引っ越しの時期に悩んでいます。すぐの移住か後に延ばすか……あと一押しのアドバイスがほしいです。
先日は対面で有難うございました。
お陰様で、年内退職することになりました。そこで、すぐに移住をするのか、職業訓練を受けるのか、今とても悩んでいます。要はお金の問題です。春までじっくり準備したい気持ちもあるけど、お金は目減りしていく。
気持ち的には少ししんどいけれど、まだ金銭的に余裕のある今のうちに動いた方がいいのか? なかなか答えが出ません。
先生の無料相談をたまたま見つけて、メールしましたが、良かったでしょうか? あと一押しのアドバイスを頂けたら嬉しいです。
宜しくお願いします。
こちらこそ、先日はありがとうございました。
もちろん、こちらもご利用いただけます!
ただ対面鑑定ではないため、無料占い特有の規定(お応えまでに時間がかかるとか、掲載は1展開のみなど)がいくつかあるので、そのあたりだけ、どうかご了承ください。
さて今回は、「すぐに移住」か「職業訓練受講後に移住」か、の二択で頂戴していますが、こちらは無料占いのため、1展開のみの掲載となります。
そのため今回のご相談については、「すぐに移住する場合の流れ」に焦点をあててお応えします。
ご了承ください。
ホロスコープとケルト十字から「すぐに移住する場合の流れ」について読みます
ホロスコープ(占星術)
ご相談者様
- 太陽:牡羊座
- 月:双子座
- 水星:牡羊座
- 金星:魚座
- 火星:山羊座
- 木星:射手座
- 土星:牡牛座
- 太陽が火星と90度、木星に海王星と120度、天王星と180度
※ここでは、ホロスコープから主要な天体とサイン・月と太陽に係る他天体とのアスペクトを抜粋しています。
※ご相談者様の出生時間が正確に確認できなかったので、ハウスを考慮したリーディングは行いません。あわせて、月のアスペクトも参考程度にしています。ご了承ください
ご相談ありがとうございます。
ご相談者様の出生時間がわからないため、ホロスコープは気質を知るための参考にさせていただきます。
メインのご相談には、タロットカードからのリーディングでお応えしていきたいと思います。
まずは、ご相談者様のホロスコープです。
気質的には「火」の性質が強く、活動と柔軟のバランスがいいです。
一方で、「固める」という部分が弱くもあります。
太陽と水星が「火の活動宮」ですから、思いついたら行動に移したい方だと思います。
一方で、内面の月が「風の柔軟宮」のご相談者様。
出生時間が分からないとはいえ、±6度を考慮しても、双子座に月が入っているはずです。
思いついたことを行動に移そうとすると、心の中で「もうちょっと、柔軟に考えてもいいじゃない? あれもこれも、たとえば、こんなこともできるよ!」と提案が入ります。
牡羊座も双子座も、お互いに好奇心旺盛なサインなのでウマは合いやすいです。一方で、直感と思考のバランスが崩れてしまうと、好奇心の迷走にはまります。
あれもこれも……の果てに、やってみたいことが多くなりすぎて方向性が決められなくなってしまうのです。
とはいえ。
方向性さえ定めてしまえば、ご相談者様の火星の山羊座が頑張ります。ご相談者様の行動力をみると、目的地に向かってやり抜く力を持っているからです。
ご相談者様の現状を見る限りでは、ご自分では昇華しきれないだけの情報がごった煮になっているのでしょう。
情報の整理ができず、それがご相談者様を不安にさせているのだと感じました。
そうであれば、まずは双子座の月を安心させてあげることです。
では、どうやって「双子座の月」を安心させるのか?
双子座は「風」=「情報」を象徴することから、情報の仕分けが大切になります。
このあたりのことは、タロットカードを読んだ後、最後の章でまとめてお話をさせてください。
次は、これらの概要を抑えたうえで、次章以降、タロットカードから「すぐに移住する場合の流れ」をみていきたいと思います。
ケルト十字(タロット)
※今回のケルト十字は、「地上の星」という17枚のスタイルで展開しています。
【1枚目:現在】小アルカナ:剣の4の逆位置
タロットカード「剣の4」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【2枚目:キーカード】小アルカナ:カップの9の正位置
タロットカード「カップの9」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【3枚目:顕在意識】小アルカナ:剣の10の正位置
タロットカード「剣の10」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【4枚目:潜在意識】小アルカナ:剣の6の逆位置
タロットカード「剣の6」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【5枚目:過去】小アルカナ:剣の1の正位置
タロットカード「剣の1」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【6枚目:近未来】大アルカナ:運命の輪の正位置
タロットカード「運命の輪」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【7枚目:本心】大アルカナ:愚者の逆位置
タロットカード「愚者」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【8枚目:相手・環境】小アルカナ:剣の8の正位置
タロットカード「剣の8」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【9枚目:望むもの/恐れるもの】大アルカナ:正義の正位置
タロットカード「正義」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【10枚目:最終結果】大アルカナ:隠者の正位置
タロットカード「隠者」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【11枚目:相手のキー】大アルカナ:吊るされた男の逆位置
タロットカード「吊るされた男」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【12枚目:相手の近未来】小アルカナ:コインの王の正位置
タロットカード「コインの王」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【13枚目:相手の本心】大アルカナ:法王の逆位置
タロットカード「法王」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【14枚目:相手の周囲】大アルカナ:塔の逆位置
タロットカード「塔」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【15枚目:相手の望/恐】小アルカナ:剣の2の逆位置
タロットカード「剣の2」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【16枚目:相手の結果】小アルカナ:カップの8の逆位置
タロットカード「カップの8」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【17枚目:質問者と相手】小アルカナ:コインの3の正位置
タロットカード「コインの3」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
※タロットは、カードの意味と展開を総合的にみてリーディングをします。逆位置も含めた今回のリーディングは下記よりご覧ください。
まず現状に「剣の4」の逆位置
退職、決まってよかったです。ここがちゃんと決まったことで、気持ちも軽くなったと思います。
たとえ「そうなる」と思っていても、実際になってみるのとでは実感も違うでしょう。やっと動き出せる、と、かなりほっとされているようです。
顕在意識にある「剣の10」
いろいろとショックなこともあったと思います。ストレスのピークに立っている状況ですから、まだ解放されているわけではありません。ただ、これから和らいできます。よく頑張られました。
潜在意識に「剣の6」の逆位置
退職の節目を得たとはいえ、次の行く先を考えることで頭がいっぱいです。方向性に迷っている状態が、ここに現れています。
ただ、過去に「剣の1」ですから……ご相談者様ご自身、「こっちにいこう」と決めた道はあるようです。
近未来に「運命の輪」が出ていることから、考えている方向に現実がついてくると思います。
本心に「愚者」の逆位置。
引っ越しをすることは決めているものの、見通しが立たないことには外に体が向かないようです。
「環境・周り」に出ている「剣の8」からみるに、考えずにはいられない……性なのですね。こればっかりは、仕方がありません。
「望みと怖れ」の「正義」のカードからみえるのは……決めることへの恐れが出ています。
「最終結果」に「隠者」
「すぐの移住」に進むと、ご自身のことを深く考える時間が持てそうです。
「隠者」は、内省と自己探求にふけるカード、ともいわれています。
もともと「隠者」が持つ数字「9」が応用や総括の数字であるため、そこから「内省」や「自己探求」というキーワードが派生しているわけです。
けれども、なぜ内省や自己探求をするのか? といえば……自分の能力をもっと活かせる方法を考えたいからです。
自分をもっと活かすためにどうすればいいのか? を考える時間が持てることは、まだ長い先の人生を見据える上では、とても大切な過程です。
さて今回は、「地上の星」というスタイルで17枚展開しています。
11枚目以降は「相手」のパートです。
ここでの「相手」とはご相談者様が置かれている「環境」を指します。
「すぐの移住」という環境はご相談者様にとってどういうものなのか? を客観的に見ていきます。
11枚目は「吊るされた男」の逆位置
この配置は、相手の動きを裏付けるカードです。
もともと「吊るされた男」は、身柄が拘束されているカードです。
それが逆位置ですから、「すぐの移住」は、身動きが取りやすい環境だといえます。
12枚目の近未来には「コインの王」です。
安定した環境となりそうです。
13枚目が「法王」の逆位置
環境に慣れるのに、少し時間がかかりそうです。
14枚目は「相手が周りからどう思われているか」を表します。これが「塔」の逆位置です。
生活環境の変化が大きくなることについては、仕方がないようです。
15枚目は「望み怖れるもの」です。
「剣の2」の逆位置ですから、そこに入ってしまえば迷いは吹っ切れるでしょう。
ただし、前の環境と比較をしてみたり拘っていると、重苦しくなってしまいます。
そして16枚目の「カップの8」の逆位置
お金が出ていく流れを工夫することになります。
しばらくは、出費を抑えることに意識を向けることになるでしょう。
そして、「すぐに移住」するという選択とご相談者様の関係は「コインの3」。調和できる関係です。
たしかに、はじめの1ヶ月くらいは慣れるのに大変だと思います。
けれども、着実に落ち着くことができます。
キーポイントは、給付の申請を出してからはじめの3ヶ月間をどう過ごすのか。
1月から3月までの間にやるべきことが整理できたら、流れにうまく乗っていけると思います。
もうひとつ。
郷に入っては郷に従え、ではないですが……その環境にどっぷりとはまってしまう覚悟を得ると、むしろ楽になります。
持ち前の、好奇心旺盛でチャレンジャーな牡羊座気質を発揮できたなら、新しい環境を楽しめるはずです。
さて。
実は、まだ読んでいないカードが一つ残っています。
それは、ご相談者様の2枚目のカード「カップの9」のキーカードです。
「カップの9」は、期待で満たされるカード。
これが、ご相談者様の心のバランスをとってくれます。
端的にいいます。
移住後の生活にもっと期待をしてほしいのです。
ご自身が楽しそうに生活をしているイメージを、もっともっと膨らませてほしい。
「カップの9」は、そういいます。
ホロスコープのなかでもお話しました。
迷いが多い状態においては、ご相談者様の「双子座の月」を安心させてあげることがポイントになると。
そのために、「情報の仕分け」が大切だといいました。
ここからは、ごくごく一般論としてのお話です。
まずは引っ越しに関することです。
季節的な事情で多少の金額差はあれど、今にしても後に延ばしても、引っ越しに係る費用は必要なお金です。
また、退職した直後、職業訓練を終えた直後、どちらも「無職」という条件も同じです。
次に物件数を考えると、今の季節の北国では少ないかもしれません。
でも、それは6月頃も変わらないと思います。
一般的に、年度初めの3月が入退去のシーズンです。
物件探しは2月頃から始まりましょう。
で、3月中にはほぼ決まっているという状態が一般的。
とすれば、4月以降の変動はむしろ少ないだろうことから、6月の空き物件は少ないのでは? と予想されます。
一方で、空き物件の見通しが立ちやすいのは、1月から不動産巡りをする方だと思います。
なぜなら、2月から3月にかけての変動がある程度見え始めるからです。
それから給付のこと。
職業訓練を受けた場合、訓練機関等にもよりますが、給付が早くなったとしても、訓練が終わると給付も終了する場合の方が多いでしょう。
訓練期間中は、給付のおかげで実際的な生活は回していけると思います。けれども、訓練終了とともに給付もなくなる、となれば……
訓練後に移住をするならば、移住後すぐに働き口を見つけなければ生活が回りません。
考えてみてください。
すぐに働き口がみつかる可能性は、「すぐの移住」にもいえることです。
また「すぐの移住」の場合、年度初めに重なることもあり、求人情報も増える可能性が高いです。
かつ「すぐの移住」の場合、3ヶ月間しのげば4ヶ月目から給付が始まります。
そう。
こういう風に、情報を整理していってほしいのです。
こういうことを、たとえば図にしたり表にしたりして紙に書いてみるといいです。すると、どれだけの期間、なにを頑張れば良いのかが視覚化できます。
こういうメリットデメリットを「見える化」することは、情報を大切にする「双子座の月」には安心ポイントです。
そのうえで大切なこと。
ご自身の感覚です。
ご相談者様ご自身は、どちらのタイプだと思いますか?
後に余裕があることを見越し、瞬発的なバタバタは許容できるタイプ?
今はとりあえずゆっくりしておき、後から追い詰められた方が燃えるタイプ?
ちなみに、このご相談にお応えするうえで、一応……もう一つの選択肢(職業訓練を受けてからの移住)についても見ています。
規定上、ここでは詳しくお話しませんが……移住を先延ばしにしても、いろいろと考えてしまわれるだろうことは、読み取れます。
ただ、遅かれ早かれ移住をするならば、「すぐに移住」の方がまだ楽に動ける方だろうなぁ、と感じました。
決めてしまえば、ご相談者様は「やり抜く力」をお持ちです。
また「じっくり準備をする」というより、インスピレーションや衝動で動かれる方が楽しめるタイプのようにも感じます。
時間があると、むしろ、あれもこれも~、と迷ってしまう方だろうから。
それともうひとつ。
タロットの展開のうち、1枚目~10枚目はご相談者様の状態をみるパートです。
ご相談者様のパートに「現状から離れる」を意味するカードが2枚も出ています。「愚者」と「隠者」です。
「すぐの移住」という選択は、ご相談者様ご自身のタイミングとしても向いている、と感じました。
新たな一歩、心から応援しています。
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