離婚に向けて話が進んでいますが、首尾一貫しない夫の言動。彼の真意が知りたいです。
現在別居中なのですが、私は常に夫が私と子供より義実家を優先する態度・行動に少なからず嫌気がさしてたのと、夫は夫で自分を分かって欲しい・諸々の責任は取りたくないという理由で今離婚へと話が進んでいる状態です。
別居して最初の頃、今後について両家の親族を交えて話し合った際に、夫が「離婚をします」と宣言した事で今に至るのですが、それから日数が経つにつれて「離婚するって言った手前離婚した方がいいのかな?」「早く離婚するって言ってくれればいいのに」等、言動に一貫性が無く夫の真意が分かりません。
直接本人に聞けば良いのだろうけど、夫の親族を介して離婚話を進めている状態なので聞くのを躊躇してしまって…。
嫌気が差してたといっても私はまだ好きな気持ちは残ってるので、相手の真意と現在の心境を知りたいです。
ホロスコープとケルト十字から「ご相談者様と彼との行方」について読みます
こちらでは、ご相談者様とお相手の方とのホロスコープをみています。
ホロスコープ(占星術)
ご相談者様
- 太陽:牡牛座
- 月:双子座
- 水星:牡牛座
- 金星:牡羊座
- 火星:獅子座
- 木星:射手座
- 土星:魚座
- 太陽がノンアスペクト
彼
- 太陽:乙女座
- 月:牡羊座
- 水星:天秤座
- 金星:蠍座
- 火星:山羊座
- 木星:魚座
- 土星:射手座
- 太陽が火星と120度、土星と60度、海王星と90度
※ここでは、ホロスコープから主要な天体とサイン・月と太陽に係る他天体とのアスペクトを抜粋しています。
※お二人の出生時間が正確に確認できなかったので、ハウスを考慮したリーディングは行いません。あわせて、月のアスペクトも考慮しません。
ご了承ください
ご相談ありがとうございます。
お二人の出生時間がわからないため、ホロスコープはお二人の気質を知るための参考にさせていただきます。
メインのご相談には、タロットカードからのリーディングでお応えしていきたいと思います。
まずは、ご相談者様のホロスコープです。
ご相談者様のホロスコープをみると、比較的万遍なく資質が散らばっていますが、どちらかといえば「土」で「固定」の性質が強い方です。そして、「水」は比較的弱いようです。
「土」は現実や物質といった「現実にあるとわかるもの」を指します。
一方で「水」は感情や気持ちを表します。これは、現実にあるかどうかが、わかりずらいものです。
ここから読み取ることができるのは……現実重視のご相談者様。気持ちを表す言葉が、態度や行動に現れていないと不安になりやすいです。
見えない気持ちよりも、現実にそうあることが、安心感のポイントです。
もちろん、誰しも持っている部分だとは思いますが、ご相談者様の場合、比較的、その傾向は強いといえます。
また、ご相談者様の「太陽」はノンアスペクト。
自分のことをなおざりにするか、もしくは、自己主張が派手になるか、の極端な傾向が強く出やすいです。
そこに共通するのは、「自分で自分のことがみえにくい」ということです。
自分が分からないものですから、相手にガッツリ合わせるか、もしくは、相手を自分に合わせさせることで、「私」を確認しようとします。
本来であれば、そんなことをしなくても「私は私」であるはずなのに……ノンアスペクトの太陽にとって、何者とも交わらないでいると不安でしかたがないんですね。
何かに自分を見出すことで、安心感を覚えます。
たとえば、「仕事=私」としてしまったり、あるいは、「家族=私」としてしまったり……ご相談者様は女性ですから、「夫=私」として、自分と相手を混同させてしまうことがあるかもしれません。
方や、彼のホロスコープです。
「風」と「固定」の極端に弱いです。
これが意味するところは……優柔不断。
「風」は、決断力や判断力を表します。一方で、「固定」は決めたら曲げない折れない「頑な」な性質を持ちます。
それが弱いということは……決められない、相手に合わせたい、状況に振り回される……このような傾向が強く出てしまうといえます。
また、彼の太陽は乙女座ですからデリケートな面がある一方で、月は牡羊座。衝動的な行動に出やすいです。
衝動的に飛び出したものの、壁にぶつかるとどうしたらいいのか分からなくなってしまって、オロオロと迷ってしまう。
そんな状態になることが多いように思います。
それともうひとつ。
彼の金星と冥王星は蠍座ですから、幼いころからの「血縁」を大事にするところは、性分として出てしまうようです。
さて。今回は、これらの概要を抑えたうえで、次章以降、タロットカードから「ご相談者様と彼との行方」をみていきたいと思います。
ケルト十字(タロット)
※今回のケルト十字は、「地上の星」という17枚のスタイルで展開しています。
【1枚目:現在】小アルカナ:棒の王の逆位置
タロットカード「棒の王」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【2枚目:キーカード】小アルカナ:棒の4の逆位置
タロットカード「棒の4」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【3枚目:顕在意識】小アルカナ:剣の5の正位置
タロットカード「剣の5」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【4枚目:潜在意識】小アルカナ:剣の2の正位置
タロットカード「剣の2」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【5枚目:過去】小アルカナ:剣の1の逆位置
タロットカード「剣の1」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【6枚目:近未来】大アルカナ:吊るされた男の逆位置
タロットカード「吊るされた男」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【7枚目:本心】小アルカナ:カップの小姓の逆位置
タロットカード「カップの小姓」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【8枚目:相手・環境】小アルカナ:コインの10の正位置
タロットカード「コインの10」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【9枚目:望むもの/恐れるもの】小アルカナ:カップの2の逆位置
タロットカード「カップの2」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【10枚目:最終結果】小アルカナ:剣の10の正位置
タロットカード「剣の10」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【11枚目:相手のキー】小アルカナ:剣の王の逆位置
タロットカード「剣の王」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【12枚目:相手の近未来】大アルカナ:皇帝の逆位置
タロットカード「皇帝」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【13枚目:相手の本心】大アルカナ:節制の逆位置
タロットカード「節制」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【14枚目:相手の周囲】小アルカナ:カップの1の正位置
タロットカード「カップの1」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【15枚目:相手の望/恐】小アルカナ:カップの6の逆位置
タロットカード「カップの6」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【16枚目:相手の結果】小アルカナ:剣の女王の逆位置
タロットカード「剣の女王」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【17枚目:質問者と相手】小アルカナ:コインの2の正位置
タロットカード「コインの2」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
※タロットは、カードの意味と展開を総合的にみてリーディングをします。逆位置も含めた今回のリーディングは下記よりご覧ください。
まず現状に「棒の王」の逆位置
ご相談者様のやり場のない怒り、悲しみが出ています。
顕在意識にある「剣の5」
ご相談者様は、怒りや悲しみを隠すために強気な態度でいることも辞さないようです。たとえば、離婚協議では、容赦なく相手と対峙するでしょう。
潜在意識に「剣の2」
「剣の2」は、理性と感情の狭間で揺れる様を表します。
相手をやりこめたい、と思う一方で、そんなことをしてもなんの得にもならない、と自分に言い聞かせます。苛立ちや腹立たしさを思いとどまらせるために、ご相談者様は心の中でもがいているようです。
過去に「剣の1」
ご相談者様ご自身は、離婚への意志を決めきることができないままに、話だけがどんどんと進んでいったのでしょう。
近未来に「吊るされた男」の逆位置
そうはいっても、ご相談者様は離婚の話に関わらざるをえず、なんとか向き合おうとします。
本心に「カップの小姓」の逆位置が出ていますから、どれだけ話が進んでも、ご相談者様ご自身は態度が決められず、状況に流されてしまいかねません。
「環境・周り」に出ている「コインの10」からみるに、経済的にはそこそこ恵まれた結婚生活だったのでしょうか。
「望みと怖れ」の「カップの2」の逆位置からみえるのは、ご自分の感情がコントロールができないことへの怖れです。彼への不信感があっても、それを感じないようにしているかのようです。
そして「最終結果」に「剣の10」
直接的であれ間接的であれ、彼と関わっていくことは、ご相談者様に精神的な負担を強いるでしょう。
さて今回は、「地上の星」というスタイルで17枚展開しています。
11枚目からは、ご相談者様に対する相手の想いをみるために展開したものです。
ここから彼について読んでいきたいと思います。
11枚目は「剣の王」の逆位置
この配置は、相手の動きを裏付けるカードです。
ここにも、彼の優柔不断さが伺えます。
彼の優柔不断な態度を前提に、12枚目以降のカードが展開されていきます。
12枚目の近未来には「皇帝」の逆位置です。
「皇帝」は秩序と安定のカード。それが逆位置ですから……素直に読めば、秩序と安定の崩壊。
彼にとって、ご相談者様との関係は崩れていくしかないようです。
13枚目の「相手の本心」は「節制」の逆位置
彼の理性や感情は乱れており、コントロールを失っているのでしょう。自分でも、ご相談者様との関係をどうしたらいいのか、がわからないようです。
ただ、自分から務めてご相談者様に合わせようとすることはないようです。
14枚目は「相手が周りからどう思われているか」を表します。これが「カップの1」です。
周りからは、彼が置かれている環境は好ましくあるようです。
15枚目は、彼が「望み怖れるもの」
「カップの6」の逆位置から、過去には戻れない、という彼の思いをみます。
そして16枚目の「剣の女王」の逆位置
ご相談者様との関係を修復しようとする気概を、彼からは感じられません。
ご相談者様と彼の関係は「コインの2」
お互いに「この人でなければならない」という思いがみられません。
さて。
実は、まだ読んでいないカードが一つ残っています。
それは、ご相談者様の2枚目のカード「棒の4」の逆位置のキーカードです。
「棒の4」のカードは、ご相談者様にこういいます。
相手に合わせようとし過ぎてない?
たしかに、ご相談者様にとって彼は大切な人かもしれません。
でも彼の衝動性や優柔不断さという個性が簡単に変わることはないでしょう。
もちろん、彼の個性だからといって、ご相談者様がそれを丸のみする必要もないわけです。「嫌なものはいや」なんですから。
それに、ご自分の気持ちを置き去りにしてまで彼を受け入れるというのは、ご自身の中に感情の爆弾を抱えるようなものです。
だからといって、ご相談者様が彼を変えることはできません。どこまでいっても、彼に変わってもらおうとする労力は無駄です。
けれども……ご相談者様の見方が変わることで、彼が「変わったようにみえる」ことはあります。
そのためには、彼の真意ではなく、ご相談者様ご自身の真意が大切です。
彼の真意が知りたくなるのは仕方がないと思います。ただ一方で、ご相談者様の真意はどうなのでしょう?
彼が「離婚をする」と宣言したんですよね……自分の発言に彼は責任を取っていますか?
30も過ぎた大人が自分の離婚のことを親族に任せるって……ご相談者様は許せることですか?
カードをみる限りでは、彼の中に関係修復への前向きさを感じることはできませんでした。
けれども、どのような道を選ばれるかは、ご相談者様の選択です。
どの道であっても、全ては自分が引き受けなければならない道であり、彼にはご相談者様の道を引き受けられないことだけは、言い切ります。
まだまだお若いご相談者様です。
タロットカードの展開のなかで、ご相談者様のパートに大アルカナがたった1枚だけだったのでいいますが……彼だけが男じゃないよ。
とだけは、お伝えしておきます。
ご相談者様のお幸せを、心から祈っています。
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