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運命の人に出会えますか?運命はほんとうにあるのだろうか、占いが運命について言えること

彼は運命の人なのでしょうか?

付き合って6年の彼がいます。

社会人になってすぐに出会ったのですが、初対面の時から妙に惹かれるものがありました。

初めての出会いから1週間と経たないうちにまた会う約束をして、そこから6年です。

一緒にいるとすごく居心地が良くて、自然体に戻れる自分がいるというか、リラックスできるというか……お互いに好みも合うし、相手の考えていることもなんとなくわかり合えるんです。

それに自分のコンプレックスも痛い経験も彼は黙って聞いてくれるから、安心して何でも話せる人なんです。

この人は私の運命の人だって感じていましたし、彼とこれから一緒に生きていくんだ、って当然のように思っていました。

なのに1カ月前、彼から突然、別れ話をされました。

その理由が「結婚はできないから」でした。

結婚ができないのは、彼にはやりたいことがあってそれに集中したいからで、それをやるまでにあと何年かかるのか分からないし、これまでみたいに会えなくなるし、だからって、私を縛っておくのは嫌だって、そう話してくれました。

私には思いもよらないことだったから、ほんとうにショックだったんです。

大きなケンカをしたわけでもないんですよ。

それに彼がやりたいことがあるっていうなら、私は、それができるまで彼を待ちたいと思うんです。でも、彼はそれを望んでいないって思うとショックで……

先生、彼は私の運命の人なのでしょうか?

もし運命の人だったら、ここでいったん別れることになっても、また一緒に過ごせる日が来るんですよね?

占いが運命について言えること

運命の人といつ出会えますか?
私にも運命の人はいますか?
今の彼は運命の人ですか?

占いでこのようなご質問をお客様から頂戴することは珍しくありません。

けれども占いでこの問いが求められるならば、占う側は、そもそも「運命」とはどういうことなのか、を解いておく必要があるのかもしれません。

運命とは?

岩波書店の広辞苑では「運命」についてこう書かれています。

人間の意志にかかわりなく、身の上にめぐって来る吉凶禍福。それをもたらす人間の力を越えた作用。人生は天の命によって支配されているという思想に基づく。

タロットで「運命」を考えるときは、このカード達がヒントを与えてくれます。

女教皇は、運命が描かれた自らのブループリントを持ち

吊るされた男は、女教皇の持つブループリントを生きようとする姿

ちなみに「ブループリント」は建築用語で「青図」ともいわれ「設計図」「見取り図」あるいは「完成予想図」という意味で使われる言葉です。

そしてタロットでは「ブループリント」を「その人の青図」「運命の青写真」と表現します。

だからといって、この「青図」に具体的に何かが定められているわけではありません

たとえば

ある人が24歳でAさんに、27歳でBさんに、42歳でCさん出会う

という「青図」があるとして

Aさんが恋人になるのか親友になるのか、あるいは結婚相手になるのかまでは決まっていない、という意味です。

特に「結婚」は人が勝手に作った制度であって、「運命」のような人知を超えた流れとは全く関りのないものですから、結婚相手が決まっている、ということはないでしょう。

もちろん、Cさんは「○○さんという人」という未来の具体的な特定を占いができるわけもありません。

占いにできるのは、占星術からその人の「ブループリント」の概要を掴むことであったり、タロットから「ブループリント」のどの過程にいて、それがどのような道に繋がっていきやすいのかを見ることぐらいです。

またこのような「ブループリント=青図」から言えることは

Aさんとの出会いもBさんとの出会いも、そしてCさんと出会うことも、この人の人生にとって意味があることであり

Cさんと出会うには、AさんとBさんとの出会いを通して何らかの経験を得る必要があって、それをすっ飛ばしてCさんと出会うことはない、ということ。

人との出会いも含め、物事はその人のタイミングや都合だけで起こるわけではなく、相手や環境との仕合せによります。

そして、その人が経験によって成長することなくして棚から牡丹餅が降ってくるような奇跡が起こることはない、ともいいます。

どんな出来事も、どんな出会いも、それはどれもが「運命」であって、経るべくして得ている道だと捉えることができるわけです。

でもそうなると、一つの疑問が浮かぶかもしれません。

運命は変えられないのだろうか?と。

運命は変えられる?

これについて、もし「ブループリント」を「運命」とするならば、タロットや占星術を扱う私には「ブループリントを変えることはできない」ということしかできません。

特に占星術の場合、その人の出生図を「ブループリント」として読むことができるのですが、占星術を扱う上で

「その人が持って生まれたもの」が書かれている出生図を変えることはできないし、だからこそ、出生図のように生きることがその人にとっては最も生きやすい

という前提を持ってリーディングをしているからです。

ただ誤解を招きたくないのは、「ブループリントは変えられない」としても、起こる出来事をどう対処し、どのような行動からどのような結果に導くのか、は選ぶことはできます。

AさんやBさん、Cさんと出会うことは変えられないとして、Aさんとどのような関係を築き、そこからどんな経験や知恵を得ていくのかは自分次第だということ。

また、Cさんと出会うことになっていても、Cさんの関係を育むだけの器量を積むことができていないならば、Cさんとの交流が苦しく重たいものであったり、あるいは、あっけなく終わってしまうことだってあるわけです。

Cさんに相応しくないのに、どうしてCさんから受け入れられることができるでしょうか。

なにより現実を思えば、相手が運命の人かどうか、ということよりも、その人と自分はどうなりたいのか、そのために今自分は何をすればいいのかの方がよほど大事なように思います。

なぜなら、運命やなんだかんだといっても、結局、現実的にできることといえば、目の前の縁を丁寧に扱い自分ができる最善を一生懸命にやっていく、ことぐらい。

「命を運ぶ」と書いて「運命」なのですから、それが運命かどうかを考えることよりも、自分の命をどのように使い人生という道に自分を運んでいくのか、の方が肝心なのだと思わずにはいられません。

どんなに占いを使って「運命」を探ったとしても、今この時を一生懸命に生きずに、今も、その先の運命の輪も、回らない、ということです。

運命の人と出会うために大事なこと

今の彼は運命の人ですか?
運命の人は現れますか?
運命の人といつ出会えますか?

少なくとも、今の彼は「運命の人」であるだろうし、これまでに出会ってきた人も「運命の人」であることは間違いありません。

けれどももし、「運命」を「ポジティブがずっと続くもの」と考えているならば、「運命の人と出会えた」と感じることはちょっと難しいかもしれません。

「ポジティブが続く」ということは「自分がポジティブであるようにし続ける」からこそで、どんな困難な出来事に遭遇してもポジティブであるかどうかは運命とは全く関係ないことだからです。

ましてや、運命の人がポジティブを与えてくれることはありません。

また運命の人に限らず、「彼氏がいつできますか?」「結婚相手といつ出会いますか?」についても、人との出会いは「運気の流れ」「自分の心理状態」「自分の行動」によるため、どれだけ占いで「運気の流れ」を知ったとしても、心理状態と行動が伴わなければ彼氏ができることも結婚相手と出会うこともないでしょう。

でも、だからこそ、なんです。

運命の人と出会い、自らのブループリントを面白可笑しく幸せに生きたいと思うならば、運気の流れとともに、自分の心の状態や行動パターンもいっしょに覗いてみませんか?とお伝えしています。

彼氏がほしいのに、彼氏ができない行動をしていないか?

結婚相手がほしいのに、結婚することに不都合な感情を無意識に抱いていないか?

運が流れるときだけではなく、心理面と行動パターンに注目しながら占うのが私の鑑定スタイルです。

なにより、出会う彼が「運命の人」かどうかを決めるのは、他でもない、あなた自身。そこからどんな道を選ぶのかも、あなた自身が選べること。

運命の人だからといって一緒に居続けないといけないわけではないし、運命の人だからこそ自分が納得するまで彼と話し合い一緒に生きる道を探すことはできる、ということです。

 

さて、うらないば、では、年齢問わずこれからの人生についてのご相談は多く、人には話しづらい恋愛や、病気や大事な人の喪失、あるいは、経営者からの事業展開のご相談に、早期退職や経営から退いた後のキャリアについてのご相談、相続や墓じまいについてのご相談など、さまざまな人生の転機を迎えれらた方が訪ねてくださいます。

どんな思わぬ現実があったとして、「自分はどうしたいのか?」を解きながら、あなたが納得できる道を選ぶためのお手伝いをしています。

あなたご自身が自分の命をどのように使い人生という道に自分を運んでいくのか、納得の道を探ってみませんか?

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