タロット―カードの占い方として、ケルト十字やヘキサグラムなどの展開を行うことがあります。
このときの「キーカード」に「コインの3」が出てきたらどうなるだろう?
ここでは特に、恋愛と仕事の両面から「キーカード」を読むコツを、小アルカナの「コインの3」にみていきます。
また、「こんなときは『コインの3』を意識してみて!」という、「コインの3」からのメッセージとして、タロットカードの1枚引き(ワンオラクル)にもご活用ください!
※使用しているタロットカードは「マルセイユタロット」です。
※ここでお伝えすることは、「必ずこう読もう」というものではありません。ご相談内容や展開されるカードによって、読めることも異なります。あくまでも、よくある一例、としてご参考頂ければ幸いです。
タロットカードの「コインの3」をキーカードとして読むコツ
※小アルカナは、「棒=火」「コイン(貨幣)=土」「剣=風」「カップ(杯)=水」の4つの要素と、1から10までの数字をつかんでおくと、読みやすくなります。
「コイン」のキーワードは「現実的」「物質性」「お金」「身体」「五感」。
数字の「3」は創造や発展を表す数字です。
「コインの3」は現実的な発展を表したり、人間関係でいえば協力的な関係を表します。
みんなで協力しながら現実的な豊かさを作っていく、と捉えてください。
またどちらかといえば、目立つことなく地道にコツコツ固めていく、というイメージです。
「コイン」の要素は「土」ですから、器の中で発展する=組織で活躍する、こともあるでしょう。
ワンマンプレーではなく、人との関りのなかで自分の役割を全うする、ということです。
「発展」というと華やかなイメージがありますが、ここでは「コイン」=「土」の要素からみる「発展」を考えることが大切です。
タロットカードの「コインの3」が恋愛のキーカードとしてでてきたらどうする?
では、恋愛における「コインの3」のアドバイスとはどういうものとなるでしょう?
そこで……ここでは2つの場面に対する「アドバイス」について「コインの3」の意味を考えてみたいと思います。
①ひとつめは、まだ相手がいない場合。
②ふたつめは、相手とギクシャクしてきたとき。
まだ相手がいない場合の「コインの3」からのアドバイス
「コインの3」は「現実的な発展」を表すカードです。
ここは「地に足の着いた恋愛」をしていきたいときです。
でも「地に足の着いた恋愛」って……なんでしょうね……
つまるところ、冒険や駆け引きなしに恋愛を楽しんでね! なのですが、「コインの3」では、まずは「気持ちを固める」ことを意識してほしいのです。そこには、恋愛からの「結婚」も含まれます。
特に、まだ相手がいない場合であれば、「結婚」も考えたいのかそうではないのかによって付き合いたい相手も変わってくるでしょうから。
それともうひとつ。
気持ちを固めたあとは、その気持ちを形にしてください。
気になる人がいれば、自分の想いを託したプレゼントで告白するのもアリです。
特定の人がいなければ、気持ちを形にするため実際に行動していくこと。
結婚を意識したお付き合いをしたいならば、たとえば、婚活サイトに登録することも、「気持ちを形にする」第一歩。
「コインの3」では派手な演出も思わせぶりな態度もいりません。
その代わり、自分の気持ちを何らかの形(物や態度、行動)で表すことを大切にしていれば、いい人との出会いはすぐそこです!
恋人とギクシャクしてきたときの「コインの3」からのアドバイス
パートナーとギクシャクしてきたときに「コインの3」がキーカードに出てきたら、自分の立ち位置を確認してから動きましょう。
自分はこのギクシャクをどうしたい?
自分はパートナーとしてなにができるのか?
この二つを、まずは考えてみてほしいのです。
今の状況については
しばらくこのままで様子を見るのもいいし
ギクシャクした状態を早く解消して仲良くしたい! でもいいし
まずは自分はどうしたいのか? を固めてから動きたいのです。
それともうひとつ。
相手がなにをしてくれるのか、ではなく、自分は相手になにができるのか、に重心を置いてください。
それが、ここでいう「自分の立ち位置を確認する」ということ。
相手の気持ちや行動は、たとえパートナーであってもコントロールをすることはできません。もちろん、お願いは出来ますよ。
でも、お願いしたことをやってくれるかどうかは相手次第。やってくれなくても、相手にも都合があるのだから仕方がない、と思ってほしいのです。
相手がなにも応えてくれない! と不満が募るばかりなら……どのみち円満な関係は続けられないので、分かれたらいいです。あなたにはもっと相応しい相手がいるはずです。
パートナーシップって
「彼(彼女)を愛しているから、自分ができることで貢献したい。それで楽しい人生を一緒に歩こうよ」
なはずなのに、関係に慣れてくるとなぜか「自分がこれだけやったからあなたもこれだけやって!」とお互いに勘違いしがちです。
でもね……パートナーシップって、お互い様だから。
自分が差し出したものがそのうち勝手に返ってくるヨ。時間はかかるけど、忘れた頃になることがおおいけど、ちゃんと返ってくるから。
だからまずは、自分はパートナーとして相手になにができるのか? から出発してほしいです。あまりにも相手が勘違いをしていて一緒にいても楽しくないなら……別れたらいいし。
自分たちのエネルギーを持ち寄ってお互いに発展していこうよ!
これが「コインの3」のパートナーシップです。
まずは「わたしはなにができる?」から動いてみてください。あなたに相応しいパートナーであれば、そこから発展して、もっと固い絆で結ばれる安定した関係を作られるから。
タロットカードの「コインの3」が仕事のキーカードとしてでてきたらどうする?
では、仕事における「コインの3」のアドバイスとはどういうものになるでしょう?
ここは全体的なアドバイスとして考えてみたいと思います。
仕事のキーカードで「コインの3」が出てきたなら、みんなでうまくやるにはどうすればいいか? を意識してください。
先にも書きましたが、「コイン」は「土」の要素です。
土の塊から「器」が作られることから、特に仕事がテーマであれば、その器は「会社」であり「組織」となります。
またここは「コインの3」ですから、組織のみんなで力を合わせて発展しよう! となるわけです。
一方で、「コイン」の要素である「土」は、「固める」という作用があるため、個人に合わせると、特定の技能や才能を固める=専門的になる、という意味もあります。
そのため「コインの3」では、専門家が集まって協力し合いながら創造的な仕事をする、という捉え方もできます。
最近は、「会社」という枠にはとどまらない、各人の個性を発揮できるコミュニティも多くあります。
会社にとどまらない「組織」で、自分の特技や才能が活かせる生産的な活動をすることは、現代的な「コインの3」なのかもしれません。
「コインの3」の根底には、その集団が「会社」かどうかにかかわらず、個人が持てる力を持ち寄り、みんなで協力しながら安定的な創造社会を作ろう、という心理が働きます。
個人プレーよりも協創プレー。
ここを意識しながら仕事を進めてほしいと思います。
タロットカードの「コインの3」を読むときに参考にしてほしい記事
マルセイユタロットには慣れていない?!でもこれさえ押さえれば大丈夫!
正位置と逆位置のキーワードを完結にまとめています。初心者必見のこちらを参考ください!
↓
マルセイユタロット「コインの3」の読み方のコツを知りたい?!
キーワードを押さえるたけでは足りない方には、カードを「読むときのコツ」が参考になります!
↓
コメント