人間関係の小さないざこざが重なりプチうつ状態です。仕事は好きなので割り切って勤め続けた方がいいのか、転職を考えた方がいいのか迷っています……
30代半ばで小さな会社に正社員として勤めました。仕事や会社の社長は好きなのですが、小さな会社で年配の女性との関係になじめずにいます。
業務には支障ありませんが、人間関係の小さないざこざが重なってプチうつ状態です。転職を考えた方がいいのか、割り切ってこのまま勤め続けた方がいいのか迷っています。
どうしたらいいでしょうか?
人間関係に疲れ転職を考えるか、わりきって続けるか、というご相談にタロットを展開すると……
【1枚目:テーマ】小アルカナ:剣の9の正位置
タロットカード「剣の9」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【2枚目:障壁】小アルカナ:剣の6の逆位置
タロットカード「剣の6」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【3枚目:キーカード】小アルカナ:コインの10の正位置
タロットカード「コインの10」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
※タロットは、ご相談内容からカードの意味と展開を総合的にみてリーディングをします。逆位置も含めた今回のリーディングは下記よりご覧ください。
※3枚で読むときは情報が少ないので、毎回、9枚展開をセットにしています。無料結果では3枚の展開を主に解説していますが、3枚ではお伝えすることが難しい部分は、9枚展開の内容を含めている場合があります。ご了承ください。
「人間関係に疲れ転職を考えるか、わりきって続けるか」というご相談の3枚展開から総合的に読みとれること
ご相談者様は、周りを「楽しませたい」や「喜んでもらいたい」という気持ちが強い方なのかもしれません。
人間関係を育むうえで、「こうありたい」という理想的な在り方をちゃんと持たれているようにも思います。自分なりの「安心ポイント」をちゃんと知っていて、芯のある方だとお見受けします。
ただ、人の気持ちに敏感で感受性が高いだけに、逆に、自分の気持ちを押さえて、「ほんとうはこうしたいのにそれができない」と、動きたくても動けない……ということがよくあるかもしれません。
それと……ご相談者様は、とても真面目な方なのだと思います。思考の整理整頓がとてもうまく、「まぁいいっか~」とあいまいにすることが苦手……でしょうか。
ところで。
今の状況からみると……転職をするならば「人間関係が嫌になったから」という理由ではなく、転職したいと思う会社に対する熱意や意欲がないと、転職はうまくいかないように思われます。
3枚目の「コインの10」の逆位置から、「計画性がないと失敗する」と読むことができるからです。
また、このままプチうつ状態で今の仕事を続けても、しんどい状況が変わるわけでもない、と捉えることもできます。
いずれにしても……うつ状態、にあること自体、しんどいはず。
だから……有休や休職制度をうまく利用して、今のお仕事をしばらく休んでみてはどうでしょうか。
「うつ」になっているときは、心も緊張しています。緊張したままでは、目の前のことばかりが気になって、周りにあるものが見えない、ということはよくあることです。
休むことで、心の緊張を、まずはほぐしてあげてほしいのです。
転職を考えにしても心が緊張したままでは、考えがうまくまとまらないと思います。だからひとまず。「転職」を考えることもいったんやめて、今の仕事を少しお休みする。
「プチうつ状態」であると自覚できるご相談者様だからこそ、今は、1週間でも休む。何もしない。自然のなかでボーっとする。ここがなにより大切だと思います。
ご相談者様の心の緊張がほぐれたなら、まずは、安心。
心をほぐしてから、次を考えてほしいと思います。心が少しでもほぐれてきたら、自然と自分にとっていい方向へ、意識が向かうはずです。
そこで。
このまま仕事を続けるにしても、転職を考えるにしても、その決断がご相談者様にとって「いい結果」となるために、ひとつ意識していただきたいことがあります。
それを、「キーカード」に聞いてみたので、次の章でお話させてください。
キーカードは「剣の王妃の逆位置」
ここからは、このまま仕事を続けるにしても転職を考えるにしても、ご相談者様にとって「いい結果」となるために意識していただきたいことを、「キーカード」から読んでいきたいと思います。
キーカードで出たのは、小アルカナ:剣の王妃の逆位置です。
心の緊張がほぐれたら、ひとつ、意識してほしいことがあります。
それは、「まぁ、いいっか」という言葉です。
「まぁ、いいっか」という言葉は、あまりお好きではないかもしれません。でも、ときどきでいので、「まぁ、いいっか」とつぶやいてみてほしいのです。
白黒をつけようとするのは、「剣」が表わすひとつの特徴です。
ですが、その「白黒をつける」こと自体が、自分の心を余計に緊張させてしまうことがあります。
「まぁ、いいっか」という言葉は、物事を曖昧にするための言葉ではありません。この言葉は、自分に「まぁ、いいよ」と、「許し」をあげるための言葉です。
真面目な性格であればあるほど、自分にも厳しくなってしまうことはよくあります。だから、「まぁ、いいっか」です。
「まぁ、いいっか」が慣れていけば、なじめなかった相手に対して「まぁ、いいっか。業務には支障ないし」と思っている自分に気がつくはずです。
「剣の王妃」の逆位置は、いつも「しっかり」「きっちり」しているご相談者様に、「ちょっとぐらい、羽目を外しても大丈夫やで~」とアドバイスしてくれているように感じるのです。
これは、もともと、しっかり者で物事に真摯に取り組む真面目な「剣の王妃」だからこそ、出せるアドバイスです。
ご相談者様も、「剣の王妃」のようにクールビューティーな方なのでしょう。
ちなみに……実は、私も女性の人間関係がとても苦手でした。面倒くさい、と思って、あまり関わらないようにしていたものです。
ところがある時、面倒くさい、と避けていた人の、意外な一面を目の当たりにしました。そしたら、いままで「面倒くさいなぁ」と思っていたことが、「まぁ、いいっか」と思えるようになったのです。
それから少しずつ話をするようになったのですが……ちゃんと話をし始めると、それまでに思っていた彼女と全く違う! ということに気がつきました。目から鱗がボロボロと落ちていくようでした。それ以来、いろんな話をするようにり、いろいろなところで彼女に助けてもらうことがありました。
「まぁ、いいっか」が慣れると、相手の違う面が見えてくる、ということもよくあることです。
いちど、「まあ、いいっか」で相手の違う一面をのぞいてみてほしいのです。
仲良くしよう、と思う必要は全くありません。ただ、いつもの印象と違う一面を知れるだけで、たとえ、その相手となじめないままであっても、そのことで気にすることもなくなりましょう。
これが「まぁ、いいっか」の魔法です。
転職をしたからといって、順風満帆な人間関係が約束されているわけではありません。それに転職をするにしても、「なぜその仕事がいいのか」「なぜその職場で働きたいのか?」がしっかりしていないと、転職するにも大変です。
もし、「人間関係のことがなかったらこのままこの職場で働きたい」という気持ちがご相談者様にあるならば、なおのこと。
まずは、休むこと。そして「まぁ、いいっか~」の魔法の言葉
なにかのきっかけになれば、幸いです。
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