今回は、タロットで特定の時期の運勢について読むスプレッドをご紹介します。
鑑定のテーマとして、年末や年始になると「来年の運勢はどうですか?」と尋ねられることは毎年定番ですが、その質問に最適なスプレッドがホロスコープスプレッドです。
恋愛運・仕事運・金運などをひとつのスプレッドの中で読み解くことができます。
また西洋占星術の「ハウス」に見立ててタロットカードを並べていくのが特徴です。
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ホロスコープスプレッドについて
①時期と質問を設定します。 ※ここでは、特定のテーマに絞り込むよりも「○○年はどうなるでしょう?」「上半期の運勢はどうですか?」といった具合が最適です |
②カードをシャッフルした後、図のように13枚展開します。 展開する順番はハウスの順番通りではありません。 →左端(1ハウス=東=ASC) と十字にグリッドを定め、その後、残りのハウスの若い数字順にカードを並べていきます。 |
④カードを読んでみよう。 ▶質問: について 最後に、13枚目の全体運を読みます。 ※ここでは便宜上、各ハウスに対応する代表的なキーワードを掲載しています。ハウスの解釈は、全体の様相をみながら適宜読み分けましょう。 |
ホロスコープスプレッドを読むコツ
ホロスコープスプレッドは、西洋占星術の「ハウス」の読み方が肝になります。
各ハウスの中でも
1ハウス(1枚目)ー7ハウス(2枚目)
10ハウス(3枚目)・4ハウス(4枚目)
は全体の軸となります。
そして対面のハウスは、対比関係にあることは留意しておきましょう。
また、ハウスは4つのエレメント(火・土・風・水)に分類することができます
▶1ハウス・5ハウス・9ハウス
火(ワンド)のハウス
▶2ハウス・6ハウス・10ハウス
土(コイン)のハウス
▶3ハウス・7ハウス・11ハウス
風(ソード)のハウス
▶4ハウス・8ハウス・12ハウス
水(カップ)のハウス
これらの相関から、恋愛や仕事などを深掘りすることができます。
仕事運を読むポイント
仕事は2ハウス・6ハウス・10ハウスのカードの相関を考えるといいでしょう。
たとえば、2ハウスや10ハウスがポジティブでも、6ハウスがネガティブならば「仕事は順調だけれど忙しそう」
あるいは、2ハウスがネガティブで6ハウスや10ハウスがポジティブなら、「仕事内容に不満はなくても、給与面での不満が出てきそう」
といった風にニュアンスを捉えることができます。
もちろん内容はカードによるため一概にいえませんが、相関をポジティブ/ネガティブの印象から捉えることで、そこに展開されたカードはぐっと読みやすくなるはずです。
恋愛結婚運を読むポイント
恋愛結婚に関しては、出会いを求めているのか、今のパートナーとの関係をみたいのか、によってみるポイントが変わってくると思います。
出会いは、5ハウスや7ハウスの様相
すでにパートナーがいる場合は、4ハウスや8ハウスの様相
そしてどちらの場合も、コミュニケーションやリレーションシップに関わる風のハウス、3ハウス・11ハウスの相関を見るといいでしょう。
金運を読むポイント
金運については
自分で稼ぐお金は2ハウス
人からもらうお金は8ハウス
で読むことができます。
特に、これらのハウスにコインのカードがポジティブに出ているならば、金運は良好だとみることができるでしょう。
一方、2ハウスや8ハウスともにポジティブであっても、5ハウスや7ハウス、9ハウスなど、楽しみ事や交友関係、スキルアップなどの場所がポジティブだと、自分のために使うお金が多くなる可能性も考えらます。
そのため一概に「金運」といっても、「お金の入」と「お金の出」の両方をみることは大切です。
家族に関して読むポイント
家族に関しては
子供は5ハウス
両親やパートナーなど身近にいる人は4ハウス
両親でも離れているなどの場合は8ハウスでみることもあります。
兄弟姉妹は3ハウス
のカードに注目するといいでしょう。
なお、うらないば、では、スプレッドの動画解説や一般公開可能な実際のご相談を題材にリーディングの読み解き解説を行う動画講座を開設しています。
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その他、現場でよく使うスプレッド
その他のスプレッドについて、まとめました。
ご参考ください。
▶ヘキサグラムのスプレッド。問題に対して「どうすればいいのか」という対処のヒントをくれる展開法

ヘキサグラムは、タロットカードを7枚使って六芒星を形作るスプレッドで、問題に対して「どうすればいいのか」という対処のヒントをくれる展開法です。
状況や問題に対して、どうしたらいいのかが冷静に考えられない時に、アイデアのヒントを示してくれるでしょう。
▶タロットのスプレッド、ホースシュー(馬蹄形)はより好ましい状況へ向かうために意識の変化を促す展開法

ホースシュー(馬蹄形)は時間の流れや状況の変化をみたいときにとても役立つスプレッドで、より好ましい状況へ向かうために意識の変化を促してくれる展開法です。
▶タロットを8枚使うスプレッド、ソーマ法。問題の原因や本質的なテーマが明解に示される展開法

ソーマ法は、相談内容に対してその人が抱えるテーマや問題になっていることの原因と、そのテーマや問題に対するアドバイスがダイレクトに表現されているのが特徴で、ホースシュー(馬蹄形)のように、物事がどのように進んでいくのかをみたいときに役立つスプレッドです。
特に自分事でこのスプレッドを展開すると、自己を客観するにはとても役立ちます。
▶過去世を読むタロットのスプレッド、エクスカリバーは不のループを断ち切るのに役立つ展開法

エックスカリバーは過去世が読めるスプレッドとして紹介されることが多いですが、同じような問題に遭遇したり、直したいけどなかなか直せないパターン、繰り返してしまうクセや衝動などに気づいたとき、不のループを断ち切るには役立つスプレッドです。
▶ケルト十字でタロットを読むコツ。相手の気持ちを深く読む方法も解説

ケルト十字は心理的な変化まで読みとることができるので、テーマをより深掘りしてリーディングすることができます。
また「相手の気持ちが知りたい!」というご相談に応えるにも最適なスプレッドです。
なおケルト十字に関しては、下記の記事で実際のご相談に応えています。展開したカードの意味も順番に説明しているので、リーディングの参考になれば嬉しいです。
ぜひぜひ、ご一読ください↓

占い初心者の方には、1枚引きや3枚引きでカードと仲良くなることをおススメします。
やり方と読み方はこちらに掲載中。
▶初心者のためのタロット占いやり方。まずは3枚引きから始めていこう!

ワーク形式になっているので、空欄に言葉をあてはめながら読んでみてくださいね。
また基本中の基本であり、タロットを展開するうえで最も大事な「シャッフル」
シャッフルについて理解することは、タロットの精度にもつながります。
「シャッフルって、単にカードを混ぜればいいんだよね?」と思っているなら、ぜひこちらを読んでみてください↓

なお、スプレッドはカードの並べる順番や読み方が先生によって異なることも多いです。私も、本で読んだ方法やセミナーやタロット講座で教わったものを試してみました。
結局、20年以上占いハウスの第一線で活動しタロットの監修もされ、今も現役で活躍されているラクシュミー先生に教わった方法が、納得できる「最も読みやすい方法」でした。鑑定の現場ではそのやり方を採用しています。
なので、ここでご紹介しているやり方は、必ずしも有名なタロットの占い方の本と一致するとは限りません。
ただ、このやり方を現場で使うようになってから、圧倒的に運勢のリーディングがしやすくなりました。
カードから見えるお客様の物語がスッと入ってくるようになったことと、お客様の反応が変わったことを実感しています。
ご参考になれば、嬉しいです。
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