タロット―カードの占い方として、ケルト十字やヘキサグラムなどの展開を行うことがあります。
このときの「キーカード」に「星」が出てきたらどうなるだろう?
ここでは特に、恋愛と仕事の両面から「キーカード」を読むコツを、大アルカナの「星」にみていきます。
また、「こんなときは『星』を意識してみて!」という、「星」からのメッセージとして、タロットカードの1枚引き(ワンオラクル)にもご活用ください!
※使用しているタロットカードは「マルセイユタロット」です。
※ここでお伝えすることは、「必ずこう読もう」というものではありません。ご相談内容や展開されるカードによって、読めることも異なります。あくまでも、よくある一例、としてご参考頂ければ幸いです。
タロットカードの「星」をキーカードとして読むコツ
星は、ひとことでいうと「希望」のカードです。
ただ……希望の「星」は地球から遠いところにあります。そのため「希望」が現実になるためには、時間がかかるともいいます。
またカードの女神のように「はだか」……いやいや……オープンマインドになることも大切です。
前出で「塔」は木っ端みじんに崩壊しましたが、ここからは破壊されずに残った軸を活かして、星からのメッセージを受け取りながら歩いていきます。
そのためにも大きなビジョンや理想があると、歩いていくのが楽しくなります。
さて、「星」のカードがでてきたら未来は明るい、といってもいいでしょう。
たとえ時間はかかっても、ビジョンや理想を掲げた時の純粋な気持ちを持ち続けていれば「希望」の星を見失うことはなく向かっていくことができます。
また「どんな未来を望むのか?」そのビジョンや理想を具体的にしておくと、どう歩いていけばいいのかが分かりやすくなり、その「希望」を実現するのが早くなることでしょう。
そのため「星」のカードが出てきたら、どんな「希望」に向かいたいのかを改めて見つめてみるといいです。自分の「希望」が確認できたら、あとはそこに行くだけですから!
タロットカードの「星」が恋愛のキーカードとしてでてきたらどうする?
では、恋愛における「星」のアドバイスとはどういうものとなるでしょう?
そこで……ここでは2つの場面に対する「アドバイス」について「星」の意味を考えてみたいと思います。
①ひとつめは、まだ相手がいない場合。
②ふたつめは、相手とギクシャクしてきたとき。
まだ相手がいない場合の「星」からのアドバイス
「星」は「希望」や「理想」を表すカードです。
誰かから告白されたり、憧れていた人と恋愛に発展したり、理想の人と出会ったり……「こうなったらいいなぁ」が現実になることを暗示させます。
もし「こうなったらいいなぁ」がないんだよなぁ、という人はぜひ! 「こうなったらいいなぁ」を描いてほしいです。
「星」のカードは未来が明るいことを暗示しているわけですから、ここはぜひ意識しておきたいところ。
なぜなら、どんなに「ポジティブなことを暗示してくれるいいカード」が出てきたとしても、意識していなければ「いいこと」に気づかず見過ごしてしまうからです。
たとえば、理想の人が目の前にいるとしても、その人に興味を持たなければ、ただの人。
けれども「こんな人がいいなぁ」とか「こうなったらいいなぁ」を持っていると、その意識が「あ!この人、ええんとちゃう?!」と目の前に理想の人がいたら知らせてくれます!
ネガティブで悲劇的なことは分かりやすいのだけれど、「いいこと」って意外とキャッチしにくいもの。だからこそポジティブなカードを「意識をする」って結構大事なことなんです。
あとは、オープンマインド。素直な気持ちで受け止めてみるのも大切に。
恋人とギクシャクしてきたときの「星」からのアドバイス
パートナーとギクシャクしてきたときに「星」がでてきたら、いちど、出会った頃のことや結婚したときのことを思い出してみてください。
たとえ今、パートナーとギクシャクしていたとしても、「星」のカードが出ているときは「未来に希望がある」と読みます。少なくとも、不安な状況から一転できることは、わかります。
ただ先にもお話しましたが、希望の「星」は遠いところにあります。その距離は人それぞれですが、理想や希望を手にするには時間がかかることもあるわけです。
なるべくなら……できるだけ早く仲直りできるといいですよね……
当時を思い出す、というのはそのための一歩。
彼を好きになったときの気持ちを取り戻してほしいのです。
それに……遠い記憶のなかに「星」を見ることもあるのです。
ちなみに、ここのキーワードは「新鮮な恋心」
思い出してほしいのは「昔はよかったのに……」という思い出話ではなくパートナーへの恋心です。
パートナーとの関係に「希望」を表すのが「星」。
その先のパートナーとの未来を思えば、ここで、トキメキを取り戻して出会った頃のワクワクした気持ちやドキドキする感情を呼び起こしてみると、ぐっと親密な関係を育むこともできるでしょう。
ちなみに、トキメキを取り戻すのに「恥ずかしい……」なんて、いつもオープンマインドの「星」にはカンケイナイんです。
星のカードはいいます。
「自分の素直な気持ちに『恥ずかしい』なんてあるもんか!」と
トキメクことができるって……ほんとうに素敵なことだと思います。
タロットカードの「星」が仕事のキーカードとしてでてきたらどうする?
では、仕事における「星」のアドバイスとはどういうものになるでしょう?
ここは全体的なアドバイスとして考えてみたいと思います。
仕事のキーカードで「星」が出てきたなら、理想は高く持とう!
先の見通しは明るく希望が持てる状況にあるのが「星」の意味するところです。
ここでいちどビジョンを再確認して、今より高い理想を掲げるのも良しです。
前出にある「塔」の破壊から落ち着きつつある今、もうこれ以上、壊されるものも失うものもない状態です。
希望や理想が、前に進む力となります。
だから……素直な気持ちで希望や理想を描いてほしいのです。
描くときは「誰が、誰に、なにを」の3つを明確にしてみることを意識してみてください。ビジョンは具体的な方が実現しやすいからです。
どこに向かいたいのかさえ分かっていれば、どれだけ時間がかかっても、そこに向かって歩いている限りたどり着くのですから。
「こっちだよー」と目的地を照らす星のメッセージを受け取りながら、ワクワクした気持ちとともに、歩んでほしいと思います。
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