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タロット「愚者」からのメッセージ|あなたは「愚者」になれる?

最近、「運ってどこからつくんやろう……?」と考えることがありました。

人の縁も仕事の縁も、恋愛の縁もそう。

欲しいと願い「こうするといい」といわれることを頑張ってやってみるのに、なかなか手に入れられないものがある一方で

欲しいと願いながらも、そのために頑張ることも必死になることもなく、ただ時々に応じているだけで、気が付けば願いがかなっていることがあったり

欲しいと願い、これまでに結果が出ているやり方を淡々とルーチンのようにこなしていると、変わらず結果が出せていることも、もちろんあるでしょう。

思いどおりになることもあれば思い通りにならないこともある。

それは当たり前の事なのだと思いますが、それでも……欲しいものを掴もうと必死になればなるほど、まるで網の目を逃れるように「欲しいもの」がスルーしていくような感覚に陥ってしまうとき、またそういうときに限って、うまくいってる人のことが目についてしまい、その人のことをうらやんでしまうことは、多かれ少なかれ経験があるのではないでしょうか

こんなに頑張っているのに……
どうして私だけがこんな目に合わないといけないのか……
なんて運がないのだろう……



けれどもそういうときは、このカードを思い出してみるといいかもしれません。
「おろかもの」と書く「愚者」です。

タロットの展開から「愚者」をよくみるとき

毎日のようにカードを読んでいると、カードが出てくる「クセ」のようなものが掴めてきます。

全く異なる相談なのに、カードを展開していると「あぁ、このカードが出てくるか……」とある種の納得のような感覚に陥ることがあるからです。

そこから少しずつ、そのカードが出てくる傾向がだんだんと掴めてくるのですが、なかでも、分かりやすいのが「愚者」のカードだったりします。

特にこのカードが「現状」や「キー」として出てくる場合、真面目で責任感が強く、何かに追い立てられているような状況にあっていろいろなものに余裕のない状態で「自分さえ頑張ればなんとかなる!」と気張っている相談者さんにみられることが多いからです。

とはいえ、そういう相談者さんにとってこの「愚者」というのはなかなか辛辣で……

なぜなら、気張っている人に対して「もうちょっとユルくいきなはれ~」「気張ったところでなるようにしかならんで~」などと平気な顔で言ってくるからです。

【タロット「愚者」】

何もかもほっぽり出してここを飛び出し、誰に何を思われようと自由気ままに生きていくことができたなら、どれほど楽なことだろう……

それが自分にとってどれだけ非現実的で、そんなことをして生きていけるわけもなく、ただの現実逃避なのはわかっている……

放り出す勇気もなければ出ていく覚悟もない

誰に何を思われてもいいと言いながら、いつも誰かの目を気にしている自分がいることも知っている

それでも……もっと無邪気に笑っていたい……

そう願わずにいられないとき

そういう人に限って「愚者」というカードは出てくるものだったりして、「愚者」になることが難しい人にとっては、ほんとうにとても難しいのだけれど……

たとえば吉本新喜劇の寛平ちゃんが「かい~の~」と目の前で無邪気に脱力してネタをぶち込んでくる面影が「愚者」に重なると、「あほやなぁ……」と苦笑しながらも、張り詰めていた緊線が緩むような感覚とともに「ホッ」とすることがあります。

タロット「愚者」からのアドバイス

タロットの「愚者」と呼ばれるカードは、一般的には「自由人」「天真爛漫」「型破り」「無邪気」「気まぐれ」「気狂い」といった解釈をされています。

また「愚者」のカードは、大アルカナなのに数字が付されていないものや、「何もないけど何かある」「何かあるけど何もない」を象徴する「0」の数字がついていることも多く、≪所属≫の概念が薄いカードでもあります。

そのため、可能性の塊、のような表現をされることがある一方で、具体的な表現にするのが難しいカードの1枚です。

それでも「愚者」が展開の鍵やアドバイスになるときは

「しばらく仕事を休む」
「フラッと出かけてみる(旅行にいく)」
「他者に干渉しないで自分は自由気ままに過ごす」

というのが常套句だったりしますが、大概の場合、「それができたら苦労はしないしこんなに悩むこともない!」とか「相手を干渉しているつもりはないし、自分も自由気ままにしている」と反発されることは多いです。

そのため、「愚者」を人に伝えるには表現のひと工夫がいるカードだとも思います。

とはいえ、どういうケースにしろ「愚者」が出てくるときに思うのは……

何者にもなれる可能性の塊であり理屈のない存在
が「愚者」であって

だからこそ

自分も≪そういうものである≫という自覚と
自分の可能性信じていられるかどうか

が大事であることを教えてくれているように思います。
人によって「愚」に寄せる感性は異なるものですが、「愚」であることを良しとする「愚者」がアドバイスになるときは、特に「愚」に対して苦手意識があればあるほど、「愚」を受け入れられるかどうかにかかっていて……

ときには「今すぐ、そこから逃げよう……」と諭してくる「愚者」

自分が「愚」だと思うことを少しずつでも取り込めるかどうかによって、その先の≪可能性≫の開かれ方も変わってくるように思います。

タロット「愚者」から伝わってくること

ちなみに、「ほんとうの自分に還ろう」という言葉を、どこかで耳にされる人も多いと思います。

「ほんとう」があるなら「うそ」もあることになるわけですが、「愚者」を眺めていると「ほんとう」も「うそ」もどうでもよくなってくることがあります。

「愚者」が、生まれたての赤ちゃんのように、ただ自分が「気持ちいい」か「気持ちわるい」かの感性で生きていると感じるからでしょうか。

だからもし……
迷ったり困ったりして「ほんとうの自分」を探してみたくなるときは、もっとシンプルに、自分が「気持ちいい」か「気持ちわるい」か、の二択で感じてみるといいのかもしれません。

そして「快」か「不快」を得て、改めて「どうしたい」かを自問してもいいのではないかと思います。

「気持ちいい」ならGO
「気持ちわるい」ならNO

もちろんそればかりではなく

「気持ちいい」からNOで
「気持ちわるい」けどGO

だっていいわけです。

「快」「不快」さえ自覚できていて、そのうえで下す判断ならば、自分自身の納得とともにあるでしょうから。

それは、誰に何を云われても侵されることのないものです。

だからせめて、自分の「快」「不快」ぐらいは誤魔化すことだけはしないようにと、「愚者」を眺めていて思います。

ところで

「愚者」に限らず、タロットで特定のカードに苦手意識があると、「今はそれが大事」とばかりにその苦手とするカードが出てくることがよくあります。

そういう「痛いところをズバズバと突いてくる」誤魔化しのない潔さは、タロットらしいところだと思います。

また当たり前のことを当たり前に教えてくれるのもタロットなので、もし「当たり前」を度外視してスピリチュアル性に期待してしまうと、タロットが読めなくなってしまうことは多いようです。

とはいえ、どんなに頭でわかっていても、なかなか「そのように」在れないからこそ苦手意識を抱き「読みにくい」となってしまうのもタロットカードだったりするわけですが

逆にいえば……

苦手だけれども「そのカードのように≪在る≫」ことを意図して取り組んでいけば、いつの間にか「そうなっている」ことは珍しいことではなく、気づけば、苦手だったそのカード自体も「読みやすくなっている」ことがよくあります。

知識だけを得ようとするのではなく、実感覚とともにタロットと親しもうとすればするほど、タロットが「読みやすくなる」のはとても自然なことだと思います。

もちろん、特定のカードが繰り返し出てくるたびに、「そう在ればいい」と分かっていても「そう在りきれない」もどかしさを味わわせてくれるのもタロットですが……

「いい」や「わるい」といった判断や「あたる」「あたらない」という領域に留まらず、タロットから自分の内なる意識の状態を探ろうとする親しみ方は、なかなかに面白いもです。

 

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