不倫関係にあった既婚者の彼と自分でお別れをしたのですが気持ちがまだついてきません。どうすればいいでしょうか?
独身の私と、既婚者の彼。3年ほどお付き合いをしましたが、最近、自分からお別れをしました。
いろいろなことに随分と悩みながら、このまま彼と一緒にいても幸せになれない、と思い自分から別れを切り出しました。別れたことは後悔していません。ただ、なにもないのに涙が出てしまったり、気持ちのおさまりがなかなかついてこないでいます。
どうしたら前向きになれますか……
既婚者の彼との別れから気持ちを前向きにするには、というご相談に対してタロットカードを展開すると……
【1枚目】大アルカナ0:愚者の逆位置
タロットカード「愚者」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【2枚目】小アルカナ:コインの小姓の正位置
タロットカード「コインの小姓」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【3枚目】小アルカナ9:カップの逆位置
タロットカード「カップの9」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
※タロットは、ご相談内容とカードの意味と展開を総合的にみてリーディングをします。逆位置も含めた今回のリーディングは下記よりご覧ください。
「既婚者の彼とのお別れから気持ちを整理するには」というご相談の3枚展開から読みとれること
今回は、すでに相手との関係性を終えられて後悔をしていない、ということでしたので、ここは3枚展開のうち、時間の流れを見ていきたいと思います。
1枚目の愚者の逆位置は「過去」、2枚目のコインの小姓の正位置は「現在」、3枚目のカップの9の逆位置は「近い未来」と捉えます。
もしかすると、これまで通りの生活のようにと、特に外では、気丈に振る舞っていらっしゃるでしょうか。むしろ、これまでより忙しく動いている毎日を過ごしておられるかもしれません。
頭で考えることと、気持ちで思うことのちぐはぐを、何かに没頭することで一生懸命「ない」ものにしているのかもしれません。
頑張りすぎていなければ、いいのですが……
ただ、ご相談者さまが自ら別れの決断をされた、その選択は、ご相談者様にとっては最善だったのだと思います。
愚者の逆位置をどう読むか、にもよりますが……ここでは、「逆位置になることで警護の犬が愚者を枠の外にだすことを食い止め、冒険にでけることをやめさせた」と読みました。
そして、愚者を「無為」だとするなら、逆位置になれば「建設的」とも見ることができます。だから、別れの選択は、ご相談者さまにとっては最善だった、と読みました。
そうですね……3枚のカードを並べてみて思うのは……あんまりがんばりすぎないで。ということでしょうか……
仕事や職場などで、気丈に振る舞うことは、その立場上、仕方がないかもしれません。
ただ、勝手に涙が出てくるときは、泣けばいい。そう思います。
クヨクヨしていても仕方がない、とか、がんばらないと、とか……そんな風に思ってしまって、「泣いちゃダメ!」と自分に言い聞かせようとしてしまうかもしれません。
それと……既婚者を好きになってしまったことに対する罪悪感のようなものにさいなまれていなければ、いいのですが……
いくら泣いても大丈夫。むしろ、泣きたいときは泣いたほうがいい。
9個のカップが逆になり、そこから水が流れ出るように、流れるままにするのが、いいように思います。
なにより、泣けるときに泣く方が、気持ちが前向きになるのも早いはずです。無理にやめてしまうほうが、しんどくなるように思うからです
いつものように、キーカードもひいています。よかったら、いっしょにみてみませんか。
少しでも、気持ちが楽になれば、嬉しいです。
キーカードは「世界の正位置」
ここからは、ご相談者さまの「どうすればいいでしょうか?」に応えるキーカードを読んでいきたいと思います。
キーカードで出たのは、大アルカナ「21」:世界の正位置です。
「世界」のカードは、「完璧である」を表すカードです。
どんな恋愛の形であれ、望んだ相手と恋愛をし、そしてその恋愛を自ら手放した。
それ以上でもそれ以下でもない、というのが、この「世界」のカードです。だから、完璧。
しばらくは気持ちが落ち着かないかもしれませんが、先ほども書いたように、泣きたいときは泣いた方がいい、と思います。
むしろ、「泣いてはダメ」となる方が、あとにひいてしまうように思います。
形はなくなったからこそ、このタイミングで気持ちも流してしまった方がいい、と、この「世界」のカードは語っているように思います。
そう……このキーカードをひいた後、しばらく眺めていると、頭にふってきた歌がありました。
ご存知でしょうか。竹内まりやさんの「元気を出して」という歌。
私もね……CDを持っているんです。もうずいぶん昔ですから……CD、なんですけど。
その中に『チャンスは何度でも訪れてくるはず 彼だけが男じゃないことに気付いて』という歌詞があって……。
もしよかったら、一度聞いてみてください。
もちろん、泣きたいときは、ちゃんと泣いてね。
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