鑑定をご希望の方はこちらをクリック

運を味方につける人は知っている仕事にも恋愛にまでも活かせる運気の流れについて

運がわるい、運がいい

運を味方にするにはどうしたらいいんでしょうか?

今、仕事で大事なプロジェクトを抱えています。チームで一生懸命に取り組んでいるんですが、なかなか思うように進みません。

交渉がうまく進んでいるかと思えば先方からいきなり保留の連絡がきたり

リーダーとして現場を引っ張ってくれていた人が体調を崩してしまい、現場が混乱していて、状況の把握が追いついていなかったり

部品の欠品やラインの休止などで、期日までに商品が入らなかったり

しかも追い打ちをかけるように、プライベートな揉め事も出てきて……

踏んだり蹴ったりって、こういうことを言うんでしょうけど、それでもやらなきゃならない事はたくさんあって。

もうどうにでもなれ!!って正直思ったりもするんですけど、やっぱり、この仕事が好きだし、早く今の状況から抜け出したいんです。

ほら、「運の波に乗ろう」とか「運を味方につけよう」って、占い師さんとかがよく言うじゃないですか?

そういうのって、ほんとうにあるんですかね……

でも、あるんだったら、自分もあやかりたいですよ……

運を味方につけるとは?

占いでは「運気の流れ」を読み取る≪術≫があります。

何をやってもうまくいきやすいとき
勢いでやり通せるとき
気力が空回りしやすいとき
新しいことより今あることに集中することで発展しやすいとき

こういうことを運気の流れとして読み取る術です。

たとえば運気について書いたこちらの記事

「運気が悪いとき良いときの過ごし方。言葉に惑わさず自分らしく過ごしていこう」

にも書いているように、この「術」を使えば自分が今どんな運気の流れにあるのかを見ていくことでき、またその流れを知ることができれば、物事を成すタイミングを計る材料として活かすことができると考えています。

そして、流れを読みタイミングを計って物事を成し結果を出していくことが「運の波に乗る」というのかもしれません。

ただ「運を味方につける」とは、どちらかといえば「その時に合ったことをする」というニュアンスの方が近いように思います。

たとえば易経に「時中」という言葉があります。これは「その時にぴったり」という意味ですが、その時にぴったりのことをすることが最も生きやすいと教えてくれる言葉で、これが「運を味方にする」ということなのではないかとも感じています。

なぜなら、運気の流れは必ずしも自分にとって都合がいいものばかりではないですし、波に乗れる勢いのいい流れもあれば、穏やかで動かない流れ、飲み込まれそうなほどの急流もあります。

だからこそ、勢いも凪も急流も、どんな運気の流れがあっても、自分をサポートしてくれる流れとなるよう「流れに沿ってその時に合ったことをする」ということ。

これが「運を味方につける」ということだと私は思います。

では「流れに沿ってその時にあったことをする」にはどうすればいいのでしょう……

ここでは「星の流れに沿ったことをやっていこう!」とお伝えしていて、そのために星の流れを読むことができるホロスコープという道具を使って、どういう流れに今あってどのような態度を取ればその流れに沿えるのかを探っています。

さて、ここからは≪2024年はどういう流れがあってどのような態度で臨むといいのか≫
このことについてお話して参りましょう。

2024年の流れについて

ホロスコープで「今年の流れとはどういうものか?」を読むにも、ここではまず「暦」とともに考えることを大切にしています。

なぜなら、日本には二十四節気の思想がありますが、そのなかでも春分・夏至・秋分・冬至は西洋占星術においても節目とされているからです。たとえば、西洋占星術では1年のはじまりを「春分から」と考えます。

またタロットカードの「世界」にそのモチーフが描かれている(※)ことからも、西洋思想において立春・立夏・立秋・立冬も大切です。

そこでここからは、この「暦」を「物事の流れを表すサイクル」として捉え直してみたいと思います。

運気の流れを暦から捉えてみよう

はじまりは、陰の気が極まり陽に転ずる冬至とします。

そこから陽の指す時間が長くなりますが、まだまだ冬本番。土壌が見えなくなるまで雪が降り積もり、作物を育てることはできません。

虫は地中深くに潜り込み、動物は深い眠りの中。生物たちは、雪が解け空気が温かくなる春を待ちます。

そうして、迎える春分

芽吹きとともに春を迎え、あたたかさと共に活動的になれる時期に入り、日差しが最も高くなる夏至を迎え、ここから陽気は陰に転じていきます。

けれども、まだまだ熱気は衰えることなく草木はどんどん茂る。

育てていた作物は成長し、空気が冷たくなり始めた頃、秋分となります。

木々は色づき、栄養をたっぷり蓄えた食べものに舌鼓をする季節、秋の実りを満喫した後は、生物たちが地中に潜る寒い冬の時期を迎えます。

こういった、自然とともにある春夏秋冬のサイクル。

日本はこのような春夏秋冬の四季を体感することができる環境にあり、今の時代も、四季は生活の身近にあります。

無意識の中に沁み込んでいるこのような文化的な慣習がたった100年やそこらでなくなることはなく受け継いでいると考えるならば、この春夏秋冬のサイクルとともに生きることが、自然の流れに沿うこと、といってもいいのではないかと思います。

さて、この流れをもっとシンプルに人の活動サイクルに合わせていくと

  • 冬至から春分:土壌づくり
  • 春分から夏至:芽を育てる
  • 夏至から秋分:成長
  • 秋分から冬至:収穫

このような流れを見ることはできるでしょう。

もちろん、これは1年の普遍的な流れであって特定の時期をみているわけではありません。

そこで今年の流れをみるために、このサイクルに西洋占星術の智慧を加えていきます。

2024年の運気の変化を西洋占星術の木星の動きから読んでいこう

西洋占星術では、その年の時流をみるときに「木星」という天体がどんな特徴を帯びているのか、を読み解きます。

まず2023年12月22日の冬至においては、土の不動(牡牛座)の特徴を帯びた木星が思うようにその力を発揮できずにいます。

そこから12月31日の大晦日に本来の力を取り戻し、2024年の幕開けは土の不動のエネルギーが上手く流れるなかでの始まりとなります。

その後、2024年の立夏を過ぎた頃、5月26日に木星は風の柔軟(双子座)の特徴を帯びます。

そして秋分を過ぎた頃、10月9日から風の柔軟の特徴が思うように発揮できなくなり、そのまま冬至を過ぎ2025年を迎えます。

そのため翌年2025年の幕開けは、風の柔軟のエネルギーが上手く流れないなかでの始まりとなります。なおこの運気の乱れは2025年2月4日まで続きます。

  • 2023年12月31日~2024年5月26日:土の不動の気を帯びる
  • 5月26日~10月9日:風の柔軟な気を帯びる
  • 10月9日~2025年2月4日:風の柔軟の気が乱れ

では、このような流れがあったとして、どういう姿勢で臨めばいいのでしょうか?

ここからは、流れに沿う行動についてお話します。

2024年の流れに沿う行動

流れに沿う行動は、木星の動きの変化とともにお話していきます。

まずはここに、木星の動きの変化とその変化に沿う行動のキーワードをあげておきます。

  • 2023年12月31日~2024年5月26日:急がば回れ/リアルな感覚を大切に/五感で楽しもう!
  • 5月26日~10月9日:好奇心を大切に/フットワーク軽く行こう/情報発信!
  • 10月9日~2025年2月4日:軽はずみではないかの自問を/自分の芯も大事にね/情報の取り扱いは慎重に

2024年5月26日まで

2023年12月22日の冬至においては、土の不動(牡牛座)の特徴を帯びた木星が思うようにその力を発揮できずにいます。

そこから12月31日の大晦日に本来の力を取り戻し、2024年の幕開けは土の不動のエネルギーが上手く流れるなかでの始まりとなります。

土は「形あるもの、実際性、お金、所有、身体、五感」といったキーワードを持ち、現実性物質性安定性確実性を表します。

そして「不動」というのは、同じことを繰り返し反復することで確実に自分のものへと身につけていく行動性を表します。

つまり、現実的で確実な行動を繰り返すことで何かを得る、のが土の不動気質の特徴です。

派手で目立つ行動や他に対する積極性よりも、自分の五感をフルに使って感覚を感じること、そして、確実に目の前のことをコツコツこなしていくことが、土の不動の波に乗る行動となります。

キーワードは、温厚・安定感・所有・五感・感応

だからこそ、ここからは急がば回れ

冒険よりも確実な道を選ぶこと。
理想よりも具体性実現性があること。
ひとつのことを確実に完了させていくこと。

が功を奏します。

2023年12月22日(冬至)から2023年2月4日(立春)まで

冬至から立春までは「土壌づくり」の前半にあたる時期で、特に2024年の「収穫」として

どんな実りを得たいのか?

どんな成果を出したいのか?

このような目標を考えることがまず大事となります。

目標を出すときは「できたかどうか」を図り振り返ることができるように数字を入れた具体的な目標を出しておくようにしましょう。

達成の実感が得られやすいだけではなく、未達成のときはその後の改善点を考えるときに役立つからです。

2月4日(立春)から3月20日(春分)まで

立春から春分までは、土壌づくりのなかでも栄養を溜めておきたいときです。

立春までに考えた目標を得るためにどんなことを身につけておきたい(たとえば、知識経験など)ですか?

収穫したい実りに合った種をまくためにも、「自分」という土壌を豊かにするターンだと捉えてみてください。

また土の不動の気が帯びている時期ですから、あれもこれも手を付けていくよりもひとつのことをじっくり取り組みながら確実にその技術や知識を身に着け、活かせるまでになることが肝心です。

3月20日(春分)から5月26日(立夏直後)まで

3月に入り春分頃には、栄養を溜めた土壌に種をまき始めたい頃。
ここからは少しずつ目線を外に向けましょう。

ただし土の不動の気が帯びている時期なので、積極的に外に出ていくというよりも、自分の可能性を存分に発揮できる最適な時期がくるまでは十分な力を自分の身に蓄えていきたいときです。

外に興味を持ちながらも派手なアピールで人目を惹くのではなく、この時期はまだ、目立たず虎視眈々と外に出るタイミングを計ることが大事となります。そのため、結果に焦らないこと!がキーワードです。

5月26日(立夏直後)から10月9日(秋分直後)まで

5月26日に、木星は風の柔軟資質である双子座の気を帯びてきます。

風は「思考」「知性」「情報」を象徴し
柔軟は「対応力」や「調整力」を表す行動パターンのことをいいます。

そんな双子座のキーワードは、情報通・流行・カジュアル・好奇心・臨機応変

特に、興味関心が向けばなんでも取り入れてみようとする傾向があります。

好奇心旺盛でちょっとした情報にも関心を寄せていき、フットワークを軽くし器用に立ち回ることで自分の可能性を広げていこうとするのが風の柔軟気質の特徴です。

「それ面白そう!」「なんかよさそう!」の感覚に沿ってまずは試してみることが、風の柔軟の波に乗る行動となります。

だからこそ、ここからは内にこもるよりも外とつながっていこう!

結果は気にせず実験のつもりでチャレンジしてみること

かしこまるより遊び心を大事にすること
前のやり方(過去)に拘ることなく変化を楽しむこと。

が功を奏します。

5月26日(立夏直後)ー 6月21日(夏至) ー 10月9日(秋分直後)

ちょうどこの時期は「成長期」にあたり、5月までに蒔いた種を育て成長させていく時期となります。

陽が極まる夏至を迎え育ちも加速するからこそ、どんなものが芽吹き育ってきているのかを見極め、そこからの丁寧な剪定(取捨選択)を大事にしたいときでもあります。

特に今年は風の柔軟の気が帯びていることから、「情報の剪定(取捨選択)」を意識しておきたいところ。

いいも悪いも関係なくさまざまな風(情報)が吹く運気の流れにあって
フットワーク軽くいられるからこそ、不確かな情報や自分にとって無用のものは取り入れることなく軽やかに右から左へ流してしまいましょう

≪試す≫ことに寛容となる運気の流れがあるからこそ、「真剣に遊ぶ」ことから自分の可能性を広げていきたい、そんな成長期です。

10月9日(秋分直後)から12月31日(冬至直後)まで

10月9日から、それまで順調に流れていた風の柔軟資質が乱れ始めます。

「乱れる」というのは、本来のエネルギーが順調に流れない、という意味に捉えてみてください。

風の柔軟資質の特徴は、フットワークを軽く器用に立ち回ることで自分の可能性を広げていこうとする、ことでした。

けれども、それが順調に流れないとなるとどうなるか?
この場合は、表面的な情報に振り回され軽はずみな行動になりやすい、です。

特に、冗談のつもりで言ったこと/やったことが相手に通じなかったり、人に合わせて臨機応変でやっていることが、周りの人からずる賢く思われたりすることもあるでしょう。

そのためここからは、自分がどう思うかだけではなく「相手がどう感じるか」に対して、いつもより意識しておくといいでしょう。

なお「風」という要素は「言葉」や「情報」を象徴することから、本来のエネルギーが順調に流れにくいとなると、情報の扱い方も大事になります。

なぜなら、いいも悪いも関係なくさまざまな風(情報)が吹く運気の流れにあって本来のエネルギーが順調に流れないことから、これまでよりもずっと、「軽い」情報がどこからともなく運ばれてきやすくなるからです。

それはつまり、情報ソースのはっきりしないものであったり、エンターテインメント性を重視して誇張されているものであったり、曖昧な噂話はどんどん広がる傾向になりやすい、ということです。

好奇心旺盛なことはいいのですが、流れてくるままに情報を受け取りその情報を他に広げてしまっては信用問題にも関わります。

そのため

情報の取り扱いは慎重になること

自分の芯を以って情報収集や発信をすること

はより大事にしたいところです。

身構える必要はりませんが、フットワーク軽く過ごしていけるからこその「慎重さ」というものを、特に意識していけるといいでしょう。

10月9日(秋分直後)ー 11月7日(立冬)ー 12月21日(冬至)

秋分から冬至までは、自分にとって良いことも悪いこともあらゆることが実りであり収穫の時期です。

それを、どれだけ潔く受け入れられるか、がこの時期のテーマにあり次の年への布石となります。

秋分以降、この時期に起こる出来事は自分にとって力となり、次に活かす智慧になる

たとえ「乱れる」流れがあったとしても、「どんなふうに乱れやすくなるのか」を知って意識しておけば済むことです。

さまざまな≪情報の風≫がどこかしこから吹き流れてきやすいからこそ、確認を面倒がらずに自分の芯を以って情報を扱い、また、自分が発する言葉の使い方や表現の仕方なども工夫していきましょう。

成らぬものは成らぬからこそどんな知性を身に着け自分の言葉を発し表現していくのか

ここを意識することができたなら、2024年はあなたらしいよき風が吹き、
1年の豊かな実りを得ていかれることでしょう。

運を味方につけるために

いかがでしょう。

ほんとうにざっくりですが、2024年の流れについてみていきました。

  • 2023年12月31日~2024年5月26日:急がば回れ/リアルな感覚を大切に/五感で楽しもう!
  • 5月26日~10月9日:好奇心を大切に/フットワーク軽く行こう/情報発信!
  • 10月9日~2025年2月4日:軽はずみではないかの自問を/自分の芯も大事にね/情報の取り扱いは慎重に

自分で占えるようになるかどうかは別として、迷った時に自分で決断できるよう、占いを自分の道を拓くための指針を探るためのアイデアのひとつ活かしてみようかなぁ……と興味を持って頂けたなら嬉しいです。

特に占いというと「若い女性のもの」と思われる方も多いようですが、実際、うらないばには20代から70代までと幅広い年代の方が男女問わずお越しになります。

年齢問わず、これからの人生についてのご相談は多く、人には話しづらい恋愛や、病気や大事な人の喪失、あるいは、経営者からの事業展開のご相談に、早期退職や経営から退いた後のキャリアについてのご相談、相続や墓じまいについてのご相談など、さまざまな人生の転機を迎えれらた方が訪ねてくださいます。

占いを活かしてみようかなぁ、となれば、どうぞお尋ねください。

なお、うらないば、では「占いを活かそう!」をテーマに、運気の流れを活かすためのお話や、日常に取り入れられる占いの活かし方をお届けしています。

自分が納得いく道を切り開くためのツールのひとつとして、自分らしく生きようとするときの教養として占いと親しまれる方が増えるといいなぁ、と願っています。

占いを活かそう!をテーマに
運気の流れを活かすためのお話や
日常に取り入れられる占いの活かし方
をお届けしています。

詳細は画像をクリックしてご覧下さい。

※易経はおすすめです。こちらの本は初心者にも読みやすくて面白いです。

超訳 易経 陽―乾為天
竹村 亞希子著|新泉社

超訳 易経 陰―坤為地ほか
竹村 亞希子著|新泉社

(※)タロットカードの「世界」に描かれているモチーフと立春・立夏・立秋・立冬との関係について

卵型の輪を取り囲むのは、牡牛、獅子、鷲、天使

牡牛は牡牛座を象徴し、獅子は獅子座、鷲は蠍が昇天した姿とされているため蠍座、そして、天使は知性のシンボル風の水瓶座。

これらは全て、固定サインの象徴です。

一方、立春は太陽が水瓶座15度のときであり、立夏では太陽が牡牛座15度、立秋では太陽が獅子座15度、そして立冬では太陽が蠍座15度にあたります。

つまり、固定サインのちょうど中心度数に太陽が位置するのが立春、立夏、立秋、立冬。

ちなみに「世界」のカードが意味するところは、完璧な世界。

そして、春夏秋冬を繰り返す自然のサイクル。

見せ方や表現は違えど、東西の洋を問わず、根底に流れる思想は繋がっているのだと思えてなりません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました