タロットカードって、カードに付された意味を律儀に覚えようとすることって必要なのか? と思っています。
理由はシンプル。
カードに「これ」と正確な意味を持たせることは難しいから。
タロットカードは、とても抽象的だから、意味を成すだろう全ての言葉を網羅することは……できない、と思っています。
言葉の限界とでもいいましょうか。
それに、言葉そのものの解釈も人によって異なる場合があります。
本来は、「いい」も「わるい」もない言葉ですが、いいように解釈すれば「いい」言葉となり、悪いように解釈すれば「わるい」言葉となるのも、言葉の不思議。
それこそ捉え方によるわけですが、カードの意味も「捉え方」しだいで変わるから……
でも、カードのことを知らないと、リーディングもできないやん??
そりゃぁ、そうだ……
つまるところ、カードのことは知った方がいい、でも、カードの意味を覚えようとしなくてもいい、と思っています。
え?? どういうこと??
カードを象徴する言葉の意味を覚えようとするのではなく、言葉遊びをすればいい
そもそも、カードの意味を暗記することは時間の無駄です。
じゃぁ、カードを知るために何をするのか? となると……言葉遊びです。
こんな感じ。
言葉の数珠つなぎです。
これはマインドマップという手法を使っていますが、やり方はなんでもいいです。
言葉を暗記しようとするとしんどいですが、連想ゲームのような遊び感覚で、象徴される言葉をつなげていくと、勝手に頭のなかにはいってきます。
これ、おススメです。
タロットカードは階層に分けるといい
これをするときのコツは、階層分けすることです。
たとえば、「数字」「四大元素」「図像」といったふうに。
特に小アルカナは、「数字」と「四大元素」の組み合わせです。
小アルカナのカードを個別に覚えようとすると、56枚分網羅しなければなりませんが、10個の数字と4つの元素、あと、4人の人物像さえ知っていれば、それぞれのいわんとすることを組み合わせるだけでOK。
しかも、数字は大アルカナでも共通します。
78枚それぞれみていくと大変ですが、いったん、共通項をまとめてみよう、というのが、「階層に分ける」という考え方です。
タロットカードになじめる得意なやり方を見つける
あとは……これ。
自分が、「火」っぽいのか、「風」っぽいのか、「土」っぽいのか、「水」っぽいのか、で、カードとの付き合い方を考えてみてはどうか、とも思います。
「火」「風」「土」「水」は、それぞれ四大元素の考え方であり、占星術的な見方でもあります。
タロットに親しんでいると、占星術にも親しみを持つことも多いと思います。
そこで! 自分がどの性質が強いのか? を調べてみて、それにあったやり方を試みてもいいのではないか、と思うのです。
「火」が強いなら、「やる気」や「情熱」をうまく活用するといいです。そのためには、「いつまでにこれをする」という期限を明確にしておくこと。「火」は、エネルギーの消費が激しい分消えやすいのも特徴ですから、消えないような工夫として、ゴールを予め設定してエネルギーの消費配分を考える、ということです。やる気が続く限り邁進できるのも、「火」ですから。
「風」が強いなら、「分類」することです。階層分けをするのは得意だと思います。あと、論理的に考えることが得意なので、言葉を繋いでいくことも上手だと思います。カードと照応する端的な言葉を一覧表にしてみたり、図でカードを区分したりつないだり。
「土」が強いなら、見える化は欠かせません。それと、毎日カードに触れることもおすすめです。「土」は五感を駆使して現実を作っていくことが得意なので、五感を刺激しながらカードになじんでいく、というわけです。あとは、コツコツできる性質ですから、大きな目標で一気に駆け上がろうとするよりも、毎日できることを目標にして積み上げていくと方がモチベーションも維持できます。
「水」が強いなら、ひとつの物語としてタロットカードをみてはどうでしょう?「水」は感情や気持ちの交流が得意です。大アルカナ22枚、あるいは、数字を、一連の流れるストーリがあるものとしてみていくと、それぞれのカードが云わんとすることに共感していくはずです。
タロットカードの意味を覚えようとすると、しんどくなる。だから、タロットカードと仲良くなるつもりで接してほしい
タロットカードの意味を覚えようとすると、しんどいです。
それよりも、「仲良くなろうよ」というつもりで、カードに触れていってはどうでしょう?
カードと言葉遊びをするように。
あるいは、毎日1枚づつカードをひいてみてはどうでしょう?
ひいたカードに該当する箇所だけを解説本などで読むならば、それほど時間もかかりません。
2~3行のメモ書き程度で構わないので、読んだところで印象に残ったことを手帳などに書き留めておくといいです。
人との交流を温めるように、タロットカードとの交流を深めていってほしいと思います。
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