タロット―カードの占い方として、ケルト十字やヘキサグラムなどの展開を行うことがあります。
このときの「キーカード」に「コインの7」が出てきたらどうなるだろう?
ここでは特に、恋愛と仕事の両面から「キーカード」を読むコツを、小アルカナの「コインの7」にみていきます。
また、「こんなときは『コインの7』を意識してみて!」という「コインの7」からのメッセージとして、タロットカードの1枚引き(ワンオラクル)にもご活用ください!
※使用しているタロットカードは「マルセイユタロット」です。
※ここでお伝えすることは、「必ずこう読もう」というものではありません。ご相談内容や展開されるカードによって、読めることも異なります。あくまでも、よくある一例、としてご参考頂ければ幸いです。
タロットカードの「コインの7」をキーカードとして読むコツ
※小アルカナは、「棒=火」「コイン(貨幣)=土」「剣=風」「カップ(杯)=水」の4つの要素と、1から10までの数字をつかんでおくと、読みやすくなります。
「コイン」のキーワードは「現実的」「物質性」「お金」「身体」「五感」。
数字の「7」は、現状と目標のギャップを埋めようと躍起になる数字。
好戦的で「勝つ」ことに意欲を燃やします。
そのため「コインの7」は、実際的にギャップを埋めようとがんばります。
少なくとも「コイン」が「7」もあるということは、それなりの成果も得て周囲からの評価もあるのです。けれども数字の「7」がもたらす「落差」を埋める渇望は飽きることがありません。
どこまでいっても「まだ足りない」となり、手に入れた現実さえも「こんなもの??」と疑問符をつけてしまうのです。
プロセスをみれば、誰よりも努力家だしよくやっている。けれども、結果をみれば、まだたりない。
これが「コインの7」ですが、どこに目を向けるか、で見えるものが変わります。
もちろん、足りないことへの渇望がさらなる発展へと導くのですが、不本意な結果だからといって、早急な結論をだすのは控えたいところです。
タロットカードの「コインの7」が恋愛のキーカードとしてでてきたらどうする?
では、恋愛における「コインの7」のアドバイスはどういうものとなるでしょう?
そこで……ここでは2つの場面に対する「アドバイス」について「コインの7」の意味を考えてみたいと思います。
①ひとつめは、まだ相手がいない場合。
②ふたつめは、相手とギクシャクしてきたとき。
まだ相手がいない場合の「コインの7」からのアドバイス
「コインの7」は描いた理想と得ている現実とのギャップに納得できない状況を表します。
積極的に出かけてきたし、苦手な交流会にもがんばって出たし……自分磨きもちゃんとやってきた。なのに……なんで彼(彼女)ができないの!!
……そんな不満が溜まっているかもしれません。
でもどうか「もう恋人なんていらない!」なんて、いわないでください。
「今は理想の恋人がみつかる時期ではないんだ」と思って、もう少しゆったりと過ごしてほしいのです。
これまでやってきたことが無駄になることはありません。
慣れないことを一生懸命にやってきた自分を「無駄だった」なんて……絶対ないです。
それに、自分磨きって一朝一夕にはできないし、むしろ、ずっと必要なんじゃないかなぁ……
だから。
今の結果は「うまくいかんかった」だけど、いろいろやってきた自分にご褒美をあげるつもりで、ペースダウンしてゆっくりしましょう。
あなたの魅力に気づく人はいます。絶対に。
でも、自分の魅力を自分であきらめたらおしまいです。自分のために、自分を磨き続けてほしい。
「コインの7」はそういいます。
理想と現実の落差を埋めるには、それなりの時間も必要です。
思うように埋まっていなくても進んでいるのは確かです。
大丈夫。
焦らずに、参りましょう。
恋人とギクシャクしてきたときの「コインの7」からのアドバイス
パートナーとギクシャクしてきたときに「コインの7」がキーカードに出てきたら、早急な結論は禁物です。
別れる時期は今ではない。
だから、もう少しだけ様子をみてほしいのです。
ここは「コインの7」だから、きっと、お互いに見ているところが違うだけだと思うのです。
男女のコミュニケーションって、そもそも、誤解の宝庫です。
男性脳と女性脳、などといういい方がありますが、それだけコミュニケーションで大切にすることが男女で「異なっている」と思ってほしいのです。
男は、「行動からの結果」が愛。
女は、「言葉のやりとり」が愛。
男性は言葉よりも行動からの結果に重きを置く方ですから、女性と比べると、行動に出る前のやりとりをそれほど重視しないところもあります。
返事を曖昧にしても、やることはやるんだから返事なんてどっちでもいいやろ?! ということも多いかもしれません。
一方で、女性は「言葉のやりとり」を大切にします。
お互いに言葉で通じ合っている、ことを確認したいのが女性です。
だから、返事はちゃんとしてほしいし、やってくれるなら快く引き受けてほしいし、それを言葉で表してほしい、とさえ思っているのです。
そのため、男は結果、女はプロセス、ともいいますが、男性にすると「やった結果」が大切で、女性にすると結果よりそれまでのやりとりが大切なんです。
女性からすると、言葉から気持ちが通じていることが確認できなかったら、たとえ男性がなにをやってくれても……嬉しさ半減、半信半疑になることもあるでしょう。
こんな風に、男女間で、そもそもコミュニケーションのポイントがずれているのですから、そりゃ……誤解もするわ、なんです。
ですから、どっちが「いい」や「わるい」ではなく、そういう違いがあるものですから、パートナーシップにおいて、「コインの7」のような「なんでそうなるの??!」とお互いに思うことは、あるいみ自然なことです。
だから「わたしたち別れよう」という言葉はちょっとまってほしい。
これが「コインの7」のアドバイスです。
お互いのコミュニケーションで大切にするポイントの違いを知ると、現実への戸惑いは少し和らぐはずです。そしてそこから、その違いをすり合わせる工夫をしていくことです。
タロットカードの「コインの7」が仕事のキーカードとしてでてきたらどうする?
では、仕事における「コインの7」のアドバイスとはどういうものになるでしょう?
ここは全体的なアドバイスとして考えてみたいと思います。
仕事のキーカードで「コインの7」が出てくるときは、結論に急がずいったん棚上げが得策です。
思うような結果が出ない……となっているかもしれません。
でも、ちゃんと進んでいます。
あなたの理想が高くて今の結果に満足できていないだけで、成果が出ていないわけではないのです。追いついていないだけ。
ですから、ここで辞めるのはおすすめしません。
「もう少し様子をみてほしい」
これが「コインの7」からのアドバイスです。
とりあえず現状維持をすることです。
もちろん現状維持といっても、現状を維持するための努力は必要です。ここを怠ると、むしろ事態は悪化します。
理想と現実の落差を埋めるのが「7」の使命。形にするのが「コイン」の役割ですから……ならば!
理想の形になるまで追求するのが「コインの7」の進む道。
まだまだ試行錯誤が必要だ、と思うくらいがちょうどいいです。
結果に満足できないからこそ、発展していくというものです。
前向きに続けることが、ギャップを埋めるコツです。
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