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自分のことが分からなくて息苦しさを感じたら、まずは「そうやなぁ」とつぶやていみよう

周りの人から「真面目だよねー」とか「優しいよね」とか言われても、自分ではそう思えないときってあると思います。

周りの人からよくいわれる「私のイメージ」に合わせようとし過ぎていませんか?

いちど「いい人」にタグ付けされてしまうと、ほんとうは嫌なのに「イヤ」が言えずに引き受けてしまったり、思っていることがあっても言い出しにくくて言葉を濁してしまったり。

「面倒ごとには巻き込まれたくないから、何も言わないように割り切っている」という方もいますが、誰もがそう簡単に割り切れるものでしょうか……

職場で「こういう人」というイメージがいちど作られてしまうと、「こういう人」に自分もならなきゃ! と頑張ってしまい、やがて自分の心を圧し潰してしまうように思います。

はじめから「自分」を出すことができれば、変なイメージを作られずに済むのかもしれません。

けれども、「自分のことが分からないんです」というご相談は多く、そういう場合の多くの人は、作られたイメージとの違和感を感じつつ拒否することもできない状態に悶々としているように見受けられます。

なかには「これでいいのだろうか……と迷ってばかりで自分のやることに自信が持てない。自分で自分のことが分からなくなる……」という方も。

でもね。
もし、自分で自分のことが分からんようになっても、自分のことを「アカン」なんて、思わんといてください。

自分のことが分からなくなったり、どうしたらいいのか考えられなくなっても、少しも変じゃないし、こういう流れの中に入ってしまうことって誰にでもありうることです。

こうなってしまうことに、「アカン」も「エエ」もないんです。

「そうやなぁ」のつぶやきが息苦しさを和らげて消していく

けれどももし、自分のことが分からないようになって息苦しさを感じてきたら、その息苦しいことに「そうやなぁ。しんどいなぁ」と自分で自分につぶやいてみてください。

どんな否定的な気持ちや破滅的な気持ちが湧いてきても、「そうやなぁ」の同意だけでいいんです。

ホンマはしんどいねん……→「そうやなぁ。しんどいなぁ」
ホンマはあんなこともこんなこともしたくないねん!→「そうやなぁ。したくないよなぁ。」
あいつホンマに腹立つねん!!→「そうやなぁ。腹立つなぁ」

これは、自分の気持ちを「アカン」とか「エエ」のジャッジをするのではなく、「そいうものがある」を知ってあげるための行為です。

かくれんぼで隠れている小さな子どもは、いつまでも見つけてくれないと不安になって「ここにいるよ!」とわざと見つけてもらうためにアピールしてくることがあります。

感情もこれと同じようなところがあって、感じているのに感じていないふりをすると反発を招きます。感情に蓋をすると後から爆発するのは、そのためです。

「ある」ものを「ない」ようにしていると、やがて「ここにおるわー!」とアピールしてくるからです。

だから、どんな否定的な気持ちも破滅的な感情も見て見ぬふりをするのではなく、「そうやなぁ」とつぶやくことで、その存在に同意してあげるわけです。感情に対して「見つけたからもう大丈夫やで」と伝えるつもりで「そうやなぁ」と。

これをやっていると、感じていた息苦しさや悶々とした気持ちがいつの間にか消えていることでしょう。

とはいえ……
息苦しさや気持ちのしんどさは「そうやなぁ」で消えるのですが、「自分で自分が分からない」という疑問が消えるわけではありません。悶々とした感情は消えても疑問は相変わらず残ったままです。

「自分のことが分からない」に対処する方法はいくつかありますが、人に聞くのが最も早いと思います。悶々とした感情が消えているなら、どんな返答が返ってきても冷静に受け取ることができましょう。

ただ……親しい人に聞いても、無難な返答が返ってくることも少なくありません。また聞ける人がいない、ということも。

そんなときは、いつでもお伺いします。

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