陰口は気にしない方ですが、チームで仕事をしているので、ときどき支障がでることがあります……
たくさんの人と関わりながらチームで仕事をしているのですが、ときどき、陰で色々な噂を立てられることがあります。直接かかわることがない人から噂が流れることに対しては、気にしません。極力関わりたくもないので流していますが……ときどき、仕事に支障がでてくることがあります。
どうしたら仕事に支障なく進めるでしょうか?
陰口は気にしないものの仕事に支障がでるのも困る、というご相談にケルト十字を展開すると……
【1枚目:テーマ】大アルカナ1:魔術師の正位置
タロットカード「魔術師」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【2枚目:覆われたベール】大アルカナ15:悪魔の正位置
タロットカード「悪魔」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【3枚目:キーカード】大アルカナ:隠者の正位置
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【4枚目:過去】小アルカナ:カップの3の逆位置
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【5枚目:現在】小アルカナ:カップの騎士の逆位置
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【6枚目:未来】大アルカナ20:審判の正位置
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【7枚目:本心】小アルカナ:棒の小姓の逆位置
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【8枚目:相手・環境】大アルカナ8:正義の正位置
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【9枚目:最終的な意思】小アルカナ:剣の王妃の逆位置
タロットカード「剣の王妃」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【10枚目:着地点】小アルカナ:カップの4の逆位置
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※タロットは、ご相談内容からカードの意味と展開を総合的にみてリーディングをします。逆位置も含めた今回のリーディングは下記よりご覧ください。
「陰口は気にしないものの仕事に支障がでるのも困る」というご相談のケルト十字から総合的に読みとれること
結論は最後にあります。
まずは、カードからみる全体的なお話をさせてください。
ご相談者様は、自分のことをはっきりと主張できるタイプだと思われます。思っていることは口にしてしまう方でしょうか。
ところが……今はその傾向が少し強く出てしてまっているのか、あるいは、仕事でやりとりする仲間のなかに、ご相談者様の「はっきりと主張する」部分を「きつい」と思っている節が見受けられます。
また、カードをみながら感じたことは……ご相談者様の気持ちが空回りしている状況です。
なんといいますか……「人とはうまくやっていきたいといつも思っている。でも、うまくいかない……」というご相談者様の試行錯誤が読み取られるのです。
「仕事に支障がでてくる」とありますが、実際的な影響が出ている、というよりも、「思いが伝わりづらくて仕事がやりにくくてしょうがない」という印象を感じます。
ちなみに、ご相談者様の周りにいる大多数の人はとても冷静に状況を見ています。
ご相談者様が主張することに道理が通っているならば、誰かが「きつい」と思っていたとしても「それはそうだ」と納得しているはずです。
ご相談者様は、もともと、周りから理性的に思われている節があり、情緒的な関りよりも、必要最小限のやり取りだけでテキパキと仕事をこなす印象があるのです。
とはいえ。カードをみるに、その「クール」な印象だけが独り歩きしているところは否めません。
もし、このままその印象だけが独り歩きを続けると、あるいは、ご相談者様自身が「人は人。私は私」と自分と他人とをきっぱりと切り分けてしまうと、自分の心が萎えてしまったときに弱音を吐くことができなくなるのではないか、ということが少し心配です。
カードが暗示をしているから、このような話をするのですが……
もちろん、望まない人間関係でも育む方がいい、ということをお伝えしたいのではありません。
ただ人の「思い込み」というのは、いったん作られてしまうと頑固なもので、染み付いたものは簡単に拭うことができません。
「あの人はなにも気にしないから。強い人だから放っておいても大丈夫」が広がってしまうと……仕事に支障をきたす、というよりも、孤立を生んでしまいます。
周りから人がいなくなってしまう、という状況が生まれやすくなります。
そこが、ご相談者様の仕事にとって致命傷にならないか、を危惧するだけです。
さて。陰口があっても仕事に支障をきたさないようにするには、というお話に戻します。
陰口があっても仕事に支障をきたさないようにするにはどうすればいいか、は、「キーカード」に聞いてみました。
ここまで全体的に読んできたことも踏まながら、次の章でお話させてください。
キーカードは「隠者の正位置」
ここからは、陰口があっても仕事に支障をきたさないようにするにはどうすればいいか、について、ここまで全体的に読んできたことも踏まながら「キーカード」から読んでいきたいと思います。
キーカードで出たのは、大アルカナ:隠者の正位置です。
隠者のカードは、これまでの人生の歩みを総点検をするカードです。総点検したあとは、もっと他に応用できないか、を試そうとします。
この際です。
これまでやってきた仕事での人間関係の作り方や育み方を、いったん振返ってみてはどうでしょうか?
自分の内側を振り返ってみたときに、「もっと楽しくオモシロイ人生にするには、なにをどんなふうに変えるといいのかを試行錯誤してみて」というのが隠者のカードです。
「このやり方は失敗だったなぁ」とか「この価値観は譲れない」など、いろいろなことが出てくると思います。
また、これまでは「自分がやった方が効率がいいし生産性もあがる」でよかったことも、年齢とともに体力的にやることが難しくなっていくかも……と思うことがあるかもしれません。
後進を育てる、という役割があるなら、自分がやった方が慣れているし効率がよくても、仕事を任せる、ことの方が大切であることを自覚するかもしれません。
もし一匹狼が好きなご相談者様だとすれば、周りを巻き込みながら人に頼っていくことで、これまでとは違うもっとオモシロイ人生があるのかも?! なんて思うことがあるかもしれません。
「もっとオモシロくするにはどうすればいいだろう?」という視点で、総点検をしてみるわけです。
そのうえで。
「陰口があっても仕事に支障をきたさないようにすればどうすればいいか」というご相談に対して、隠者はいいます。
「陰口なんかいわれてオモシロイ?! 仕事に支障をきたすきたさない以前に……オモシロくないなら、そんなところから、はよ出なされ。いままで陰口が出てくるやり方をしてたってこともあるやろし、それを変えたらよろしいがな。陰口がなかったら、そもそも仕事への影響も考えんでもいいやろね」と。
なにより、未来の方向性を示すカードに「覚醒」のカードが出ています。「覚醒」のカードには「失われたものを取り戻す」という意味があります。
何かを選択する、ということは、それ以外の可能性を失う、という意味でもあります。隠者といっしょに総点検をしながら、これまでの選択で失ってきた可能性に光をあててみるのも、悪くはないと思うのです。
隠者のメッセージは「もっと本質的なものに目を向けてみませんか?」という提案です。
ご相談者様がこれまで培ってきた経験値からいえば、「陰口があっても仕事に支障をきたさないようにすればどうすればいいか」に対する対処療法的な方法論は、ご相談者様自身がもっともよくご存じだと思います。
そうでなければ、わざわざ、本質を見つめる「隠者」のカードがアドバイスとして出てこないからです。
隠者からの提案が、なにかのきっかけになれば、幸いです。
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