夫婦で一緒に過ごす時間が少なくなって……さみしいです。
結婚して3年になります。
この春、彼の職場で人事異動があり、彼が希望していた部署に配属となり昇進も果たしました。
とても張り切っていたのですが……帰りも遅く、平日、ほとんど顔を合わせることがありません。休日はゆっくりと寝ていたいという思いも分かるのですが……彼と一緒に過ごす時間がとても少なくなってとても寂しいのです。
今が彼の頑張り時なのかもしれませんが……私はどうしたらいいですか?
夫婦で一緒に過ごす時間がほしい、というご相談にタロットカードを展開すると……
【1枚目】小アルカナ2:カップの正位置
タロットカード「カップの2」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【2枚目】小アルカナ1:棒の正位置
タロットカード「棒の1」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【3枚目】大アルカナ12:吊るされた男の正位置
タロットカード「吊るされた男」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
※タロットは、ご相談内容とカードの意味と展開を総合的にみてリーディングをします。逆位置も含めた今回のリーディングは下記よりご覧ください。
「夫婦で一緒に過ごす時間が少なくなってさみしい」というご相談の3枚展開から読みとれること
3枚展開のうち、1枚目のカップの2の正位置は「ご相談者様ご自身」、2枚目の棒の1の正位置は「ご相談者様と関わっている相手」、3枚目の吊るされた男の正位置は「1枚目と2枚目のこれからの関係性」と捉えます。
ご相談者様ご自身は、旦那様がしんどい思いをしていることがあるならば、その辛さを分かち合いたと思っているでしょうし、少しでも気が楽になるようになんでも話してほしい、と思っているかもしれません。
一方で、旦那様は仕事のことで頭がいっぱいであるようです。
念願かなって配属になった部署です。
成果を上げたい、という気持ちは抑えられないのでしょう。
ただ、火の性質が暴走してしまうと、独りよがりになり孤立する危険性もはらみます。
一本で立つエースの棒は、比類ないものですが、一方で、一本であることの不安や孤独を持っていることもあります。
だからこそ、情熱で走っていたい、というところがあるのかもしれません。
止まってしまうと……不安だから。
とはいえ、これは、あくまでも旦那様のお話です。ご相談者様の状況ではありません。
ここのところは、押さえておきたいポイントです。後ほど、キーカードとともにお話します。
二人の関係は3枚目のカード「吊るされた男」
今は、身動きができない状態であることがわかります。
特に旦那様は、身体的に辛い状況にあるかもしれません。
ご相談者様は、気持ちのしんどさをお持ちでしょうか……
なにかできることがあればしてあげたい、でも、なにをしたらいいのかわからない。
しんどいときほど力になりたい。いろいろ話をしてほしい……
わたし、あなたの役に立たないの……?
……どうしたいいの!!!
そうやんね……
とりあえず……
深呼吸しよ。
息を吐いて……吸って……
2~3回深呼吸できたら、次にまいりましょう。
「キーカード」があなたの背中をそっと押します。
キーカードは「コインの1の逆位置」
ここからは、ご相談者さまの「どうすればいいでしょうか?」に応えるキーカードを読んでいきたいと思います。
キーカードで出たのは、小アルカナ「1」:コインの逆位置です。
小アルカナは、まず四大元素をみるのでした。
ここでは「コイン」。これは「土」の要素です。
「土」は、物質や現実性を表します。また具体的な成果や結果を手に入れる、という意味も持ちます。
数字はスタートの「1」。現実的な何かをはじめる、ということにもなります。
ですが、ここでは逆位置です。
逆位置の読み方のポイントは「カードそのものの在り方は変わらない」「流れが逆流している」ということを押さえておくことでした。
キーカードである、「1」のコインの逆位置から、二人の間において実際的に何かをスタートさせることは得策ではないように思います。
前述しましたが、今は突っ走りたいのが旦那様なのです。
残念ながら、その気持ちを、たとえパートナーであっても制止することはできません。
制止をしようとすると、「うるさい!」「ほっておいて!」といわれるがオチ。
ならば……少し乱暴な言い方ですが、思うがまま、突っ走りたいのだから突っ走らせてあげてください。
その代わりといってはなんですが……ご相談者様ご自身も自分のやりたいことを思う存分やってみてはいかがでしょう?
旦那様のことよりご自分の楽しみに目を向けるのです。
コインには「五感」という意味もあります。
五感は「見る・聴く・触る・匂う・味わう」です。
旦那様のことはしばらく放っておいて……今は、ご相談者様にとって、五感が嬉しくなるようなことをしてはどうか、と思うのです。
女性は気持ちの交流を大切にする方です。
なにかあったときは一緒に泣きたいし、笑いたい。
だから話をしたいし、話されたい。
けれども男性は、女性よりも自分の気持ちを表現することは苦手です。
相手の女性が好きな人であればこそ、自分の弱い部分を見せたくない、と思うもの……女性は、むしろそこを見せてほしいのやけど……
ただ、女性の気持ちである「見せてほしい」「話してほしい」が強くなってしまうと……メンドウクサイ女、になってしまいます。
メンドウクサイ女の末路は……言わずもがなでしょうか。
だからここは、相手が「話そう」という気になるまで放っておくことです。
あなたのことが嫌いだから「話さない」わけではないのですから。
そして彼を放っておくためにも、別のことに目を向ける、のです。
3枚目のカード「吊るされた男」からみても、どちらも何かに縛られているようにも見えます。
彼は仕事で頭がいっぱい。あなたは……彼のことで頭がいっぱい。
誤解を恐れずにいうならば、あなただけが彼の方に気持ちが向かっているばかりの状態です。
だからあなたも……いいではありませんか!!
そっぽを向いている彼より自分のことに目を向けても、バチはあたりません!!
だけど、旦那様が「あ~しんどかった~!」「ちょっときいてよー」とあなたに話をしてきたときに、「ずっとみてたよ。よくがんばったよね!すごいよ」とかえしてあげてください。
むしろ、それができるだけの余裕が持てるように、今は自分が楽しむことを優先する、ということです。
「旦那様との関係において、今、何かをする」というよりも、自分ひとりでも楽しめるなにかを見つけてやっていく。
旦那様のご機嫌よりも、あなたがご機嫌であることの方が先決です!
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