これからどうなっていくのか分からないなかで、自分の判断がよかったのかそれともマズかったのか……どれだけ気丈であっても、なんとなく不安になって自信が揺らいでしまうことってあると思います。
自分で決めることのプレッシャー
人に話したからといって自分が決めたことを変えるつもりもない。ただ……決めた限りの責任を思うとやっぱり不安にもなるし、ほんとうにこれでいいのかと自問してしまう。そういときはやっぱり……誰かに自分のなかにある不安な気持ちを聞いてほしくなるんだ……
そう思って友人や家族に話しをしたとき、「あなたが決めたことなんだからしっかりしないと!」といわれたり「そんな些細なことで悩んでるの?!」といわれてしまうと、やるせなくなるときもあるでしょう。
もし同じようなことがあったとしても、こんどは人に聞いてもらおうとすることさえ避けてしまい無意識に一人で抱えてしまうこともあるかもしれません。
でもね……「判断する」「決める」というのは、自分が思っている以上になかなかにプレッシャーだしメンタルに負担を強いる大変なことだと、私は思います。
それが「はじめる」ことであっても「やめる」ことであっても「続ける」ことであっても、です。
転職を考えている40代の会社員であっても、結婚に迷っている20代の女性であっても、「決める」にあたってのプレッシャーは少なからず持ち合わせているのだと、占いの現場からも感じることです。
ホロスコープで読めるプレッシャーに敏感な相とプレッシャーがかかる年回り
特に占星術を使ってホロスコープをみても、そもそもの性分として、そういうプレッシャーに敏感な相とそうでもない相が分かれます。
またたとえ気丈な相であっても、プレッシャーが特にかかりやすい年回りであれば、普段とは違う「自分」に戸惑うこともあるでしょう。
私の生業が「占い」である以上、特にそういう年回りのときにご相談にくるお客様は結構いらっしゃいます。
「占い」なんてそれほど信じないんだけどね……といいながらも、いつもと違う気持ちの在り様にご本人も不安なのだと思います。
そういうときは、ホロスコープでご本人の状態をみて、運気の年回りをみて、そのあとに、事象を映し出すタロットでお話をしていくことが多いです。
タロットでプレッシャーな環境との付き合い方を読んでいく
タロットにもたくさんの展開法がありますが、私が最も占いの現場で使うのが、17枚でケルト十字を展開する方法です。
17枚のケルト十字は2パートに分かれます。10枚は占われる人のパート。あとの7枚は占われる人の環境のパート。
この二つのパートの関りをタロットを使って描き出し、リーディングをしていきます。
二つのパートは相互に関連性を持っているので、環境がどうなると自分はどうなる? というところから、顕在意識と潜在意識から動けない原因を探ったり、動くためのキーとなること、今の状態で引き起こされやすい結果まで読むことができます。
もちろん、タロットで導かれる「結果」は、あくでも「今の状態」が導くものですから、「結果」が嫌なら「今の状態」を変えればよくて、そのためのアドバイスもカードから読み取ります。
ちなみに、タロットや占星術で占う「結果」に何かを期待する人も多いですが、けれども実際には、何かが起こったと実感できることの方が少ないと思います。
なぜなら、タロットが見せてくれることはミラクルや奇跡などではなく、これまでに積み重ねてきた経験や知識、そこから生まれる思考と行動パターンによって得られる延長線上のことを、「結果」という言葉でカードに表現されるだけだからです。
でもだからこそ、実際にどう動き未来を創っていくのかはその人しだい、といい、状況の流れを意識することで現実はいくらでも変えていくことができる、と教えてくれます。
タロットも占星術も同じですが、「努力すべきことはすべきこと」「成さないものは成さない」といいます。
そして、現実を見る視点を広げることで、動きやすくなるためのアドバイスをくれるものだったります。
▶参考記事:占いを上手に活用しよう。迷った時に自分で決断できるよう占いを活かすといい、占いができるようになるといい、とお伝えする理由
▶参考記事:タロットから先の見通せない不安を落ち着かせ心の整理をしてみませんか?
さて、迷った時に自分で決断できるよう、占いを自分の道を拓くための指針を探るためのアイデアのひとつ活かしてみようかなぁ……と興味を持って頂けたなら嬉しいです。
特に占いというと「若い女性のもの」と思われる方も多いようですが、実際、うらないばには20代から70代までと幅広い年代の方が男女問わずお越しになります。
年齢問わず、これからの人生についてのご相談は多く、人には話しづらい恋愛や、病気や大事な人の喪失、あるいは、経営者からの事業展開のご相談に、早期退職や経営から退いた後のキャリアについてのご相談、相続や墓じまいについてのご相談など、さまざまな人生の転機を迎えれらた方が訪ねてくださいます。
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