失恋しました。私を恋愛対象としてみられなくなった、と彼にいわれました。なにをやっても楽しめずにいます。失恋したときはどう過ごせばいいの……
先日、4年ほど付きあっていた彼と別れました。彼から、妹みたいにしか思えなくて恋愛対象としてみられなくなった、別れよう、といわれました。
別れてから数日経ちますが、寂しいとは思いません。彼のことは大好きでしたが、自分では納得して別れたつもりです。別れるとき、彼には笑顔でさよならしました。
でも、ときどき勝手に涙が出てきたり……好きなスイーツを食べても美味しくないし、趣味でやっている音楽も楽しくないし、気分転換ができません。友人に聞いてもらおうとしても、別れたことは結局話せず……合コンは苦手だし、楽しめるものもなく……
失恋したときの、いい過ごし方について教えてください。
失恋の過ごし方をしりたい、というご相談にタロットカードでケルト十字を展開すると……
【1枚目:テーマ】小アルカナ:棒の4の逆位置
タロットカード「棒の4」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【2枚目:覆われたベール】小アルカナ:コインの2の逆位置
タロットカード「コインの2」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【3枚目:キーカード】小アルカナ:カップの4の正位置
タロットカード「カップの4」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【4枚目:過去】小アルカナ:棒の9の逆位置
タロットカード「棒の9」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【5枚目:現在】大アルカナ6:恋人の正位置
タロットカード「恋人」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【6枚目:未来】大アルカナ14:節制の逆位置
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【7枚目:本心】小アルカナ:剣の7の正位置
タロットカード「剣の7」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【8枚目:相手・環境】小アルカナ:棒の小姓の逆位置
タロットカード「棒の小姓」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【9枚目:最終的な意思】大アルカナ1:魔術師の正位置
タロットカード「魔術師」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【10枚目:着地点】小アルカナ:剣の3の逆位置
タロットカード「剣の3」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
※タロットは、ご相談内容からカードの意味と展開を総合的にみてリーディングをします。逆位置も含めた今回のリーディングは下記よりご覧ください。
「失恋の過ごし方をしりたい」というご相談のケルト十字から総合的に読みとれること
ここはもう、これしかなくて……
泣いてあげて。
1枚目のカードにパワーチャージの「ワンドの4」の逆位置、最後のカードに悲しみの「剣の3」の逆位置、そしてキーカードは癒しの「カップの4」の正位置。
カードを眺めてみても、今は「泣く」がとても大切だと思います。
「どうやってパワーチャージをしようか……」から始まり、途中、自分の感情を押し殺し気丈に振る舞おうとしますが、最後は、悲しみを乗り越える姿が展開に現れています。でもそのためには、自分をちゃんと癒してあげられることが大切だと、キーカードがいいます。
「癒す」については、「カップの4」のキーカードが持っている意味なので、ここは改めて次項で読んでいきます。
その前に、少しだけお話をさせてください。
ご質問者様の「どうすればいい?」には、次項以降で応えています。
ここから事項までは、カードから読める未来のお話をしています。
そのため、ご質問の主旨とは少しずれているかもしれません。
もし、カードのお話や未来のお話に興味がなければ飛ばしてくださいね。
さて……少し未来のお話です。
ご相談者様の未来をひとことでいうと……未来はあかるい。
新しい素敵な出会いが待っています。
なぜそういうかというと、今回の展開にでてくる「大アルカナ」の流れを読んだからです。
タロットカードは22枚の「大アルカナ」と56枚の「小アルカナ」の2種類に分かれていて、合計78枚を使って占います。
この2種類に優先順位や優劣があるわけではありません。この二つの違いは、「大アルカナ」の方が抽象的で、「小アルカナ」は具体的、ということです。
「大アルカナ」は人生の大きな範囲や大きな出来事……いわゆる「人生の転機」を表し、「小アルカナ」は人生の狭い範囲、つまり日常の出来事、を表します。
未来のお話は、この「大アルカナ」で読みました。
現状に「恋人」のカード。
今の状況は……自分の力では変え難いどうしようもないものだった。
未来に「節制」のカード。
生まれ変われる力を持っている。逆位置なのは、まだその力を使えていないから。
最終的な意思に「魔術師」のカード。
新しいスタートを切る!
今よりもっと魅力的な自分になり新しい恋愛に進む姿が、「大アルカナ」の流れから見えるのです。
さて、ここからは、キーカードに場をゆずりたいと思います。
ご質問者様の、どうやって過ごせばいいか、は「キーカード」が応えてくれます。
よかったら、いっしょに読んでみてください。参考になればと思います。
キーカードは「カップの4の正位置」
ここからは、ご質問者様の「どうやって過ごせばいいか?」に応えるために、キーカードを読んでいきます。
キーカードで出たのは、小アルカナ「カップの4」の正位置です。
「カップの4」は、「癒し」のカードです。
「癒し」というと、好きなことをしたり楽しいことをしたり、気持ちいいことをしたり、リラックスできることをしたり……で得られると思われるかもしれません。でも……少し違います。
「癒し」は、自分をゆるしてあげるから、得られるものです。
「癒す」とは、自分をゆるしてあげること。
好きなことも楽しいことも、気持ちいいこともリラックスできることも、「それをしていいよ」と自分にゆるせているから、できることです。
でも意外と多くの人が、ほんとうにしたいことやほしいものを、自分に「していいよ」といってあげられていないのも事実……多いんです。
遊んじゃいけない、楽しんじゃいけない、休んじゃいけない、納得しなきゃいけない……結構多いです。いけないづくし。
でも……あなたも、「泣いちゃいけない」って思っていませんか? 「泣くなんて格好悪い」とか「彼のためにも泣かない」とか……
「泣く」って、とても大切なことです。
辛い出来事や悲しいことを乗り越えるときには、特に。
「悲しい」という感情って、「悲しい」がちゃんと表現できないと消えてくれないんです。
楽しいことをしようとしたり、勝手に涙が流れてくれたり、ぼうっとする、では「悲しい」って消えなくて。
そんな「悲しい」の表現のひとつは「泣く」。自分の意志で「泣く」ことです。
どうやって「悲しい」を表現するの? となれば……こんな感じ。
とにもかくにもまずは、どんな暴言でも罵声でもいいから、自分の本当の気持ち、彼にいえなかったこと、彼にいいたかったことを吐き出す。
周りに人がいるとビックリされるので、人のいないある程度大きな声を出しても大丈夫な、お風呂とか防音設備のあるカラオケボックスとか……布団の中とか。そんなことろでやるといいです。
とにかく、吐き出す。一緒に涙が出てきたら、そのままに流してあげる。鼻水がでてきても……大丈夫やし。
体に溜めこんでいるものを、吐き出すようなイメージ。
恨み節や八つ当たりではなく、素直に「もうええっか。楽しかったんやし」と思い出を懐かしめるようになるまでやってほしいのです。
これも「癒す」ということ。
悲しいことは「悲しい」とちゃんと泣いてあげる、これが「癒し」になります。
これができていないと……楽しいなんて気持ちも湧いてこないから。なにをやってもオモシロくないし、どうでもいいとさえ思ってしまうから。
泣いても大丈夫。誰もあなたを笑ったり責めたりしないよ。
失恋の過ごし方は、「なんやねん! むかつくわー!!!」から、泣くこと。これができたら、もう大丈夫。
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