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エテイヤ(エッティラ)のタロットカード「No.5:人と四肢の動物/旅/福音」の意味

エテイヤのタロットNo.5をLe Grand Etteila, ou l’Art de Tirer les Cartes(1853年出版)から読み解く

フランス国立図書館の電子図書館GallicaよりPDFがダウンロードできます。

  • カード番号:No.5
  • カードタイトル:L’Homme et les Quadrupèdes(人と四肢の動物)
  • 正位置:Voyage(旅)
    6e Jour de Création(天地創造の6日目)
  • 逆位置:Terre(土)
    4e élément(第4エレメント;古代人が自然界を構成すると考えた基本要素)

輪の中央にいる裸の女性が示しているのは、真理は地上を俯瞰している、ということです。

オリーブの木の枝は皆の平和を暗示し、輪を取り囲む4つの福音の属性は智恵のしるしです。
ピラミッドは近く財産の発展があることを示します。

原文「qutare évangélistes」を、ここでは「4つの福音」と訳していますが、カードに描かれている「牡牛・獅子・鷲・天使」を指していると考えます。
またこれらの象徴は西洋占星術の固定サイン(牡牛→牡牛座、獅子→獅子座、鷲→蠍座、天使→水瓶座)に相当します。

つまり、牡牛座の土、獅子座の火、蠍座の水、水瓶座の風の4元素が均等に描かれていることになりますが、マルセイユタロットで同様の絵柄がかかれている「世界」のカードにおいて、松村先生の解説(大アルカナで展開するタロットリーディング実践編)から引用すれば、これらの絵柄は「各サインの15度」という表現がされています。

かつ、「固定サインの15度の十字は四元素のピークを作り出す」(完全マスター西洋占星術Ⅱより)ともいわれています。

なお、そもそも「évangéliste」は「福音史家」のことを指し、「qutare évangélistes」となれば、「4人の福音史家」のことをいい、「マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネ」を指すのがフランス語の直訳では一般的です。

とはいえ伝統的キリスト教美術においても、マタイは天使(人間としてのキリストの誕生)、マルコは獅子(キリストの復活)、ルカは牡牛(十字架における犠牲)、ヨハネは鷲(キリストの昇天)として、象徴表現されているそうです。(注:東方と西方教会で異なる場合があります)

このカードは「幸せ」「勇気」「戦勝」を表現します。

No.38がそばにあると、お金を手に入れることを暗示します。

No.36が隣にあると、まもなく昇進を告げられる(直訳:名誉職に任命される)ことを表します。

No.9の前にあると、勝訴を予言します。

No.77の後にあると、幸せの大前兆です。

4枚の騎士のカードのうち1枚でもこのカードに伴っていれば、公に喜びを引き起こすような知らせがあることを予想します。

けれどもこのカードが逆位置であると、真逆ではないにしても、前述に示すそれぞれの場合において、すくなくとも大きな変化があることを示します。

このカードの類似語やその他の意味

【正位置】旅

道程、移動、巡礼、諸国漫遊、歩み、足取り、訪問、運行、侵入、亡命、移住、出奔、逃亡、敗走、回転、循環、異なる環境に身を置く、当惑させる、狼狽させる、差し障りのある会話を中断する

【逆位置】土

冷たい、厚い、物質、泥、軟泥、沈泥、原料、大地、緑陰、未開拓地、世界、国家、王国、帝国、土壌、田園の財産、草原、牧場、果樹園、畑、ブドウ畑、爬虫類、国、地域、地方、現地、風景、場所、景色、眺め、粘り強さ、根気、平穏、停滞、河岸、海岸、浜、丘陵、岩山、暗礁、平原、山、丘、狭間、四肢を持つ動物

エテイヤのタロットNo.5をLe grand livre de L’Etteilla – tarots égyptiens(2005年出版)から読み解く

  • 片:No.5
  • カードタイトル: Voyage(旅)
  • 正位置:VOYAGE(旅)
  • 逆位置:BIENS RURAUX(田園の財産)
  • 4e Elément(第4エレメント;古代人が自然界を構成すると考えた基本要素)
  • 6e Création(天地創造の6日目)
  • ♌(獅子座)

※掲載されているカードの版が異なっていることから、カードタイトルおよび逆位置のタイトルが変わっている。ただし著書の中には、このカードが「Voyage – Terre」であることを示す表記も残っている。

図像

楕円形の中の、二つのピラミッドの間で、裸の女性がオリーブの枝をつかんでいる。
この楕円形は、4つの基本元素と4つの福音に取り囲まれている。

基本の意味

裸の女性が、真理は地上に生きている、ことを表し
二つのピラミッドは財産の発展を表現し
オリーブの枝は平和の象徴であり
4つの福音に関しては、力と智恵を象徴する。

正位置

このカードは、愛情関係においても仕事においても同様に、成功のサインとなる。
「幸せ」「勇気」「戦勝」を表す。

▶財産や職業の観点について

昇進がある、もしくは、少なくとも仕事において素晴らしい進展があるだろう。
決められた目標は達成するだろう。
幸運をもたらす旅に出ることが予想され、その旅は収入の起源となるだろう。

▶感情面について

仲違いから距離を置いていた人との歩み寄りが起こりうるだろう。
新たな関係が結ばれると予想される。

▶精神面や(魂の)進化について

相談者は自分の生き様の現状を明らかにするだろう。
この分析は、成功ある落ち着いた未来をめざすために有益であろう。

逆位置

このカードが逆位置であれば、上記に示している暗示は反対の意味となる。

▶財産や職業の観点について

警戒心や慎重さが必要である!
経営問題や取引でのいざこざが起こりうる。
相談者は、同じく、物財や大金の損失を危惧するだろう。

▶感情面について

仲違い、あるいは少なからず衝突を危惧することになるだろう。
消極的な態度や家に閉じこもりがちになることで、感情的な交流は停滞するだろう。
孤独から出ようと、活動的でもない。

▶精神面や(魂の)進化について

相談者は、モチベーションも情熱もなく日常を過ごす。
そのような態度でいると、うつ状態へと一直線に至るだろう。

 

  • No.9のカードと一緒なら:勝訴を表す
  • No.36のカードと一緒なら:昇進を表す
  • No.38のカードと一緒なら:納金を表す

エテイヤのタロットNo.5をLE GRAND ETTELLA – tarots égyptiens(1993年出版)から読み解く

  • カード5
  • カードタイトル:L’EVANGILE(福音)
  • 正位置:VOYAGE(旅)
  • 逆位置:BIENS RURAUX(田園の財産)
  • 4e Elément(第4エレメント;古代人が自然界を構成すると考えた基本要素)
  • 6e Création(天地創造の6日目)
  • ♌(獅子座)

※タイトルが異なっているが、カード自体は、Le grand livre de L’Etteilla – tarots égyptiens(2005年)に掲載されているものと同じ版のものと考えられる。

図像では、マルセイユタロットの「世界」と似ている。
このカードは、愛情関係においても仕事においても、成功のサインとなる。

正位置:旅

幸運をもたらす旅に出ることが予想される。
その旅は、収入の種、取引における好都合な結末、活力の回復、仲違いから距離を置いていた人との歩み寄りを、運んでくるだろう。

逆位置:田園の財産

物財や大金の損失、取引でのいざこざ、経営問題を危惧するだろう。
それゆえ、警戒心をもって慎重になった方がいいだろう。

 

 

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