「タロット占いを覚えたい」「タロットを習いたい」と方に、タロットを始めるときに最低限あるといい道具や勉強法をまとめました。
タロットを始めてみたい、と思われる動機は様々だと思います。たとえば、うらないば、にはこのような方がたくさん訪ねてくださいます。
前から占いには興味があって占いハウスなどにときどき行くこともあったんですが、そのうち「自分でもやってみたい!」と思うようになってきたんです。
初めて占ってもらったときに「あぁ……そうだよね」って納得することばっかりで、すごく不思議な感覚になったんです。
すごくいいことを言われたわけではなかったんですよ。でも、励みになったというか、気持が救われた、っていうんでしょうか。
タロットカードに、妙に惹かれるものがあったんですよね。
それから随分時間が経ちましたけど、仕事が落ち着いてきて、もっと自分のことに目を向けたいと思い始めたときに、ふと、タロットのことを思い出したんです。
別に占い師になりたい、とかではなくて、自分の趣味として、なにかあったときにタロット占いができたらいいなぁ、って思いました。
このように「趣味としてタロット占いを習ってみたい」という方のためのご参考にもなればと思いました。
タロットを始めるのに最低限あるといい道具たち
タロットを始めるのに最低限あるといい道具といえばこの2点です。
- タロットカード
- タロットを広げるときにテーブルに敷くクロス
タロットカード
まずはタロットカード。
タロットカードを選ぶことから始まると思います。
日本では「ウェイトライダー版」のタロットを使っている方が多いと思いますが、絵柄なども色々あるので、ぜひお気に入りの絵柄のものを見つけられるといいと思います。
なおウェイトライダー版と、このサイトで主にご紹介しているマルセイユタロットの二つのカードの詳しい違いなどについては、こちらの記事に書いていますのでぜひ参考にしてみてください。
▶タロットカードを選ぶとき初心者にはどっちがいい?マルセイユ版とウエイトライダー版の違い
クロス
そしてタロットを広げるときにテーブルに敷くクロス。
クロスがあるとタロットが扱いやすく、シャッフルをしたりタロットを展開したり、占ったあとに、タロットを一つにまとめるときにもカードをスムーズに扱うことができます。
それともうひとつ、クロスには役割があって、それは「クロスがカードを展開する場=占う場」を作ってくれることです。
タロットは「見えないものを見せてくれる道具」と常々話すのですが、そのためにはある程度の集中が必要になってきます。
意識を集中させるには、なにか一点に的を絞るとやりやすいわけですが、その「的」の役割になってくれるのがクロスだったりします。
タロットは78枚あるのでバラバラにばらけてしまうところ、ある程度の塊として見る必要がありますが、クロスがあると「ここからここまでの範囲がタロットの塊」として認識しやすくなるためです。
もちろん、なにもないテーブルでシャッフルしてそのまま並べてもいいのですが、テーブルが大きすぎると「的」も大きくなってしまうので、その分、強い集中を必要とします。
すると、疲れてしまうんですよね。
なので、クロスで範囲を絞る、というわけです。
この≪集中する≫という意味で、他に、香りや照明、音などに拘る方もいますが、人によっては、そういうものが集中力を乱す場合もあるので、タロットを始めたばかりの時に必ずしも用意しておく必要はないと思います。
必要であれば後から買うことはいくらでもできますし、まずはカードとクロスがあれば十分だと思います。
最低限あるといい道具をまとめると
- タロットカード
- タロットを広げるときにテーブルに敷くクロス
この2点があれば大丈夫!
なお、タロットカードを選ぶポイントや揃える道具、道具の浄化などについてはこちらの記事もご参考頂けると思います。
タロットを始めたい初心者の方へ。タロットカードを選ぶポイントや揃える道具、道具の浄化の考え方などまとめ
どうか、お気に入りが見つかりますように。
タロットを始めたい人におすすめする勉強方法
次にタロットの勉強方法です。
タロットの勉強方法は
- タロットカードの意味を掴むための学び
- タロットを読めるようになるための学び
この2つに分かれると思います。
カードの意味を掴んだらタロットが読めるようになる、と思われる方も多いのですが、覚えたカードの意味を繋げてもタロットを読むことにはなりません。
なぜなら、タロットは展開のなかでカードの流れやカードにみる繋がりからカードが云わんとすることの切り口を探り読んでいくものだからです。
仕事も恋愛も、健康も金運も、どんなテーマであってもタロットは応えてくれますが、あらゆるテーマやシチュエーションに対応する「意味」などは膨大過ぎて、そもそも覚えることなどできません。
またタロットで占いたいと思うならば、カードの意味を覚えるよりもっと大事なことがありますから、カードの意味は「ある程度知っている」で十分なんです。
そのため、タロットを習いたい、と思われたなら、まずは「タロットカードの意味を掴むための勉強」をして、そこから「タロットを読めるようになるための勉強」へと、2段階に分けて進めた方が混乱なくスムーズに入りやすいと私は思います。
では。
ここからは、まずは「カードの意味を掴むための勉強」についてお話したいと思います。
まずはカードの意味を掴むための勉強を
カードの意味を掴むためなら、タロットの本を1冊か2冊、読んでみることで十分です。
本に書かれたものはカードが表すほんのたったの一部分を切り取ったにすぎませんが、それでも、1冊か2冊読めば、タロットカードの個々の意味の概要を掴むことができるからです。
ちなみに、最近はブログやYoutubeなどの発信も増えていますが、それらの発信には、カードの意味や読み方などさまざまに混ざっています。
そのため、「カードの意味」か「タロットの読み方」の発信かを区別して、まずは「カードの意味」についての情報を取り入れられるといいと思います。
情報を区別して取り入れるのは、混乱を避けるためです。
カードの個々の意味やイメージをざっくりとでも捉えられていないと、たくさん入ってくる情報量に頭の理解が追いつかず、そうなると、「もういや!」となって勉強すること自体が嫌になってしまいます。
それを避けるためにも、必要な情報を必要な分だけ身につけていく、ことは大事で、そのために、情報を選り分けて取り込もう、とおすすめしているところです。
なお、うらないば、でもタロットのおススメの本についてご紹介しています。ご参考ください。
▶タロット初心者におすすめ本。マルセイユタロットを独学するならこの3冊で十分。占い師になってからも役立つ本たち
また下記の記事では、タロットカードの大アルカナ22枚と小アルカナ56枚のうち、大アルカナだけを一覧にしています。個々のカードの詳しい解説ページもありますのでご参考ください。
▶タロットカード意味一覧|マルセイユタロット大アルカナ正逆位置と恋愛仕事
タロットカード78枚の意味はこちらに網羅しています。
ちなみに、有料のタロット講座などもありますが、個人的には、カードの基本的な意味や解釈などを予め独学したうえで有料講座を受けるかどうかについて考えられるといいのではないかと、私は思います。
特に有料の連続講座は20万程度と高額な場合も多く、全くの初心者で受講するにはハードルを高く感じてしまうこともあるでしょう。
またある程度の基礎的な知識を書籍などから得ておいた方が、有料の講座での学びも深まります。
有料講座でもカルチャースクールなどでは、長年鑑定をされて実力のある現役の先生が低価格で基礎を教えられていることもあるので、ここから始められてみるのもいいかもしれません。
次にタロットを読むための勉強をしていこう
さて、実際に「自分のことを占ってみたい!」や「彼の気持ちを占ってみたい!」となれば、次は、タロットの読み方のコツを知識として押えておくことをおすすめします。
こちらに、タロットの読み方のコツをまとめていますので、ぜひご参考ください。
タロットの読み方とコツ。タロットのリーディングができないと悩む人がリーディング力を上げるためにできること
読み方のコツを知識として押えたならば、あとは練習です!
自分のことからで構いませんので、実際にタロットをシャッフルしてスプレッドに展開してみることです。
はじめは、カードの意味を繋げるだけでも構わないと思います。
その代わり、頭の中だけで終わらせずに、どんな意味を繋いでみたのか、どんなふうに読んだのか、簡単でいいのでメモをつけておくことがおすすめです。
言葉に出す、言語化する、というのは学びを進めるにはとても有益なことだからです。
そしてそれを続けていると、そのうち自分を占うことにも限界が出てきます。
自分を占うネタがなくなってきたら、そこからの練習方法となれば、この3つ
- 毎日の1枚引きでカードと日常をリンクさせる
- ヤフーの知恵袋で「占ってほしい」という相談にカードを展開してみる
- タロットモニターの募集や無料占いの案内をする
詳しくはこちらでご紹介していますので、ぜひご参考ください。
モニターの募集などは少しハードルが高くなると思いますが、毎日1枚、1日の始りか、もしくは、終わりに、タロットカードを1枚引いて、引いたカードとその日の出来事をリンクさせることは、特におすすめです。
その日の出来事を振り返ることで、「こういうことって、このカードっぽいなぁ」とイメージを広げていくことができます。
この「日常の出来事を通してカードのイメージを広げる」ことが、カードとその日の出来事をリンクさせる、ということです。
私は今もずっと続けていますが、想像力が鍛えられるうえに、日常とカードが結びつくのでカードの意外な一面を掴むことにも繋がり、リーディングにも役立っています。
他の人がタロットをどう読んでいるのかを学んでみたい方へ
さて。
ここまでに、タロットを習いたい、始めたい、という方に向けて、おすすめする道具や勉強法をお話してきました。タロットに親しむきっかけになれば嬉しいです。
そしてここからは、実践あるのみ! ですが……展開してタロットを読み進めようとすると、なかなか読めない、ということがあるかもしれません。
また読んではみるものの「本当にこの読み方でいいのか?」と迷うことがあるかもしれません。
そういうときは、他の人がどんなふうにタロットを読んでいるのかを知ってみるのもいいと思います。
というのも、実は、うらないばに「他の人がどんなふうに読んでいるのかを勉強してみたいんです」といったご相談をお寄せ頂くことが多かったからです。
そこで、うらないば、では、運勢や開運、仕事に恋愛、人間関係の読み方から健康まで、さまざまな実例を取り上げ、タロットを上手に読むコツと方法を解説する動画講座を行っています。
運勢、開運、相手の気持ちの読み方などたくさんの事例を扱いますから、その事例をご自身なりに読んでいただければ、後からの答え合わせとして解説を使っていただけます。
実際に「タロットが読めるようになりたい!」と思ったらたくさんの事例を読んでいくしか方法はありませんが、ここでご紹介している事例を読み答え合わせいただくことで、タロットのリーディング力も身に付きます。
特に
「自分のことや家族のことをもっと占えるようになりたい!」
「誰かのためにもっと生かせるようになりたい!」
「タロットのリーディングがもっとうまくなって身近な人の相談に乗れるようになりたい!」
という方で
- 独学でリーディング力を上げようとすることに限界を感じている
- 自分のことを占っても解釈しずらい
- タロットの練習のために友達を占ってみるけれど読みずらい
- ストーリー性のあるリーディングができない
- リーディングに自信が持てない
- カードの意味に迷ってしまう
- タロットを学び始めたばかり
といった方にはご紹介しています。
なぜなら、動画講座では実際の事例から「どんな風にカードを読むのか?」「どうやって占っているのか?」のタロットの読み方から占い方、そして相談者へのお応えの仕方までお伝えしていて
- カードから状況打開のヒントを得る方法
- 状況打開策をアドバイスとして伝える方法
を見て頂けるので、ご自身がタロットで占いをしていくために必要なことを一通り学んで頂けるからです。
またどうやってタロットを活かしていけばいいのかを知っていただけますから、自分や誰かのためにタロットを使っていただけるようになります。
それに伴って、タロットのリーディングはどんどん上手くなっていかれることでしょう。
もちろん初心者の方でも学んで頂けるように、スプレッドの解説や数字の捉え方や逆位置の考え方などタロットの基本事項もお届けしています。
ご興味ある方に講座の内容の詳細やどのようなものかを覗いていただけるよう、タロットリーディングの解説動画を解放していますので、よければぜひ、下記をクリックしてご覧ください↓
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(月額会員制2,860円/税込)
みなさまのタロットライフが充実したものとなりますよう、お役に立てましたら嬉しいです。
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