私がこの家にいないと親がどうにかなってしまうんじゃないか、と思うと家から出ていけなくて……実家を離れられずにいる自分が嫌いになってしまいます。30歳も近くになって親に甘えて生きていると思ってしまって……
占いの現場でも、そんなお悩みを聞くことがあります。
自分勝手に振る舞う父親や過保護で弱々しい母親を毛嫌いしつつも、理屈ではどうにもならない感情が出てしまう
ちょっと出かけようとすると「誰とどこにいくの?!」「何時に帰るの?!」とうるさいし、夜が遅いときは何通もLINEを送ってきてうっとうしい……あぁ……家から出られるならそうしたい……でもなんで、踏ん切りがつけられないんやろう……
子どもの頃から、なにかと干渉してくる母親になんでも制限してくる父親。
父親とは仲がよくない。頑固だし何を言っても聞く耳を持ってくれないので、最近は顔を合わすことさえ嫌になっている。お母さんはそんな父親のご機嫌ばかりを気にする。それも見ていてイライラする。
社会人になりたてのころ、この両親から離れたくて独り暮らしをしようとした。でも両親に何も言わずに出ていくことができず……結局、父親から「この家からでも通えるだろう!」といって怒鳴られ、独り暮らしを諦めた。
その後も何度か独り暮らしをしようと思い物件を探したこともある。でも、お母さんにバレて「なんで出ていくの?」と泣かれる始末。
父親はうるさいし、お母さんは私がいないとどうにかなりそうで……私がこの家にいてあげないとダメなんじゃないかと思って、あれから5年。
彼氏ができてもうまくいかず、結局、家を出ていく理由もみつからず未だ実家から離れていない。
何不自由なく生活できていて有難いとは思っている。でも、どこか自分を情けなく感じてしまうのは、未だに親と一緒に暮らしているせいだろうか……
仕事はしてても自立できていないようで自己嫌悪。いざ、行動に移せない自分のことも嫌い……
自分勝手に振る舞う父親や過保護で弱々しい母親を毛嫌いしつつも、理屈ではどうにもならない感情が、親から離れることを難しくしてしまうことがあるのでしょう。
けれどももし、「離れられない理由」をもう少し掘り下げてみることができれば、親との関り方を変えることができるように思います。自分のことを自己嫌悪することなく、むしろ、実家に一緒にいながら親と居心地のいい距離感で暮らしていくこともできるでしょう。
だから……少しずつでいいので、あなたの「親から離れられない理由」と正面から向き合っていきませんか?
タロットから、お手伝いができます。
あなたが実家を離れられない「ほんとうの理由」ってなんですか?
タロットカードというのは、目に見えない「意識」や「無意識」たちを、私たちの目に見えるようにしてくれる道具です。その道具には扱い方(型)があり、その型に沿ってカードを展開することで占います。
なかでも「ケルト十字」という型は古典的な展開法で、「近代心理学で説かれていることが最も表現されている展開法」だといわれています。
▶ケルト十字のやり方のコツ。相手の気持ちを深く読む方法も解説
この展開で最も注目するのは、4枚目のカードの「無意識」です。
ここは「その人の隠れた本音」が現れる部分です。
この部分に「テーマの核心」が出てきます。
カードに出てきた象徴から読み取った「テーマの核心」についてご相談者様にお伝えすると、「あぁ、やっぱりそうですか……分かってはいたんです。でも、その事を考えるとなんだか怖くなってしまって……自分で考えないように考えないようにと、暗示をかけていたように思います」こんな反応が返ってくることもあります。
「隠れた本音」や「テーマの核心」は、人によっては見ることが辛い部分かもしれません。
ただ、現状から前に進みたい、という想いがある人にとっては、このような「真正面から向き合うにはためらってしまうこと」であったり「分かってはいるけど敢えて伏せていること」を、見て見ぬふりをしては進めないことも多いように思います。
でもそこさえ見ることができたなら……現状より前進したも同然。
人は急に変われるものではありません。気持ちを置き去りにしたまま前に進んでも、辛いことも多いでしょう。
だから前に進むのは少しずつでいいと思うんです。
あなたが納得できることをご自分のペースで進めていけるように、伴走いたします。
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