タロット―カードの占い方として、ケルト十字やヘキサグラムなどの展開を行うことがあります。
このときの「キーカード」に「剣の2」が出てきたらどうなるだろう?
ここでは特に、恋愛と仕事の両面から「キーカード」を読むコツを、小アルカナの「剣の2」にみていきます。
また、「こんなときは『剣の2』を意識してみて!」という、「剣の2」からのメッセージとして、タロットカードの1枚引き(ワンオラクル)にもご活用ください!
※使用しているタロットカードは「マルセイユタロット」です。
※ここでお伝えすることは、「必ずこう読もう」というものではありません。ご相談内容や展開されるカードによって、読めることも異なります。あくまでも、よくある一例、としてご参考頂ければ幸いです。
タロットカードの「剣の2」をキーカードとして読むコツ
※小アルカナは、「棒=火」「コイン(貨幣)=土」「剣=風」「カップ(杯)=水」の4つの要素と、1から10までの数字をつかんでおくと、読みやすくなります。
「剣」のキーワードは「知性」「整理」「論理的思考」「理性」「分離」「情報」。そこに「方向性」が現れるのが「剣の2」。
「剣の2」は二つの理性の間で揺れるさまを表します。
自分が「正しい」と思っているものが二つあることで葛藤が起こっているのです。
まるで「こっちらも正しい、でも、こっちも正しい、さぁ、どっちを選ぶ?」と迫られているような状況です。
精神的な緊張状態にありますから、動くに動けないことも多いです。
「剣の2」があるときは、動ける道筋が見えてくるまで静観しておく方がいいです。
外からの情報は遮断してもいいです。いざとなったら動けるように、ここは現状維持に努めてほしいと思います。
タロットカードの「剣の2」が恋愛のキーカードとしてでてきたらどうする?
では、恋愛における「剣の2」のアドバイスはどういうものとなるでしょう?
そこで……ここでは2つの場面に対する「アドバイス」について「剣の2」の意味を考えてみたいと思います。
①ひとつめは、まだ相手がいない場合。
②ふたつめは、相手とギクシャクしてきたとき。
まだ相手がいない場合の「剣の2」からのアドバイス
「剣の2」では、まだ動かない方が賢明です。
小康状態が続くときですから、動いてもいい人は見つかりにくいです。
進みたい道が二つあってそのどれに進もうか迷っている状況であったり
前には道があるのに過去に後ろ髪をひかれて前に進めずにいたり
意見の対立に疲れてしまって気持ちと理性のバランスを保とうと頑張っているときであったり……
そんな状態のときに「剣の2」が出てくることは多いです。
だから「剣の2」は現状維持でもう少し……待って。といいます。
もしかすると、過去の傷がうずいて、そこまで恋愛に一生懸命になれていないかもしれません。
こういうときは、癒えていない心の傷が見えてしまうときでもあるので、多少の痛みを伴うことがあります。でも、ずっとこの状態が続く、ってことは、ない、です。
今は一時的な小康状態だと思って、やり過ごしてもらいたいです。
その代わり、心が落ち着けることをやってほしいと思います。
癒えていない傷を落ち着かせるには……ちゃんと泣いて吐き出すことが、一番効きます。
恋人とギクシャクしてきたときの「剣の2」からのアドバイス
パートナーとギクシャクしてきたときに「剣の2」がキーカードに出てきたときは、心のバランスをとることが大切です。
相手とは距離をとる。
様子を見る
自分からアクションをしない
そのうえで、自分が落ち着ける環境に身をおいてください。
特に意識をしてほしいのは……ついついなにかをいいたくなる衝動を抑えることです。
「黙っている」「なにもしない」って、実は結構大変なことだったりします。
気が荒くなっているときは特に。
相手にいいたくてしょうがない! と思ってしまうかもしれません。
でも「剣の2」は、一生懸命、気を静めようとしているときだと思ってほしいのです。
だから……気を静めようとしている心の後押しをしてあげてください。
たとえば
できるだけ気を静めやすい環境に身をおく
リラックスできるところに行く
どこがリラックスできるか分からなかったら、とりあえずパートナーとは距離を置き、雑音が入ってくる街から離れて自然があるところへハイキングに行きましょう!
ギクシャクしている相手の近くで、心のバランスを保つのはかなりしんどいことだと思います。
そんな修行……しなくていいヨ。
自分と相手を切り離すことも、ときにはとても大切です。
タロットカードの「剣の2」が仕事のキーカードとしてでてきたらどうする?
では、仕事における「剣の2」のアドバイスとはどういうものになるでしょう?
ここは全体的なアドバイスとして考えてみたいと思います。
仕事のキーカードで「剣の2」が出てきたなら、「とりあえず現状維持」が大切です。
ややこしそうなことに首を突っ込まない。
誰かのご機嫌伺いもしなくていいです。
自分が今やれることを淡々とこなすことに注力してほしいと思います。
「剣の2」は「動きたい意志」と「動きたくない意志」の狭間で彷徨っているようなものです。
動く、わけでもなく、やらない、わけでもなく……という状況。
このような状態で何かを判断してもいいことは少ないので、あえて「やる」ことも「やらない」ことも決めないことです。
むしろ、現状維持に努めること。
できるだけ波風を立てないように、ここは乗り切ってほしいと思います。
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