NHKのBSプレミアムの「コズミック フロント☆NEXT」で「占星術に魅せられて~星座をめぐる物語」という番組が放送されました。
「占星術大国イギリスの最新事情に迫る!」というテーマでしたが、タロットを扱っているならば、断然、占星術の知識は持っておくといい! と思っているので、それなりに学びもするわけです。
だからこういう情報には敏感になります。
タロットと占星術との関係
さて、タロットカードには占星術で用いられるサインと惑星を照応される考え方があります。
タロット象徴事典
著者 井上教子
出版社 国書刊行会
たとえばこちらの本では、各カードにそれぞれ「惑星」と「十二星座」の照応関係が記されています。
小アルカナまで照応させているので、いろいろと参考になると思います。
またユダヤ神秘主義に基づいたカバラ派の考え方では、「生命の樹」とタロットカードを結び付ける考え方がありますが、ここを知るにも、占星術の知識は役立ちます。
もちろん、こちらの本でも紹介されているので、参考にしてみてください。
いずれにしても、タロットも占星術も「数字」の原理が用いられていますから、共通する部分は多いのです。
タロットは、カードそのもののに数字が付され、占星術はサインやハウスに数字が付されています。
タロットリーダーが占星術の世界に親しむことも、反対に、占星術師がタロットの世界に親しむことも、どちらも視点が広がり深化することは、間違いありません。
タロットと占星術のリーディングを併用するともっと深くわかる?!
ちなみに、占星術は、生まれた年月日場所時間から、その人が持つ性質を知るときに役立ちます。
私は特に占星術の研究家ではないので……占星術はタロットを補うものとして、また「分析ツール」のように占星術を使うことが多いです。
たとえば、占星術で自分の性質を知っておけるとすれば、いろいろと役立たせることができます。
持って生まれた性質を知っていると、苦手なことも「ここは苦手だから頑張ろう」とか「ここは苦手だからもっと得意な誰かにお願いしよう」と判断できる材料になります。
苦手なことを身につけるときにも、「人よりも身につけるのに時間がかかるかもしれない」と思えると気が楽です。
あるいは、本来は持っているのにそれがうまく使えていないと、それを何気なく使っている人を見ると嫉妬したくもなるでしょう。
心の底で「できるのに!」と知っているからこそ起る葛藤です。
自分の性質を知っていれば、「ここはやりすぎた」「ここは抑えすぎ」などと、上司や夫婦でドンパチする前に、俯瞰する材料にもなるでしょう。
こんなふうに、知っていても損はないのが、占星術です。
自分の性質を知っておいても損にはならないと思うのは、その性質で生きられると楽だ、と思うからです。
占星術から見えてくるものを押さえたうえで、タロットを展開すると、そこから見えるものは、また景色が違うはずです。
もちろん、たとえ占星術で見えたからといって、そこに偏った見方を持ってはマズいと思っています。
あくまでも、分析するための材料のひとつとして持っておくだけです。
データーは多ければ多い方が読めることも多くなる、というわけです。
ところで……私がいうのも変ですが……占いは信じてはいけません。
ですが、ご活用いただけるものであると、思っています。
なにかのきっかけとしてご活用いただけるならば、嬉しいなぁ、と思ってリーディングをしています。
ひとつの情報源として、いつでもご利用ください。
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