うらないば、では「正位置/逆位置」を採用して鑑定にレッスンを行っていて、このブログでも、これまでにいくつかタロットの正位置と逆位置をテーマに取り上げています。
けれど「逆位置の読み方が難しい……」というお悩みを聞くことは多く、今回このブログでご紹介する内容は、オンライン講座の会員様向けに毎月開催している勉強会で出てきた「逆位置からみえてくること」についてのお話です。
改めて、逆位置を読むときのご参考になればと思い、ここでもご紹介したいと思いました。
なお正位置と逆位置の捉え方の詳しくは、これらの記事に書いていますので、ぜひご参考ください。
▶参考記事:タロットの逆位置は解釈した方がいい?逆位置の考え方と読み方のコツ

▶参考記事:逆位置の採用に迷っていたり逆位置の判別がつきにくいカードを使っている人に、逆位置の採用をおススメする理由

「正位置」と「逆位置」を採用することで見えてくること
私は、タロットは偶然性を占う卜術だから、そのときの展開で「カード正位置/逆位置となる」にも意味があることなのだと思っています。
だから、こういう部分も取りこぼさないようにしいと思い、逆位置を採用しています。
カードが正位置あるいは逆位置に出てくることも偶然の産物で、その偶然性を読むことを大事にしたいからです。
またなにより、タロットの偶然性から見えてくることはさまざまあって……
今回ご紹介するのは、「正位置」と「逆位置」という偶然性を採用することで見えてくることのひとつです。
それは何かというと……「正位置と逆位置の多少」を展開全体から眺めることで「人間関係で無理をしている程度」が読めることです。
タロットの正位置と逆位置を採用する理由として「ギャップが読める」ことは大きな理由のひとつですが、その「ギャップ」から
≪恋愛や職場、友人、親子などの対人関係における「無理の程度」≫が掴めると、どんな人間関係を読むときにも役立ちます。
正位置と逆位置の多少のギャップをみよう
たとえば、「彼との恋愛がどうなるのかを見てほしいです」という相談があったとき
相談者さんと彼の心的状態から行動傾向の両方を1つのスプレッドでみることができる17枚展開するケルト十字で
●相談者さんを主体(1枚目~10枚目)
●彼を客体(11枚目~16枚目)
として占うとします。

このとき、展開を主体(1枚目~10枚目)と客体(11枚目~16枚目)のパートに分け、各パート内に出てきているカード達の「正位置・逆位置の多少」に注目します。
▶スプレッドの参考記事:ケルト十字でタロットを読むコツ。相手の気持ちを深く読む方法も解説
逆位置の不自然さ
たとえば、「主体に逆位置が多く出てきているのに、客体には逆位置が全くない」という展開になったとします。
そして逆位置を「正位置の過不足」として捉えたなら、逆位置が多い主体は「やりすぎ」か「やりなさすぎ」の状態にあることがわかります。
一方で、正位置ばかりの客体は「ありのままの状態」といえるわけです。
ちなみに、ここでの正位置と逆位置の捉え方のコツは
ポジティブなカードが「逆位置」だから「わるい」など
正位置と逆位置を「いい/わるい」で眺めないこと
そしてカードの意味に拘らないこと
なぜなら、逆位置は「ありのままではない状態」を表現していて、正位置は「ありのままの状態」というだけのことだから。
そこで改めて、この正位置/逆位置を「ありのままの状態」と「ありのままではない状態」として捉え、恋愛などの対人関係の様相として眺めてみたらどうなるのかといえば……
「逆位置が多い」ということは、その人は「やりすぎ」か「やりなさすぎ」傾向にある……つまり、その人らしさが出ていないわけです。
これを言い換えると……「その人なりに無理をしている」ともいえます。
一方で正位置が多い、ということは「ありのままの状態」にある、といえます。つまり、その人らしさが出ているわけです。
そしてここから見えてくることは
≪相手の「ありのままの状態」を受け止めようと、片や「ありのままではない状態」となり無理をきたしている可能性≫
あるいは
≪その人の「ありのままの状態」は、相手を「ありのままではない状態」にしてしまい有難迷惑になっている/避けられている可能性≫
いずれにしても、お互いのウマが合っていない様子が、逆位置と正位置の多少を一見するだけで眺められるわけです。
逆位置からみえてくる「人間関係で無理をしている程度」
さて人間関係をみる場合、正位置と逆位置のカードの多少のギャップから、このような「無理の程度」を図ることができます。
もちろん、このような正位置と逆位置の捉え方は見え方のひとつにすぎないので、これだけが読み方のすべてではありません。
ただ実際的なこととして、相手に合わせようと無理をしている人は、どこかでキャパオーバーを起こしてしまいます。
その不自然は知らず知らずのうちに不平不満として溜まってしまい、その不自然が積もれば積もるほど不平不満は大きくなる。
また不自然は自然ではないので、自浄作用を起こします。
不自然を改めようとするわけですね。
そうなれば何が起こるのかといえば……リセット作用として、ある出来事を境にした喧嘩や言い争いです。
もしタロットカードの逆位置のとおり「ありのままではなない状態」をしているとすれば、当然、そういう出来事と出くわします。
けれども、正位置を多く出す側はそれまでずっと「ありのまま」に「いつものとおり」にしてきているだけ。
正位置を多く出している方からすれば、いつも通りにやっているだけのに「なんでそんなに怒るの??」としかなりません。
なぜなら……
正位置の状態とは「ありのまま」で「自然体」。だからこそ、その状態にある本人は「そういう状態である」ことに気づくことは難しい
一方で、逆位置の状態とは「ありのままではない」で「不自然」。だからこそ、その状態の本人は「なんか変……」「なんかおかしい……」と気づきやすい
ある状況において違和感のシグナルを受け取りやすいのは、逆位置のときだったりします。
「無理の程度」の次に読めること
ところで、タロットカードの正位置・逆位置のギャップから他者と接するときの「無理の程度」を眺めることができれば、ここに実際的な状況と合わせることで「無理の程度」を打開するアイデアが見つけやすくなります。
なぜなら、「無理を解消するためのアイデアを知りたい」という視点でタロットカードを眺め直すことができるから。
視点を変えてカードを眺めていけば、たとえ同じ展開の中であっても、タロットはそこに応えてくれます。
タロットからの手助けを借りよう
ただし、そもそも「無理をしている」ことを本人が気づいていないこともあり、私の場合、こういうときはタロットカードに話をしてもらいます。
つまり……カードを説明します。そうして当事者に、自分が身を置く状況を客観してもらうのです。
その人が無理をしていようがしてなかろうが、その感覚は本人にしか分からないことですし、カードを説明するのは、「気づいていないのはおかしい」などと指摘するためではありません。
カードの意味や読めることを伝える前に、カードを構成するエレメントや数字などの要素を説明すれば、その人自らカードの云わんとすることを拾い上げてくれるのです。
それは、カードを通してその人自身が身を置く環境を眺めるようなもので、このような客観は、自身の現在の状況や状態と冷静に向き合うことを手助けしてくれます。
またこうして状況を確認することができれば、そこから先に進む無数の道を見つけることができ、改めて、行きたい方向に最適な道を選び直すことができます。
もちろん、このまま思っていた道を進むことを選択してもよく、その場合は、より納得して前に進むことができます。
こちらからあれこれいわずとも、ただカードを説明するだけでいいのです。
するとタロットは、その人の視野を広げ大局を眺めることを手伝い、そこから、その人自身が納得の選択ができるよう伴走するツールとなりえるのです。
正位置や逆位置になる理由に意識を傾けよう!
タロットを眺めていて「なぜ正位置になのか」「なぜ逆位置になのか」に意識を向ければ、タロットはそこに応えてくれます。
正/逆が分かりにくいタロットカードでも、一部の小アルカナの数札だけが判別しにくい、というだけですし
判別しにくいカードが展開中にあっても、その他の正逆がハッキリしているカードを眺めていたら、正逆が分からないカードが「自然体を表しているのか/無理をしている様子を表現しているのか」を見分けることができるようになります。
それも、カードが教えくれることのひとつです。
けれど、その見分けができないままに「教えてくれた先生が逆位置を採用していない」だけの理由で「逆位置を採用しない」のは、タロットが教えてくれることを自分から放棄しているようなものだから……
「逆位置を採用した方がいいですか?」と質問されるときは、「逆位置を採用した方が面白いですよ」とお応えしています。
こちらのオンライン講座では、現在、100以上のタロット占いの事例をストックしていて、すべての事例で「どう読むのか」「なぜそう読むのか」も含め読み方を解説しています。
また講座内では、毎月、オンラインライブで会員のみなさまと勉強会もやっています。
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を見て頂けるので、タロットで占いをしていくために必要なことを一通り、ご自身のペースで学んで頂けます。



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