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亡くなった人の気持ちを見てほしい。占いはこのご相談に応えることがほんとうにできるのだろうか?

亡くなった人の気持ちを見てもらえませんか?

先月、お付き合いをしていた人の家族から彼が亡くなったとの知らせがありました。

彼とはまだ結婚をしていなかったんですが、将来的にはそれも視野に入れて一緒に暮らしていく話もしていました。でも、病気が見つかったときにはもう手遅れだったんです……

亡くなる数ヵ月前から「なんか疲れる」ってことをよく口にするようになっていました。

でもその時は、ただの口ぐせみたいのものだって、それほど気にも留めていませんでした。仕事でもかなり気疲れが多かったでしょうから。

そんな調子が2ヶ月ほど続いていたかな……今からちょうど5ヵ月ぐらい前だったと思います。あまりにも調子が元に戻らないからと病院に行ったらしいんです。

そしたら、進行性のがんで末期症状になっていて、あと1年もたないかもしれない、しばらく病院に入院することになっていて会えなくなるからって、聞かされました。

その時は、それがほんとうなのかどうかも信じられなかったし、困らせようとしているだけなんじゃないかとか、会いたくないからそんなこと言ってるんじゃないかとか、思っていたんです。

でも連絡はとれるからLINEと、1,2回ぐらい電話で話ができました。

電話越しからの声は今にも消えそうで、とてもしんどそうに「疲れた」「しんどい」というばかりでした。

病院に入院するって話から1ヵ月ほど経った頃に、今度は、家に帰るってメッセージが入ってきたんです。

どこの病院に入院しているのかを全く教えてくれなかったので病院へは行けなかったから、家なら会いに行けると思って彼に会いにいきました。

会えなかったのがたったの1ヶ月ぐらいなのに見る影もなくなっていて……体は痩せて顔は色黒で、とてもしんどそうに寝ていました。

座るのも辛くて、トイレに行くのもしんどいとか。

その時やっと、彼が言ってた病気のことを、あ、ほんとうなんだ……って。

結婚しているわけでもなかったし、彼も実家暮らしで、家の人に迷惑をかけてはいけないしって、そんなに頻繁に彼の家に行けなかったですけど、それでも、LINEだけは繋がるようにしていました。

でもある晩、どうしても彼に会いたくなって会いに行ったんです。

翌朝私が自宅に帰ってすぐ、彼が息を引き取ったとの連絡がありました。

先生、今までずっと彼のことでは苦しんできたんです。正直、もう彼とはやっていけないって、何度も思ったことがありました。

それでも、やっぱり彼から離れられなくて。

知り合って20年です。もう腐れ縁みたいなものです。

それに、今度こそ一緒に暮らそう、って、私達も、もういい歳だし落ち着こうよ、みたいな話をしていた矢先だったんです。

先生、彼に会いたいです。彼は今、私のことをどう思っているんでしょうか。死んだ人でも、占ってもらえますか?

タロットや占星術で「死んだ人の気持ち」は読めるのか?

亡くなった大切な人への想いを募らせた方が、うらないば、に来られることがあります。

そして「死んだあの人が私のことをどう思っているのかを知りたいんです」「亡くなった彼の気持ちを見てほしいんです」と尋ねられます。

結論からいうと……

タロットや占星術で「死んだ人の気持ち」を読むことはできません。

その理由はとてもシンプルで、占いは物質世界のことをみるものだから。

タロットや占星術の土台に、「万物を構成する四元素」という思想があります。

この世のあらゆる「もの」は四つの元素(火・土・風・水)で作られている、という考え方です。

この四元素が関わっている以上、タロットや占星術がこの世の事象に合わせて成り立っていることがわかります。

それは、タロットや占星術に別世界の理(ことわり)はない、つまり、死後の世界の理に基づいて作られてはいない、ということも同時に表します。

そして、その世界の理がない以上、その世界を想像することはできても知ることはできません

タロットや占星術などの占いは、あくまでも、この世を生きる者のため

だから、生きている人がどのような見えない背景を持っているかを読むことはできても、物質世界であるこの世にいない死んだ人の気持ちを読むことはできません

そのためこのようなご相談がある時は

大切な人が亡くなったことに対して、その方がご自身の気持ちに向き合い、これからどのように生きていくのか

というアプローチでカードを解きます。

見えない世界との関り方

ただ、「占い」の事情があるとしても、大切な人を亡くされたり、死後の世界や亡くなられた人について尋ね来られる方をお迎えできるよう、私は、熊野先達による巡禮の旅へ定期的に参加し、見えない世界に関わるご神仏について知ることをしています。

それは、見えないものを見えるように誤魔化すことがないよう、また、自らの感度に奢らないよう、なにより、騒々霊に呑まれることがあってはいけませんから、占いを生業にする上で必要なお作法のひとつと考えているからです。

また、人は誰しも霊性が宿っていて見えないものを感じる霊感といわれる力を持っている、というスタンスに私はいます。

「霊性」や「霊感」を特別視する風潮を感じていますが、それは、特別な人でなければ得られないものではありません。

ただ、その力をどこでどのように使うのかは人それぞれで、全く関心を持たない人もいれば、その力を自然に使ってしまう人などさまざまです。

けれども、もし死後の世界と関わるならば、相当の修行を積んだ人しか関わることができない世界だと、私は考えています。

当然、占いではない別のアプローチが必要です。

一方で。

お客様のなかには、亡くなった方のことを、いわゆる「霊視ができる占い師」に相談したところ「その人からすごく怖いことを言われた」とおっしゃる方が多いのも事実。

死生観や精神世界への理解は様々あっていいと思うのですが、ただ「家に悪霊が憑いている。亡くなった人のことを想って弱気に泣き言ばかり言っていると、その家の悪霊に引っ張られて、今度はあなたが自殺に追い込まれるよ」などといった、人を脅すような言葉には違和感を覚えます。

それは、相当の修行を積んだ方がなさるようなことなのでしょうか。

大切な人が亡くなり心が弱っているときに、現世に執着した騒々霊やゴロツキ霊がスキをついてくることはあるでしょう。

見えないだけでそこらへんにたくさん浮遊していて、心が弱っている時は、ややこしいものにつけ込まれやすいことが、たしかにあると思います。

けれども、ご先祖様や氏神様やお地蔵様などの身近なご神仏との縁をつなぐ術を伝え、その人自身が見えない応援団を作ることで、ややこしい霊たちに近づかれないようにすることはできるわけです。

まがりなりにも「見える」と称する人が、そのような縁の繋げ方を伝えることもせず「こうしなければとり憑かれ続ける、力を奪われ続ける、救われない」などと相手を怖がらせてしまうのは、やっぱりおかしい。

「見えないものを扱う」ということは、誰にも分らないから「なんでもあり」との紙一重であって、だからこそ、より慎重に謙虚であるものだと私は考えます。

もちろん、私は相当の修行を積んでいるわけではないし、タロットから見えないものを読むことはできてもそれ以外の力はありませんから、セッションのなかで、私が必要だと感じた場合は相応の方にお繋ぎすることはしています。

占いにできるのは、大切な人を亡くした方の気持ちを整理するお手伝いと、その方がこれからの人生をご自身で拓いていくためのお手伝い

そして

誰にでも霊性は宿り、その方ご自身が見えないものに守られていることを感じることはできますから、それを先達する相応の方へお繋ぎするお手伝いはできます。

もし、亡くなった方への気持ちが募るばかりで苦しくて辛いときは、どうぞお話ください。

占いから亡くなった方の気持ちを読むことはできませんが、これからあなたが生きていくための道を得て動くためのお手伝いをしています。

うらないば、でお待ちしています。

 

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