うらないば、では占いを上手に活用する方法をご紹介しています。今回は、特にタロットのコートカードを活かすためのお話です。
コートカードとは≪ペイジ・ナイト・クイーン・キング≫で表現されている「人物像カード」といわれるカードのこと。
小アルカナに分類されて16枚あります。
なおコートカードの読み方と解釈については、下記の記事で詳しくお話しています。
ご参考になれば嬉しいです。
▶コートカードとは?タロットのコートカードの解釈と読み方のコツ
さて今回もコートカードをテーマにお届けしたいと思いますが、ここでは特にコートカードの特徴を活かした2つの方法についてご紹介します。
ぜひ楽しみながらコートカードを上手に活用してみてください!
コートカードを活かしてみよう!
コートカードは人物像を象徴するからこそ、人間関係に悩んだときに気の利いたアドバイスをくれるカードだったりします。そのため、なかなか面白い活かし方ができます。
またコートカードを自分のために活かしていくと、コートカードがぐっと身近なものになるため、リーディング力のアップにもつながるでしょう。
そこでまずは、コートカードを象徴カード(シグニフィケーター)として占う方法からご紹介します。
これは、実際の鑑定でも十分に活かせる「占う主体がどのような状態になっているのか」をコートカードからひも解く使い方です。
鑑定でも活かせるコートカードを象徴カード(シグニフィケーター)として占う方法
占う対象者、それは「自分」であっても構いません。
占う対象者(自分)を象徴するコートカードを「象徴カード(シグニフィケーター)」として1枚抜き出し、それに対しての周りの状況・状態・動きを占います。
占う方法はとても簡単です。
たとえば自分を占う場合、「今の自分を象徴するカードを教えてください」とコートカードだけに聞いてみるのです。
そして「自分」を取り巻く状況を読み取るために、自分を象徴するコートカードを1枚出したあと、残りの77枚のタロットを使ってスプレッドを展開してみればいいです。
- 「その人を表している」と思うカードをコートカードから1枚抜く
- 象徴カード以外のコートカードは他のカードと混ぜ、象徴カード以外の残り77枚のカードを用いて、通常通り、カードに聞いてみたいことについてタロットを展開していく
【例:ケルト十字】
また展開のポイントは
- 象徴カードにはコートカードを使う
- 象徴カードが選びにくいと思った時はコートカードだけを裏向け「占う主体を象徴するカードは?」と思いながら1枚抜き取るといい
- 抜いたコートカードが逆位置の時は、逆位置のまま使っても正位置に戻して使ってもどちらでも大丈夫。(もし逆位置のまま使う場合は、逆位置の意味をそのまま採用するのではなく、「逆」であることはあくまでも参考程度に留めておく方が読みやすいでしょう)
コートカードを象徴的に使うことで、たとえば、恋愛での「自分」、仕事での「自分」、子どもと関わっているときの「自分」……など、いろいろな場面での「自分」についてコートカードへ聞いてみることができます。
この方法はレッスンなどでもおすすめしていて、実際に試されている方から
「スプレッドを展開する前にコートカードから象徴カードを1枚引いてみるだけでなのですが、象徴カードを1枚出すだけでスプレッド自体が読みやすくなりました!なにより、自分では思ってもみないような意外なカードも出てきて(笑)、象徴カードから自分を客観できるのがすごく面白いです!」
というお声を頂戴しています。
さまざまな自分の顔をみることができて、意外な一面を発見できるかもしれません。ぜひ、試してみてください!
そして、もうひとつご紹介したいコートカードの活かし方があります。
これは人間関係で悩んだときに活かせる使い方なのですが、コートカードの特徴を活かした、最もシンプルで誰でも使える簡単な方法です。
人間関係で人との接し方に悩んだときに活かせる最もシンプルで誰でも簡単にできるコートカードの使い方
コートカードは、大アルカナや数札より「人間味」を表現してくれるカードでした。
これが、人との接し方に悩んだときにコートカードが良いアドバイスになってくれる理由です。
なぜなら、コートカードは「人の在り方」を表してくれるカードだからこそ、その人物像がしそうなことを分析してみたり、そこから、こちらはどうするといいのか、を分析的に読み取ることがしやすいのです。
そして、人間関係で人との接し方に悩んだときに活かせる、最もシンプルで誰でも使えるコートカードの使い方のポイントはたったの2つ。
①まず、接し方に悩んでいる相手について≪その人を象徴するカードはどれですか?≫と、コートカードに聞いてみます。
②そして出てきたカードに対して、≪その人に対してはどんな風に接するのがいいかアドバイスください≫と、もう1枚引いてみます。
相手は①のカード
自分は②のカード
ここから≪①のような相手と上手くやり取りするには自分は②のように振る舞えばいい≫と読むことができます。
たとえば。
あの人はいつも機嫌が悪くて話すと怒られそうで嫌だ! でも話しかけないと仕事が進まない……と相手との接し方に悩んでいるとき。
相手を象徴するカードをコートカードに聞いてみます。すると「カップキングの逆位置」が出てきたとします。
つまり相手の人は、怒っているというよりむしろ、人の気持ちに敏感で繊細な人でもあるがゆえに人との距離感が掴みずらくなっているだけで、話しかけてほしいけどどう対応していいのかわからないから黙っている……そんなイメージが湧いてきます。
このようにして相手の状態が掴めたら、次に「こういう人に対してどんなふうに対応すればいいですか?」とコートカードに聞いてみます。たとえば「ワンドクイーン」が出てきたならば……相手のことを気にしないで大丈夫。明るく振る舞まって吉! と読むことはできるでしょう。
もしコートカードが逆位置に出ていても、その本質が変わることはありません。
そのため、人への接し方に悩んでいるときに「どんなふうに相手と接したらいいですか?」とコートカードに尋ね引いてみることで、コートカードが「出てきたカードが表す人物像を自分のものとすればいい」とアドバイスしてくれるカードになってくれます。
ならば、「コートカードの正位置の様な心持ち(状態)」になればいいわけです。
そのカードの人物だったらどんなことをしそうか?どんな表情でどんなことを言いそうか?とイメージして、そのようにやってみればいいのです。
それが≪コートカードを活かす≫ということでもあります。
対人関係に悩んで苦しくなってしまった心に寄り添ってくれるタロット
どんな対人関係であっても人との関りで悩むとき、なぜか気持ちが「ギューッ」となってしまって腹立たしさや苦しさを感じてしまうことが多いかもしれません。
そんなときに必要なのが「ギューッ」となった気持ちを緩ませることです。
一瞬でも、「あぁ、そうか……」とひと呼吸つけることができたなら、改めて、自分と相手との状況を眺めることができるようになるからです。
そして、上記のようなコートカードの使いかたは、そういうときのためのもの。
心のしんどさというのは「意識的に緩ませよう」と頭の中だけで考えてできるものでもありません。そこで、タロットを使ってこういうこともできるよ、というご提案をしました。
カードを眺めているだけでも、相手に対して気張っていた緊張感が解けて、抱いていた印象や感じ方が緩んでくることもあるでしょう。
だから、ここでは当たっているかどうかに拘る必要もありません。自分自身の感覚を味わってみることが大事だからです。
それになにより、タロットは「当たるか当たらないか」に真剣になって使うものではなく、困ってるからなんかヒントちょうーだい! ぐらいがちょうどいいのです。
気安さを以って接する方が、むしろ「当たる」ものだから。知識を持った上で、感覚的に使っていくのがベストです。
特に自分に活かすときは、まるで親友と接するように、タロットを自由に軽やかに親しむのがいいです。アイデアや発想の源になってくれて、話し相手にもなってくれますから!
気持を切り替えるときや発想転換のアイデアツールとして活かせるのもタロットです。
ぜひぜひ、皆様も、楽しみながら使ってみてください!
タロットがもっと読めるようになりたい、使えるようになってみたい方へ
さて、「タロットリーディングがもっとうまくなりたい!」という方が、うらないば、にもたくさん訪ねてくださいますが、タロットについて≪学べる≫のはカードの本質的なことや活かし方、使い方のコツです。
一方で、実際に「タロットが読めるようになりたい!」と思ったらたくさんの事例を読んでいくしか方法はありません。
そこで、うらないば、では、運勢や開運、仕事に恋愛、人間関係の読み方から健康まで、さまざまな実例を取り上げ、タロットを上手に読むコツと方法を解説する動画講座を行っています。
運勢、開運、相手の気持ちの読み方などたくさんの事例を扱いますから、その事例をご自身なりに読んでいただければ、後からの答え合わせとして解説を使っていただけます。
またこの動画講座では、こちらでご紹介しているコートカードを「シグニフィケーター(象徴カード)」として使う方法も、実際の事例を使った読み方をもっと詳しく説明しています。
特に
「自分のことや家族のことをもっと占えるようになりたい!」
「誰かのためにもっと生かせるようになりたい!」
「タロットのリーディングがもっとうまくなって身近な人の相談に乗れるようになりたい!」
という方で
- 独学でリーディング力を上げようとすることに限界を感じている
- 自分のことを占っても解釈しずらい
- タロットの練習のために友達を占ってみるけれど読みずらい
- ストーリー性のあるリーディングができない
- リーディングに自信が持てない
- カードの意味に迷ってしまう
- タロットを学び始めたばかり
といった方のための動画講座です。
なぜなら、動画講座では実際の事例から「どんな風にカードを読むのか?」「どうやって占っているのか?」のタロットの読み方から占い方、そして相談者へのお応えの仕方までお話していて
- カードから状況打開のヒントを得る方法
- 状況打開策をアドバイスとして伝える方法
を見て頂けるので、ご自身がタロットで占いをしていくために必要なことを一通り学んで頂けるからです。
「どうやってタロットを活かしていけばいいのか」まで知っていただけますから、自分や誰かのためにタロットを使っていただけるようになります。
それに伴って、タロットのリーディングはどんどん上手くなっていかれることでしょう。
もちろん初心者の方でも学んで頂けるように、スプレッドの解説や数字の捉え方や逆位置の考え方などタロットの基本事項もお届けしています。
ご興味ある方に講座の内容の詳細やどのようなものかを覗いていただけるよう、タロットリーディングの解説動画を解放していますので、よければぜひ、下記をクリックしてご覧ください↓
運勢や開運、仕事に恋愛
相手の気持ちの読み方など
タロットを上手に読む
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(月額会員制2,860円/税込)
みなさまのタロットライフが充実したものとなりますよう、お役に立てましたら嬉しいです。
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