新入社員で入社した会社を、うつの危機感から退社しました。自分にあう仕事や向き合い方、今後のアドバイスをお願いします。
はじめまして。
去年の4月から新入社員として会社に勤めていましたが、10月あたりからまわりの人に相談できずストレスが溜まってしまいました。
その後、鬱っぽい感じに危機を感じ、11月末に辞めてしまいました。
その後は、会社務めか在宅ワークしようかと考えていますが、なかなか行動出来ずにいます。親に対しても申し訳ないです。自分にあう仕事や向き合い方、今後のアドバイスをお願いします。
ホロスコープとケルト十字から「仕事との関り方」について読みます
ホロスコープ(占星術)
ご相談者様
- 太陽:蠍座
- 月:乙女座
- 水星:射手座
- 金星:蠍座
- 火星:乙女座
- 木星:魚座
- 土星:牡羊座
- 太陽が金星と0度、火星と60度、木星と120度
- 月が土星と120度、冥王星と90度
- ASC:牡羊座
- MC:山羊座
※ここでは、ホロスコープから主要な天体とサイン・月と太陽に係る他天体とのアスペクトを抜粋しています。
ご相談ありがとうございます。
今回は、ご相談者様から生年月日をいただきましたので、ホロスコープとタロットからご相談にお応えしたいと思います。
まずは、ご相談者様のホロスコープです。
風の性質が弱く、柔軟性が高いご相談者様。
風には「知性」「整理」「論理的思考」「理性」「分離」「情報」といったキーワードがあります。
ここが弱く柔軟性が高い、ということは、どうしても、人に振り回されることが多くなりそうです。
太陽が蠍座
蠍座は、特定の人との深い関りを求めるサインです。
相手と同化しようとする性質を持ちます。
そもそも、幅広く人と関わることは苦手です。
独特の世界観を持っていて、そこに潜っていたいからです。そして、領域に入ってきた人と気が合えば、相手と同化することを試みます。
愛情深く、自分を相手に委ねることもいといません。
月は乙女座
乙女座は、個人の完成を目指すサイン。
牡羊座から獅子座までのサインを統合して一つのものを作ろうとします。分析力を発揮して細かいところにも目を配り、最終的に残すものだけを固めていきます。
太陽が蠍座ですから、表面的なお付き合いは苦手です。
月が乙女座ですから、根がとても真面目です。
一方で、火星が乙女座にあり、土星が1ハウスの牡羊座にあります。
なのに、水星は射手座の9ハウス。
率先して自分を出すことはありません。むしろ、自分を隠していたい方だと思います。
けれども、人と話すことは嫌いではないのです。
自分の知らないことを知っている人には感動をするし、そういう人と関わりたいとさえ思っているところもあるでしょう。
でも……引っ込み思案が先立ってしまうのですね。
これらの概要を抑えたうえで、次章以降、タロットカードから「仕事との関り方」をみていきたいと思います。
ケルト十字(タロット)
【1枚目:現在】小アルカナ:コインの騎士の逆位置
タロットカード「コインの騎士」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【2枚目:キーカード】小アルカナ:棒の8の正位置
タロットカード「棒の8」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【3枚目:顕在意識】大アルカナ:隠者の正位置
タロットカード「隠者」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【4枚目:潜在意識】大アルカナ:恋人の逆位置
タロットカード「恋人」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【5枚目:過去】大アルカナ:星の正位置
タロットカード「星」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【6枚目:近未来】大アルカナ:魔術師の逆位置
タロットカード「魔術師」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【7枚目:本心】大アルカナ:法王の正位置
タロットカード「法王」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【8枚目:相手・環境】小アルカナ:棒の4の正位置
タロットカード「棒の4」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【9枚目:望むもの/恐れるもの】大アルカナ:太陽の逆位置
タロットカード「太陽」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【10枚目:最終結果】小アルカナ:コインの9の逆位置
タロットカード「コインの9」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
※タロットは、カードの意味と展開を総合的にみてリーディングをします。逆位置も含めた今回のリーディングは下記よりご覧ください。
まず現状に「コインの騎士」の逆位置
新しい仕事のために、まだ具体的に何かをしようと思えないようです。
顕在意識にある「隠者」
家でじっとしていたい、と思っているようです。
潜在意識に「恋人」の逆位置
決断力が鈍っています。無理をしたところで、何も決められないでしょう。
過去に「星」
社会人となり会社に勤め始めた頃は、不安ながらも期待や希望があったのだと思います。
近未来に「魔術師」の逆位置
もうしばらく、仕事を始める気にはならないようです。
本心に「法王」が出ていますから、ご相談者様は、自分にとって「正しい道」を歩みたいと思われているようです。
「環境・周り」に出ている「棒の4」からは、ご家族も含めて周りの人は、ご相談者様の気持ちが落ち着いてくることを願っているようです。
「望みと怖れ」の「太陽」のカード
ご相談者様にとって、表面的な関りは苦痛なのでしょう。建前だけでも相手に合わせられることができるなら、どれほど楽か……とさえ思っているかもしれません。
「最終結果」に「コインの9」の逆位置
無理をしてでも、社会(仕事)に馴染もうとしそうです。
さて。
実は、まだ読んでいないカードが一つ残っています。
それは、ご相談者様の2枚目のカード「棒の8」のキーカードです。
「棒の8」のカードは、ご相談者様にこういいます。
とりあえず仕事のことはおいといて、気力の充実が大事。気分転換やで。
ご相談者様は、「どうせ、わたしなんて……できない」がクセになっていませんか?
土星が牡羊座の1ハウスですから、なにかあるたびに自己卑下してしまう……そんな傾向が強く出てしまうように思います。
もし「どうせ、わたしなんて……できない」に心当たりがあれば、ちょっと言葉を変えてみてください。
どうせ、わたしなんて……できるんだ
って。
人への愛情は深く、いろいろなものに心配りができるご相談者様。
確かに、自分のことを出すことは苦手かもしれません。
だって、たくさんの人と関わろうとしても、居心地が悪いのだから。表面的な関わり方では、ご自身が満足できないからです。
けれども社会に出る以上、会社勤めであろうが在宅ワークであろうが、人と関わらないわけにはいきません。
ならば……目の前の人や事に尽くせる仕事をしてもいいんです。
一対一で人と関わる専門的な仕事……
たとえば、カウンセラーやケアマネージャー、看取り士などの専門家。もちろん、占い師もアリです。
たとえ世間一般的には知られていない職業であっても、深く人と関わる仕事は合っていると思います。
タロットカードを読みながら、7枚目のカード(「本心」の配置にある)の「法王」をみて、ご相談者様を、芯の強い人なんやなぁ、と思いました。
なのに、周りの目が気になって気になって仕方がないのでしょう。
その目にご自身を合わせようとして、がんばりすぎてしまうのかもしれません。
そこに加えて、「太陽」の逆位置にみえる、ご相談者様のご自分に対する自信のなさ。
表面的な人付き合いが苦手なのは、しゃーないんです。
できないもんは、できんのです。
でも、できるものもあるはずです。
だからこそ!
できないことより、できることに目を向けてほしい。
そのためにもまずは、「どうせ、わたしなんて……できない」は卒業しましょう。
物事は表裏一体です。
「わたしなんて……できない」が出てくるのは、その裏に「わたしにも……できるはず」があるからです。
「ない」って先にいわずに、あるはずのものをちゃんとみよう。
体は、心とつながっているので、心の負担に反応します。
ストレスを圧して頑張ることはできても、ストレスが体に溜められる限界以上を超えて溢れ出てきたとき、「それ以上動いたらアカン!」と体が勝手に止まるようになっています。
そうなったら休まざるを得ませんが……そこまでやりますか?
もちろん、頑張ってやってもいいですよ。でも、頑張ってやらんでもいいんです。
どっちでもええんです。
ただ、ホロスコープとタロットのリーディングからお伝えするならば、今は、気力の回復に努めていいと思いました。
ホロスコープやタロットからみえることに「いい」とか「わるい」などはありません。
そういうものがみえる、ただ、それだけです。
そこに心当たりがあったとき、イヤなら変えることができるし、そのままでいいなら、そのままでおったらええわけです。
ホロスコープやタロットで「みえるもの」を知り、それをどう活かすのか? これを考えることができるのが、「占い」だと思っています。
ご相談者様のこと、心から応援しています。
コメント