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タロットで金運やお金をテーマに占う方法と読み方のコツ

運勢のひとつとしても聞かれることの多い、金運。

また「金運」と称していますが、事業経営から相続に不動産売買、借り入れや投資問題に、お金が絡んだ人間関係など人には話しにくいことも大なり小なり、「お金の縁」がとりもつさまざまなご相談を頂きます。

「占い」というとアンダーグラウンド的にみられることもあるのですが、「ここなら話せる」という具合で、なかなかに濃いご相談が多い「お金」のはなしだったりします。

つまり、鑑定ではその取扱いは「必須」というぐらいのテーマとなる「お金」のこと。

そこで、特に「金運」に限らず、事業借り入れ投資相続売買、その他に、お金に絡む人間関係など「お金」に関わる全般について、タロットで占う方法と読み方のコツについて取り上げていきたいと思いました。

自分も人も幸せになるためのタロットの活かし方として、ご参考になれば嬉しいです。

占いで金運などの「お金」をテーマにしたときの「お金」の考え方について

占いで「お金」をみるときは、「お金」をどこからどこかへ巡り巡るものとして、ある種の「エネルギーの流れ」という考え方をもって読み解きます。

そのため、単純に「ある/ない」ということをみるよりも

▶どこから巡り

▶どこをどうすれば巡りがよくなる

といったことをタロットから把握することで、相談者がこれまでに積み上げてきたもの(過去)から、相談者の今後の展望(未来)をみることができたり、これから先を生きやすくするためのヒントを探ることができると考えます。

また「お金」が話題になっているとしても、相談者がほんとうに「お金」に価値をおいているのかどうかは別のこと、という認識も大切です。

つまり、相談者の価値観において優先順位が「お金」ではない場合も多く、たとえば

・社会的なステイタスがほしい、社会的に認められたい(名誉や地位、ステイタス)
・気持ちがほしい、感情の交流がほしい、愛情がほしい

といったことを垣間見ることも多いです。

相談者が真に望むものを見ていくことができるのも、タロットではないかと思います。

では、それをタロットではどのように占っていくといいのか。

ここからは、タロットで「お金」を占うときの占い方とカードの読み方のコツをお話していきましょう。

タロットで金運などの「お金」をテーマに占う方法

「お金」をテーマにするときも、展開法としてケルト十字を使うことをおすすめしています。

ケルト十字のカードの配置はこの図の通り。

また「金運」などの「お金の巡り」を占うとき(「お金」をテーマにしたとき)は、特に以下の点について応えられるようにしておきたいところです。

ちなみに、このケルト十字を使うと、これらのことを一度に読み解いていくことができます。

  • 問題となっている原因・要因は?
  • 何が、どうなる可能性が高い?
  • どこから入ってきそう? 出ていきそう?
  • どれくらい入ってきそう? 出ていきそう?(儲かる?)
  • いつ頃? どれくらいの期間?
  • キーは何? どうするといい?(アドバイス)

なお、これらのポイントを読み解くためにも特に注目しておきたいのは、ケルト十字の特性から「無意識」の配置にあるカードです。

なぜなら「無意識」のカードは、お金のリソース、お金に対するポテンシャル=潜在的に潜んでいるものを表現してくれるからです。

ケルト十字で「お金」について読むポイント

お金の問題を占うときは、ケルト十字の特性から以下の二つの視点に注目していきます。

▶表面に現れる領域=表面に出てくる(出ている)もの
▶目に見えない領域=潜在的に潜んでいるもの

なかでも4枚目の無意識のカードには注目が必要です。

4枚目の無意識はその人が持つ「お金」に対するポテンシャルリソース、つまり「気持や行動の動機となるもの」を表現するためです。

特に4枚目の無意識のカードのエレメントが「コイン」である場合は、「お金」について現実的なポテンシャルがある、と捉えます。

それがたとえ、「(お金を)失う」「出費」と解釈されることが多い「コイン5」であっても、「お金を増やすリソース(種銭)はある(が失いやすい)」とみることができます。

このポテンシャルの考え方をもう少し説明すると、たとえば

無意識が「コイン5」で最終結果が「節制」の場合

「節度を守る」ことや「創造性」を表現する「節制」という最終結果を迎えていることから、ポテンシャルとしての「コイン5」のお金の出費は、今後「節制」の「創造性」を発揮してくためには必要なお金の使い方であって、≪自己投資≫の側面として捉えることができます。

また≪無意識のポテンシャル≫に注目すると、たとえば結果が「コイン5」で、同じカードだったとしてもこのようにニュアンスが変わってくることがあります。

無意識が「節制」で最終結果が「コイン5」の場合

節制の「節度を守る」というポテンシャルを抱えていることから、「コイン5」のお金の出費は一時的なものでそれほど大きな出来事にはならない。と捉えることができます。

無意識が「節制の逆位置」で最終結果が「コイン5」の場合

節制が逆位置となることで「節度を逸脱する」または「積み重ねてきた不摂生が影響する」というポテンシャルを抱えていることから、「コイン5」のお金の出費は、今後、大きな出来事(損失)になる可能性を秘めている、といえます。

このように4枚目の無意識にどんなカードがどのように出ているのかによって最終結果のニュアンスも変わってくることがあります。

(※タロットのリーディングは展開のなかの他のカードとの関わり方も大事になるため、このようなことが一概にいえるわけではありませんので、あくまでも「参考」として見て頂けると嬉しいです)


さて次に、「お金」についてタロットを読み分けるコツについてお話していきます。

なかでも、タロットの「スートの違い」つまりエレメントの違いから何が読めるのか?

ここからは、「お金」について占うときの、エレメントの違いからカードを読み分けるコツについてお話していきます。

金運など「お金」について占うときのカードを読み分けるコツ

タロットを読むための基本事項として「4つのエレメント(=火・土・風・水)」の考え方があります。

なかでも小アルカナは「ワンド=火」「コイン=土」「ソード=風」「カップ=水」と、それぞれにすみ分けがなされています。

また大アルカナでもエレメントの概念は大事なので、ぜひ、「お金」をテーマにしたときのエレメントを読み分けるコツを押えてみてください。

ワンド=火:稼ぐ力

「ワンド」は「火」のエレメントを象徴していて、「熱量」がテーマにあるカードです。

特にお金がテーマになるとき、「ワンド」のカードは「動くためのエネルギー」という切り口から「稼ぐ力」と捉えることができます。

なお「火」のエレメントは「エネルギーを循環させる力」ともいえるため、ここでいう「稼ぐ力」とはお金を得る力出す力の両方をいいます。

つまり、お金を得て出すことで循環させる、ということです。それを「稼ぐ力」と表現しています。

コイン=土:貯める力

「コイン」は「土」のエレメントを象徴していて、「形あるもの」がテーマにあるカードです。

特にお金がテーマになるときは、そのまま「コイン」と捉えることもできますが、「信用」としてお金を捉えることができます。

また「固めて大きくなる」のが「土」のエレメントの特徴であるため、「お金を増やすにはどうしたらいいか?」とのアドバイスとなれば、コインでは「固めて増やす=貯金」ということができます。

ソード=風:運用する力

「ソード」は「風」のエレメントを象徴しており、「意志」や「思考」を表現するカードです。

特にお金がテーマになるとき、「ソード」のカードはお金に対する「判断力」「考える力」と捉えることができます。またそこから「運用する」というキーワードがでてきます。

なお「どこからか自分のもとに吹いてくる」のが「風」のエレメントの特徴であるため、お金を考えるにも、その価値観として≪お金は情報である≫という捉え方をします。

そのため「お金を増やすにはどうしたらいいか?」とのアドバイスとなれば、ソードでは「(自分の元にやってくる)情報をうまく使って運用する」ということができます。

カップ=水:もらう力

「カップ」は「水」のエレメントを象徴していて、「感情」や「心の交流」を表現するカードです。

特にお金がテーマになるとき、「カップ」のカードはお金を「情」として捉えることになります。

「情に訴える力」ともいいますが、それは人に頼める力であり、お願いできる力、です。ただ、どうしても「情」と関わるため、情でお金が左右する、とみることができ、特に「みずもの」という捉え方がクローズアップされることが多いところです。

また「ひとところに集まる」のが「水」のエレメントの性質であるため、「お金を増やすにはどうしたらいいか?」とのアドバイスとなれば、カップでは「(人から)集めるもらう」ということができます。

大アルカナと小アルカナのインパクトの違い

「お金」に限らずどんなテーマであっても、大アルカナが出るときは「運命の転換点/流れの切り替わり」と捉えることができます。

そのため、リーディングでは大アルカナと小アルカナのニュアンスに強弱を加えてみましょう。

特に大アルカナでは、≪何らかの変化≫≪インパクトある出来事が起こる可能性≫もしくは≪(その人にとって)大きな出来事≫ととして表現する工夫をしたいところです。

タロットで開運を占う方法と読み方のコツのまとめ

さて、今回はタロットで金運などの「お金」をテーマに占う方法と読み方のコツについてお話してきました。

改めて、かんたんにポイントだけをまとめておきたいと思います。

  1. 「お金」をどこからどこかへ巡り巡るものとしてある種の「エネルギーの流れ」と捉えよう
  2. 「お金」について▶どこから巡り/▶どこをどうすれば巡りがよくなるのかをタロットから読み解こう
  3. 「お金」をテーマに占うときの展開法としておすすめのスプレッドはケルト十字
  4. 「お金」に関わる潜在的な縁として、ケルト十字の4枚目:無意識の配置には注目を!
  5. 「お金」についてカードを読み分けるコツ:ワンドの「火」は「稼ぐ力」
  6. 「お金」についてカードを読み分けるコツ:コインの「土」は「貯める力」
  7. 「お金」についてカードを読み分けるコツ:ソードの「風」は「運用する力」
  8. 「お金」についてカードを読み分けるコツ:カップの「水」は「もらう力」
  9. 「お金」についてタロットを読むときでも、大アルカナと小アルカナのインパクトの違いには注目しよう!

みなさまのタロットライフが充実したものとなりますよう、タロットで楽しみながら「お金」の巡りをよくされていかれますよう、お役に立てましたら嬉しいです!

 

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