タロット―カードの占い方として、ケルト十字やヘキサグラムなどの展開を行うことがあります。
このときの「キーカード」に「剣のクイーン」が出てきたらどうなるだろう?
ここでは特に、恋愛と仕事の両面から「キーカード」を読むコツを、小アルカナの「剣のクイーン」にみていきます。
また、「こんなときは『剣のクイーン』を意識してみて!」という「剣のクイーン」からのメッセージとして、タロットカードの1枚引き(ワンオラクル)にもご活用ください!
※使用しているタロットカードは「マルセイユタロット」です。
※ここでお伝えすることは、「必ずこう読もう」というものではありません。ご相談内容や展開されるカードによって、読めることも異なります。あくまでも、よくある一例、としてご参考頂ければ幸いです。
タロットカードの「剣のクイーン」をキーカードとして読むコツ
※小アルカナは、「棒=火」「コイン(貨幣)=土」「剣=風」「カップ(杯)=水」の4つの要素と、1から10までの数字の概要を捉えておくこと。また、人物カードについては人物の役割を知っておくと、カードが読みやすくなります。
「剣」のキーワードは「知性」「整理」「論理的思考」「理性」「分離」「情報」
「クイーン」は性差として現れることもありますが、性差に関わりなく「女性性」を象徴することがあります。
ちなみに「女性性」が強くなると、内面に目が向きやすくなります。
また育てるのが得意ですから、「クイーン」はそのエレメントを内側で「育む」といえます。
では「剣のクイーン」は? といえば……クールビューティ。観察力は鋭く賢いです。
女性ならではの感受性を持ちつつも、感情に流されず冷静な判断ができます。
複雑に絡んだ感情の紐をとくかのように物事の本質を見極め、未来を切り開いていきます。
「剣のキング」と比較すると、「剣のクイーン」は内面的な整理が得意です。
「剣のキング」はその知性を人に向かって発揮しますが、「剣のクイーン」は自分の内面や感情を律するタイプです。
また「剣のクイーン」は、どの要素の女王よりも感情のバランスが安定しています。
ただ、白か黒かをきっぱりと分けないと気が済まないため潔いのですが、人からみるとその態度に冷たい印象を持ってしまうことはあるでしょう。
タロットカードの「剣のクイーン」が恋愛のキーカードとしてでてきたらどうする?
では、恋愛における「剣のクイーン」のアドバイスはどういうものとなるでしょう?
そこで……ここでは2つの場面に対する「アドバイス」について「剣のクイーン」の意味を考えてみたいと思います。
①ひとつめは、まだ相手がいない場合。
②ふたつめは、相手とギクシャクしてきたとき。
まだ相手がいない場合の「剣のクイーン」からのアドバイス
「剣のクイーン」は、恋愛よりも仕事に突き進むタイプです。
そのため「今は仕事をとるとき」と解釈することができます。
一方で、あの人もいいなぁ。この人もいいなぁ。と、気の迷いが多いときなら「剣のクイーン」はこうアドバイスします。
「迷いは吹っ切って、さっさと決めること!」
いずれにしても、次のステップへ進む前に、まずは自分の内面を紐とくことが大切になります。
ほんとうに今、恋人がほしい?
恋人ができたら面倒じゃない?
恋愛を楽しめる?
相手のどこがいい?
相手のどこがいや?
いいところを見るだけではなく、嫌なところも公平に見ていくのが「剣のクイーン」です。
シビアだなぁ、と思うぐらいの問答がちょうどよく、その方が本音を出しやすくなります。
恋人とギクシャクしてきたときの「剣のクイーン」からのアドバイス
パートナーとギクシャクしてきたときに「剣のクイーン」がキーカードに出てきたら、どんな感情が自分のなかにあるのか、ひとつづつ書き出してみよう。
「剣のクイーン」は、感情の紐とき名人です。
今は、パートナーの動向に目を向けるよりも、自分のなかのモヤモヤと向き合う方がいいです。
だから……パートナーがなにを言ってきても反応しないこと。
あまり気になるようであれば……
その場をしれっと離れる
相手と鉢合わせないように時間を工夫する
SNSアプリをスマホから期限付きで削除する
などして、物理的に距離を取るといいです。
その間にひとりになり、紙とペンを用意して、相手に対して思っていること感じていることを紙に書き出しましょう。
思いつくままに、どれだけ乱雑になってもいいので、ここで感情を吐き出します。
自分が思っていることを相手にぶつけるとスッキリすると思うでしょ?
実は……余計にモヤモヤするんです。
「言い過ぎたかも」「もう少し優しく言えばよかった」の後悔だけではなく、相手に怒ってしまったことへの自己嫌悪が出てしまうからです。
お互いに感情が昂っていると、売り言葉に買い言葉で関係はもっと険悪になります。
だから……無理やりにでも相手と距離をとって、そのイライラは紙にぶつけよう! というわけです。
書き出した紙を改めて眺めてみると、頭の中が勝手に感情の整理をしてくれます。
「剣のクイーン」は、手に持つ剣を使って感情と自分を切り離してくれる人。
自分が「剣のクイーン」になるときは、ペンが剣の代わりとなります。
ぜひ試してみてください。
タロットカードの「剣のクイーン」が仕事のキーカードとしてでてきたらどうする?
では、仕事における「剣のクイーン」のアドバイスはどういうものになるでしょう?
ここは全体的なアドバイスとして考えてみたいと思います。
仕事のキーカードで「剣のクイーン」が出てきたなら、感情に流されないことがカギです。
特に、公私混同には気を付けて。
「剣のキング」は冷静な判断を以って外へ指示を出す方ですが、「剣のクイーン」は内面をみます。そのため、自分を律するほうが得意です。
プライベートが大変であっても、仕事との割り切りが大切になります。
また無理をして出勤するぐらいなら、気持ちが落ち着くまでは仕事を休んだ方が賢明だともいえます。
スッパリと切れないものを気持ちの悪いまま両立させようとするのではなく、いい意味で、どちらかを諦める、というわけです。
「剣」を、うまく使ってほしいと思います。
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