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自分のことは誰も分かってくれない……心のことを勉強しても思うようにならない人へ占いをすすめる理由

自分がされて嫌なことは人にはしていません。でも誰も分かってくれなくて……

人付き合いは苦手なほうだと自覚しています。

だからいろいろな本を読んで心のことを勉強して、自分が変わればもっと周りともうまくやっていけると思って、いろいろとやってきました。

我慢はよくない、というから、なるべく我慢せず思っていることは伝えます。だからといって、自分がされて嫌なことは人にしないようにしています。

仕事のことで「これどうしたらいいんですかね……」って同僚に質問されたら、自分の知っている限りのことは、できるだけ分かりやすく説明するように心がけています。

後輩がミスした時も、どこに原因があってどうしたらもっとうまくできるか、次はミスしないようにって、できるだけ優しく細かく話してあげるし、上司に指示される前に、言われるだろうことを察して先に段取りをするようにしたり。

自分が人からされると嬉しいことを、人にやっているつもりです。

それなのに……途中で話題を変える同僚にミスを連発する後輩。
しかも、何を伝えても気のない返事をするばかりなんです。

上司は上司で、「それぐらい当たり前でしょ」っていう態度で評価をしてくれないし、私が「もうちょっとこうするとどうですか?」とアイデアを提案しても「この件はそこまで大事じゃないから、別に今のままでいいよ」って取り合ってくれないし。

良かれと思うことを精一杯やっているんです……でも誰も分かってくれない。

そうして言葉を詰まらせながら震えた声で「それでも……やっぱり現状をどうにかしたいと思うんです。だから上司や同僚や後輩が私のことをどう思っているのかを知りたいんです」と、占いの扉をたたかれる方がいます。

そういう方の中には、心のことやスピリチュアルなことについて興味があり学ばれている人が意外と多くて、ときどき「相手は自分の鏡だから」とか「現実で起こっている嫌なことも、全部私が望んでいることなんですよね」など、自分のせいでこうなっているんだ……と仕方なさそうにつぶやかれることもあります。

心の勉強をすればするほどしんどくなるのは、なぜ?

もし見当違いの努力をしていると、心の勉強をすればするほどしんどくなることがあります。

「相手は自分の鏡だから」
「現実で起こっている嫌なことも、全部私が望んでいることなんですよね」

突き詰めていけば、たしかにそうなのかもしれません。

けれど、現実的には苦手な人はいるものだし、相性が合わない人だっているわけで、相手は自分の鏡だからといって、なんでもかんでも「私が悪いんだ」と自虐ばかりしていては身が持ちません。

どんなに嫌なことでも辛いことでも「全部私が望んでいること」だとして、内観して「自分のなにがそうさせているのか」と原因を探し見つけたからといって、現実が変わるわけではりません。

特に原因探しは、自虐するネタをかき集めるだけの場合も多く、原因を突き詰めた安心感を得ることはあっても、解決するための動き方が分からないままに「どうせ私なんて……」と自虐してしまう方も少なくないように感じています。

また自己啓発や心理の本をたくさん読んだりセミナーに参加したり、実際に講座を受けたりなどで、心のことをよく学んでいる人ほど陥りがちなのが、知識に縛られ問題の本質がみえないままに表面的な動きだけをしてしまうこと。

個々の事情は全く異なっているにも関わらず、本や講座で挙げらる「たとえ話」から「こういう場合はこうすればいい」と型にはめてしまったり、ある種の思い込みに縛られてしまうのでしょう。

こうなってしまうと、いくら状況が好転するようにとがんばってみても思うようにならず、感情的になっては「やっぱり私ってダメな人……」と自己卑下。

そして、まだまだ知識が足りないからだ、と心とスピリチュアルの勉強を進める。
新しい知識の型にはめて思い込みに囚われ、思うようにならず自己卑下して……
こんな堂々巡りのループにハマってしまうのです。

あるいは、こういうたとえをするとどうでしょう。

たとえば、掛算で解けば早い問題が目の前にあったします。
どこかで学んだ講座で似たような問題が取り上げられていて、それは足し算で解くといい、とあったから、講座の先生が言う通りに、目の前の問題も足し算で愚直に解こうとする。

本来は掛算で取り組めば早い問題も、足し算で解くのですから、どれだけ時間と労力がかかることでしょう。
足し算をしているうちに気力を使い果たし解くのを諦めてしまう……なんてことも起こりかねません。

つまるところ、動く方向がズレていることに気づかず見当違いの努力をしていて、目の前の問題は解けずに状況は打開できないまま。しかも、かえってしんどくなっているのです。

こういう事態に陥らないためには、原因探しをするよりも、また本や講座の知識で動くよりも、まずは自分の置かれている現実をできるだけ客観的にみることが必要です。

その上で「どう動くか」の現実的な方法を自分の頭で考え、動き、また客観して……と繰り返してみることです。

なぜホロスコープやタロットカードを、客観するのに最適な道具だ、というのか

心理の勉強をしていると、「客観しましょう」という言葉に何度と出会っているかしれません。

「客観しましょう」の言葉とともに、客観する方法が書かれている場合も多く、先生によっては独自の方法を開発されていたりするので、やり方はほんとうにたくさんあると思います。

実際に私もNLPという手法を学んでいますが、それでも、「状況をできるだけ客観的にみる」のに最適な方法として、ホロスコープとタロットカードを挙げます。

ホロスコープとタロットカードをおすすめする理由は、主に二つあります。

一つ目の理由

それは、ホロスコープやタロットカードは、この10年や20年で体系化されたものではなく、何百年の時を経て練られてきたものであり、たくさんの叡智が詰まっている集合知だから。

ホロスコープという天体図を用いる占星術は、古代バビロニアで行われた大規模な天体観測が起源といわれており、現代のイギリスではアカデミックな位置づけもされていて、専門学校や研究機関に加え、一部の大学では学位が取得できる学問として扱われています。

またカードという道具を占いで用いるようになったのは18世紀ごろ。フランス革命前後にパリで活躍していた占い師のエテイヤという人物が、現代的なカード占いの方法を本にして出版したといわれています。

▶関連記事:エテイヤ(エッティラ)のタロットを読んでいく(序章)

これだけ多くの時間と人の手を経て今に受け継がれているわけですから、近年日本に溢れている客観のワークよりも、洗練されているといえます。

二つ目の理由

それは、うらないばの鑑定を受けてくださった方やレッスンを受けられている方の生の声にあります。

以下は、鑑定を受けてくださった方からのご感想です。

自分の資質的部分はなかなか他者からの評価がないと独りよがりにも思えるところがあり、判断が大いに鈍ってしまいます。
自分自身を客観的に見つめて今後の策を練るというのはこの歳になってもなかなか難しいです。自分の航行先の舵取りに迷うのですから困ります。
後藤先生からのアドバイスがグサリと刺さりました。そして、そこから陽が射し始めたような明るい気持ちになりつつあります。

「仕事に限界を感じて自分に合う仕事が分からなくなったら、まずは「自分の見方」を広げてみよう」という記事にも書きましたが、ホロスコープはいわゆる「自己分析ツール」として使うことができます。

自己分析ツールですから、その人の資質やコミュニケーションのクセ、行動の原動力などが分析できます。
また本人には見えていなかった可能性を浮き彫りにすることができるので、そこを分析して伝えれば、アドバイスにもなるのです。

あるいは、自分以外の人を分析するために使えば、自分と相手との違いがあることも知れるでしょう。

違いがわかれば、「どうしてうまくいかないのか」も知ることができますし、「どうすれば相手に伝わりやすいのか」を考えることもできます。

さてもう一つの生の声をご紹介します。
こちらは、「ホロスコープスプレッド」というタロットの展開法をレッスンした際に頂戴したご感想です。

ホロスコープスプレッド自体の無機質的なカードの意味の提示の仕方が、なんともいえぬ相談者とは距離感があり、また読み手を選ばず情状酌量の余地も無しという特性に好感を持ちました(笑)!

ケルト十字のようなディープな事象、心の内、表面的な表情などという有機的な占い方ではないので一刀両断なホロスコープスプレッドの特徴は迷える子羊をあっという間に丸裸にしてしまい、その潔さにまざまざと気づかされたという気持ちでおります。

タロット占いは偶然性を利用した占いの手法ですが、まさに「情状酌量の余地なし」で、状況を見せつけられるのも特徴です。

なによりホロスコープやタロットには、たくさんの人の叡智が詰まった膨大な本やテキストがあるため、その中の言葉を借りて読めば、自分の解釈や主観を挟む余地をなくすこともできます。

実際にカードに親しんでもらえればわかることですが、こういう「余地のなさ」が、自分や状況を客観するための道具として最適だ、という理由でもあります。

動く方向性がズレていないか、確認してみませんか?

見当違いな努力を続けたまま、「相手は自分の鏡だから」「全部私が望んでいることなんですよね」などと、知識に縛られ投げやりにならなくていいんです。

心のことを勉強しても思うようにならない状況が続いているなら、まずはホロスコープとタロットを使って、動く方向性がズレていないか確認してみませんか?

ホロスコープで自分や周りの人に対する見方を広げることで、「あの人はこういう考えのクセを持っていて、自分はこういうクセがあるから、ここが合わなくてもしゃーないね」と、いい意味での開き直りや納得できることも多いです。

タロットカードから自分の置かれている状況を客観すれば、その先について「じゃぁどうする?」と、個々の状態に応じて策を練ることもできます。

それにもし、客観する道具としてホロスコープやタロットを使えるようになりたい、と思われるなら、使い方をお伝えします。

いつでも、うらないば、 にてお待ちしています。

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