今日、2026年5月6日から「破壊と創造」を象徴する天体である「冥王星」の逆行が始まります。
今回の冥王星逆行期は、10月16日までの約5ヶ月間
ちなみに、毎年数ヶ月の一定期間は冥王星の逆行期となるので、それほど珍しい事象ではなく、誰もが不安になるような「何か不吉なこと」が起こるわけではありません
またその人が持って生まれた星の様子(出生図)によって、その影響はさまざまですし、たとえ何らかの影響がありそうだと感じても、それがすぐに「何か決定的なこと」につながるわけではありません。
それに、もし「どうにもならない」と感じるような出来事が起こったとしても、それはその人の責任ではないことも多いのです。
だからこそ、このような星の智慧を「もしもの時の心の備え」として、また「何が起こるかわからない」日々のなかでの心強いサポートとして活用し
たとえ何もなくても、自分自身と向き合い、大切なことを見つめ直すきっかけにできたら、きっと安心につながるはずだと思っています。
天体の逆行期間とは、私たちにとっての「大切な点検期間」
ところで、占星術でいう「逆行」とは、実際的に「天体が後ろ向きに動く=後退する」というわけではなく、天体の動きの速さによって、地球から見たときに、まるで「後退しているように見える」という状態のことを指します。
また1年のうちの逆行期の頻度や期間は天体の動く速さによって異なるのですが、少なくとも、占星術でいう主な10天体のうち、太陽と月以外の天体(水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星)は、「逆行」という概念が付きまといます。
ちなみに、天体の「逆行」という事象が、いつの間にか「不運のサイン」のように捉えられがちなのは、少し誤解があるように感じています。
特定の天体が逆行になるときに、天体が象徴する事柄が「思うように進まない」と感じられがちなので、どうしてもネガティブな印象を持ってしまいやすいのかもしれません
けれども、この天体の逆行期間とは、私たちにとっての「大切な点検期間」のようなもの。
宇宙が「いったん立ち止まって、じっくり見直してみませんか」と優しく語りかけているサインだと捉えてみてはどうでしょう?
いつもはスムーズに進むはずのことが、なぜか思うようにいかない。頑張ろうとすればするほど、予期せぬ出来事や人間関係の調整が必要になり、前に進めないように感じる。
もしそんな感覚に陥っているとしたら、それは決してあなたの能力や努力が足りないせいではないかもしれません。
天体の逆行は宇宙からのサインというのですから、そもそも「自分一人ではどうにもできない」大きな流れが働いているのです。
だからそんな時は無理に前へ進もうとするのではなく、一度立ち止まって、状況をじっくりと見つめ直す時間にするのが賢明です。
そして、「ああ、今は大切な点検期間なんだな」と思い出すだけで、不思議と焦りが和らぎ、冷静な視点が戻ってくるはずです。
つまり、今の状況を客観的に、そして周りの意見にも耳を傾けながら、「このままで良いのか、それともみんなでより良いやり方を探すべきか」をじっくり考える時期で、天体の逆行期とは、不運な時期ではなく、次へ進むための貴重な立ち止まり期間なのです。
冥王星逆行がもたらす影響とは?
とはいえ、この5月6日からの逆行は「冥王星」という「破壊と創造」を司る天体。
「冥王星」は、単なる「変化」や「変革」といった言葉では追いつかない、もっと根源的な力でもあり、それは、著しい「破壊と創造」のエネルギー
既存のものを一度壊し、全く新しいものを生み出す、抗いがたいほどの強大な力を象徴します。
そのため、他の天体よりも「不穏なもの」のイメージが大きく、天体の逆行が象徴する「物事の停滞」や「過去の問題の再燃」の程度が、取り返しのつかない、人生を左右してしまいかねない、著しいイメージが伴ってしまうのでしょう。
もちろん、人によっては、この「破壊と創造」のエネルギーが影響して、「え、こんなことある?」と信じられないような出来事として現れたり
あるいは、長年続けてきたプロジェクトが白紙に戻る。信頼していた人との関係が終わる……
そういうことも、あるでしょう。
けれど、こういうときこそ思い出してほしいのが、「それは、次へ進むための貴重な立ち止まり期間」だという視点です。
「ああ、今はそういう時期か」と受け入れることで、自分を責めるエネルギーから解放されます。
理不尽に感じるような出来事さえ、この大きな流れの一部だと捉えることで、パニックにならずに済みます。
これは、嵐の中でジタバタするのをやめ、静かに通り過ぎるのを待つ知恵に近いものです。
冥王星逆行期の過ごし方のコツ
たとえば……
見直すべき書類なのに不安と焦りから注意深く読まずに承諾しようとしていませんか?
一時的な感情で大切な人間関係を断ち切ろうとしていませんか?
いったん立ち止まることで、そうした衝動的な行動を防ぎ、客観的な視点を取り戻すための精神的なスペースが生まれます。
それは、周りの人とうまく関わるにも大切なことかもしれません。
一呼吸置き「ここからどうしていこうか……」と考える時間こそが、逆行期間の本当の価値だから。
この期間の静寂は、次の飛躍のための準備運動。進んでいないように見えても、内側では着実に次への土台が固まっています。
だから、安心して、この流れに身を任せてみませんか?
そうして心と行動の足を止め、冷静さを取り戻したら、自分の置かれた状況を少し離れた場所から眺め、自問します。
「このままでいいか? それとも、やり方を変えるべきか?、みんなでより良いやり方を探すべきか?」
特に、冥王星の逆行は、これまで機能していたシステムや計画の、脆い部分や非効率な箇所を浮き彫りにします。
このタイミングは、周りの人と協力して、それらを修正する絶好の機会でもあります。
だからこそ、まずは「このままでいいかどうか」を、周囲の意見も聞きながら再確認すること。
点検の結果、今の方向性や方法が間違っていないと確信できれば、それは大きな自信になり、逆行が終わった後、迷いなく再スタートを切れるでしょう。
そして次に、「ちょっと変えよう、工夫しよう」と決めること。
計画の軌道修正、コミュニケーション方法の見直し、あるいは目標そのものの再設定かもしれません。
この時期に見つかった課題は、あなたをより高いステージへ導くためのヒントです。この「立ち止まり期間」だからこそ、根本的な改善策に気づけるのです。
「自分のせいだ……」という呪いを解くために
どうにも物事が思い通りに進まない。まるで、見えない壁にぶつかっているような感覚。
そんな時、私たちはつい「自分のやり方が悪いのか」「もっと頑張らなければ」と内側へ原因を探してしまうのだけれど、実は、今感じているその停滞感は、もっと大きなスケールの話かもしれない。
多くの人が上手くいかない原因を自分の能力不足や努力不足に求め、焦りや自己嫌悪に陥りがち。
けれども、それは決してあなた一人だけの問題ではないかもしれません。
もしその「うまくいかなさ」が、あなた個人の問題ではなく、社会全体のシステムが根底から書き換わっている影響だとしたら……?
「自分のせいだ」という呪いを解くために、まずは、一呼吸おいて、「ああ、冥王星が水瓶座で逆行している影響かもしれないな」と考えてみる。
それだけで、自分を責める思考から少し距離を置くことができます。
これは、自分をいたわる大切な一歩です。
ここで強調したいのは、「自分のせいばかりではない、大きな影響があるんだ」と知ることです。
これは、決して責任を放棄するための言い訳ではありません。
無駄な自己否定というノイズから自分を解放し、本当に向き合うべき課題を見極めるための知恵です。
この視点を持つと、目の前の出来事は「個人的な失敗」から「時代が動いていることの証明」へと意味を変えます。
そして、「この状況の中で、自分はどう動こうか」という、建設的な問いへと意識をシフトさせることができるのです。
もし明日、また壁にぶつかったなら
もし何か一つでも「思い通りにならないこと」が起きたなら……
その場で5分だけ、静かな場所で目を閉じてみてください。
そして、「これは大事な点検期間のサインだ」と心の中で呟いてみる。
無理に進めるのをやめて、一杯のお茶を淹れる。
ただそれだけで、あなたは冥王星の「破壊と創造」のエネルギーを、混乱ではなく知恵に変え始めています。
焦りはきっと、次の一手を考えるための静かな観察眼に変わっているはずです。
その小さな一歩が、逆行明けの大きな飛躍につながっていくのだと思います。
下記のオンライン講座では、現在、100以上のタロット占いの事例をストックしていて、すべての事例で「どう読むのか」「なぜそう読むのか」も含め読み方を解説しています。
またこの講座では、タロットの読み方解説だけでなく、上記のような星の動きについてもお話していて、他にも、毎月、オンラインライブで会員のみなさまと勉強会もやっています。
ご興味いただければ、ぜひ、ご参加、お待ちしております!
さまざまな事例を用いて、タロットの読み方から占い方、そして相談者へのお応えの仕方まで、心理学の知恵も交えながらお伝えしている、動画で学べるオンライン講座を開講中!
- カードから状況打開のヒントを得る方法
- 状況打開策をアドバイスとして伝える方法
を見て頂けるので、タロットで占いをしていくために必要なことを一通り、ご自身のペースで学んで頂けます。



コメント