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相手の言いたいことが分からない世代間のコミュニケーションギャップを埋めて社内を活性したい経営者のための智慧

社員とのコミュニケーションがうまく取れず何を考えているのかが分からない

独立して会社を立ち上げ16年と少し。

立ち上げから数年はひとりでがむしゃらに走り、ひとりふたりと社員も増え、40代の半ばから経営は安定。それから10年ほど経ち、50代半ばも間近。

感染症が原因で世界的に経済がストップする初めての経験にショックは隠せないが、こんなご時世でも、会社としての業績はそこそこよく、経営的には上手くいっている。

ただ……30代前半の社員が中心の会社なのに、なぜか社内に活気がないことが気になっている。

こういう時期だから精神的な疲れが出てしまうのは仕方がないと思うが、まだまだ若いんだから、もっと熱量があってもいいんじゃないか? と心配になってしまう。

ここ1年は、新年会や納涼に忘年会も、今まで定期的にやってきた飲み会もできない状況で、コミュニケーションを取るための機会もなくなっていることもあり、スタッフの本音が見えずらい……

社員は20人程度の小さな会社で社長の自分とも距離が近い分、声掛けも意識しているのだけれど、元気づけるつもりで「頑張れよ!」って言っても、響いていない感じがする。

仕事中は表情をあまり変えないから感情が見えず、淡々と仕事をしている若いスタッフを見ていると、一体何を考えているのか分からなくなってしまうときがある。

「仕事はちゃんとやってくれているから問題があるわけではないけれど……それでもやっぱり、社内がもっと明るく活気づくにはどうしたらいいのだろうかと考えてしまいます」

このようなご相談を、経営者の方からいただくことがあります。

なかでも、「若い人が一体何を考えているのか分かりずらいんです」といったお話はよく聞くことで、このあたりが社長のネックになっていることもあるように感じています。

たしかに、世代ごとに独特の雰囲気を感じることはあるかもしれません。

実際、日々鑑定を通して10代から80代までと幅広い世代の方とお話をしていますが、価値観の違いや考え方の違いを世代ごとに見えてしまうこともあります。

ここ数十年の間に社会が変化するスピードは速く、生きてきた時代背景も違いますから、「世代ごとに価値観や考え方が異なって当たり前」といってしまえばそれまでかもしれませんが……

けれど……実際のところ「価値観の違い」とはどういうものなのでしょうか?

ここでは占星術的な視点から、まずは世代ごとにどういった傾向があるのかを考えてみたいと思います。

その後に、社内を活性化する方法についてお話していきます。

占星術的な視点からジェネレーションギャップ考える

星の「年齢域」という考え方からみる人の意識の成長過程

西洋占星術には「年齢域」という考え方があり「ある年齢帯で特定の天体の力を発達させることで一生を通して全ての天体の力を身につける」という考え方です。

【星の年齢域】
  • 月の年齢域と発達させる力:0歳から7歳/感情や安心感などを感じる情緒
  • 水星の年齢域と発達させる力:8歳から15歳/個人の言語能力
  • 金星の年齢域と発達させる力:16歳から25歳/個人の楽しみや快楽を味わう感受性
  • 太陽の年齢域と発達させる力:26歳から35歳/自分自身
  • 火星の年齢域と発達させる力:36歳から45歳/社会に自分を打ち出す力
  • 木星の年齢域と発達させる力:47歳から55歳/次世代を導く力
  • 土星の年齢域と発達させる力:56歳以降/管理する力

太陽期(26歳から35歳)は「自分探しをする時期」ともいわれます。井戸の中の蛙が大海に出るように、学校などの小さな枠から外に出て、もっと大きな枠である社会に自分を出し始める時期であり、試行錯誤しながら社会の中で「自分」を確立しようとするのが、この太陽期にあたります。

火星期(36歳から45歳)は、肉体的にも精神的にもまさに「働き盛り」といっていいでしょう。太陽期に確立してきた「自分」を、もっともっと外に向けてアピールしていく時期といえます。

木星期(47歳から55歳)の木星は「寛容の星」と言われますが、この時期は大きな包容力をもって次世代を育てていくターンに入ります。現場でゴリゴリ働くというよりも、これまでの経験や知識を継承していく立場に入るとき、といえます。

そして土星期(56歳以降)。

西洋占星術で土星は「人生の到達点」と表現されることもありますが、「社会システム」や「枠組」の象徴しても扱われます。そのため土星期の社会的な役割は、全体を統括する立場にあり、実務者よりも管理者としての能力が求めらるわけです。

太陽で人生の目的を定め、火星でゴリゴリ動き、木星で継承し、土星で総括する、といった一連の流れを人生に重ねるという考え方です。

ただし、このような考え方は20世紀初めのものですから、現代的な考え方とは少しなじまないかもしれません。

人生100年時代と言われる中で、現実的には土星期に入る55歳あたりで早期退職から「第二の人生」を始める人も少なくありませんし、少子化の影響を受けて60代でもバリバリ現役!という社会の要請もありましょう。

ただ一方で、どれだけ社会に合わせ頑張ろうとも、医学の進歩でどれだけ寿命が伸びようとも、人間の進化自体は100年前とそう変わるものでしょうか……

肉体的、認知的な衰えがないわけではなく、「若返りの進化」がない限りは、こういう流れに抗わない方が「楽」なようにも感じます。

つまり土星期には現場を退き、火星期30代に任せることは大事でしょう。また「何を考えているのか分からない……」と感じるギャップは、現場と管理の橋渡しにもなる木星期40代に仲介してもらう

そして土星期50代は、太陽期や火星期30代が思いっきり仕事ができるように環境を作っていくことが、大切な仕事となります。

星の動きと時代背景からみる意識のギャップ

次に見ていきたいのは、星の動きと時代背景です。

ちょうど今の50代が生まれた1971年。そこから遡って1956年の15年間は、乙女座に冥王星が滞在していました。

乙女座は土の柔軟宮。実績や結果を得るために柔軟に対応するのが特徴で実務能力は高く、どこか奉仕的。

そこに極限を表す冥王星があるため、実績や結果を得るために奉仕的になれる年代であり、また結果を得るために底力が強く発揮できる世代といえます。

加えて、今土星期にある55歳が太陽期だった頃はちょうどバブル真っ只中。まさに「頑張ったらできる」が当たり前にあったでしょう。

その反面、現在太陽期の25歳から30代。

バブル崩壊後の景気は低迷する中において、頑張ってもどうにもならないことに社会が直面する一方で、技術の進歩とともに安価な物は溢れ欲しいものは手に入れられる子ども時代だったことでしょう。

その分、社会的な平均化がもたらされ、また、ないものを自ら工夫をして手に入れる充実感を味わうことは少なかったかもしれません。

そういう社会背景の中で幼少期を過ごした今の太陽期の人たち。

今の土星期の人達との頑張り方は明らかに異なり、バブルの低迷期を支えた今の50代が直面したでろう精神論的な「頑張り」は実感を得られないかもしれません。

また、現に自分自身を模索時期にいる彼らがその実感を得るのは、年齢域から考えても、もう少し先になるのだと思います。

世代間のコミュニケーションギャップを超えて社内を活性するために

さて。

このような世代の捉え方があるとして、では、どうすれば社内の雰囲気を活性化させ、明るい雰囲気をもたらすことができるのか?

まずは、できるだけ各世代を万遍なく配置することです。特に、30代と50代の間を取り持つ40代の存在は欠かせないでしょう。

また社長も含めスタッフ全員の生年月日をホロスコープにあてはめることで、社内の雰囲気を分析することができます。

ホロスコープを活かせば、資質や行動性を分析して「弱いところを補う」「強化する」などを検討する材料が手に入るからです。

たとえば「実務能力は高いけれど、積極的に会話する方ではなく寡黙でマイペースに仕事を進める傾向にあるホロスコープ」を持つスタッフが偏っていて社内の雰囲気を作っている場合、そこにスピード感や活気を取り入れたい、となれば、「火」の資質傾向が強い人材を配置する、などのアイデアが広がります。

もし現状でスタッフの年齢に偏りがあってなかなか人材の補強も難しい、ということであれば、たとえば、社内にコミュニケーションを図る場を作る、というのはいかがでしょう?

実は、これまでにライフワークとして年に60回以上もの読書会を開催しており、たとえば男女共同参画センターの連続講座「働き方セミナー」では、「多様な働き方を知る」をテーマに本を使ったワークショップを行いました。

そのため現在も企業からの要望を受けて社内の活性化を目的に本を使った社内研修のファシリテーターを務めておりますが、仕事でもなく飲み会でもなく、まじめにでも楽しく社員同士でコミュニケーションが取れる場として、好評いただいております。

ワークショップを通じて社員同士のコミュニケーションが活発になり、「本がスタッフの意識の変化を促すのに役立っている」などの声や「ワークショップのおかげで仕事に対する意識の変化が現れた」とのお声を頂くからです。

 

さて、いかがでしょう?

ここまでに、少しでも「占い」にご興味いただけたなら嬉しいです。

特に占いというと「若い女性のもの」と思われる方も多いようですが、実際、うらないばには20代から70代までと幅広い年代の方が男女問わずお越しになります。

年齢問わず、これからの人生についてのご相談は多く、人には話しづらい恋愛や、病気や大事な人の喪失、あるいは、経営者からの事業展開のご相談に、早期退職や経営から退いた後のキャリアについてのご相談、相続や墓じまいについてのご相談など、さまざまな人生の転機を迎えれらた方が訪ねてくださいます。

占いを活かしてみようかなぁ、となれば、どうぞお気軽にお尋ねください。

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