経営している喫茶店の売り上げをあげたいです……
店舗を購入し喫茶店を経営して6年になります。売上がなかなか上がらず、これまでも何度か店以外でバイトなどでしのいできました。
今は、夜、父親の仕事を手伝って少しですが収入を得ていますが、なかなか借金が減りません。本当であれば店だけで売上が上がれば良いのですが立地の問題や店舗の小ささから、思ったようにはいきません。
立地も店舗の広さも初めから分かっていた事なのですが、沢山稼ぐつもりはなく、普通に生活できるだけあればいいつもりで始めました。 しかし実際はそれもままならない状況です。 店での売上をあげる方法を知りたいです。
または店舗の支払いが済むまでは別の収入源を見つけた方が良いのでしょうか? 今までもいろんなバイトに出ましたがどこも長く続きません。どんな収入源がいいのでしょうか?
経営している喫茶店の売り上げをあげたいです、というご相談にケルト十字を展開すると……
【1枚目:テーマ】小アルカナ:棒の9の逆位置
タロットカード「棒の9」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【2枚目:覆われたベール】小アルカナ:棒の王妃の逆位置
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【3枚目:キーカード】小アルカナ:剣の2の正位置
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【4枚目:過去】小アルカナ:棒の王の正位置
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【5枚目:現在】小アルカナ:剣の王妃の逆位置
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【6枚目:未来】小アルカナ:棒の1の正位置
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【7枚目:本心】小アルカナ:コインの王の正位置
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【8枚目:相手・環境】小アルカナ:コインの2の逆位置
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【9枚目:最終的な意思】大アルカナ17:星の正位置
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【10枚目:着地点】小アルカナ:剣の1の正位置
タロットカード「剣の1」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
※タロットは、ご相談内容からカードの意味と展開を総合的にみてリーディングをします。逆位置も含めた今回のリーディングは下記よりご覧ください。
「経営している喫茶店の売り上げをあげたいです」というご相談のケルト十字から総合的に読みとれること
展開されたカードを見ながら思ったことがあります。
それは、ご相談者様さえ固い決意をされたならお店もうまく回っていくだろう、ということです。
そのためのことを、カードの展開とともにここでお話せてください。
「沢山稼ぐつもりはなく、普通に生活できるだけあればいいつもりで始めました」と書かれていますが、まずは、当時のものではなく、現状で考える程度を、改めて把握してみることをおすすめします。
つまり……どの程度が「沢山稼ぐ」で、「普通に生活できるだけ」というのは具体的にどれくらいの金額かを、現状に合った形で、改めて整理してみてはどうかと思うのです。
また、お店の売り上げが上がるのが一番、だとおっしゃっていますが、お店の売り上げをあげることにどこか弱気になっておられるのかもしれません。
カードから読み取れる限りでは……手っ取り早く稼げる方法に流れている、と見受けられるからです。
たしかにアルバイトは、目先のお金を手にすることができます。一方で、売り上げをあげる、ということは一朝一夕になるものではありません。
現状でおかれている立場(店舗の立地や席数など)に合った売り上げをあげるための方法は、試行錯誤しながら見つけていくしかありません。
アルバイトのように、働いたからといってお金が得られるものではないことは、ご相談者様の方がよくご存じだと思います。
とはいえ。それでも売り上げを本気で上げたいならば……ご相談者様の喫茶店に来るお客様はどんないいことがあるのか、をもう一度真摯に目を向けてみてはどうでしょうか?
お客様にとってメリットがあれば、「え?! こんなところに!」という場所でもお客様は集まります。
喫茶店が多い地域でも、その喫茶店にしかないもの、があれば、それを目当てにお客様は集まります。
喫茶店で回転数を上げる、というのは難しいかもしれませんが、商品の販売単価を上げる工夫はできると思います。
今は、インターネットで自由に情報をやり取りできる時代です。立地や席数は売り上げがあがらない言い訳にはならないと思うのです。
そのうえで。多くの経営者がやっていることはきっと……
「お客様のメリットになるような、どんな工夫をこれまでにやってきたか?」
「工夫をしてやったことで思うような結果が得られなかったことは、どんな改善をすれば結果が出るようになるのか?」
このようなことを考えながら、常に「トライ&エラー」の連続です。
もちろん、そんなことはすでにご存じだと思うのです。ただ……人は易きに流されやすいもの。
この「トライ&エラー」をしようと思うと、それなりに時間も必要です。すぐに結果が出てくるわけでもありません。また、最低限の生活が維持できるだけのお金も必要です。
易きに流されることなく「トライ&エラー」をやり続けようと思ったらならば……「それをやる!」という確固たる意志と決意が必要なのです。
確固たる意志と決意を持つためには……「情愛」が大切。
お店への愛。お客様への愛。この二つともです。
経営って……続けていくことでしか結果が出ないものだと思います。どれだけ大変でも、「やっぱりこれが好きだから」「これをやっていきたいから」という、仕事に対する情愛の心も必要なのではないかと思います。
特に、今回の展開に、意欲や論理的な思考を表すカードは出ているのですが……「情愛」を表すカードが全く出ていないのです。それと……経営のご相談なのに、「コツコツやる」のコインのカードが1枚しか出てこない、しかも逆位置であることも気になったものですから……このようなお話をしています。
お店の売り上げをあげるためのテクニックは巷に溢れています。情報を得ようと思えばいくらでもとってこられる時代です。
情報をもとに「やってみる」ことはいつでもできると思うのですが……今は、ご相談者様のマインドをしっかりと立てられる方が先決なのではないか、と思いました。
さて、ここからは「キーカード」に場を譲りたいと思います。
ここからは、実際的なお話をしていきたいと思います。
売り上げをあげる試行錯誤をするためにも、時間と最低限の生活ができるお金の確保は欠かせません。
なかでもお金についてはご相談者様のメッセージにもあります。そこで、「キーカード」からお金にまつわるヒントを読んでみたいと思います。
キーカードは「剣の2の正位置」
ここからは、「キーカード」を読み解いていきます。
お店の売り上げをあげる試行錯誤をするためにも、時間と最低限の生活ができるお金の確保は欠かせません。
そこで、お金にまつわるヒントを「キーカード」で読んでみました。
キーカードは、小アルカナ:剣の2の正位置です。
剣の2は、二つの状態が拮抗し精神と感情のバランスをとることで瞑想状態にとどまるカードです。そのため、実際の動きは少ないです。
そしてここからアドバイスできることは、状況を冷静に眺め意志をしっかりと立てよう、ということです。
先に「人は簡単な方に流されやすい」というお話をしましたが、今は、ご相談者様のマインドをしっかりと立てる時期です。
また、ここでいう二つの拮抗するものといえば……「お店の売り上げを上げること」と「アルバイトで目先のお金を得ること」だと思います。
すくなくとも、店舗の支払いもアルバイトで賄おうとするのではなく、お店の売り上げで賄うべきです。
とすると……どの程度、売り上げを上げなければならないか、が分かります。
そこから逆算して、回転数や単価、認知を広げるための活動費(広告費)なども見積もることができます。これを売り上げの数字として、目標に掲げてみてはどうでしょうか?
そのうえで、あくまでも「足りない分」をアルバイトで賄うのです。
お店の売り上げアップの対策をする時間を持ちながら「足りない分」を賄うためのアルバイトですから……ここは単発や短期など時間の融通が利くものがいいのではないでしょうか。
また、これらをするには、これまでの支出の見直しも必要かもしれません。経費もプライベートでの支出も含めて、現状を直視することも、キーカードである「剣の2」のアドバイスになります。
それともうひとつ大切なことがあります。
店舗の支払いが済むまでは別の収入源を見つけた方がいいだろうか、とか、アルバイトを長続きさせよう、などという目先に目を向けて取り組むのではなく「お店の売上を上げるためにできること」の想いで取り組むことが大切です。
すると必要最低限をアルバイトで賄う意識と、売り上げを上げるための投資に目を向けることもできましょう。
そう思いながら、お店の売り上げを上げるためにご自身を奮い立たせてほしいのです。
過度のプレッシャーを与えることは本意ではありません。ただ、本心からお店を続けていきたいと思うならば、ここは正念場。
ご自身が心から納得できる選択を、切に願います。
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