個人の占いサロンを始めて2ヵ月。部屋のコンセプトやイメージに迷っています……
個人の占いサロンを始めて2ヶ月になります。まだ最低限のものだけ置いてある状態で、どのようなイメージで部屋を作っていくかを迷っています。
エキゾチックなイメージか可愛らしいものか、またはいたって事務的にシンプルか。まだ自分のイメージを確立できていないんです。
どちらにしろその部屋をフル活用して仕事として成り立たせたいと思っています。そのためのコンセプトやイメージのアドバイスをお願いいたします。
占いの個人サロンのコンセプトとイメージに迷っている、というご相談にケルト十字を展開すると……
【1枚目:テーマ】大アルカナ0:愚者の正位置
タロットカード「愚者」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【2枚目:覆われたベール】大アルカナ13:死神の正位置
タロットカード「死神」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【3枚目:キーカード】小アルカナ:剣の1の正位置
タロットカード「剣の1」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【4枚目:過去】小アルカナ:カップの王の正位置
タロットカード「カップの王」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【5枚目:現在】小アルカナ:棒の4の逆位置
タロットカード「棒の4」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【6枚目:未来】小アルカナ:棒の騎士の正位置
タロットカード「棒の騎士」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【7枚目:本心】小アルカナ:棒の5の逆位置
タロットカード「棒の5」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【8枚目:相手・環境】小アルカナ:コインの6正位置
タロットカード「コインの6」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【9枚目:最終的な意思】小アルカナ:剣の王妃の正位置
タロットカード「剣の王妃」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【10枚目:着地点】大アルカナ:塔の正位置
タロットカード「塔」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
※タロットは、ご相談内容からカードの意味と展開を総合的にみてリーディングをします。逆位置も含めた今回のリーディングは下記よりご覧ください。
「占いの個人サロンのコンセプトとイメージに迷っている」というご相談のケルト十字から総合的に読みとれること
展開されたカードを眺めながら感じるのは、ご自身の好みでサロンを作るというよりも、ご自身のお客様に合わせたサロンを作る方がいい、ということです。
理由は二つ。現状や近未来の配置にカップのカードがないことと、環境とご自身の関係を表す配置に「コインの6」があるからです。
すでに占いをされていらっしゃるのであれば、どんなお客様が来てくださるのかは、ご自身でよく分かっていらっしゃると思います。
年齢層はお客様の見た目でだいたいわかると思いますし、鑑定をしながら話す内容でご職業なども分かっているはず。
もし占星術をされていれば、お客様のホロスコープからエレメントの傾向も把握されていると思います。
そこをヒントに、サロンのコンセプトや内装を検討されてはいかがでしょうか?
ただ気になるのは……「現状」を表す配置に「棒の4」の逆位置と「本心」を表す配置に「棒の5」の逆位置があることです。
ご相談者様は、お客様にご自身の鑑定を提供することに迷いはありませんか?
ご自身の鑑定に迷いがなければいいのです。
迷いがないのであれば、ご自身の占い師としての在り方もサロンに反映されるべきだと思います。
たとえば……
どんな結果が出てきても躊躇なくハッキリとストレートに伝えるタイプなら、「かわいい」雰囲気のお部屋は似合わないかもしれません。
けれども、見た目の顔と占い師としての顔にギャップを狙いたいならば、そういう雰囲気もアリでしょう。ギャップが魅力的に思われることはよくあることです。
それともうひとつ。
これから個人サロンを運営されるにあたって「ご自身はどんなお客様が来てほしいのでしょう?」という部分も考慮したいものです。
パートナーシップに悩む50代女性?
恋愛相談をよくされる10代や20代前半の女性?
結婚や夫婦関係の相談が多くなる20代後半から40代?
それとも、経営者としてビジネス運を見てほしいという男性??
どんなお客様にも来てほしい! というなら、人気の占い館の雰囲気を取り入れるのもありです。
ただ今回のご相談は個人サロンなので……ビジネスモデルの視点から考えてもカードの展開からみても……
- これまでに鑑定されてきたお客様の傾向としてどんな方がよく来られていたのか
- 占い師としての在り方
- どんなお客様に来て欲しいのか
この3つを考慮したサロンのコンセプトにする方がいいと感じました。
ご相談の文面にある、「エキゾチックなイメージか可愛らしいものか、またはいたって事務的にシンプルか」をご自身の好みや気分で決めるのではなく、ご自身の軸と現状のお客様と未来のお客様に合わせて作る、ということです。
ただ……やはり「棒の4」の逆位置や「棒の5」の逆位置、それと着地点の「塔」のカードが気になります。
もしかすると現状、ご自身は占い師としての在り方に迷っていらっしゃるのかもしれません。
占い師としての在り方に迷っていらっしゃるのであれば、焦ってコンセプトを考えたり部屋作りに時間や経費をかけるよりも、最小限の物品だけをサロンに揃えておけば十分ではないでしょうか。
どんな素敵なコンセプトでサロンを仕上げても、確かな軸のないものは、まさに「塔」のようになりかねません。
早急なサロンづくりに労力をかけるよりも、ご自身が占い師としての在り方に自信が持てるまで、今の最低限のものは揃っているサロンで、淡々と鑑定をこなした方がいいのでは、とカードを見ながら思います。
さて。ここからは、「キーカード」に場を譲りたいと思います。
ご自身が占い師としてのスタイルを持たれている場合であってもなくても、参考にしてみてください。
キーカードは「剣の1の正位置」
ここからは、「キーカード」を読み解いていきます。全体的なお話は先にしておりますので、ここは、上記のことを実行するにあたって、「キーカード」として意識しておきたいことを中心にお話していきます。
キーカードは、小アルカナ:剣の1の正位置です。
「意志を決める」「情に流されない」「目的意識」というキーワードがあります。やはり、ご自身の「占い師としての在り方」は重視しておきたいところです。
そもそも、数ある職業のうち、なんのために占いをしているのですか?
どうして「占い」ではないとだめなのですか?
数ある占術のなかで、なぜ、その占術を扱っているのですか?
個人サロンのコンセプトや内装を考える前に、改めて自問してみてほしいと思います。
また今回のキーカードでもうひとつ注目したいのは、「剣」という象徴です。
「剣」は風のエレメント。
「風」のエレメントは、知識や情報を扱うことが得意で、また、感情的な部分が薄く物事を整理整頓して考える性質を持ちます。
「剣」はどの象徴よりも、データーを重視して理論的、なのです。
知識やデーターは、過去の経験からもたらされるものです。
これまでに鑑定されたお客様のことはもちろんですが……ご自身のことも「データー」として眺めてほしいのです。
これまでにどんな人生経験をしてきたのか?
占い師になるまでにどんな学びを得てきたのか?
あくまでも「データー」ですから、「辛かった」「楽しかった」「大変だった」など感情的なものは一切加えず、箇条書きに「やってきたこと」「経験したこと」をただの出来事として書き出してみてください。
ご相談者様は占い師さんですから、ご自身のホロスコープを改めて分析してみてもいいと思います。
そのうえで。
これから占い師として個人サロンを盛り上げるにあたって、取り入れたい知識、情報、ホロスコープの傾向などをピックアップしてみてください。
剣のエースはいいます。
「そもそもの動機と自分自身のデーターを意識してみて」と。
まとめるとこうなります。
サロンコンセプトを決めるために考慮したいことはこの3つ
- これまでに鑑定されてきたお客様の傾向としてどんな方がよく来られていたのか
- 占い師としての在り方
- どんなお客様に来て欲しいのか
①は、これまでのお客様傾向をデーターとして把握すること。
②については
そもそも、数ある職業のうち、なんのために占いをしているのですか?
どうして「占い」ではないとだめなのですか?
数ある占術のなかで、なぜ、その占術を扱っているのですか?
を改めて自問自答してみること。
③については、占い師として個人サロンを盛り上げるにあたって、取り入れたいこれまでの人生経験や知識、情報、ご自身のホロスコープの傾向などをピックアップし、それらに合うような未来のお客様像を出してみるといいでしょう。
同じ占い師として、心から応援しています。
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