彼が既婚者で家庭はそれなりに大切にするとしても私のことを思ってくれているのなら関係を持ちたいです。この想い、成就するでしょうか……
不倫たぶん片思いです。1年半前ぐらいに出会いました。
彼はショップの店員、私はお客さんという関係です。
ラインをする仲となり、そのうち相手からアプローチがされるようになりました。彼は既婚者。彼のパートナーが浮気をしていることが分かるも、子どもが小さいため離婚せずですが、5年以上もレスだといいます。
彼と深い仲になりかけたこともありますが、留まりました。
最後に個人的に会ったのは1年ほど前です。連絡はたまにあります。こちらからすると必ず返事はくれますが、今は客と店員の関係に戻りました。変わらず思いやりのある態度で接してくれますが、最近は私にだけ素っ気ない態度に思えます。
お客さんとして扱われなくて彼の素の態度ならそれも嬉しいのですがよくわかりません。
素っ気ない態度でも、私が困ってたら声をかけてくれるし、店員さんだけの集まりに私を呼んでくれたりもします。たくさんいるお客さんの中でも私は心を許せるからと。彼の気持ちが知りたいですが曖昧なまま終わってるので確かめる勇気もなく悩んでいます。彼は私のことをどう思っているのでしょう？
彼が既婚者で家庭はそれなりに大切にするとしても私のことを思ってくれているのなら関係を持ちたいです。
彼はそうは望んでいないのでしょうか？
彼の奥さんへの思いや、家庭状況も気になります。ご回答よろしくお願い致します。
今回、もっと長い文章を頂戴したのですが、全文を載せこともできず抜粋しております。
また、いくつかご質問を頂戴しておりますが、こちら、無料占いのため、基本的には1点に絞りお応えします。
なお今回のご相談については、「ご相談者様とお相手の方との今後の行方」としてお応えします。
ご了承ください。
ホロスコープとケルト十字から「ご相談者様と彼との今後の行方」について読みます
こちらでは、ご相談者様とお相手の方とのホロスコープをみています。
ホロスコープ（占星術）
ご相談者様
- 太陽：牡牛座
- 月：牡羊座（もしくは魚座）
- 水星：牡牛座
- 金星：牡羊座
- 火星：蟹座
- 木星：牡牛座
- 土星：蟹座
- 太陽が木星と0度、天王星と180度
お相手
- 太陽：蠍座
- 月：水瓶座
- 水星：蠍座
- 金星：射手座
- 火星：山羊座
- 木星：山羊座
- 土星：蠍座
- 太陽が月と90度、木星と60度、冥王星と0度
※ここでは、ホロスコープから主要な天体とサイン・月と太陽に係る他天体とのアスペクトを抜粋しています。
※時間が正確に確認できなかったので、ハウスを考慮したリーディングは行いません。あわせて、月のアスペクトも考慮しません。
ご了承ください
ご相談ありがとうございます。
出生時間がわからないため、ホロスコープはお二人の気質を知るための参考にさせていただきます。
メインのご相談には、タロットカードからのリーディングでお応えしていきたいと思います。
まずは、お二人のホロスコープです。
お二人とも、気質的には「風」の要素が弱いです。
「風」は客観性、理性、を象徴します。
ご相談者様のその他の要素は万遍なく揃っていますが、柔軟性が弱く、活動性が強い傾向にあります。
一方、お相手の方は、水と固定性が強い傾向です。
ここからみるに……
ご相談者様は自分の想いを抑えることにとてもストレスを感じていて、今すぐにでも動きたいはず。一方、お相手の方は愛着あるものをなかなか離そうとはしないと思います。
もう少し読みますね。
ご相談者様は、太陽牡牛座に木星牡牛座が合になっているところから、感覚への拘りが強いともいえます。
かつ、そこへ天王星の蠍座が180度で引き合っているところに、「風」が弱いことをみれば……
ご相談者様が誰かと肉体的な関係を持ち、そこで心地よさを覚えてしまうと、その関係から抜け出すことにひと苦労しそうだと感じます。
次にお相手の方です。
お相手の方は、特に蠍座の傾向が強く客観視する「風」が弱いです。
他と自己同一化したいとする蠍座的な要素を冷静に受け止めるだけの「風」がないといえるでしょうか……
一度くっついたいものはなかなか離せないでしょう。
それは、家族もそうですし恋人もそうです。
とはいえ。
誰かと自己同一化したい蠍座にとって、過去に一度、ご相談者様と深い関係になりかけたところ成すことができなかったのは、かなりショックだったと思います。
それと……いったん手に入れたものをなかなか手放せない性分を、彼は無自覚にでも分かっているのでしょう。
たとえご相談者様に気があっても深く踏み込めないのです。
「また曖昧にされるかもしれない」という不安とともに、家族も離したくはない、という思いも強いでしょうから。
さて。今回は、これらの概要を抑えたうえで、次章以降、タロットカードから「ご相談者様とお相手の方との行方」をみていきたいと思います。
ケルト十字（タロット）
※今回のケルト十字は、「地上の星」という17枚のスタイルで展開しています。
【1枚目：現在】大アルカナ：運命の輪の正位置
タロットカード「運命の輪」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【2枚目：キーカード】大アルカナ：審判の逆位置
タロットカード「審判」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【3枚目：顕在意識】小アルカナ：カップの7の逆位置
タロットカード「カップの7」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【4枚目：潜在意識】小アルカナ：棒の4の逆位置
タロットカード「棒の4」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【5枚目：過去】小アルカナ：剣の小姓の正位置
タロットカード「剣の小姓」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【6枚目：近未来】小アルカナ：コインの小姓の正位置
タロットカード「コインの小姓」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【7枚目：本心】小アルカナ：剣の9の逆位置
タロットカード「剣の9」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【8枚目：相手・環境】小アルカナ：剣の女王の逆位置
タロットカード「剣の女王」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【9枚目：望むもの／恐れるもの】小アルカナ：コインの5の正位置
タロットカード「コインの5」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【10枚目：最終結果】小アルカナ：カップの10の正位置
タロットカード「カップの10」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【11枚目：相手のキー】小アルカナ：剣の4の逆位置
タロットカード「剣の4」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【12枚目：相手の近未来】大アルカナ：魔術師の正位置
タロットカード「魔術師」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【13枚目：相手の本心】小アルカナ：コインの7の逆位置
タロットカード「コインの7」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【14枚目：相手の周囲】小アルカナ：棒の8の正位置
タロットカード「棒の8」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【15枚目：相手の望／恐】小アルカナ：カップの3の逆位置
タロットカード「カップの3」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【16枚目：相手の結果】小アルカナ：カップの6の正位置
タロットカード「カップの6」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【17枚目：質問者と相手】大アルカナ：星の逆位置
タロットカード「星」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
※タロットは、カードの意味と展開を総合的にみてリーディングをします。逆位置も含めた今回のリーディングは下記よりご覧ください。
まず現状に「運命の輪」。
「客と店員」ではない、恋人としての関係を彼と持ちたい、というご相談者様の想いは強いようです。
顕在意識にある「カップの7」の逆位置。
形にならない曖昧な関係を追いかけることへの疲れが出ているようです。
ご相談者様のホロスコープから「五感」を大切にする傾向をみるに、ご相談者様にとっては、「いる」と存在の確認ができることが大切なわけです。
そのため、肌の触れ合いや一緒にいることを求めることは、自然なことだとも思います。
一緒にいてよ。
そんなご相談者様の想いを「カップの7」の逆位置にみます。
潜在意識に「棒の4」の逆位置。
客と店員、という関係はもう終わりにして一歩踏み込みたい、というご相談者様の想いを感じます。
過去に「剣の小姓」で近未来の「コインの小姓」
過去に、深い関係へ踏み込まなかったとはいえ、今は、彼と関係を持ちたい……という気持ちの変化をみます。
本心に「剣の9」の逆位置が出ていますから、自分の気持ちにたどり着くまでに、相当悩んだと思います。葛藤もあったでしょう。
でも、やっぱり彼と深い関係を望むその気持ち……抑えられないのですよね……？
「環境・周り」に出ている「剣の女王」の逆位置からみるに、お互いに「一線を越える」ところまで向かいそうです。
もちろん、ご相談者様には恐れもあるのです。
いつ、その関係がなくなるのか……という恐れです。
そして、「最終結果」に「カップの10」
ご相談者様が今抱えていらっしゃる彼への想いは、もう、抑えきれないと思います。
その想いは、あるいみ、「成就する」といえるでしょう。
さて今回は、「地上の星」というスタイルで17枚展開しています。
これは、お相手の方の想いをみるために展開したものです。
ここから、ご相談者様とお相手の方との関りを見ていきたいと思います。
11枚目は「剣の4」
この配置は、相手の動きを裏付けるカードです。
理性のタガが外れ、お相手の方は、今まで抑えてきた気持ちが少しずつ湧き上がっているようです。
12枚目の近未来には「魔術師」の正位置です。
「魔術師」は「スタート」を意味ます。
素直に読めば、ご相談者様との関係をスタートする、といえるでしょう。
13枚目の「相手の本心」は「コインの7」
これまでの関係から一歩出て、ご相談者様との新しい関りを模索しているようです。
14枚目は「相手が周りからどう思われているか」を表します。これが「棒の8」の正位置です。
彼と奥様や家族との関わりは、マメになりそうです。
ご相談者様への気持ちに素直になることへの、彼なりの家族への心配りなのかもしれません。家族も離したくない、という彼の想いを感じます。
15枚目は、彼が「望み怖れるもの」です。
「カップの3」の逆位置から、ご相談者様と深みにはまることへの怖れもあるようです。
そして16枚目の「カップの6」
ご相談者様が彼に想いを伝えれば、彼はそれに応えようとすると思います。
ただし、ご相談者様と彼の関係は「星」の逆位置
日の目はみない、でも、お互いの癒しを埋めあおうとする関係です。
さて。
実は、まだ読んでいないカードが一つ残っています。
それは、ご相談者様の2枚目のカード「審判」のキーカードです。
「審判」のカードは、ご相談者様にこういいます。
自分の奥底に眠る「パンドラの箱」を開ける覚悟はありますか？
審判のカードで「パンドラの箱」と表現したのには理由があります。
「彼が既婚者で家庭はそれなりに大切にするとしても私のことを思ってくれているのなら関係を持ちたいです」で構わないのであれば、彼とそれなりの関係にはなれるでしょう。
けれども、その理解はいつまで続くでしょうか……
人というのは不思議なもので、はじめは「それが欲しい！」と望んで手に入れても、いったんその関係に慣れてしまうと飽きてしまいます。
はじめにどれだけ強く望んでいたとしても、です。
そのため、また「それ以上！」を望んでしまいます。
これも、人の性なのでしょうか……
今は確かに、「彼が家庭はそれなりに大切にするとしても」でいいのだと思います。
ですが、いちど関係を持ってしまえば、ほんとうにそれで満足できますか？
それ以上の関係を望みたくなったとき、あるいは、彼がどれだけ家庭との関りをマメにしようとも、あなたにどんな感情が湧き上がってきても「彼が家庭はそれなりに大切にする」という理解を貫けるならば、「パンドラの箱」など畏れるに足らずです。
けれども、その理解が性に劣ったならば、「パンドラの箱」がご相談者様を飲み込んでしまうでしょう。
理解だけでは止められない想いがあることも、知っています。それをどうにかしようにも、どうにもならないことだってありましょう。
それはそれでいいと思うのです。
ただ、占い師として願うことがあります。
それは……
どうか、ご自分の「幸せ」は大切にしてください。
自分を「幸せ」にできるのは、自分だけ。
これだけは、どうか覚えておいてほしいと思います。
どのような道を選ばれようとも、ご相談者様の選択です。
どの道を選ばれても、どのみち、全ては自分が引き受けなければならない道です。
彼には、ご相談者様の道を引き受けられないことだけは、言い切ります。
ご相談者様のお幸せを、心から祈っています。
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