタロットは、ライダー版と異なりシンプルな絵柄です。

どの小アルカナのカードもトランプの数札のような絵柄であるため、「数字」と「スート」の意味を知っていることがキーポイントとなります。

また小アルカナでも人物(王・女王・騎士・小姓)が描かれているタイプは、数字がありません。そのため、それぞれの人物が何を象徴しているか? を押さえておくことが大切になります。

まずは、数字、スート(棒・貨幣・剣・杯)、人物(王・女王・騎士・小姓)についてみていきます。

 

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タロットカードの数字の意味について

タロットカードの数字の意味:「1」のキーワード

はじまり・スタート・節目・唯一
奇数→男性性・能動的で外向き、自ら動くことではじめる、という性質を持つ

※タロットカードの数字の「1」について、詳しくはタロットカードの数字の意味:「1」をご覧ください。

タロットカードの数字の意味:「2」のキーワード

二面・矛盾・可能性・無意識的
偶数→女性性・受動的で内向き、自ら動くよりも相手からの影響を受け取る性質を持つ

※タロットカードの数字の「2」について、詳しくはタロットカードの数字の意味:「2」をご覧ください。

タロットカードの数字の意味:「3」のキーワード

生産性・創造力・豊かさ・二者択一・客観的視点
奇数→男性性・能動的で外向き、自分主体で(なにかを)生み出す性質を持つ

※タロットカードの数字の「3」について、詳しくはタロットカードの数字の意味:「3」をご覧ください。

タロットカードの数字の意味:「4」のキーワード

安定・基礎・普及・平均化
偶数→女性性・受動的で内向き、内面に共通の価値観が浸透することで安心感を得る性質を持つ

※タロットカードの数字の「4」について、詳しくはタロットカードの数字の意味:「4」をご覧ください。

タロットカードの数字の意味:「5」のキーワード

放出・遊び・自由・自己主張・子ども
奇数→男性性・能動的で外向き、外に向かって自分を放つ、という性質を持つ

※タロットカードの数字の「5」について、詳しくはタロットカードの数字の意味:「5」をご覧ください。

タロットカードの数字の意味:「6」のキーワード

結合・相対的選択・環境との結びつき
偶数→女性性・受動的で内向き、自ら選び取るといより環境などの影響を受けて「そうなるべくして選ぶ」という性質を持つ

※タロットカードの数字の「6」について、詳しくはタロットカードの数字の意味:「6」をご覧ください。

タロットカードの数字の意味:「7」のキーワード

運動性・行動衝動・指向性・現実と理想のギャップ
奇数→男性性・能動的で外向き、目指すべきものがあるからこそ自ら動くことで勝ち取る、という性質を持つ

※タロットカードの数字の「7」について、詳しくはタロットカードの数字の意味:「7」をご覧ください。

タロットカードの数字の意味:「8」のキーワード

圧縮・凝縮・集中・ため込む・冷静な判断・説得力
偶数→女性性・受動的で内向き、誰かに頼られてため込んできた智慧を貸し出す、という性質を持つ

※タロットカードの数字の「8」について、詳しくはタロットカードの数字の意味:「8」をご覧ください。

タロットカードの数字の意味:「9」のキーワード

総合・総和・総括・抽象的・哲学的
奇数→男性性・能動的で外向き、これまでの経験を広い視点で捉えなおすことで応用する、という性質を持つ

※タロットカードの数字の「9」について、詳しくはタロットカードの数字の意味:「9」をご覧ください。

タロットカードの数字の意味:「10」のキーワード

結果・実現・到達・具体的成果・チャンス・
これまで取り組んできたことに対する結果が出る、という性質を持つ

※タロットカードの数字の「10」について、詳しくはタロットカードの数字の意味:「10」をご覧ください。

 

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タロットカードの小アルカナ、スート(棒・貨幣・剣・杯)の意味について

タロットカードの小アルカナには4つのスート(マーク)が描かれています。
「スート」とは、トランプやタロットカードに描かれているマークのことをいいます。

トランプであれば「ダイヤ・クローバー・ハード・スペード」のことを指します。
そして、タロットカードのスート(マーク)は「棒(ワンド)・貨幣(コイン/ペンタクルス)・剣(ソード)・杯(カップ)」です。

タロットカードのスートには、ピュタゴラスなどの古代哲学が反映されており、万物を構成する四元素(火・地・風・水)の思想が象徴されています。
ちなみに、四元素の考え方は、占星術でも活用されています。

棒(ワンド)が「火」
貨幣(コイン/ペンタクルス)が「土」
剣(ソード)が「風」
杯(カップ)が「水」

ここでは、それぞれのスートについてみていきたいと思います。

タロットカードのスートの意味:「棒(ワンド)」

棒(ワンド)は「火」を象徴します。このカードのイメージを捉えるには「火」を思い出してみるといいです。
ただし、タロットカードに描かれているのは木の棒です。木は、その成長を実感するには時間がかかります。一朝一夕に、目に見えて伸びるものでもありません。
つまりタロットカードの「棒」は、ボッボボッボと燃え盛る炎というよりは、じっくりじんわり燃え広がる火のイメージです。

キーワードは「情熱」「理想」「向上心」「意志」「直観」「成長力」「ビジョン

目に見える形にはないため、強調されすぎると荒唐無稽になりがちです。非現実的な壮大な夢を描くことにもなりかねません。

タロットカードのスートの意味:「貨幣(コイン/ペンタクルス)」

貨幣(コイン/ペンタクルス)は「土」を象徴します。その名の通り「お金」が象徴されていることが多いのは確かです。
けれども、ここはあくまでも「土」です。「土」は物質性を表し、目に見えるもの、の象徴として捉えらます。
つまり、「見ることができる」「聞くことができる」「触ることができる」「匂うことができる」「味わうことができる」といった、五感の世界を表します。
ちなみに、「お金」はあくまでもその物質世界の一部を象徴しているにすきません。「お金」は、価値感が物質的に表現されているものであり、お金によって、価値の共通認識が得られている、というわけです。

キーワードは「現実的」「物質性」「お金」「身体」「五感」「結果」「成果

派手さはありませんが堅実で持続的にコツコツ取り組む性質を持ちます。また限定的な環境(職場・家庭・社会など)における物質的成果が表現されます。

タロットカードのスートの意味:「剣(ソード)」

剣(ソード)は「風」を象徴します。4つの象徴のなかでは、もっともクールな印象を持ってしまうかもしれません。
風は集まったものを分散させてしまいます。また、剣は物質を分割することができます。「風」にも「剣」にも共通しますが、「離す」ことがその本質にあるのです。そのため、剣(ソード)のカードには「一緒にいたい」「共有したい」という感情的な気持ちの表現がありません。剣のカードにクールなイメージを持ってしまうのは、このあたりからきているのですね。
さて、「剣」は直線的であることから、自然ではなく人工的なもの、として扱われます。そのため、智慧や知識、情報などが「剣」で象徴されます。

キーワードは「知性」「整理」「理論」「理性」「離す」「分散」「差別化」「情報

感情と思考、感情と行動を切り分ける力を持つため、どこか嫌われがちな「剣」なのですが……象徴に「いい」も「わるい」もありません。リーディングのときは客観的な目線で、柔軟にカードの意味を汲みたいものです。

タロットカードのスートの意味:「杯(カップ)」

杯(カップ)は「水」を象徴します。水は「集まる」「混ざる」「くっつく」という性質があります。
ただし「水」は、溜まるところがないと、いつまでも流れ続けます。あるいは、蒸発してなくなってしまいます。
つまり、水を受ける器や囲いがないと、「水」が持つ「くっつく」「交わる」という力を発揮することができません。
また「水」は、情を表す、といわれます。情を表現するには、器の役割を果たしてくれる「受け手」が必要です。自分以外の誰かとなにかを分かち合いたい、のが「水」なのです。

キーワードは「気持ち」「くっつく」「混ざる」「愛情」「共感」「感情」「流れる」「集まる

水を溜めても、循環させなければ濁ったり腐ってしまいます。人の気持ちも同じかもしれません。自分の気持ちを表現できずに溜めてしまうと……気持ちのたまり場である心が、濁ってしまいかねないのだと思います。

タロットカードの小アルカナ、人物(王・女王・騎士・小姓)の意味について

人物カードには数字がありません。人物カードは、人物が象徴するものとスートの意味を組み合わせて読んでいくことになります。

人物カードは、カードを人格化しているのですが、そこに描かれている「王」「女王」「騎士」「小姓」は、文化や歴史背景の違いによって、印象付けられるイメージが異なります。フランス人がイメージする「騎士」と、日本人がイメージする「騎士」には、隔たりがあっても仕方がありません。「小姓(ペイジ)」も、馴染みないところです。

そこでここでは、松村潔先生がそのご著書:「魂をもっと自由にするタロットリーディング」(説話社)で記されている「人物のカードを、原理・法則を社会の中に人間的に持ち込む場合の仲介者的なイメージとしてみなす」ことを軸に、これら4人物についてみていきたいと思います。つまり、この4人物を、原理法則である「四元素」を創造・機能させるための「4つの過程」とみなします。

王は指示を出すリーダー
女王は可能性を考えるアイデアマン
騎士は実行する実務者
小姓は成果を受け取り普及させる消費者

という捉え方が軸になります。

タロットカードの人物の意味:「王」

「王」は、創造過程のはじめ。ここから創造活動がスタートするので能動的です。そして、その役割は「指示を出すこと」です。リーダー的な存在です。
また、目線は上から。上から「こうして」「ああして」「これをしよう」という指示と判断を出すことになります。ただし、実務能力はありません。指示を出すだけで、行動は「騎士」が担ってくれます。

タロットカードの人物の意味:「女王」

「女王」は、創造過程の二番目。数字の「2」と共通するのですが、「女王」は膨大な資源を持っています。アイデアや可能性の宝庫です。
また、その態度は受動的です。王の指示を受けて可能性を考える段階が「女王」です。「女王」は過去から受け継いできた資源をたくさん蓄えているものですから、そこから王の意に見合うイメージを引き出してくる、といってもいいかもしれません。

タロットカードの人物の意味:「騎士」

「騎士」は、創造過程の三番目。「騎士」は、「王」の意志と「女王」のアイデアを形にする役割を担います。
三番目、ということで、数字の「3」のように「生産」を表すわけです。実際的な行動力があり、物事を展開していきます。
またどの「騎士」も馬に乗っていますが、「馬(動物)」が象徴する自然の力をうまく扱える、操作できるのも「騎士」の力です。自分以外の道具や人、あるいはチャンスなどをうまく味方につけて形を作り上げていくことが、「騎士」にはできるのです。

タロットカードの人物の意味:「小姓」

「小姓」は、創造過程の四番目。物事の定着や普及を意味する数字の「4」があてはめられます。
「小姓」は、「騎士」が形にしたものを受け取る側にいます。受動的ですから、「騎士」のように、自ら行動を起こしたり、変化を試みたり促したりすることはありません。生産をする、というよりは、消費側にいるのが「小姓」の立場ですが、見方によっては、「騎士」になるための修行を積んでいる、とみることもできます。
「小姓」の立場は平凡かもしれません。ですが、判断することも責任を持つ必要もない分、気楽さがあり、穏やかで安定した生活を送ることができるのも「小姓」なのです。

 

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タロットカードの小アルカナ一覧

タロットカード小アルカナ:棒(ワンド)の1

タロットカードの棒(ワンド)は「火」を象徴します。そして数字は「1」
つまり「意志の始まり」を表します。
何かを始めよう、始めたい、という気持ちが固まった初期の段階ですかが、目的はっきりしているはずです。一方で、始めることへの不安は抱えているかもしれません。

誰かのアドバイスもそこそこに、とりあえずやってみよう、という意志の方が強く、衝動的に始めてしまうこともあるかもしれません。

キーワードは「創始」「精神的な価値を感じる」「意志で突っ走る」「気持ちには忠実」「衝動的」

新しいエネルギーを生み出す、という意味で、出産やアイデアが生まれる、と読むこともできます。

タロットカード「棒の1」からの恋愛・仕事へのアドバイス

「棒の1」は、想いを膨らませ「やるぞ~!」と意気込みに燃えるカードです。衝動や勢いで始めたばかりなので粗削りなところがあります。

やってみなけりゃわからない!
といいながら自分を鼓舞し、突破力を発揮します。
ただし、持続的な力にはならないのでご注意を。

こちらに、タロットカード「棒の1」で恋愛・仕事を読むときのコツを詳しくご紹介しています。ぜひご覧ください↓
タロットカードで恋愛・仕事を読む。ワンオラクルの占い方|棒の1

ワンオラクルで「棒の1」を読むときの参考にもしてみてください!

タロットカード小アルカナ:棒(ワンド)の2

タロットカードの棒(ワンド)が示す「火」の要素に、分裂や方向付けを表す数字の「2」が合わさると、「自分から発するだけであった意志が分裂をし二つに増える」と考ええることができます。

つまり、「火」の意志は拡大に向かいます。ただし、この段階での意志には、安定感がないことと形がありません。特に、数字の「2」は「可能性の宝庫」ですから、誇大妄想的な広がりをみせる場合もあります。

キーワードは「野心的」「大きな夢」「勢いがいい」「興奮しやすい」「冷静さに欠ける行動」「現実とのギャップ」

過去と未来、という二つの方向性があるなかで、「火」の意志や情熱は、過去より未来に惹かれます。ただし、意志が強くとも、「火」には、形にする力がありませんから、期待ばかりが膨らみ結果がついてこずに、「期待外れ」に終わることもしばしばです

タロットカード「棒の2」からの恋愛・仕事へのアドバイス

「棒の2」ではやる気に計画性がプラスされ野心が芽生えてきます。
もっとよくしたい! という意欲で満たされます

推しを強くして自分アピールはしっかりと!
これが恋愛でも仕事でも欠かせません!

こちらに、タロットカード「棒の2」で恋愛・仕事を読むときのコツを詳しくご紹介しています。ぜひご覧ください↓
タロットカードで恋愛・仕事を読む。ワンオラクルの占い方|棒の2

ワンオラクルで「棒の2」を読むときの参考にもしてみてください!

タロットカード小アルカナ:棒(ワンド)の3

タロットカードの棒(ワンド)と、生産性を表す数字の「3」が組み合わさると、棒の成長がいっそう刺激されます。

どんどんとアイデアが生まれてきたり、事業の発展や、ここぞとばかりにチャレンジ旺盛になるでしょう。
ただし。「3」は「果てない生産」を表します。つまり、休みなく生み続けることになります。まるで、休むとダメになってしまう……とでもいわんばかりに。

キーワードは「次から次へと湧いてくるアイデア」「大胆な挑戦」「発展」「欲望のままに走る」「不注意」「落ち込みやすい」「人を馬鹿にする」

「火」は意志や気持ちの強さを表しますが、我欲のままに走ると痛い目にあうとも限りませんので、気を付けたいところです。

タロットカード「棒の3」からの恋愛・仕事へのアドバイス

「棒の3」は発展を目指すカードです。
湧いてきたアイデアをたくさんの人に広げていきます。

外に飛び出すぞー! という想いが強くやる気に満ちているため、積極的に前へ前へとどんどん進んでいきます。

こちらに、タロットカード「棒の3」で恋愛・仕事を読むときのコツを詳しくご紹介しています。ぜひご覧ください↓
タロットカードで恋愛・仕事を読む。ワンオラクルの占い方|棒の3

ワンオラクルで「棒の3」を読むときの参考にもしてみてください!

 

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タロットカード小アルカナ:棒(ワンド)の4

タロットカードの棒(ワンド)が安定と定着の数字「4」になると、エネルギーの源となる「火」の力が充電されていることを表します。

「棒」を「木」と捉えると、棒(ワンド)のカードは、植物の自然的な力が表現されている、と捉えることができます。

「4」は受け身で安定感がある数字です。ガツガツとした緊張感漂うものではなく、どちらかといえば、森林浴でリラックスしているイメージです。自然の力を吸収して疲労回復をした状態に近いものがあります。

キーワードは「健全な環境」「リラックス」「回復」「不安定」「せっかち」

人間も自然の一部とするならば、植物などの自然のエネルギーを吸収することがもっとも癒しとなり、心と体が安定するのかもしれません。

タロットカード「棒の4」からの恋愛・仕事へのアドバイス

「棒の4」では、これまでの勢いが落ち着いてきます。
和やかな時間が流れるようになります。

素直な反応と落ち着いた雰囲気が恋愛や仕事でも大切になります。
パワーチャージができるときなので、盛り上がりに欠けていても焦らずにゆっくり参りましょうー

こちらに、タロットカード「棒の4」で恋愛・仕事を読むときのコツを詳しくご紹介しています。ぜひご覧ください↓
タロットカードで恋愛・仕事を読む。ワンオラクルの占い方|棒の4

ワンオラクルで「棒の4」を読むときの参考にもしてみてください!

タロットカード小アルカナ:棒(ワンド)の5

タロットカードの棒(ワンド)が子どもの性質をもった自己主張の数字「5」といっしょになると、もともと興奮しやすかった「火」が強調されるようになります。

誰かと意見を交わことで元気になる、といいましょうか……議論好きであり、競争心を煽られると燃えるタイプです。

ただし、自分の内側に想いを留めることができず、また、子どもっぽいところがあるため、衝突が生まれやすくもなります。特に、数字の「5」は放出する一方で、相手の意見を受け入れる性質にはありません。

キーワードは「競争心」「議論」「勝ち負け」「衝突」「活発」「不和」「協調性がない」「スポーツ」

活発で勢いのある競技スポーツ好きを表すこともあるようです。

タロットカード「棒の5」からの恋愛・仕事へのアドバイス

「棒の5」では、主張をぶつけ合うカードです
各人の「いい」をお互いに出しあうことでバトルをします。

あくまでも「出す」だけで、意見の収束があるわけではありません。
ただ、本音を出すことでスッキリすることはできるでしょう。

負けじとぶつかる
ことがここでの最善。本気のぶつかり合いが功を奏します。

こちらに、タロットカード「棒の5」で恋愛・仕事を読むときのコツを詳しくご紹介しています。ぜひご覧ください↓
タロットカードで恋愛・仕事を読む。ワンオラクルの占い方|棒の5

ワンオラクルで「棒の5」を読むときの参考にもしてみてください!

タロットカード小アルカナ:棒(ワンド)の6

タロットカードの棒(ワンド)と環境に順応する数字「6」が組み合わさると、活力の循環が生まれます。

「6」は、周りの人や置かれている環境との関わりに影響を受ける数字です。棒の「火」は高揚感や興奮などを表し外に向かってエネルギーを発散します。

そのためフィードバックのような作用があり、外に向かって棒の「火」のエネルギーで働きかければ働きかけるほど、自分に変えてっくるものが大きくなります。一方、「火」のエネルギーをうまく使えずに、控えめで受動的になってしまうと、それなりのものリアクションしか返ってきません。
また「火」は物資的な意味を持ちませんから、リアクションされるものはお金などの物質ではなく、意志の疎通や共同意識などの精神的なものとなります。

キーワードは「積極性」「有利に働く」「ポジティブ」「返答」「落ち込むと状況が悪化する」「弱気」「大げさ」

自分から積極的に働きかけをすることで場が盛り上がると、場の雰囲気で自分も元気になる! という状況がこのカードで表されます。

タロットカード「棒の6」からの恋愛・仕事へのアドバイス

「棒の6」は、気持ちが高ぶるときです。
明るい雰囲気に包まれ、盛り上がる時期です。

恋愛も仕事も順調なとき
ですから、大いに楽しんでほしいと思います。

ただし。火遊びが過ぎるとコントロールが効かなくなります。順調だからこそ慢心にはご注意を。

こちらに、タロットカード「棒の6」で恋愛・仕事を読むときのコツを詳しくご紹介しています。ぜひご覧ください↓
タロットカードで恋愛・仕事を読む。ワンオラクルの占い方|棒の6

ワンオラクルで「棒の6」を読むときの参考にもしてみてください!

 

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タロットカード小アルカナ:棒(ワンド)の7

タロットカードの棒(ワンド)と「7」の数字が結び付くと、「火」の積極的な意志と「7」の運動力によって、ハイテンションな状態が強調されます。

「7」は、現実と理想のギャップを埋めようと目的に向かって突き進む数字です。そんな「7」が活力旺盛な「火」と結びつくのですから……「喝!!を入れて前進あるのみ!!!」といわんばかりです。また精神状態がハイの状態ですから、絶好調の中にいて頭もさえています。

そのため、冷めたときの落差が激しいのです。勢いあるときは何も考えずに前進するだけでよかったのですが、休んでしまったとたんに形勢逆転。一瞬で転落してしまいます。そして、その不安感から逃れようと、休むことができない、状態に身を置くことになります。

キーワードは「優位性」「競争心」「積極性が勝利の鍵」「突破力」「転落」「勝ち負けの関係」「協調性がない」「立場を失う」

「火」は瞬発力には長けていますが持続性がありません。そのため、勝ち続けることに意味を求める「7」が強くなると……勝ち続けることへの労力が必要となります。ただ、このような状態にあることは、渦中の本人には気づきにくいものです。休めないことへの強迫観念と相まって、「棒の7」に当てはまるような人は、深層心理では、誰かのサポートを求めている場合も多いのです。

タロットカード「棒の7」からの恋愛・仕事へのアドバイス

「棒の7」は、どんな邪魔が入っても信念を曲げずに突き進むカードです。
追い詰められても自ら降参するなんてことは……ありません。

精神的な余裕はないのですが
その意志を貫き通すのみ!
と頑固に一途でまっしぐら。

恋愛も仕事も、妥協しないのです。

こちらに、タロットカード「棒の7」で恋愛・仕事を読むときのコツを詳しくご紹介しています。ぜひご覧ください↓
タロットカードで恋愛・仕事を読む。ワンオラクルの占い方|棒の7

ワンオラクルで「棒の7」を読むときの参考にもしてみてください!

タロットカード小アルカナ:棒(ワンド)の8

タロットカードの棒(ワンド)と数字の「8」が持つ集中力・圧縮力が組み合わさると、「火」の精神力がパワーアップし集中力の増強に拍車をかけ、一瞬で物事のかたをつけようとします。
じっくりと時間をかけてしまうと集中力が抜けてしまうからです。

形のない「火」の精神力は圧縮されることで、力が凝縮されます。その分、圧縮が解けたときの、はじけるパワーの威力があります。なにかにチャレンジをしようとするときに、この「棒の8」があると、初期の形成に勢いがつけられます。一発逆転のチャンスのときにこの力が発揮されると形勢が逆転することもありましょう。
ただし、力の持続性がないため、勢いをつけるための起爆剤と考える方がいいかもしれません。

キーワードは「決断の速さ」「集中力」「勢い」「限界への挑戦意欲」「早合点」「自爆」「分散」「突発事故」

精神力が高い状態になりますので、ちょっと難しそう、と思っていたことにもチャレンジ意欲が湧いてきます。ただし、はじけるタイミングが見極められずに自爆することだけは要注意です。

タロットカード「棒の8」からの恋愛・仕事へのアドバイス

「棒の8」は、スピード勝負!
もともとの勢いに拍車がかかり動き出したら止まらない! のです。

レスポンスもリアクションも早い!
のがウリですから、もったいぶった態度で時間稼ぎをしていると痛い目にあいます(笑)

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タロットカード小アルカナ:棒(ワンド)の9

タロットカードの棒(ワンド)と応用力の数字「9」と一緒になると、「火」の意志がいろいろなところにアイデアを運びます。
「ここは小さくした方がいい」「あそこはもっと広くしてみたらどうだろう」というように。

ただし、「火」は「こうしたらいいよ」という意志は示すものの、「火」の情熱ばかりが強調されると、人の意見を聞かない、頭でっかちになる可能性もあります。

また、「火」は物事がスピーディーに動いてほしいのですが、実際には、指示を出したからといってすぐに現実が動くわけではありません。そのあたりのジレンマから、「火」が膨張すると怒りっぽくもなるでしょうし、なかなか変わらない現実にイライラしていることもあるでしょう。ただ、「火」はねちっこくありません。燃えると激しいですがカラっとしています。

キーワードは「労力を惜しまない」「妥協しない」「本物志向」「怒りっぽい」「精神主義」「頑固」「こだわり」「意見の衝突」

「火」の精神性と「9」の本質を見る目が、「棒の9」に「もっとよくしたい!」というこだわりに結び付くのだと思います。ただ、形を作るのが苦手ですから……「コイン」のパートナーがいると心強いと思います。

タロットカード「棒の9」からの恋愛・仕事へのアドバイス

「棒の9」では、たとえ思い通りになっていなくても安易な妥協はしない。
ここがとても大切です。

今は現実が動きにくいとき
ここを意識していれば右往左往しなくなります。どしっと受け身でおりましょう。

他人の気持ちを動かそうと頑張るよりも、自分の正直な気持ちに向き合うことに注力しましょう。

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タロットカードで恋愛・仕事を読む。ワンオラクルの占い方|棒の9

ワンオラクルで「棒の9」を読むときの参考にもしてみてください!

タロットカード小アルカナ:棒(ワンド)の10

タロットカードの棒(ワンド)が成果を意味する数字の「10」と結びつくと、いろいろな物事に意欲的に取り組む姿勢があらわれます。
「10」は実績主義の数字ですから、何事にも意欲をもって取り組もうとします。

ここは「火」ですから、やったことの結果を味わう、というよりも、「積極的に取り組めること」自体が嬉しいのです。燃えられる機会が得られたのですから、とにもかくにも……燃えたい! のです。無理を「無理だ」と思わないところもあります

とはいえ、周りから見ると「ちょっと休んだ方がいいよ」といいたくなるほど、がんばりすぎているようにみえます。もちろん、本人は気づく由もありませんが。

キーワードは「根性で乗り切る」「なんでも抱え込む」「肩代わりをする」「途中でくじける」「統率力がある」「ボス的な立場」

「棒の10」の状態になると、なんでも自分でできてしまうため、一方で、人に任せることができなくなってしまいます。「俺に任せとけ!」というオトコマエなところはカッコイイのですが、心と体がつぶれてはなにもなりません。任せるところは任せる、という意識を持っておくことが大切です。

タロットカード「棒の10」からの恋愛・仕事へのアドバイス

「棒の10」は、一身に周りからの期待を背負っているカード。
期待されることは嬉しいはずなのですが、期待が大きいとプレッシャーとなってしまいます。

あと少しで頂上だ!
といいながら、気合いと根性でやり遂げます。

恋愛でも仕事でも、やり切きった! といえるまでとことんやり切ってから、結論を出しましょう。

こちらに、タロットカード「棒の10」で恋愛・仕事を読むときのコツを詳しくご紹介しています。ぜひご覧ください↓
タロットカードで恋愛・仕事を読む。ワンオラクルの占い方|棒の10

ワンオラクルで「棒の10」を読むときの参考にもしてみてください!

 

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タロットカード小アルカナ:棒(ワンド)の王(キング)

タロットカードの棒(ワンド)は「意志」の象徴。王は「はじまり」を表します。
棒を植物にたとえるならば、「棒の王」は、植物の種を作る人です。成長や発展の種となります。

もちろん、種がなければ、その植物自体、存在することはできません。王は、まだ見ぬものをこの世にあらわすための種、を作ります。

ただし。「火」は形がなく精神的で理想を語ります。実務的なことはとても苦手です。
いつでも精神的な活力を発揮することもできますが、どんな種を作るのかは、王の意志しだいとなります。

キーワードは「創造力」「新発見」「発明」「哲学」「思想」「創始者」「成果がでない」「抽象的」

物質的な関心が薄いため、経済的な成功を成すことに興味を持ちません。むしろ、自分の理想に向かって情熱を注ぐことで、自然とお金が巡るタイプです。

タロットカード「棒の王」からの恋愛・仕事へのアドバイス

「棒の王」はカリスマリーダー。闘争心に溢れた指導者です。
頼りがいはありますがワンマンです。

あぁ、この人についていきたい~
とついつい思ってしまう迫力があります。

恋愛がテーマのとき、女性は「棒の王」になるより「棒の王」のような人に頼る方がいいです。
仕事であれば、他を圧倒する気迫を以って仕事に邁進しましょう。

こちらに、タロットカード「棒の王」で恋愛・仕事を読むときのコツを詳しくご紹介しています。ぜひご覧ください↓
タロットカードで恋愛・仕事を読む。ワンオラクルの占い方|棒の王

ワンオラクルで「棒の王」を読むときの参考にもしてみてください!

タロットカード小アルカナ:棒(ワンド)の女王(クイーン)

タロットカードの棒(ワンド)と女王の「無限の可能性」が組み合わさると、「火」の成長力を育みます。
どの元素にもいえることですが、女王は「自然界の母」の役割を果たします。「棒の女王」は、植物の成長に欠かせない、肥沃な土壌、です。「棒の王」が作り出した種を育む土壌となるのが「棒の女王」なのです

また、「女王」を女性の象徴とたとえるならば、「棒の王妃」は勝気な女性。「火」の要素を持ちますから、とても頼りがいがある女性です。

キーワードは「育む環境」「肥えた土壌」「勝気な女性」「潔い」「成長できる場」「協力的」「極端」「頑固」「傲慢」 

意志を尊重しその意志に協力的で惜しみないサポートをかってでるのが「棒の女王」です。見た目ではなく、自分の芯をしっかりと持っている、精神的に自立している姿をイメージしてください。

タロットカード「棒の女王」からの恋愛・仕事へのアドバイス

「棒の女王」は、華やかでフレンドリー。積極的に人の面倒をみるタイプです。また、女性としては勝気で仕事には燃えます。

困っている人をみかけると
わたしに任せなさい!
と放っておけません。頼りがいのあるアネゴ肌です。

あっけらかんとした根に持たない明るさで、恋人や職場の人を巻き込んでいきます。

こちらに、タロットカード「棒の女王」で恋愛・仕事を読むときのコツを詳しくご紹介しています。ぜひご覧ください↓
タロットカードで恋愛・仕事を読む。ワンオラクルの占い方|棒の女王

ワンオラクルで「棒の女王」を読むときの参考にもしてみてください!

タロットカード小アルカナ:棒(ワンド)の騎士(ナイト)

タロットカードの棒(ワンド)が、実行者の騎士と組み合わさると、意志に実行力が伴ってきます。
王が作った種をどの土壌に蒔くといいのか、を考え種まきをし水をやるのが騎士の役割です。会社組織にたとえるならば、プロジェクトチームのリーダー的存在です。

「火」は情熱的で哲学的な一方、物質的ではないため実務力には欠けていますが、チームのやる気を引き出し、盛り上げることが得意です。

個人的な性格にあてはめるならば、思い立ったら吉日! とでもいわんばかりに、今すぐ行動に移します。衝動的で積極的なため、誰かと衝突してしまうこともしばしば。

キーワードは「思い立ったら即行動」「開発力」「自信家」「盛りあげ上手」「大言壮語」「早合点」「喧嘩っ早い」「衝突」

スポーツであれば、「棒の騎士」の力を持っていたいものです。自分に自信を持っていることがとても大切ですし、勝利をあきらめない強い気持ちが、思いもよらないパワーを引き出すからです。

タロットカード「棒の騎士」からの恋愛・仕事へのアドバイス

「棒の騎士」は、熱血漢で突き進むタイプ。
言葉や態度は荒いのですが、誠心誠意で裏表のない潔さがあります。

いっしょにやろう!
と周りを巻き込む積極性が持ち味です。

恋愛でも仕事でも、推しの強さに、ついつい傾いてしまうのですね~

こちらに、タロットカード「棒の騎士」で恋愛・仕事を読むときのコツを詳しくご紹介しています。ぜひご覧ください↓
タロットカードで恋愛・仕事を読む。ワンオラクルの占い方|棒の騎士

ワンオラクルで「棒の騎士」を読むときの参考にもしてみてください!

タロットカード小アルカナ:棒(ワンド)の小姓(ペイジ)

タロットカードの棒(ワンド)が小姓の段階のときは、自分への自信があまり育っていないために、自信をつけるために修練している時期を表します。
先輩や師匠にあれこれと教えてもらいながら、技術や仕事を覚えます。情熱が傾くものには実直です。また、責任や業績へのプレッシャーはないため気楽なところもあります。
一方、「火」の要素を抱えていますから、一人前になれないことに焦りを感じて気持ちが先走りをしてしまいがちです。

キーワードは「アシスタント」「アルバイト」「希望に満ちている」「素直」「忠実」「先輩に好かれる」「意志が弱い」「先走る」

「小姓」の段階では、オリジナル性を発揮することができません。誰かの考えの受け売りを「自分の意見」としているならば、注意が必要です。表面的な装いがはがれてしまう前に、身に着けるべきものは素直に身に着けておきたいものです。

タロットカード「棒の小姓」からの恋愛・仕事へのアドバイス

「棒の小姓」は、将来への希望を胸に、発想力と行動力で道を切り開こうとします。
怖いもの知らずなので大胆な行動ができますが、経験が浅いので失敗することも多いです。

それでもめげない!
と前向きで一生懸命です。

恋愛でも仕事でも、ジタバタしながらも諦めずに前へ進んでいきます。

こちらに、タロットカード「棒の小姓」で恋愛・仕事を読むときのコツを詳しくご紹介しています。ぜひご覧ください↓
タロットカードで恋愛・仕事を読む。ワンオラクルの占い方|棒の小姓

ワンオラクルで「棒の小姓」を読むときの参考にもしてみてください!

 

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タロットカード小アルカナ:貨幣(コイン/ペンタクルス)の1

タロットカードの貨幣(コイン/ペンタクルス)は、「土」の元素を表します。

本質は物質性にあり「形あること」を意味します。また「土」の元素は「火・風・水」を統合して「土」の中に閉じ込めます。そんな「土」と物事の始まりである数字の「1」と結びつくと……実際的な物事がスタートします。

物質に絡んだ実際的、であることが大切で、具体的な物事の進行を表します。
たとえば、不動産を取得する、場所を決める、就職するなど。

キーワードは「実際的なスタート」「資産取得」「場所決め」「損失」「無駄になる」「断念する」

特に「形あるもの」がスタートすればよく、新製品の発売や作品の制作なども「土の1」が意味します。

タロットカード小アルカナ:貨幣(コイン/ペンタクルス)の2

タロットカードの貨幣(コイン/ペンタクルス)と相対的で可能性の宝庫である「2」と絡むと、実利の比較が行われます。

貨幣の要素である「土」は有限であるため、無限の可能性と相いれないものがありますが、さまざまな可能性から二つを取り出すことで「比較をする」ことはできます。
特に「土」は現実主義ですから、現実的なメリットを求めます。

また、その「比較」は、二つの方向性があるがゆえ、現実をよりよくするためにはどっちがいいか? というポジティブな比較です。
比較を通して、適応力や柔軟性が芽生えます。

キーワードは「メリットの比較」「態度の変化」「適応力」「柔軟な態度」「目先の利に走る」「金銭的な価値の比較」

「土」の元素は「お金」を意味することも多く、タロットでは特に「貨幣」という象徴にありますから、お金の項目は外せません。
「貨幣の2」では、特に変動相場を表すことがあり、実利を得るための対応力を発揮します。

タロットカード小アルカナ:貨幣(コイン/ペンタクルス)の3

タロットカードの貨幣(コイン/ペンタクルス)と生産性の「3」が合わさると、着実な成功パターンが表わされます。
「土」は四元素がバランスよく整っている状態であるため、これを「成功の形」とみなすならば、「3」の力によって、次から次へと「成功の形」が産み出されることになります。

「勝ちパターン」を持っていることがわかるのですが、ここには、気持ちの高揚感や感情的な盛り上がりはありません。
淡々と安定的に発展していく、タイプです。

キーワードは「成功パターン」「着実な発展」「地道な生産活動」「持続可能な現場」「伝統」「過去への執着」「臆病」「同じことの繰り返し」

「土」は実績主義のため、過去からの伝統を大切にします。「貨幣の3」であれば特に、伝統産業の維持を意味することがあります。
また「お金」の面でいえば、堅実にお金を蓄えていきますが、チャレンジをして事業を広げよう、という意欲には欠けます。

 

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タロットカード小アルカナ:貨幣(コイン/ペンタクルス)の4

タロットカードの貨幣(コイン/ペンタクルス)と安定と普及の数字「4」が一緒になると、物質的な安定を求める傾向になります。
お金があってこそ、物があってこその安心感なのです。

「土」は「目に見えるもの」に価値を置きますから、「目に見えないもの」には懐疑的です。
精神的な理想論では食ってはいけない……となるのですが、これは、経済中心主義的な世の中では仕方がない面もあります。

キーワードは「財産や資産を守る」「ものを大切にする」「所有欲」「疑い深い」「閉鎖的」「狭い了見」

意欲より実績、データーより実際の経験、感情より目に見るもの、というところが「貨幣の4」には現れます。それは単純に、「目に見るもの」に安心感を覚えるからです。器量が狭い、といわれればそれまでなのですが……安心できるものは人それぞれですから、このような価値観があることも知っておきたいものです。

タロットカード小アルカナ:貨幣(コイン/ペンタクルス)の5

タロットカードの貨幣(コイン/ペンタクルス)と数字の「5」が組むと……お大尽様のおな~り~
いわゆる、お金の放出です。

「土」は有限です。それが放出の「5」と組めば、資源は空っぽになります。むしろ、空っぽになるまで使ってしまう、という表現の方がいいかもしれません。

数字の「5」は「外に向かって放つ」のが本質ですから、一方的です。相手から受け取る、ことはしません。自己主張をするために受け入れることがないのです。

ただ、持っているものを出し切ってしまうことでスッキリする場合もあります。物質から解放されることで、見えてくることもあるからです。

キーワードは「お大尽」「無くすことで初心にかえる」「大盤振る舞い」「大きな損失」「すぐになくす」「貧しい」「浪費」

「土」は他の元素のバランスがとれているエネルギーですが、エネルギーが放出されることで全体的なバランスを崩すことがあります。また、「土」は物質性で、人でいえば「身体」を表します。健康面での相談で「貨幣の5」が出てきたなら、エネルギーの放出によって「体調を崩す」「身体を壊す」と読むこともできます。

タロットカード小アルカナ:貨幣(コイン/ペンタクルス)の6

タロットカードの貨幣(コイン/ペンタクルス)と環境に呼応する数字の「6」によって、「その人に相応しい生活」が表わされるといえます。

「土」は実利を求めます。しかも「土」は「火・土・風・水」の力が平均的に発揮されます。
つまり、環境に適応するこでやったぶんだけの適正な報酬が得られる、と考えることができます。

頑張ったぶんだけ、働いた分だけ、智慧を与えた分だけ、共感したぶんだけ、自分に返ってくるのです。
それは、人から助けてくれることでもあるでしょうし、報酬としてお金を受け取ることもあるでしょう。応援してくれたり人事評価があったり。

キーワードは「等価交換」「援助」「適正評価」「実力主義」「不公平」「アンバランス」

「土」の要素が働いているので、目に見えないものではなく、具体的なリアクションがでてくるのが「貨幣の6」でもあります。

 

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タロットカード小アルカナ:貨幣(コイン/ペンタクルス)の7

タロットカードの貨幣(コイン/ペンタクルス)と目的に向かって突き進む力の数字「7」がいっしょになると、成果主義の「土」が加速します。
物の生産と実績の積み上げに対する意識がさらに強くなるからです。

ところが、気持ち的な盛り上がりには欠けています。形になることで喜びを味わったり、気持ちが満たされる、ということに興味がありません。「土」は、形にして当然、と思っている節があります。

キーワードは「形にする力」「実務能力」「業務の拡大」「実際的な行動力」「できても喜びが薄い」「手抜き」「ルーズな習慣」

なにかを得た瞬間、あるいは、形にしたことで、「あぁ……こんなもんか」と、それまでに抱えていた期待や希望が一気に吹き飛んでしまう、ということがあります。
「貨幣の7」は、形にする力が大きいだけに、「できた!」という嬉しさなどは感じにくいかもしれません。

タロットカード(マルセイユ版)小アルカナ:貨幣(コイン/ペンタクルス)の8

タロットカードの貨幣(コイン/ペンタクルス)と力を圧縮する数字の「8」で、「継続は力なり」が強調されます。「土」の実際的な力が「8」の数字によってため込まれるからです。

技術や技を磨くこともそうですし、勉強をして知識を蓄えることもそうです。コツコツと積み上げることで力をつけるのが、「貨幣の8」

情熱や気持ちがあるからといって、手に職をつける、ことはできません。努力や忍耐力も必要です。
「貨幣の8」は、一朝一夕には身につけられない、あるいは解決できない物事に取り組む力を表します。

キーワードは「地味な努力から大きな成果」「持久力」「問題解決する力」「修行」「練習」「断念」「集中力が散漫になる」「冒険できない」

やりたい! という気持ちがあれば、やれることはいくらでもあります。けれども、続けられるかどうかは、別のお話。
「火」の衝動は瞬発力で「土」は継続力です。反面、長く続ければ続けるほど、新しい挑戦を渋るのも「土」。

リーディングの際は、このあたりにも注目しながら読みたいものです。

タロットカード小アルカナ:貨幣(コイン/ペンタクルス)の9

タロットカードの貨幣(コイン/ペンタクルス)と応用の旅に出る「9」がいっしょになると、生活面で変化を起こそうとする力が働きます。
理想と現実を、実際的に合わせようとするのです。

「高望み」といわれる「貨幣の9」ですが、そこには実現したいイメージがあるからです。

自分はもっと稼げる! やりたいことをやる! と思っているのに、お金の工面に四苦八苦しながらやりたいこともできずにいる……
たとえ、思っていることと現実にギャップがあっても、実現したいイメージを無くしては、そこにたどり着くこともできません。だから、どうやればいいか、を考え実際にアクションを起こし、実力をつけていくのです。それが「貨幣の9」

キーワードは「願望の実現」「志」「実力に相応しい立場」「玉の輿」「誇大妄想」「身の程知らず」「挫折」「一貫性がない」

イメージがよりリアルであればあるほど、実現できる可能性が高くなる、といわれます。それはきっと、「こうしたらいい」という具体的なこともリアルになるからだと思います。
「土」はリアルを表す元素。「貨幣の9」で描くイメージも、より具体的に持ちたいものです。

タロットカード小アルカナ:貨幣(コイン/ペンタクルス)の10

タロットカードの貨幣(コイン/ペンタクルス)と「実現」を表す数字の「10」は、まさに「形になって完成する」を意味します。
現実的な形を表す「土」と実現や達成の「10」はお互いに相性がいいです。

「土」は「火・土・風・水」の4つの力が凝縮されている元素ですから、「貨幣の10」になると、精神的なものも物質的なものも「目に見える形」として表現されることになります。
逆にいえば……想いが目に見える形になった時点で、達成するまでに抱いていたワクワクした感情や高揚感、あるいは、「やってやるぜ!」などといった意欲は失われています。ここは、含み置きたいところです。

キーワードは「成就する」「生活が安定する」「仕事の成功」「目的の達成」「生活の破綻」「失敗」「大きな負担」「閉鎖的」

ここは「土」の元素ですから、お金の面では有利です。経済的な安定性が見込めること、たとえば、就職や不動産に関して有利に働く、と捉えることもできます。

 

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タロットカード小アルカナ:貨幣(コイン/ペンタクルス)の王(キング)

タロットカードの貨幣(コイン/ペンタクルス)が王と一緒になると、それはまさに、実業家。
「貨幣の王」は、お金を生産する人となります。

ただし、貨幣が象徴する「土」は「お金」が本質ではありません。「土」は、「火・土・風・水」のバランスが最もとれている姿です。4つの元素のミニチュア版であり、それぞれの力に目立つ個性はないため堅実です。

なにより、現実的な世界を表現するために、「火・土・風・水」のバランスを保っているわけですから、物質世界を象徴します。そんな物質世界(社会)の安定を図り持続可能な世界を作ろうとするのが、「貨幣の王」なのです。

キーワードは「実業家」「安定的な経済活動」「着実な経歴」「持久力」「停滞」「退屈」「権威的」

「土」の元素は五感(見る、聞く、触れる、味わう、匂う)ことが大切ですから、現実主義です。そのため、「貨幣の王」はどの元素の王よりも「形」にこだわるところがあります。堅物にみられることが多いのも「貨幣の王」かもしれません。

タロットカード小アルカナ:貨幣(コイン/ペンタクルス)の女王(クイーン)

タロットカードの貨幣(コイン/ペンタクルス)が、可能性の宝庫である「女王」と結びつくと、物質的な豊かさが強調されます。
安定した生活、安定した経済活動のためには、「女王」の力は欠かせません。

「女王」をキャラクターとしてみるならば、貨幣は「土」の要素ですから、見た目の派手さや情熱的な魅力を感じることは少ないかもしれません。その代わり、安定した豊かさをもたらしてくれる、「あげまん」的な存在をイメージするといいかもしれません。地味ですが穏やかで人や物を育む力があります。

キーワードは「物質的な豊かさ」「安定した生活」「穏やか」「あげまん」「地味」「悲観的」「猜疑心」「ひがみ」

「土」は4つの元素のバランスがとれている状態ですから、むしろ、なにかの才能が突出することを嫌います。おしなべようとする力が強く出てしまうと……疑心暗鬼とひがみが暗躍することになります。

タロットカード小アルカナ:貨幣(コイン/ペンタクルス)の騎士(ナイト)

タロットカードの貨幣(コイン/ペンタクルス)は騎士が結び付くと、具体的な成果が実現させます。
特に注目したいのは、騎士は、衝動や本能を象徴する「馬(動物)」を乗りこなしているところです。
我欲に走らず、堅実に確実に成果をあげる姿が、「貨幣の騎士」です。

また「騎士」は、どちらかといえばプロジェクトリーダー的な存在です。ここは「貨幣」ですから、適材適所に人材を配置し確実な運営を行おうとします。
ただし、成功はゆっくりです。

キーワードは「具体的な推進」「確実な結果」「焦らない」「着実な成功」「信頼されている」「膠着」「飽きる」「単調」「利益があがらない」

「貨幣の騎士」は、お金、というよりも、現実的に社会(会社)を動かすことに興味を持ちます。目に見える成果がなかなか上がらないこともありますが焦ることもありません。また、目覚ましい活躍や派手な言動もありませんが、なにか突発的な問題が起こったときでも、この人なら応えてくれるだろう、と、頼れる存在です。

タロットカード小アルカナ:貨幣(コイン/ペンタクルス)の小姓(ペイジ)

タロットカードの貨幣(コイン/ペンタクルス)の小姓は、地道な努力をしている姿を表します。
それはもちろん、物質的な豊かさを手に入れるため。
コツコツと励むことで、騎士になろうとします。

「小姓」は、キャラクター的には「平凡さ」を象徴します。野心は持っているのですが、現実がついてきていないために、「平凡である」とみえることがあります。
特に「土」と結びついている小姓は、将来的なビジョンに向かって着実な一歩を踏んでいこうとします。

キーワードは「コツコツと努力をする」「地道に準備をする」「地に足の着いた生活」「だらしない」「うだつがあがらない」「効果があがらない」

「小姓」は受動的で自由度が少ないために、与えられたものに支配されることも多いです。もし、そのの状態が嫌ならば……自ら責任を負う覚悟とそこから抜け出すための努力が必要になります。現状に甘んじることなく地道に励むことができれば、自らお金を生み出すことができるようにもなるのです。未発達のため、可能性を秘めた存在です。

 

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タロットカード小アルカナ:剣(ソード)の1

タロットカードの剣(ソード)は「風」の元素。直線的で物事を分離します。知性や情報も「風」に属するものです。それが数字の「1」になると「決断」を表します。それは明確な目的を携えた決断です。ストレートに意志を表明します。

「風」は身体に配慮したり感情に流されることがない要素です。曖昧なものを整理して物事をはっきりさせます。理路整然と。

法則やルールを作り、そこにあてはめることで自然界にはない、人が作った体制を守ろうとします。

キーワードは「意志を決める」「目的意識」「貫く」「情に流されない」「冷酷」「中断」「分裂」

知性が暴走すると、冷酷で残忍と化します。そもそも感情が薄いうえに、歪んだ思考が極端な理論で論破をするからです。
だからといって、「知性」や「思考」は悪者ではありません。考える力がなくなってしまえば、依存と怠慢に流されてしまいかねないのです。

タロットカード小アルカナ:剣(ソード)の2

タロットカードの剣(ソード)と方向性を示す数字の「2」が合わさると、2つ方向性の間に緊張が走ります。全く違う2つのもの同士が綱引きをしているようなイメージです。

剣が象徴する「風」は分離を意味します。数字の「2」は相対性ですから、お互いに相いれないものがあります。だからといって、2つの間に優劣があるわけではありません。あくまでも「相手と違う」だけのこと。

数字の「2」には「選ぶ」という役割がないため、行動したり決断を下す、という意味にはなりにくいところです。

キーワードは「緊張状態」「2つの方向性」「比較」「相対的な反応」「冷戦」「意見の対立」「判断できない」

「剣」の意志は直線的で首尾一貫していることを大切します。ですから、感情的な配慮よりも、一貫性にこだわってしまいます。

タロットカード小アルカナ:剣(ソード)の3

タロットカードの剣(ソード)が数字の「3」といっしょになると、生産性を示すよりも、「3」の第三視点が強調されます。
客観的な視点に立ち物事を判断する、ということです。

剣の「風」は「分ける」が本分です。あらゆる可能性を考慮した結果、ひとつに絞ることで、願いを叶えようとします。
必ずしも、みんな一緒にあることが、発展を作る、とは限らないのです。

キーワードは「方向性を決める」「整理することで発展を目指す」「シビアな決断」「痛み分け」「もの別れ」「感情面での疲労」

「風」には感情的な配慮がないため、他の選択肢を切り捨てたり物事を分裂させることに悩ましく思うことがないのも、特徴です。もちろん、「風」の力が弱っていると……やったことに対する罪悪感にさいなまれないとも限りませんが。

 

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タロットカード小アルカナ:剣(ソード)の4

タロットカードの剣(ソード)と集団的な安定を図る数字「4」が組み合わさると、個人的な思考停止を誘います。数字の「4」は安定と定着の数字ですが、それは「集団性」があるからこそなせるもの。

「4」と結びつく以上、集団的なものとくっつこうとする意志が働きます。ところが、「風」は独立心が旺盛です。分割を図る剣は、集団よりも個人の自立を目指そうとします。これはつまり……集団にはなじまないのです。

だからこそ、「剣の4」は思考停止になります。「4」と一緒にいる以上、独立をするときではない、からです。独立心をいったん脇に置き、よりおおきなものに判断を委ねよう、という意味合いが強くでます。

キーワードは「休息」「判断をやめる」「待機」「頭を冷やす」「視点を変える」「焦って失敗する」「恨み」「諦めることで良い結果を得る」

強いものが弱いものを淘汰する、あるいは、大が小を食らうことで、秩序と安定が図られます。
そのため、数字の「4」に逆らうと、疲労困憊は必死です。剣の本領を発揮したいならば、時を待つことも肝心です。

タロットカード小アルカナ:剣(ソード)の5

タロットカードの剣(ソード)と数字の「5」で、自己主張が一層激しくなります。
相手に、ぐぅの音も出させないほど、理論的で計算づくの自己主張です。

相手が反論をすればすかさず論破を試みます。
自分の意志を貫くため、勝つためには、手段を選ばないこともあります。

この行為は、感情的には残酷な行為かもしれません。感情的には、深い悲しみが伴う行為です。
また、剣の「分離する」「分ける」という意味あいから「別離」と読むこともあります。

キーワードは「自分の意志を貫きとおす」「感情の排除」「計算づく」「計画的な交渉」「残酷」「別離」「失意」

いわゆる「正論」というものは、相手を傷つけることも多々あります。正論を突きつけられると、逃げ道を失うからです。ただ……そうしなければならないときもあるのです。
残酷で冷淡な意味ばかりに囚われるのではなく、「風」が表わす本質は押さえておきたいものです。

タロットカード小アルカナ:剣(ソード)の6

タロットカードの剣(ソード)が環境適応の数字「6」といっしょになると、計画的な「風」の意志に柔軟さが芽生えます。
「6」は相手に呼応します。そのため、たとえ直線的な剣の意志であっても、状況に合わせた判断ができるようになるためです。

また剣は「風」の知性を象徴しますから、智慧をめぐらせ計画を立て、状況に変更が生じれば工夫をしようとします。「5」のような一方的な主張を貫こうとする強引さはありません。

データーを分析し、たくさんの仮説をシミュレーションしながら考える姿勢があらわれます。

キーワードは「工夫」「現状分析」「計画的行動」「柔軟な対応」「PDCAサイクル」「推しが弱い」「思い切って失敗をする」「可能性を選べない」

「剣」が環境に適応しようとすると、結果よりもプロセス重視になります。こうやってああやって……という創意工夫を楽しみます。
また、計画やマニュアルなどで道筋を作ることで環境を整備しようとするため、状況が変化するたびに計画も複雑になります。それでも、論理的に物事を進めようとする態度に変わりありません。

 

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タロットカード小アルカナ:剣(ソード)の7

タロットカードの剣(ソード)は、目的に向かって勝ち続けることを旨とする数字の「7」では、策略的になります。
目的のためには手段を選ばない、のです。

「風」は知性ですから、計算能力を活かした実行計画には手抜かりがありません。
感情的な訴えは通用せず、人を出し抜くことも厭いません。すべては、夢の実現のために。

もちろん……表面的にはポーカーフェイスを装っている、ことがありますから、ここはカードの展開とともにしっかりと読んでいきたいところです。

キーワードは「機転を利かせて勝利をする」「優性に立つ」「戦略的な成功」「ずるがしこい」「抜かりない」「裏切り」「確信犯」「出し抜く」

剣の働きや「風」の要素が純粋に機能すると、感情的な部分が薄くなってしまうことは仕方がありません。けれども、「それがあるのにはわけがある」のです。ここを掴んでリーディングに臨みたいところです。

タロットカード小アルカナ:剣(ソード)の8

タロットカードの剣(ソード)が圧縮と集中力の「8」と結びつくと、知性によって行動が縛られることがあります。

「8」の数字によって圧縮されるのは、これまでに蓄えてきた知識です。かつ行動は、過去になにを学んだか? によって決まります。
「赤信号では道路を渡ってはいけない」という学びがないと、信号を無視してしまい、右折してきた車に気付かずはねらることもありましょうから。

知性が安全装置の役割を果たします。一方で、「知らない」ことに対する冒険ができなくなり、可能性を狭めてしまうこともあります。

キーワードは「経験による安心」「制御力」「教育」「しつけ」「偏見」「可能性を狭める」「外見にだまされる」「本質を理解しない」

偏った知識が集まると、偏見を生み出します。自分の「よかれ」を、人に知らず知らずに押し付けている場合も多いのです。
だからこそ、いろいろな知性に触れ、学びを得ていくことは大切にしたいところです。

タロットカード小アルカナ:剣(ソード)の9

タロットカードの剣(ソード)が総合性を表す数字の「9」になると、人生の基本姿勢として知性や理念が重要になってきます。

「9」は、「1」から「8」までの在り方を総合的にまとまった数字です。数字を「人の成長過程」とみるならば、「剣の9」の在り方は、「剣」を総合的に評価したものとなります。

剣にとって大切なのは「風」の知性と理論です。
「9」の数字で成長過程を全体的にみるならば、理想的で精神主義の「風」の在り方が人生において最も強調されることはいうまでもありません。
かつ、「風」には「分ける」作用があるため、対立や差別も生み出しやすくあります。

キーワードは「思想優位」「主義主張」「感情が乏しい冷徹な考え方」「深刻に思い悩む」「被害妄想」「スリル」「猜疑心」「角が立つ性格」

理想を追求することは大切です。ただ、理想論だけでは現実を生み出したり、人との共存を図ることも難しい……主義を主張するばかりでは、人の心は息苦しくなってしまうのです。
もちろん、成したいことがあるならば、主義主張を語ることも大切ですから……なにごともバランスが大切なのかもしれません。

タロットカード小アルカナ:剣(ソード)の10

タロットカードの剣(ソード)が数字の「10」によって結実すると、精神性が感情や肉体に打ち勝ちます。
体がボロボロになろうが人の気持ちが離れていこうが、精神論を貫き体現します。

もちろん、もっと身近に捉えるならば、規律によって生活習慣を改善する、と読むこともできます。
早寝早起きの習慣化、暴飲暴食の禁止、ゲームは1時間まで……などなど

習慣をつけようと思うと、簡単なルールを作って毎日することが大切です。また、悪癖を直そうと思うならば、意識して「やらない」ことを自分に課すことも必要です。
このようなことは、理性の「剣」の得意技。

キーワードは「精神性が勝つ」「悪癖を絶つ」「犠牲をいとわない」「自分を貫く」「無理をして体(心)を壊す」「身の破滅」「殉職」

理性が行き過ぎると、自分を許す、ことができなくなってしまいます。そのため、人を許す、こともできないのです。
「剣の10」を生活に活かすなら、その固い意志を使って、「めんどくさいー」「しんどいー」といった感情を理性で抑えながら目的達成に向かいたいものです。

 

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タロットカード小アルカナ:剣(ソード)の王(キング)

タロットカードの剣(ソード)と王が結び付くと、どの元素の王より、最も論理的な王となります。

剣は「知性」や「情報」そして「物質の分離」を表し、王はその分野においての創造主であり支配的な力を持ちます。
情報を扱うことに長けていて、かつ、論理的。感情に流されることなく、データーをもとに判断し指示を与えます。

「剣」は「風」の要素であり物事を分ける作用があります。分裂することで「増える」ので独立心が高くあります。ところが、感情的な面から捉えると「分裂」に対して痛みを感じます。

キーワードは「知性の発達」「冷静な判断・決断」「論理的」「情報産業」「情に左右されない」「断定」「言葉の攻撃」「弱点を突く」「孤立」

「風」の要素は「物質的な分離」を意図するため、嫌われがちです。
ですが、別れがあるからこそ新たな出会いも生まれます。「風」の分離と「水」の融合を繰り返しながら人生が作られるとするならば、「剣」を恐れることも嫌うことはありません。それぞれの視点から「いいところ」をピックアップしたいものです。

タロットカード小アルカナ:剣(ソード)の女王(クイーン)

タロットカードの剣(ソード)と無限の可能性を持つ女王がいっしょになると、智慧の宝庫となります。
キャラクターでいうならば、どんな事態にあっても冷静に対処し智慧を貸してくれる、知性溢れる人です。

ただし、「剣」の象徴である「風」の本質に、物質的な分離の作用があります。そのため、生活をともにすることやお金の安定、人間関係の結びつきには、疎いところがあります。物質的な安定や人との交流よりも、精神性の追求に興味があります。

キーワードは「智慧」「頭がさえる」「恋愛より仕事」「孤立」「他者批判」「離婚」「感情に乏しい」「自分の考えに固執する」

感情的な表現が乏しいため、人に理解されにくいところもあります。

けれども、「剣の女王」は判断力に優れていて、困ったときに知恵を貸してくれる人です。また、感情ではなく、状況を冷静に判断します。第三者視点で物事を考え本質的な部分を見極めようとするところが、周りから見ると「ほどほどでいいやん」となってしまい、人から理解されにくいのかもしれません。「まぁええやん」が、できないのです。

タロットカード小アルカナ:剣(ソード)の騎士(ナイト)

タロットカードの剣(ソード)がチームリーダー的な存在である騎士と結びつくと、場を仕切る人、になります。

最終的な決定権は「王」にありますが、騎士には細かい決定権があるためその場を適切に運営します。
たとえば、コミュニティを運営する事務局長、というイメージです。社団法人やNPO法人などの法人における、事務局長です。最終的な事業の決定は、理事会や国に判断を仰ぐことになりますが、実際的な運営は事務局長に手腕に委ねられています。

「剣の騎士」は、情報処理能力と情報編集力に長けているため、多くの人を統括することができます。また、感情に流されずに冷静な判断をくだす力を持っています。このような能力は、組織運営には欠かせないものです。

キーワードは「目的に向かう行動力」「打開する力」「冷静に見極める」「情報処理能力」「情報編集力」「裏切り」「不穏な動き」「考えすぎ」

情が薄く合理主義的なところがあるため、冷たい印象を持ってしまうのは仕方がないかもしれません。ただ、感謝の念を忘れてしまうと……合理主義が暴走してしまいかねません。また生活面での合理主義は、いきすぎると周りがしんどくなります。
リーディングでは、そのあたりのことも含めてカードを読みたいものです。

タロットカード小アルカナ:剣(ソード)の小姓(ペイジ)

タロットカードの剣(ソード)が、小姓の段階にあるときは、判断力や意思決定に自信が持てない状態です。
情報に敏感ですが、情報に翻弄されることも多く、鵜呑みにしてしまうと痛い目にあってしまいます。

ただ……そこを避けていては「騎士」にはなれません。失敗を重ね試行錯誤しながら、自分の姿勢を徐々に確立していくのが「小姓」だからです。

ほかの元素を持つ小姓よりも、知的好奇心は旺盛ですが、一方で皮肉屋さんでもあります。自分のことを「人よりかしこい!」などと思っていると……周りから嫌われます。「謙虚さ」は、意識して持っておきたいものです。

キーワードは「情報に敏感」「計算能力」「機転が利く」「警戒心」「ずるがしこい」「詐欺」「自分のことを棚に上げて批判する」「言動の不一致」

自分で決めることができないため、周りから意見を聞いたり、地道に調査することが大切な小姓。
「剣」の全般にいえることですが、情に欠けるところがあるため……「剣の小姓」になっていると思ったなら、周りの人に対する配慮を思い出すことで、状況が好転します。

 

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タロットカード小アルカナ:杯(カップ)の1

タロットカードの杯(カップ)がスタートの「1」と繋がると、愛ある関係が始まります。

杯は「水」の元素です。「水」は愛情や感情を意味すると同時に、「つながり」や「結びつき」を求めます。
「水」は、できる限り囲われた状態で受け皿となる範囲が狭い方が親密度が増します。全人類的な博愛は個人にとっては薄い情です。ですが、情を向ける相手がひとりであれば、濃い愛情を注ぐことができます。

数字は「1」ですから、唯一無二の「1」でもあります。「恋愛の始まり」以外に、「純度の高い愛」と読むこともできます。

キーワードは「恋愛の始まり」「愛を貫く」「感動」「純粋な愛」「閉じ込められる」「本心が分からない」「感情の混乱」

「水」は囲われることで純度を増すため、「土」とは仲良しです。そもそも「水」の器は土ですから。
一方で、カラっとした「火」や、分散したい「風」にとっては、水の親密さは苦手かもしれません。
女性性の「土」と「水」、男性性の「火」と「風」で考えると分かりやすいと思います。

タロットカード小アルカナ:杯(カップ)の2

タロットカードの杯(カップ)と二極の数字である「2」が結び付くと、二つのものがくっつこうとします。
対立関係にある数字の「2」ですが、杯が象徴する「水」は「くっつく」性質にあるため、離れていても結びつこうとします。物理的な接触というよりは、気持ちの交流がここにあります。

とはいえ、水は高いところから低いところに流れるのが自然の理です。弱いものが強いものに流れていくため、依存心を生み出します。

キーワードは「仲良くなる」「心の交流」「恋愛」「相手に委ねる」「なすり合い」「優柔不断」「関係が途切れる」「自分のことを棚にあげて相手を責める」

「2」は対立を表しますが、「杯の2」には緊張感はありません。むしろ、関わり合おうとする気持ちの方が強くできます。
ただし、「2」には決める力がありません。恋愛を発展させるには、もう少し時間が必要です。

タロットカード小アルカナ:杯(カップ)の3

タロットカードの杯(カップ)が、生産性と豊かさを象徴する「3」と関わると、協調性が育まれます。
前向きな気持ちが外に向かうことで、人と人との間に協力関係が生まれます。この協力関係をもとに物事を創造したり、成果を手にするのです。

ここは、気持ちの交流を旨とする「水」の要素ですから、生産的な意見交換から協力関係を築く、というよりも、気持ちを一つにすることで協力関係を作ります。あくまでも「共感」がベースなのです。

キーワードは「協調」「協力関係」「協力して成果をあげる」「社交」「乱脈な人間関係」「悪縁」「意見がかみ合わない」「決められない」

恋愛について考えると、愛情の「水」と発展性の「3」が組むわけですから、恋愛が発展する、と読むこともできます。
また引き寄せの法則のように、欲しかったものを次から次へと手にする、ということもあるでしょう。

 

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タロットカード小アルカナ:杯(カップ)の4

タロットカードの杯(カップ)と普及と安定の数字「4」といっしょになると、「いやし」が生まれます。
「気がめぐる」「気力をチャージする」というイメージです。

「4」は集団への普及により安心感や安定を作ります。
そのため「水」は、より大きなものに「気持ち」を委ねることで、疲れた心をチャージするのです。いわゆる「元気」の回復。心の充電が行われます。

キーワードは「いやし」「大きな流れにのって安心感を得る」「安らぎ」「疲労回復」「気力の充電」「心の枯渇」「心の消耗」「脅迫感にさいなまれる」

「水」は流れるものです。そのため、小さな流れでは枯渇の不安がありますが、より大きな流れに合流すれば枯渇の心配はありません。より大きな安心感が得られるものです。
誰しも、しんどいときは誰かに寄りかかりたいもの。自分より力のあるもの、大きなものに結びつこうとするのは、自然なことなのです。

タロットカード小アルカナ:杯(カップ)の5

タロットカードの杯(カップ)と外に向かって放つことを意味する数字の「5」があわさると、気持ちが外に放たれます。
前の数字の「4」では、気は充電されましたが、数字の「5」では気が放電されるのです。

本来「水」は、くっつきたいし吸収したい性質です。ところが、ここは放出の「5」ですから、活力を失うことになります。

気持ちを解き放つことで、開放感を味わうことはできます。吐き出すときの気持ちよさ、も感じることができるかもしれません。
ところが、放つばかりで返ってくるものがないので、放っておくと完全に空っぽになります。

キーワードは「開放感」「依存心を捨てる」「気の放出」「リアクションがない」「期待が大きくて失望する」「気力が消耗する」「浪費」

依存心を断ち切るためには、気持ちを解放することは大切です。また、感情を解放することで、心の奥底に溜めこんできた怒りや悲しみを吐き出すことができます。そうして押し殺していた「楽しい」「嬉しい」という感情が芽生えてくることがあります。
外からのリアクションがあるわけではありませんが、内なる感情解放によって心の蓋を外すことができます。
「杯の5」に、そんな一面を読むことができます。

タロットカード小アルカナ:杯(カップ)の6

タロットカードの杯(カップ)と相手に呼応する数字の「6」が結び付くと、愛情が愛情で返ってきます。
数字の「6」は相対的な変化を表しますから、相手が変われば自分も変わり、自分が変われば環境も変わる可能性を秘めています。

気持ちを向ければ、相手からも気持ちを向けられます。
誰か(何か)との相対関係にありますから、相手(環境)から与えられることもありますが、相手(環境)から奪われることもあります。

その関係性は固まることなく常に流動的です。

キーワードは「純粋な心の交流」「気持ちに敏感に反応する」「素朴」「あいまい」「甘え」「相手に振り回される」

誰かがなにかをすると、気持ちだけで反応してしまうのが「杯の6」です。子どものような純粋さもあります。
また、杯の「水」は、あくまでも「純粋な気持ちの結びつき」を表します。打算や計算はありません。

 

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タロットカード小アルカナ:杯(カップ)の7

タロットカードの杯(カップ)と夢に向かって走る「7」と出会うと、夢追いびととなります。
そもそも杯が象徴する「水」には、戦いや勝ち負けに興味がありません。結びつくことが本分です。感動的な体験や喜びを味わいたいのが「水」なのです。

そのため、夢の実現のために積極的な「7」は、それを体現しようとします。
ところが……夢は実現すると「夢」ではなくなります。夢が実現すれば、それまでのドキドキやワクワクも、感動的な体験も喜びも、それ以上味わえなくなるのです。

あるいみ、やきもきしながら夢を見ている方が、幸せなのかもしれません。

キーワードは「白昼夢」「夢追い」「欲望」「想像力」「妄想癖」「内面の空虚」「気まぐれ」「あてにならない」

願望が実現すると気持ちが充満します。満たされるとそれ以上の感動を味わうことができません。
ですが、これは決して「空っぽになった」わけではないのです。満たされたからこそ、それまでの感情を味わうことができないだけです。
満たされたなら、新たにそれを越える「ワクワク」や「ドキドキ」の感動を探しに行けばいいだけです。

タロットカード小アルカナ:杯(カップ)の8

タロットカードの杯(カップ)が凝縮を表す数字の「8」といっしょになれば、自分の内側に引き籠ります。

「水」は自分以外の誰かと結びつこうとするものですが、数字の「8」はあくまで自分のなかでの凝縮を意味します。自分の心の中に気持ちを溜めていこうとするのです。

気持ちが内にこもってしまうと、外との関係性が薄まります。結果的に、閉鎖的になってしまいますが、自分の心と向き合い心理を探求しているわけですから、悲観的に思うことはありません。

キーワードは「心理の探究」「深入り」「文学的」「芸術の才能」「心の逃避」「問題を直視しない」「深刻」「自己憐憫」

特定のことに熱中してしまい、周りのことが見えなくなってしうことも「杯の8」が意味するところです。
深層心理を探求に没頭し、深い意識に入り込み世間の常識から外れてしまう、なんてことがありうるのも「杯の8」です。

タロットカード小アルカナ:杯(カップ)の9

タロットカードの杯(カップ)があり方を総括する数字の「9」になると、喜びこそ我が人生、となります。

「水」の融合性と情によって人生の在り方を決めるのが「杯の9」とするならば、つぎからつぎへと、人との結びつき作っていきます。しかも、喜びを分かち合うことができる人間関係です。

「水」のくっつく性質が感情にも現れますから、気持ちは粘着質です。また、磁力のように引き寄せようとする力がありますから、くっついたらなかなか離れられない……なんてこともあるかもしれません。

キー輪ワードは「心が満たされている」「幸運を引き寄せる」「気持ちの働きかけ」「自己肯定」「欲張り」「快楽主義」「ねちっこい性格」

「水」の結合力が強まると、引き寄せ体質となります。
たとえば、楽しいところには楽しいことが集まり、暗いところには暗いことがあつまります。
どんなものを集めたいかしだいで、集まってくるものが変わってきます。「水」の引き寄せ体質を活かすも殺すも……その気持ちしだいです。

タロットカード小アルカナ:杯(カップ)の10

タロットカードの杯(カップ)と実現の数字「10」となると、感情が具体的な形として現れます。
もちろん、気持ちが満足するものが現れます。

気持ちが満たされるものは人それぞれですが、「水」は情や愛情を象徴するため、「愛ある生活」や「平和な生活」を表すことは多いです。

必ずしも対人関係の満足を表すわけではありませんから、たとえば、夢みていたことが現実になる、ということもあるでしょう。

キーワードは「幸せな家庭」「恋愛の成就」「結婚」「円満」「満足できる生き方」「夢の実現」「平和が乱れる」「堕ちる」「中身がない」「結果不十分」「近親者とのトラブル」

数字の「10」は限定された範囲での成功を意味します。「水」は受け皿があって交流を図ることができますから、交流範囲を絞ることをしないと気持ちは分散します。
そのため、閉鎖的な環境での満足を表すことも多く、他の侵入を拒むことがあります。
ともあれ。誰しも心の充実は図りたいもの。たとえ閉鎖的であろうが、「杯の10」は、満足が形になるのですから……誰もが手に入れたいと願うはずです。

 

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タロットカード小アルカナ:杯(カップ)の王(キング)

タロットカードの杯(カップ)と、創始者であり支配的な力を持つ王が組み合わさると、集団心理に作用します。

杯は「水」の元素を象徴するものですが、「水」は心を表します。
特に「感情」を表すのですが、王は、感情を支配的に扱うことができるのです。

そのため、王は、どんな人にも作用する感情を作り出すことができます。
たとえば、流行を作ったり、扇動のきっかけを作ったり。

ただし、「水」は他と融合する性質を持ち繋がることを旨としますから、独立心がありません。「水の王」は自分が先頭に立って差配する、という気質にないため、「王」としては、頼りなく思うかも知れません。

キーワードは「集団心理」「流行を作る」「扇動」「感動を与える」「芸術・芸能」「あてにならない」「人心操作」「洗脳」

「水の王」は人の心に訴えかける力があるため、判断力は乏しくとも影響力は絶大です。また、「水」は「愛情」も表し、繋がろうとする性質にあるため……異性関係は多彩で複雑な面を持ち合わせます。

タロットカード小アルカナ:杯(カップ)の女王(クイーン)

タロットカードの杯(カップ)と女王が結び付くと、女性性が最も協調されます。
「杯の女王」は、水を生み出す源泉のようなものです。感情が豊かで愛情が深く、心に敏感で献身的。

杯に象徴される「水」は、なにかを吸収する性質にあるため、常に受動的です。たとえば、巫女やシャーマンの気質があります。しかも、「女王」は無限の可能性を表すためリミッターがありません。「杯の女王」は、感情をずっと生み出すことができるし、どんなものでも受け取ります。

キーワードは「感情豊か」「共感力」「スピリチュアル気質」「流産」「精神的不安定」「自主性がない」「流動的」「嫉妬深い」

「杯の女王」は、どの四元素の女王より「母性」が強いといえます。心を育む力が強く、女性特有の感情表現やイメージ力の豊かさを表します。危険を顧みずに、誰かをを守ろうとするところもあります。

タロットカード小アルカナ:杯(カップ)の騎士(ナイト)

タロットカードの杯(カップ)と実行力の騎士がいっしょになると、杯が象徴する「水」の「結合」の力に実行力が伴います。
ご縁が繋がったり、恋愛成就、絆を作ったり強めたり。

騎士は馬に乗っていることから、馬の象徴である「欲」や「衝動」を飼いならし、超越しているのが騎士です。
ここでいうご縁や愛情、絆は、どれも純粋で誠実です。

ディズニー映画に出てくる王子様のイメージがぴったりの「杯の騎士」は、崇高な愛を表現しています。

キーワードは「気持ちが満たされる」「新しいご縁」「幸せな恋愛」「感情の盛り上がり」「欺瞞」「裏工作」「不誠実」「虚栄」「立ち消え」

恋愛には欠かせない「杯」。気持ちの繋がりを表す「杯」のなかでも、特に「杯の騎士」は実行力が伴うため、良縁を願っている人には嬉しいカードだといえます。

タロットカード小アルカナ:杯(カップ)の小姓(ペイジ)

タロットカードの杯(カップ)を小姓が持つと、感情に振り回されることもしばしばです。
小姓は、修行の段階です。ここでは、「水」の要素において修行中ですから、自分の感情がうまくコントロールできず、周りの刺激に流されやすい状態であるためです。

また、自分の本心を分かっていないところがあるため、誰かに依存的になってみたり、あるいは、気がつくとあとの祭りで、思いもよらない状況に身を置いていた……などということもあります。
ただ、ずるがしこさがなく、素直に人のことを聞くため誰からも愛される性格です。

キーワードは「素直」「裏がない」「可愛いらしい」「誘惑に負ける」「気持ちがはっきりしない」「不安」「気持ちがコロコロ変わる」

恋愛でいえば、「杯の小姓」は、恋愛初期の気持ちが揺れ動く様が描かれている、といってもいいかもしれません。
「あんなことをしてしまって……どうしよう」「私のことが嫌いになったらどうしよう……」「私のことなんてどうでもいいのね?!」と、自分に自信が持てていないが故の、気持ちの揺れが表現されます。

 

 

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タロットカードの大アルカナ一覧

最後に、タロットカードの大アルカナの一覧リンクを加えておきます。
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