タロット―カードの占い方として、ケルト十字やヘキサグラムなどの展開を行うことがあります。
このときの「キーカード」に「カップのナイト」が出てきたらどうなるだろう?
ここでは特に、恋愛と仕事の両面から「キーカード」を読むコツを、小アルカナの「カップのナイト」にみていきます。
また、「こんなときは『カップのナイト』を意識してみて!」という「カップのナイト」からのメッセージとして、タロットカードの1枚引き(ワンオラクル)にもご活用ください!
※使用しているタロットカードは「マルセイユタロット」です。
※ここでお伝えすることは、「必ずこう読もう」というものではありません。ご相談内容や展開されるカードによって、読めることも異なります。あくまでも、よくある一例、としてご参考頂ければ幸いです。
タロットカードの「カップのナイト」をキーカードとして読むコツ
※小アルカナは、「棒=火」「コイン(貨幣)=土」「剣=風」「カップ(杯)=水」の4つの要素と、1から10までの数字の概要を捉えておくこと。また、人物カードについては人物の役割を知っておくと、カードが読みやすくなります。
「カップ」のキーワードは「くっつく」「混ざる」「愛情」「共感」「感情」「流れる」「集まる」
「ナイト」は、実務者。「キング」の指示を受け、「クイーン」のアイデアをヒントに実際的な行動を起こすのが「ナイト」です。
「カップのナイト」は情(愛情)を行動に移す人。
恋愛であれば、自分から愛の告白をする側です。
仕事であれば、献身的に誰かをサポートする人、あるいは、情の表現者といえます。
たとえば、看護や介護、カウンセラーとして働くこともそうですし、芸術に関わることもありましょう。
情や縁を人から人へ巡らせるために動くのが「カップのナイト」の役割です。
この役割を抑えておくと、「カップのナイト」のリーディングがしやすくなります。
タロットカードの「カップのナイト」が恋愛のキーカードとしてでてきたらどうする?
では、恋愛における「カップのナイト」のアドバイスはどういうものとなるでしょう?
そこで……ここでは2つの場面に対する「アドバイス」について「カップのナイト」の意味を考えてみたいと思います。
①ひとつめは、まだ相手がいない場合。
②ふたつめは、相手とギクシャクしてきたとき。
まだ相手がいない場合の「カップのナイト」からのアドバイス
「カップのナイト」は、ご縁を広げるカードです。
「ナイト」は行動派ですから……
自分からご縁を広げよう!
というのが「カップのナイト」のアドバイス。
新しいご縁に恵まれやすいときですから、ここは積極的に人とコミュニケーションをしていきましょう。
とはいえ……まずすることは……
人が集まるところに行きましょう!
合コンやパーティーなど異性も集まる場へGOデス。
そこで自分からコミュニケーションをとっていくこと。
脈があるとかないとか、気に入る気に入らない、ということはひとまず脇に置いて、誰にも隔てなく声をかけることを意識してみてください。
あなたが相手との会話に興味を持ち、相手の話を「うんうん」と相槌を打ちながら聞いてくれている姿に、相手は惚れるのです。
ただし!! 打算は禁物です。
作り笑いや演技は、見抜かれてしまいます。
無理はしない。でも「どんな人かなぁ~」と純粋な興味を持つこと。
ここからご縁が発展します。
恋人とギクシャクしてきたときの「カップのナイト」からのアドバイス
パートナーとギクシャクしてきたときに「カップのナイト」がキーカードに出てきたら、素直な気持ちを伝えるに限る! デス。
相手への腹立たしい気持ちを持っていても構いません。
どんなにギクシャクしていても、「好き」という感情を感じられるならば……
腹立つけど、やっぱり好き。
と相手に伝えられるかどうかです。「やっぱり好き」というところがポイントです。
もし、もう「好き」という気持ちすら感じられないときは……その気持ちさえも大切にして、そこから離れてもいいのです。
「カップのナイト」で大事なことは、出てくる感情を「ない」ことにしないこと。
「カップのナイト」は感情を巡らせます。
その感情はどんなものであってもいいのです。
ただ、その感情が出てくることを「ない」ことにしないでほしいのです。
そのうえで。
行動派の「ナイト」がキーカードです。
特に相手への「好き」という気持ちがあるならば、その想いを伝えることも大事です。
タロットカードの「カップのナイト」が仕事のキーカードとしてでてきたらどうする?
では、仕事における「カップのナイト」のアドバイスはどういうものになるでしょう?
ここは全体的なアドバイスとして考えてみたいと思います。
仕事のキーカードで「カップのナイト」が出てきたなら、仕事で関わる人の気持ちを汲むことを優先してみてください。
クライアントのニーズに応えるには、何が大切だろうか……
彼(部下や上司)にどんな言葉をかけると安心するだろうか……
「その人の立場になって物事を考えてみる」には、その人になったつもりで相手の言動やよく使う口癖や態度を真似てみるといいです。
真似てみると……不思議とその人が考えそうなことが分かります。
一番効果的なのは、実際に相手の言動をそっくりに動いてみることです。
対象の人が目の前にいなければ、ブツブツといいながら、一度その人の真似をしてみるといいです。
もし嫌いな上司や苦手な人の場合は……
いったんその場を離れてトイレでも行って誰もいないところで、その人の真似をしてみると……あら不思議。
相手への苦手意識が消えて、冷静に相手を眺めることができるようになります。
「なんであの時あんな態度をしたのか?」など、その人の言動が腑に落ちることもあるでしょう。
慣れは必要ですが、仕事での人間関係や特に営業でクライアントとの関係を円滑にしたいならば、試してみる価値アリのワザでもあります。
タロットカードの「カップのナイト」を読むときに参考にしてほしい記事
マルセイユタロットには慣れていない?!でもこれさえ押さえれば大丈夫!
正位置と逆位置のキーワードを完結にまとめています。初心者必見のこちらを参考ください!
↓
マルセイユタロット「カップのナイト」の読み方のコツを知りたい?!
キーワードを押さえるたけでは足りない方には、カードを「読むときのコツ」が参考になります!
↓
コメント