うらないば、では鑑定以外にもタロットの占い方や読み方をお伝えしているのですが、タロットの占い方で「選択肢を占う方法」について質問されることがよくあります。
たとえば鑑定でも、「Aをしようか、Bにした方がいいか、あるいはCもあるのか……迷っているのですが、A,B,Cのうち、どれが一番自分にとっていいですか?」といったご相談は多くあります。
つい最近も、うらないばで毎月開催している勉強会でこのような選択肢の占い方について質問があって、参加された皆様からも大きな反響がありました。
なかなかに反響が大きかったもですから、ぜひこのブログでも、その一部を共有したいと思いました。
お題は、「A,B,C」のいくつからの選択肢から最善を選ぶための占い方です。
選択肢が2つ以上の複数あるときにタロットを使って占う方法
たとえば複数の選択肢のなかでも二者択一を占う場合……
特定のひとつのことに対して「やった方がいいか、やらない方がいいか」「する/しない」と問う二者択一の占い方については、こちらをご参考ください↓
「Yes or NO(する/しない)」の二者択一の占い方

二者択一の場合は、上記の記事で説明しているように
という方法をご紹介しています。
一方で、一つの事柄に対する「する or しない」ではなく、今回のテーマである「A,B,C」など、2つ以上の選択肢がある場合は
という方法があります。
選択肢が2つ以上あるときにもいえること
ただし……どれだけの選択肢を占ってみたところで、はっきりと「いい」「わるい」の区別がついて選択しやすくなるわけでもありませんし
二者択一の占い方でも説明しているように、どの選択肢も「どっちもどっち」という場合はよくあって、結局、「どれを選べばいいのか分からない……」となることも多く
選択肢が多くなるほど迷いのループから抜け出しにくくなります。
またどんなスプレッドを展開しても「結果」で判断するのならば、1枚引きをするのと変わりません。
そのためスプレッドを展開してカードの枚数が多くなってややこしくなってしまうぐらないなら、一層のこと、「1枚引き」でも十分だと思っています。
選択肢を「いい」や「わるい」で単純化しないこと!
ところで、複数の選択肢を占うときにも勘違いしたくないポイントがあって、それは……
ということ。
特に恋愛関係などで「相性がいい!」となると、それだけですべてを「いい」と捉えてしまう人も多いようなのです。
けれども当然のことながら、「相性がいい!」から「離婚しない」とはいえないし、反対に「相性がわるい……」から「離婚する」などいえるものではありません。
毎日の暮らしのなかでお互いに成長しあえてこそのパートナーシップです。
たしかに「相性がいい」と価値観が似てくるので察しあえることが多くなる場合があります。
けれども察しあえる分、言葉のコミュニケーションがなおざりになって「分かっているだろう……」という暗黙が関係性に歪をもたらしてしまうことがあります。
反対に「相性がわるい」と価値観の違いが大きくでてくることがあって、けれどもその分、相手が何を思っているのか、何を考えているのか、自分は何を思っているのか……
こういうあたりのすり合わせのために言葉を交わすことが多くなることがあります。
「相性のわるさ」によって自分と相手との違いがハッキリするものだから、その違いを「楽しもう」あるいは「分かろうとする」作用が意図的に生まれ
反対に、「相性のよさ」によって自分と相手との境界が曖昧になってしまうと、「分かっているふりをしてしまう」作用が生まれてくる
そういうこともあるわけです。
それになにより……「相性がいい」から好きになれるわけでもないし、「相性がわるい」から気になってしまうこともある
人の衝動や感情は、相性の良し悪しでなだめられるほど単純でもないのです。
選択肢を占うときの最善策
そのため、選択肢を占う最善の方法としては「選択肢ごとにケルト十字で相性からお互いの成熟度、そこから進む過程を読み取る」のがベストだとは思います。
ただ、この方法には一つ欠点があって……それは
という点です。
選択肢ごとに占うということは、それぞれに読んだことを後から比較して、そのうえで最善を選択することになるはずです。
もちろん、カードの枚数が多ければ多いほど覚えるカードの数は多くなります。
もし自分で自分のことを占うなら、選択肢ごとに写真をとって後から見返せばいいのですが……問題は、占いハウスなどの現場で鑑定をするとき。
ほとんどの占いハウスが二人並べばギリギリぐらいの狭いスペースしかなく、たとえタロットのデッキをいくつか持っていても、展開できるのは1デッキぐらい。
また選択肢ごとにスプレッドを展開するとしても、変形ケルト十字(17枚)を1展開ぐらいすればテーブルの上はいっぱいになるでしょう。
もちろん選択肢が2つぐらいであれば、選択肢ごとにスプレッドを展開しても覚えていられると思いますが、2つ以上となればなかなか大変です……
だからといって1枚引きで済ませてしまうのは……目の前のお客さんからすると「1枚だけでしか見てくれないの??」と不信にさせてしまいかねません。
お客さんの立場からすると、たくさんカードを展開してくれた方が「ちゃんと占ってくれている」ように見えるのですから……せめて3枚引きは欲しいところ。
となると「3枚引きで各選択肢を占っていく」という方法はアリなのですが……
私がおススメしている占い方は、以下の方法です↓
- 「○○はどうなりますか?」とケルト十字を展開する
- ケルト十字を展開し残ったタロットの山をカットする
- カットしたタロットの山から選択肢ごとに1枚引きをする

このやり方であれば、タロットのデッキが1組あればできるのと、ケルト十字と数枚のカードで済むので狭いテーブルの上でも展開しやすいです。
また選択肢ごとにカードを展開するわけではなく、前の展開を覚えている必要もありません。
そのため、限られた鑑定時間の中でも十分なセッションをすることができます。
そして3枚引きとの大きな違いは
3枚引きとケルト十字との違い
3枚引きから選択肢ごとの相性と傾向は読めても、そもそもの相談者さんの詳しい様子を読むことはできません。
その点、「ケルト十字」は大本のテーマに対する相談者さんの様子を詳しく読むことができます。
たとえば、パートナーシップに対して相談者さんが抱えている深層心理ややりがちなパターンなどがみえるわけです。
そしてこれがどんなアドバンテージになるのかといえば……
ところにあります。
前述したように、相性が良かろうと悪かろうと育める関係性は千差万別だし、なにより感情は止められないのです。
3枚のカードから、「自分の気持ち」「相手の気持ち」「相性」を読んだとして、自分の気持ちも相手の気持ちを水物ですから……いくらでも変わりうる。
また「相性」が「わるい」なら悪いなりに工夫をすればいいのだし、たとえ「相性」が「よく」ても情動パターンのクセによっては「苦い経験の二の舞」となることもあります。
3枚引きから読めるのは、あくまでも、その時その場の「気持ち」と「相性」ぐらいで
けれども、そこからの関わり方次第で未来はいくらでも変わるのですから。
だからこそ、よくよく「ケルト十字」から状態を眺め分析してみることをおススメしています。
さて……
こんなふうに、現場で活かせそうな占い方や展開の読み方の解説なども勉強会でもやっていて
さまざまなご質問やオンタイムで参加できなくても後からメッセージを頂戴することも多く、まさに「生のお声」で成り立っている会です。
占い師として活躍されている方や占い師になるために学んでいる方も多いので、タロットの読み方に行き詰っているときは、いい意味での刺激になることがあるかもしれません。
下記はその案内ですが、ご興味いただければ、ぜひ覗いてみてください!
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