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社員のメンタル不調の連鎖を断ち切るためにメンタルケアとしてタロットを活かす方法

できる社員がそんなに悩んでいたなんて知らなかった。では済まされない会社の事情

社員が30人程度と小さいけれど業界では古い会社。

業界のトップ技術を掲げ行政からも受注を受けているが、国外に拡大を図るため3年ほど前から即戦力として中途採用に力を入れている。

会社の報酬制度も実力評価基準を設け成績に応じた給与体系で、たとえ30前半と若くても、頑張っている社員には報酬も多い。

そんな若手に成績優秀な社員がいて、取引先からも評判がいい。リーダー的な存在で若手社員からの信頼は厚く、面倒見もいいと聞く。

ところが、今年に入って元気のない姿をみかけるようになった。いつも考え事をしているようで表情は暗い。業務でも、ちょっとした行き違いなどのミスが増えているようだ。

こちらが話しかけると笑顔で応えてくれるのだけれど、目が笑っていないようにもみえる。

大きなプロジェクトが進んでいるため、その対応で忙しくて疲れているのだろうか?たしか、この前も遅くまで会社に残っていた。

直属の上司と揉めているのだろうか?

意見が衝突してしまうこともあるだろうが……ゴタゴタした話はまだ耳にしていない。

あるいはプライベートで何か悩んでいるのだろうか?

ずっと彼の様子は気になっていたものの、彼に限ってまぁ大丈夫だろう、と思っていたんですよね。

先日、ようやく彼が中心になって実務を進めていたが外資との契約が決まり、これを機に、彼に役職についてもらってリーダーとして周りを引っ張って、プロジェクトを軌道に乗せてもらいたいと思っていた矢先です。

急に「退職したい」と直属の上司に相談してきました。

メンタルの不調で続けていく自信がない、ということなのですが、正直、どうしたらいいのか困っています。

もちろん彼への対応には気を配っていますが、他にも懸念していることがあります。それが、周りのスタッフへの影響です。

きっと他の社員も、彼がそこまで考えるようになっていたことを知らなかったと思います。みんな彼に頼っていたところがありましたから。

既に一部、彼の近しいところでこの話が広まっていることもって、その部署内の雰囲気が暗く、なんでもっと早く気づけなかったのか、と落ち込んでいる人もいると聞いています。

私も同じです。

もっと早く彼に対して気を配っていたらこんなことにならなかったのでしょうが……あのとき、彼なら大丈夫と思わずもっと声をかけていればよかったと、後悔しています。


仕事ができて周りから信頼されている社員。

実際に暗い顔をしている社員がいたとして、他愛のない話はできても、それ以上聞きづらいことはあるでしょう。

もし自分がそういう立場にいたら、急に気を遣われたり、仕事が振られなくなったりすると嫌だと思い、相手にも突っ込んだ話をすることなく、敢えて声をかけずにそっとしておくこともあるでしょう。

でもそうこうしているうちに、その社員は休みがちになり、急な退職を申し出てしまう。

それを知った周りの人たちは、「あのときもう少し声をかけていたならば……」と動揺を隠せず、職場全体がギスギスしてしまい、その雰囲気がプレッシャーとなり、新たなストレスの芽を生んでしまう。

たとえば、こういう連鎖を作らないために、職場でストレスやメンタルの話が気軽にできる雰囲気があったならどうでしょう?

ちょっとした不調を感じたときにも誰かに話すことで、ストレスが軽いうちに解消することができるかもしれません。

また日頃からやり取りがある分、仕事以外のことで悩んでいるときにも、周りの誰かに相談することへのハードルは下がるハズです。

では、どのようにメンタルのことを話しやすい職場づくりをしていけばいいのか。

そこで使えるのが「タロット」という占いの道具です。

誰もが奥底に持っている心のパターンとは?

ここでご紹介する占いの道具が「タロット」です。

占いの技術の中でも、「タロット」は人の潜在意識を浮き上がらせる道具、として使われることがあります。

現存している古いタロットで、14世紀ごろのヨーロッパのものがあります。エジプト起源説などもありますが、実際の発祥はいつなのか、誰が何の目的で作ったのかは分かっていません。

ただ、文字を持たないジプシーがタロットを広めていったともいわれていて、現代の私たちでも、一見するだけで、誰でもその状態や状況が分かるのが特徴です。

そしてタロットは78枚のカードで構成されており、その中の22枚には「元型」が描かれているといわれます。

「元型」とは、深層心理について研究し分析心理学を創設した精神科医で心理学者のカール・グスタフ・ユングが提唱した概念で、「個人に由来しない集合的無意識にある心的パターン」を指します。

ここではシンプルに「どんな人も持っている心の奥底にある様相」としておきます。

「元型」の提唱はタロットよりも新しいものですが、そういうものは昔から知られていたがユングが検証して名前をつけた、とするならば、タロットに「普遍的な人のパターン」が描かれているとしても不思議ではありません。

そのため、「元型」が描かれている22枚のタロットのうち1枚を引くと、その時のその人の心の奥底にある様相を可視化してくれるのですが、言葉にしずらい感情や感覚も、タロットという道具が代弁してくれるといってもいいでしょう。

これが、タロットの不思議であり科学では説明できないところ。

気になる絵柄をクリックしてみてください

そこで、ものは試しです。

実際にその22枚の絵柄を並べてみました。

いかがでしょう。気になるカードはありますか?

心の中で、仕事やプライベートなことを想い巡らせながら「自分の状態ってどんなん?」とつぶやくように1枚、目に留まった絵柄や気になる絵柄をクリックしてみてください。

ANCIEN TAROT DE MARSEILLE(GRIMOUD)
France Cartes/FRANCE

タロットのアーキタイプから読み解く人の状態

0. 愚者

何をするでもなく生きている状態

「生きる」ことだけには縛られているが、それ以外に囚われるものは何もない。もちろん、責任感も使命感もない。

1. 魔術師

意図し動き始めようとしている状態

「何かをするぞー」と意図する。ただし、まだ自分の能力や才能を十分に発揮することはできておらず、具体的な成果も上げられていない。

2. 女教皇

思慮深く物事を考えることで「新たな未来」を描こうとしている状態

率先して動くことはないが、アクションを受け止め冷静に考える力を強く持っている。そうして得た想いや考えを発信する力はある。

3. 女帝

アクティブで生産性があり展開を広げている状態

「なにか(アイデア、お金、サービス、商品など)」を生み出すことで物事は展開していくが、状況が落ち着くまでにはまだ時間がかかる。

4. 皇帝

リーダーシップを発揮してみんなを引っ張っている状態

状況を平定に導くエネルギッシュなリーダー。環境は落ち着きを取り戻すが、リーダーが力を誇示し暴走すると手が付けられなくなる。

5. 法王

良心で行動しさまざまな人の仲を取り持とうとしている状態

穏やかに人と接して人当たりもいい。また自分が良いと思ったことは周りに広げようとする。知ってか知らずか、人を心酔させる。

6. 恋人

周りとうまく調和し共存しようとしている状態

周りとの調和を大事にするが、ときに物事を丸く収めようとし過ぎて、自分の本心が分からなくなってしまうことも。

7. 戦車

欲と理性をうまく動かし理想を達成しようとしている状態

理想に向かって進む姿は勇ましいが、目的を見失ったり欲と理性のバランスを崩してしまうと、戦車を思うように走らせることが出来ず暴走する。

8. 正義

比較検討から状況を整理し判断を下そうとしている状態

状況を客観的に眺め計り決断を下そうとする。ただし、自分と他の比較が根底にあるため、主体性はなく常に相対的な立場にいる。

9. 隠者

これまでのことを振り返り失敗も成功も糧に変えようと模索している状態

既に価値観が出来上がっているため変化には頑固な面もあるが、いったん立ち止まってこれまでのことを振返り、経験を糧にしようと暗中模索する。

10. 運命の輪

ひとつの完了を迎えると同時に新たな転機が回ろうとしている状態

「いいこと」も「わるいこと」も区別なく、やってきたことの結果を手に入れる。同時に、次なる拡大と発展の気運が高まる。

11. 力

攻撃性や惰性をコントロールし信念を貫こうとしている状態

自らの意志や信念を貫くためのパワーを持っているが、短絡的でもなく攻撃的でもなく、我慢強く状況と対峙する。

12. 吊るされた男

身動きがとれない異常な状況のなか事態が動くのを待っている状態

自分では何もできない状況にあることを示し、じっと耐えることで機会を伺うことしかできない。過酷な環境ではあるが、精神力は鍛えられる。

13. 死神

再起を図るために現状を破壊している状態

余分なものや不要なものをそぎ落とすかのように、人やモノの断捨離を進めようとする。周りには過激に見えることも、本人にとっては再起を図るために必要な行為といえる。

14. 節制

自分と新しい環境を馴染ませようとしている状態

毎日を丁寧に過ごすことで、自らの欲と精神性のバランスを取り、環境になじもうとしている。

15. 悪魔

状況に溺れ客観できず「ゆでガエル」になっている状態

まるで取り憑かれたように、ある状況に没頭する時期が必要なこともあるだろうが、客観する術を持たないと泥沼にはまってしまう。

16. 塔

これまで築き上げてきたものが崩れざるを得ない状態

「驕れるもの久しからず」というように、これまで積み上げてきたものはあれど、壊れるべくして崩壊する状況が訪れたともいえる。

17. 星

真っ新な気持ちで未来への希望を馳せている状態

驕りを捨て去り、真っ新な気持ちで新たな希望を抱く。未来のためにすべきことを、淡々とこなしていく。

18. 月

感覚が敏感になり得も言われぬ不安と対峙している状態

現実だけでなく、目に見えない空気感や心の奥底を敏感に感じ取る力が増すため、未知に対する不安感を抱きやすくなる。

19. 太陽

自己矛盾を受け入れ新たな志しを立てようとしている状態

自分の嫌いなところも好きなところも、どんな自分をも認め、全部ひっくるめて「わたし」と、自信をもって表現する。

20. 審判

これまで避けて封印していたものを明らかにし乗り越えようとしている状態

どんな状況にあっても、それは起こるべくして起こっていることだと、抗うことなく、また闇雲に呑み込まれることなく、自分の信じる道を進むのみ。

21. 世界

思い描いた理想の新世界を手に入れている状態

望みが叶い理想郷を手に入れた状態にある。とはいえ、人間の成長願望とは尽きないもので、願って止まなかったこの理想郷さえもやがて窮屈になり、「愚者」として世界から飛び出す暗示も含む。

メンタルケアにも使えるタロット

気になった絵柄をクリックしてみましたか?

実際にカードを引くとカードが反転して出てくる場合もあります。その時は、ポジティブな解釈がネガティブになったり、またシチュエーションによって解釈も異なります。

ここに表現していることはほんの一部に過ぎませんが、少しでもタロットに親近感を感じてくださったなら嬉しいです。

メンタルのことで一番辛いのは、「ネガティブな自分はダメなんだ」と考えすぎて誰にも話せなくなってしまうところにあると考えます。

けれども、タロットから「誰でもそういう状態になるもんだ」とみんなが共通認識を持つことができるので、自分だけがダメだ、という自虐の念は和らぎます。

また裏向けになったカードをめくるだけなので、ゲーム感覚で取り組めてかしこまらずに話ができます。

鑑定のセッションでもときどきやることがありますが、実際にカードをめくってくださった方から自然に「実は、過去に人間関係でとてもしんどいことがあって、自分に自信が持てないんです」と自分から話し出してくださることがあります。

きっと、ここでは話しても大丈夫、と思ってくださったのだと思います。

タロットカードといってもトランプのような「カード」ですから、まるでカードと遊んでいるような感覚になることもあるのでしょう。

カードと遊んでいるうちに気持ちが緩んできて、「実は……」と自分のことを話せるようになる、のかもしれません。

 

いかがでしょう?

実際に使ってみるかどうかは別として、このような「占い」に少しでもご興味いただけたなら嬉しいです。

特に占いというと「若い女性のもの」と思われる方も多いようですが、実際、うらないばには20代から70代までと幅広い年代の方が男女問わずお越しになります。

年齢問わず、これからの人生についてのご相談は多く、人には話しづらい恋愛や、病気や大事な人の喪失、あるいは、経営者からの事業展開のご相談に、早期退職や経営から退いた後のキャリアについてのご相談、相続や墓じまいについてのご相談など、さまざまな人生の転機を迎えれらた方が訪ねてくださいます。

占いを活かしてみようかなぁ、となれば、どうぞお気軽にお尋ねください。

どんなお話も、お伺いします。

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