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占い師だから知っておきたい「感情」との関わり方

最近は、占いを「予知」の手段として扱うばかりではなく、「自分の心と向き合う」手段として関わろうとする方が多くなっているように思います。

「うらないば」でも≪タロットを自分のために活かそう!≫とお伝えしている手前、そういう動きはとても嬉しく感じるのですが……

ただ、占いハウスなどで、クライアント自身が自分の心と向き合えるように占いを扱おうとすると、先輩占い師から「それはカウンセリングであって占いではない!」と言われてしまったり「≪当たらない≫ことの逃げだ!」とされることがあるようです。

私は、「予知」も「自分の心と向き合う」も「占い」が持つ機能にあって、占いに対するスタンスやお客様のニーズに合わせてどちらも上手く活かしていけばいいと考えているので、タロットで≪当たる≫ためのコツも、タロットから読める心理的背景を掴むコツもご紹介しています。

第一に、「占い」は「占い」というだけで、それがどういうものか、明確に統一された定義やルールがあるわけでもないので……占いを扱う人のスタンスに沿って自由に学んでいただけると嬉しいからです。

たとえば、ハサミで「紙」を切ろうが、「髪」を切ろうが、「肉」を切ろうが……その目的はハサミという道具を扱う人しだいなのと同じで、占いの占術を何のために使うのか、は自由であっていいと思っています。

もちろん、占い師はカウンセラーではありませんから、あくまでも占術に則り扱う技術を洗練させるべき、というのは当然のこと。

とはいえ、常に「感情」とともにある「人」と関わりながらセッションに臨むのが占い師ですから、占い師はカウンセラーではないとはいえ、またクライアント側からのニーズがあろうがなかろうが、「感情」との関わり方や扱い方を知っておくことは、それほど特別なことでもないように思います。

それに、特にタロットは潜在力を具現化してくる道具でもあるので、タロットと親しむならば知っていて損はない、むしろ、役立つこと満載の「感情」の知識です。

ということで!

この記事では、タロットを扱う占い師であればこそ、知識として持っておくといいと思う「感情」のことについて、お届けしたいと思います。

なお今回のお話は、占い師でなくてもカウンセラーやセラピスト、コーチングでも役立つ「心理学」的な視点でのお話になります。

4つの原感情

さて「感情」に関わる心理学的な切り口のひとつとして「人が生きていくうえで必要とされる感情が4つある」といわれることがあります。

一般的には「喜怒哀楽」と表現される「感情」ですが、ここでいう「4つ」はそれとは少し異なっていて

怒・恐・悲・喜

として表現されます。

もちろん、これは「感情」を捉えるときの≪ひとつの見方≫であって絶対的な捉え方ではありませんから、あくまでも、一つの考え方としてご参考になればと思います。

4つの原感情:怒・恐・悲・喜

「感情」の考え方として、「人が生きていくうえで必要とされる感情が4つある」とする考え方があります。

またこの考え方では「感情は全て≪4つの原感情≫に分類できる」といいます。

タロットの基として「万物は4つのエレメントで構成される」という考え方がありますが、それと同じように、ここでは「感情」というものを「4つ」に分類することで複雑そうにみえる「感情」をシンプルに理解していこう、というわけです。

そして、その「4つ」というのが、怒・恐・悲・喜、です。

ただし、ここでいう≪分類する≫とは、4つの原感情の1つだけに分ける、という意味ではなく「どんな感情も4つの原感情から成り立っている」という捉え方が大本にあって、「感情」を4つのうちどれが1つに分類するというより、「感情」を4つのパーツに分解する、という意味に近いものです。

もちろん、どんな「感情」も4つのパーツに分けたとして、それぞれに含まれる程度が異なります。

たとえば……こんなイメージでしょうか……

ちなみに、それぞれの程度は人によっても異なることはあるでしょう。

なぜなら、「感情」の感じ方はそれを感じる人だけの≪固有≫のものだからです。そして、その≪感じたもの≫に対して、どんな言葉をつけるのかもその人しだい

そのため、「恨み」という言葉で表現されるものが、誰もが全く等しく同じに感じている、ことはあり得ないのです。

人によっては、「怒:36%、恐:11%、悲:50%、喜:3%」を「嫉妬」と表現するかもしれません。

とはいえ、誰がそれを「それは嫉妬ではない!」と否定することができるでしょう……?

「感情」とは、その人固有の感じ方であり主観的で、そしてその感覚につける言葉が変われば、如何様にも表現できるもの。

だから、一見、複雑にみえる「感情」

けれども、それを「4つ」に分解し見え方をシンプルにすることで、その「感情」との関わり方がずっとシンプルになります。

なぜなら、ほんとうに感じていることに気づきやすくなるからです。

さて、ここまでお話してきた「4つの原感情」ですが……

「4つの原感情」といわれる、怒・恐・悲・喜、にはそれぞれに役割があります。

ここからは、それぞれの役割についてお話していきたいと思います。

4つの原感情の役割

ここまでに、「人が生きていくうえで必要とされる感情が4つある」というお話をしてきました。

それが「4つの原感情」という、怒・恐・悲・喜、です。

実は、これらの「4つの原感情」には、それぞれに役割があります。

それは、生きていくうえで必要な役割、でもあり

  • 怒り:大切なもの(尊厳)を守るため、創造のための感情
  • 恐れ:危険から命を守るための感情
  • 悲み:喪失や辛い出来事を乗り越えるための感情
  • 喜び:より幸せになるための感情

とされています。

ではここから、この役割などについてもう少し詳しく説明していきたいと思うのですが……ここからは文章ではなく、動画にそれを譲りたいと思います。

それは、ここまでにご紹介した「4つの原感情」の詳しい役割や、「感情」との関り方や扱い方を解説した動画です。

またこの動画は「うらないば」の動画講座の一部を抜粋したもので、タロットの小アルカナを使いながら「感情」説明をしている場面もあります。

そのため、この動画を観ていただく方が文章よりも入ってきやすいことがあると思いますので、この記事でもご紹介したいと思いました。

なおここではご紹介していない、動画講座内のみで説明している内容を重複している場面があります。

その点は、なにとぞご了承ください。

占い師だから知っておきたい「感情」についての動画解説

さて、このような「感情」についての知識を持っていると、占い師にとってどんな役に立つのかといえば……

タロットから読むことができる相談者さんの感情の動きに沿って、セッションの流れや方向性が作りやすくなる、ことは確かにお伝えできます。

たとえば……

展開したタロットの中に「怒」の表現が強調されているならば、そのエネルギーを外に出せるように誘導すればいいのだし

「恐」の表現ならば、相談者さんの身を置く状況を整理できれば、相談者さんはその状況が自分にとって危険なものかどうか、が判断しやすくなり「大丈夫」を認識できるようになります。

また「悲」の場合、「泣ける」ことについての知識を共有できればストッパーを解くきっかけにもなるでしょうし

もちろん「喜」であれば、どんなにツンデレでも「幸せの種」を味わうことに抗えなくなります。

また「感情」についての知識を持っていると、タロットから見える相談者さんの心の動きに合わせて言葉の使い方や表現の仕方を汲みやすくなるため、相談者さんの道を開くためのセッションがしやすくなる一方で、本音に迫られたくない相談者さんに対しては無用なお節介をしなくてすみます。

占い師はカウンセラーではありませんが、タロットが読めるからこそ展開したタロットをみれば、たとえ読もうと意図しなくても、カードから自ずと相談者さんの心の動きまで見えてしまうものです。

だからこそ、その心の動きに添えるよう、占い師であっても「感情」の知識は持っておけると役に立つ! と思うわけです。

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