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スピリチュアルとの付き合い方|スピリチュアルなこともいっぱい勉強したのに、なぜ、現実は苦しいままなの?

うらないば、でタロットの扱い方や占い方を学んでくださっている方の中には、既に占い師として活躍されている方やカウンセラーにセラピスト、対人援助職といわれる看護師やソーシャルワーカーなど、特定の分野で活躍されている方も多くいらっしゃいます。

そして、「前から興味もあったし今の仕事の幅も広げられそうだから、タロットの勉強をしたいと思って調べていたら≪うらないば≫を見つけたんです」とおっしゃってくださいます。

ほんとうに勉強熱心な方が多く、ご質問もたくさんくださって私も嬉しくなります。

また、ときどき、こんな悩みを率直に打ち明けてくださる方もいらっしゃいます。

いろいろと勉強したんです。でも、なぜ、現実は苦しいままなのでしょうか……

人にはなかなか話しずらい出来事があって、なんでこんな風になってしまったのか、原因を知りたいと思っていろいろなことを自分なりに学んできました。

心の勉強もしたし、自分とあの人の性格を知りたいと思って西洋占星術も勉強してみました。その後、数秘も面白そうだったから、今度は数秘を勉強し始めてみたんです。

知り合いにスピリチュアルが好きな人がいて、その人の勧めで先生といわれる人にも会いに行ったんですよね。

そしたら「スピリチュアルな力がとても強いからもっと直感に従った方がいい、ピン!ときたことをやってみたらいいんだよ」と言われて、それだったら、と思って、タロットをやり始めたんです……

タロットは前から興味があったし、読めるようになりたいとは思っているんですけど……

こんなにいろいろと勉強して「こうしたらいい」と言われることをやってみるのに、どうして、現実の悩みは尽きなくて、なかなか思うように変わっていかないんでしょうか……

こういうお話を率直に打ち明けてくださると、私も濁さずお返事をしています。

 

さて今日は、スピリチュアルなことをたくさん勉強したのにスッキリしない、という方のために、占いだけではなくいわゆる≪スピリチュアルの類≫という意味で、「スピリチュアルとの付き合い方」をテーマにお届けしたいと思います。

スピリチュアルなことに興味があってタロットを勉強してみようかなぁ……と思っている方のご参考にもなれば嬉しいです。

なぜ、現実は苦しいままなのか……

なぜ、いろいろ勉強して「こうしたらいい」と言われることをやってみても苦しいままなのか……

たとえば

なぜ、パートナーとの関係を改善しようと思うのに相手にされないのか
なぜ、転職をしても職場の人間関係につまずいてしんどくなるのか
なぜ、やりたい仕事をするための面接でこうも落ちてしまうのか
なぜ、お金のことでよく苛立ってしまうのか

このような「なぜ」の理由を探ろうとして、心のことやスピリチュアルなことに興味を持ち始める方も少なくありません。

けれども

「私(あの人)はこうだから」「そういうタイミングだから」とか、「運命に逆らっている」「ワクワクすることをしていないからだ!」など……

占いやスピリチュアルな本や人の言葉に囚われてしまって、自分の言動や現状を直視する機会を失ってしまっているケースをよくみかけます。

こうなると、一進一退する状況がよりよく進展することのないまま、どうしたらいいのかが分からなくなって、もっと別のことを教えてくれるものがあるかもしれないと、違うものに目を向けてしまうようです。

なかには、学び始めた頃、教えてもらったとおりのことをやってみたら悩んでいたことが嘘のように調子がよくなって、けれども、それから2年、3年と時を経るごとに、だんだんと学び始める前のような状態に戻ってしまったり、あるいは、前よりも状況が悪化していって、そこから別のやり方を探し始める場合もあるようです。

とはいえ、「あれも勉強した方がいいんじゃないか……」「もっと別のことを教えてくれることが他にあるんじゃないか……」となってしまう気持ちは、よく分かります。

なぜなら、タロットだけでも、勉強していくと様々な思想や体系に出会うからです。

問題は、「チャンス」を逃してしまうこと

タロットの中には旧約聖書の一場面を絵柄にしているものがあったり、禅の思想を体系しているものもあったり、ウェイトやクロウリーのタロットを扱うなら「ゴールデンドーン(黄金の夜明け団)」といわれる近代の思想団体の名前を知らない方はいないと思います。

たとえば……「生命の樹」という概念

「生命の樹」自体は、旧約聖書や北欧神話、インカ帝国にもその足跡が見られる(ペルーの博物館でみられるそうです)ともいわれますし、曼荼羅などの仏教観にもその痕跡を見ることができるほど、そもそもは、ずっと古く普遍的な概念です。

たとえ「生命の樹」がどんなものであろうとも、私は「生命の樹はこういうものだ」という明確な答えはないものだと思っていて、それは、「幸せ」という言葉をどう捉えるかに似ているように思います。

一方で、この「生命の樹」の概念を分かりやすく体系化したのが「ゴールデンドーン」だといわれていて、たしかにゴールデンドーンが体系化したとされる考え方(あくまでも私が教わった「生命の樹」の捉え方)は秀逸で面白いと思いました。

そのため、うらないば、でもタロットのスプレッドのひとつとして「生命の樹」をご紹介をしています。

タロットで生命の樹と向き合ってみよう|生命の樹のスプレッド

タロットで生命の樹と向き合ってみよう|生命の樹のスプレッド
ここでは生命の樹のスプレッドをご紹介しています。生命の樹のスプレッドの並べ方や読み方をご覧いただけます。生命の樹は自分のことを掘り下げたいときに役立つスプレッドですが、生命の樹と親しむきっかけにもなれば嬉しいです。

だからといって、なにも「ゴールデンドーン」の思想を理解しようとするためのものでは全くありません。

単純に、「生命の樹」のスプレッドでタロットを読むと面白いし、コツが掴めると他のスプレッドの読み方にも応用できてリーディングの幅が広がると思うから、うらないばのクライアント様には、私の知りうる限りをシェアしていきたいだけです。

それに、タロットを軸に「生命の樹」の一端に触れてみることをきっかけにして、うらないばのクライアントの皆様には、もっと「幸せ」に豊かになっていただきたいと思うからです。

だから、私自身いろいろなことを勉強したくなりますし、発見することもたくさんあって学べることが嬉しく楽しいのです。

ただ、それでもやっぱり思うのは……

「一向に改善しない」「いい時を味わったけどまた元に戻ってしまった……」

そんな時こそ、勉強していることを自分の都合で解釈していないか、本質を取り違えていないかを見直し、その学びをもっと深め自分の智慧にかえるチャンスだと、思うのです。

もし「改善しないから」「しんどい状況にまた戻ってしまったから」という理由で、本質に迫ることなく他に走ってしまっては、「結局なにやってんだか……」と後悔することにもなりかねません。

もちろん、スピリチュアルと称させるものは玉石混交の世界ですから、リテラシーのないままそこに相当のお金と時間をかけてしまっていれば「なんとなく変だ……」という違和感が内心あっても、抜け出せないこともあると思います。

とはいえそれはそれで、「リテラシーを育てた」という意味では貴重な学びとなり智慧になるはずで、それが分かることを「チャンス」といって、変なものから早々に離れることができるようになるわけです。

スピリチュアルとの付き合い方

さて

「スピリチュアルなこともいっぱい勉強したのに、なぜ、現実は苦しいままなの?」と打ち明けてくださる方には、「スピリチュアル」だからこそ、まずは何か「ひとつ」を絞ってじっくり取り組むことをご提案することが多いです。

たとえば「西洋占星術」であっても、読み方の流派(教えてくれる団体・個人)がいろいろあるとして、同じ流派の属にかたまるのではなく、違う切り口をもつ3人以上の「先生」と呼ばれる人の解釈を比べられることができる土壌を持つことや

最近はやりのものや現に生きている人のものではなく、故人によって今に受け継がれ半世紀以上は経っていて相当に研究された跡があり、お金をかけたとしても趣味の程度で親しむことができ、現に、自分の手と足と頭を使ってあらゆる角度から検証と実践ができるものをおすすめします。

ちなみに……

今や「スピリチュアル」と類される、マルセイユもウエイトもトートもエッティラも……タロットに限らず、占星術や数秘術、どんな占術も、あるいは、神話や般若心経などの教義であっても

先人によって現に残されている「人に響くもの」は、結局、云わんとすることは「同じこと」で、ただ、その表現と見え方や使い方がそれぞれに成された過程で違うだけのこと、だと私は思っています。

つまりは、ひとつ、をじっくり取り組みさえすれば、他にも通づる、ということ。

だから

あまり難しいことは考えず、その代わり、半世紀以上の歴史あるものから「ひとつ」を絞って様々な切り口から学びやり込んでみる

そうして、ある程度自分のなかで腑に落ちてきてから他のことに目を向け幅を広げていく方が、ずっと根本的な現実の変化に出会えると、思うのです。

地に足の着いたスピリチュアルを

どんなスピリチュアルな方法論もメソッドも、表面的によく見えるものだけを取り入れることで、いっとき「いいように」なって学び終えた気になることはよくあります。

けれども、いっとき「いいように」なった後、やるべきことをやり続ける努力を怠れば元の木阿弥。

結局は、どんなスピリチュアルも、自分のやるべきことをしないで棚から牡丹餅のミラクルなどありえないし、学びは尽きないはずなのですが……

やればやるほど「自分の今」を見せられることになり、そこに向き合うことがしんどくなって途中で学ぶことを辞めてしまう人が多いことを知っています。

「自分の今」を見せられることは、ときに大変で辛いこともあるからです。

なぜなら、自分の立場や身を置いている環境を辛辣に突きつけられるから。

けれども、現実を直視せず自分の「現在地」が分からないのに、どんな理想や想いを持っているとしても、そこへ行くまでの道筋を描き歩いていくことは難しい。

今いる場所が分からなくては、どんな地図を持っていても道筋をつけようもないからです。

それでも現実を直視することを諦めず、その一歩を前に進めたなら、その一歩は「自分らしい幸せ」の道に続く大きな一歩であることは、間違いありません。

過去でも未来でもなく「今の自分」を知ろう

現に「スピリチュアル」などと類されるようなもの、「生命の樹」だけではなく、どんな思想や宗教、学問もそうですが、みんな昔の人が当時を生きるために見出した智慧であって、当時の人にとっては現実的で地に足の着いたものだったはずです。

そして、そんな智慧が、たとえば「タロット」という、ひとつの形として今なお受け継がれ現代の人にも見聞きできるようになっています。

なのですが……

必死に生きていた人の智慧が今は過度に劇場化されてしまい、現実と一線を画すような「スピリチュアル」などという言葉に枠組みされ、現実から目を背けるための言い訳材料として扱われているような印象を受けてしまうことは多いです。

それはきっと、意図せず死ぬ確率が当時よりも格段に低く、必死になることが今や少なくなっているからだと思います。

つまるところ……一言でいえば単純に、平和、なのです。

もちろん、日本は地震などの災害も多いし、世界中を見渡せば戦争に飢餓に巻き込まれ意図せず死ぬ人々がいることは分かっています。

けれど、御幣を怖れずにいうならば、渦中にない「それ」に想いを馳せることはできても、自分の日常として実際的に捉えることがどれほど難しいことか……

2001年のアメリカの同時多発テロが起こったとき、当時、私はフランスにおりました。

パリから郊外に向かう主要駅では肩から銃を掲げた軍隊が警備をしていて、ちょっとした路地裏などで隊員と出会うと、なかなかに緊張したものです。

市民として護られているにも関わらず、銃を掲げた隊員に臆してしまうぐらい、日本ではほとんど目にすることのない現実味ない光景でした。

そんな国で暮らし、食べるものが当たり前のように自動販売機で売られていて平均寿命は80歳を超える社会に身を置いているとなれば、「平和」だといっても過言ではないと思います。

それでも、より豊かに幸せに生きてほしいと未来の子供たちに残したであろう先人の智慧が「スピリチュアル」と称されながらも、今に学べるのです。

だったら素直に享受し、特別視してみたり回帰しようとするのでもなく、今を幸せにいきるために誰もが当たり前に扱える「おばあちゃんのちえ」のように親しみ込めて使っていけたら、どれほど豊かなことか。

「タロット」というツールも先人が私たちに「幸せに生きてね」と残してくれたようなものですが、他にも、今ではピリチュアルと称されるような、先人の願いが詰まったツールはたくさんあります。

スピリチュアルなことに興味があって取り入れようとするならば、まずは何か「ひとつ」を絞ってじっくり取り組むことで、その智慧を存分に日常で活かしてみてはいかがでしょう。

そのための一歩は、「ひとつ」に的を絞ったスピリチュアルなツールから、過去でも未来でもなく「自分の今」を知ること。

これは、欠かせないことだと思います。

 

タロットがもっと読めるようになりたい、使えるようになってみたい方へ

うらないば、では、占いなどのスピリチュアルや神秘主義的な学びをもっと日常で活かせるよう、「タロット」を軸とした動画講座を行っています。

「タロット」の智慧に肉付けするように、心理学や占星学、数秘学もそうですが、ゴールデンドーンが体系化したとされる「生命の樹」の一端もご紹介しています。

また、「タロットがもっと読めるようになりたい!」という方には、スピリチュアル性で誤魔化さないためのタロットの読み方や、開運や人間関係、恋愛、仕事などの特定のテーマについて「読む技術」を磨いていただくことに重点を置いたコンテンツもお届けしています。

  • 独学でリーディング力を上げようとすることに限界を感じている
  • 自分のことを占っても解釈しずらい
  • タロットの練習のために友達を占ってみるけれど読みずらい
  • ストーリー性のあるリーディングができない
  • リーディングに自信が持てない
  • カードの意味に迷ってしまう
  • タロットを学び始めたばかり

といった方に向けた動画講座です。

動画講座を受講くださっている方からは

タロットってこんな風に読むんだ!!と、正直目が鱗です
なんども繰り返し音声を流して勉強ができるので助かります!
分かりやすい解説をいただき、非常に納得し記憶できました!
これまでタロットを勉強していたなかで抱えていた悩みや疑問が、ひとつづつ解決できています!

などなどのお声を頂戴しています。

動画講座では実際の事例から「どんな風にカードを読むのか?」「どうやって占っているのか?」のタロットの読み方から占い方、そして相談者へのお応えの仕方までお話していて

  • カードから状況打開のヒントを得る方法
  • 状況打開策をアドバイスとして伝える方法

も見て頂けるので、ご自身がタロットで占いをしていくために必要なことを一通り学んで頂けます。

もちろん初心者の方でも学んで頂けるように、スプレッドの解説や数字の捉え方や逆位置の考え方などタロットの基本事項もお届けしています。

ご興味ある方に講座の内容の詳細やどのようなものかを覗いていただけるよう、50分のタロットリーディングの解説動画を解放していますので、下記をクリックしてご覧ください↓

1日あたりにして95円。ご自身のペースで学んで頂けます。

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