既婚者の彼が罪悪感に悩まされるなら別れたいとも思います。二人の未来をみてください。
「不倫関係」と言わざるを得ない恋愛関係を続けて3年になります。
出会ってからの半年程はSNSやLINEなどでたまに絡むほどの仲でしたが、そのうちに食事に誘われデートをしました。
その日にはお相手はわたしを異性として見ているという強いアピールがあったように思います。恋の始まりのようなやりとりを続け、悩みながらも一線を越えたのは一年程経ってからの事です。
以来わたしに彼が出来て別れよう切り出すも、関係が戻ってしまい、彼以上ぴったり来るような人が他にいるとは到底思えません。
わたしとしては本当に、心から彼を想っているので、もし彼が、わたしへの(あるいは奥様への)罪悪感で悩んだり暗く落ち込む時間のほうが、わたしとの関係で得られる幸福感の時間より長くなっているようであれば、別れてあげたいとも考える事があります。二人がどのような未来を辿るものか、見ていただけましたら幸いです。
よろしくお願いいたします。(ご相談内容を抜粋して掲載しています)
ホロスコープとケルト十字から「ご相談者様と彼との行方」について読みます
こちらでは、ご相談者様とお相手の方とのホロスコープをみています。
ホロスコープ(占星術)
ご相談者様
- 太陽:射手座
- 月:牡牛座
- 水星:蠍座
- 金星:山羊座
- 火星:乙女座
- 木星:乙女座
- 土星:乙女座
- 太陽が火星に木星と90度
- 月が水星と180度、土星と120度、天王星と180度
- ASC:天秤座
- MC:蟹座
彼
- 太陽:乙女座
- 月:獅子座(もしくは乙女座)
- 水星:乙女座
- 金星:天秤座
- 火星:蟹座
- 木星:魚座
- 土星:水瓶座
- 太陽が火星に海王星と60度、木星と180度、天王星に冥王星と0度
※ここでは、ホロスコープから主要な天体とサイン・月と太陽に係る他天体とのアスペクトを抜粋しています。
※お相手の方の時間が正確に確認できなかったので、ハウスを考慮したリーディングは行いません。あわせて、月のアスペクトも考慮しません。
ご了承ください
ご相談ありがとうございます。
お相手の方の出生時間がわからないため、ホロスコープはお二人の気質を知るための参考にさせていただきます。
メインのご相談には、タロットカードからのリーディングでお応えしていきたいと思います。
まずは、お二人のホロスコープです。
ご相談者様は、女性性が強く柔軟タイプ。
お相手の方も、女性性が強く柔軟タイプ。
お二人のホロスコープを重ねてみると、ご相談者様の山羊座金星が、お相手の蟹座火星にオポジション。かつ、お相手の乙女座太陽にトラインです。
金星と火星がオポジションというのは、お互いが、ちょうど真正面で引き合っている状態です。
金星は女性性を表し、火星は男性性を表します。
つまり、女性であるご相談者様の真向かいに、男性であるお相手の方が立っている、というイメージをしてください。
そして、二人がまるで綱引きをするように、一方の引きが強ければ相手はそちらに傾き、また反対の引きが強くなればそちらになびく……ここは男女の引き合いですから、あるいみ、恋愛的な駆け引きでもあるわけです。
しかも、ご相談者様の金星は土の性質。お相手の火星は水の性質。
水は、土の器に入ることで実態が得られるわけですから、お相手の火星がご相談者様の金星に魅力を感じても不思議ではありません。
もちろん、ご相談者様の金星も、お相手の行動性に惹かれるでしょう。
加えて、ご相談者様の金星は、お相手の太陽と120度。
120度は親和の角度であるため、彼の芯となる太陽にも、ご相談者様の金星は心地いいのです。
総じてみると、ご相談者様の恋愛相手としては、彼はいい相性なのだと思います。
そこにまたもうひとつ。
ご相談者様の月は、土の固定宮である牡牛座です。
月は、安心感を受け取る天体であり、結婚に求めるものを表すといわれています。
ご相談者様が安心するのは、肌のふれあいなど五感に心地いいもの。
また、いったん「結婚」という形の中に入れば、それを維持しようと努力するでしょう。
アスペクトはとっていませんが、彼の乙女座太陽との相性はいいといえます。
ただし。
ご相談者様の太陽は射手座です。
射手座は男性性で火の性質を持ち、自由と拡大のサインです。
枠に閉じ込められると窮屈になり、外へ出ようという意志が働きます。
ホロスコープでいう太陽はその人の核となる部分であり、金星よりも個性に与える影響は強いです。
たしかに、同質なものを多く持っているもの同士は、その心地よさを共有することができます。けれども、同質性が強いだけに、それ以外の面白味や刺激が少ないのも確かです。
少なくとも射手座の太陽にとっては、刺激が大切です。
たとえ金星や月に心地よかろうが、自由さがなかったり刺激を感じられなくなると、射手座の太陽は外に出てそれを求めにいくでしょう。
さて。今回は、これらの概要を抑えたうえで、次章以降、タロットカードから「ご相談者様と彼との行方」をみていきたいと思います。
ケルト十字(タロット)
※今回のケルト十字は、「地上の星」という17枚のスタイルで展開しています。
【1枚目:現在】小アルカナ:カップの10の正位置
タロットカード「カップの10」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【2枚目:キーカード】小アルカナ:カップの1の逆位置
タロットカード「カップの1」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【3枚目:顕在意識】小アルカナ:カップの2の正位置
タロットカード「カップの2」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【4枚目:潜在意識】大アルカナ:死神の逆位置
タロットカード「死神」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【5枚目:過去】小アルカナ:コインの2の逆位置
タロットカード「コインの2」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【6枚目:近未来】小アルカナ:コインの3の逆位置
タロットカード「コインの3」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【7枚目:本心】小アルカナ:剣の1の正位置
タロットカード「剣の1」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【8枚目:相手・環境】大アルカナ:法王の逆位置
タロットカード「法王」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【9枚目:望むもの/恐れるもの】大アルカナ:悪魔の逆位置
タロットカード「悪魔」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【10枚目:最終結果】大アルカナ:審判の逆位置
タロットカード「審判」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【11枚目:相手のキー】小アルカナ:棒の1の逆位置
タロットカード「棒の1」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【12枚目:相手の近未来】大アルカナ:女帝の逆位置
タロットカード「女帝」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【13枚目:相手の本心】小アルカナ:コインの5の逆位置
タロットカード「コインの5」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【14枚目:相手の周囲】小アルカナ:カップの女王の逆位置
タロットカード「カップの女王」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【15枚目:相手の望/恐】大アルカナ:戦車の逆位置
タロットカード「戦車」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【16枚目:相手の結果】小アルカナ:コインの7の正位置
タロットカード「コインの7」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
【17枚目:質問者と相手】小アルカナ:コインの1の逆位置
タロットカード「コインの1」の意味はこちらをクリックしてご覧ください
※タロットは、カードの意味と展開を総合的にみてリーディングをします。逆位置も含めた今回のリーディングは下記よりご覧ください。
まず現状に「カップの10」
ご相談者様は、彼との関係に現状では満足しているようです。
ただし数字の10ですから、安心感のピーク状態にあるといえるので、これ以上さらによくなることはない、ともいえます。
顕在意識にある「カップの2」
お互いに相思相愛だと思っているのでしょう。
潜在意識に「死神」の逆位置
現状や顕在意識の満足感とは裏腹に、今の関係に迷っているように思えます。
あえて二人の関係を壊さないでいようとしている、とも読み取れます。
過去に「コインの2」の逆位置
ご相談者様自身、もともと彼に深入りするつもりはなかったのだと思います。
近未来の「コインの3」の逆位置
彼との関係に、だんだんと気乗りできなくなりそうです。
本心に「剣の1」が出ているので、ご相談者様の中に、この関係に終止符を打とう、という考えが芽生えるようです。
「環境・周り」に出ている「法王」の逆位置からみるに、面倒は避け、流れに身を任せているように思われています。
「望みと怖れ」の「悪魔」の逆位置。
いったん流れに身を任せたものの、身を沈めた川の流れから出ようと考える……でも、出られない、というジレンマを感じます。
「最終結果」に「審判」の逆位置ですから、ご自身の本心は見て見ぬふりをされるでしょう。
さて今回は、「地上の星」というスタイルで17枚展開しています。
これは、お相手の想いをみるために展開したものです。
ここから、ご相談者様とお相手との関りを見ていきたいと思います。
11枚目は「棒の1」
この配置は、相手の動きを裏付けるカードです。
「棒」は男性性を表します。そこに数字の「1」がついているので、男性としての自信が湧き出てくるのが「棒の1」といえます。
それが逆位置になっているので、彼は、男性として自信が持てていないようです。
12枚目の近未来には「女帝」です。
「女帝」は「実り」を表します。それが逆位置なので……ご相談者様との恋愛を続けても、今以上の実りは感じられないようです。
13枚目の「相手の本心」は「コインの5」の逆位置
幸せを探して外に目を向けていた気持ちを、内に向け始めようとするようです。
14枚目は「相手が周りからどう思われているか」を表します。これが「カップの女王」の逆位置です。
ここでの「相手」を彼と奥様とみたならば……彼の奥様は、彼を優柔不断な人だと思っているでしょう。
15枚目は、彼が「望み怖れるもの」です。
「戦車」の逆位置から、彼は、理性と感情の狭間で揺れるようです。
どうしたらいいのかさえ決められない、彼の決断力のなさを感じます。
16枚目の「コインの7」
彼は、ご相談者様と大円満になれるとは思っていないようです。だからといって、別れの結論を自ら切り出すことはしないでしょう。
そして、ご相談者様と彼の関係は「コインの1」の逆位置
お互いに、現実が見えていないようです。
さて。
実は、まだ読んでいないカードが一つ残っています。
それは、ご相談者様の2枚目のカード「カップの1」の逆位置です。
このカードが、ご相談者様にこういいます。
ほんまにこのままで楽しいのん?
タロットカードを見る限りでは、しばらくの間は、彼との関係を続けることはできそうです。
けれども、ご相談者様側のカードの後半がほとんど大アルカナの逆位置なので、遅かれ早かれ、彼との関係に疲れてくるでしょう。
それは、ご相談者様の射手座の太陽が感じる疲れ、といえるものです。
ホロスコープのところで、「たとえ金星や月に心地よかろうが、自由さがなかったり刺激を感じられなくなると、射手座の太陽は外に出てそれを求めにいく」といいましたが、ぼちぼち、ご相談者様の中に、彼とのマンネリ感が出ているのかもしれません。
特に、タロットカードの4枚目「死神」の逆位置、9枚目「悪魔」の逆位置、10枚目の「審判」の逆位置から、「うすうす感じるものがあるけれど、それはあえて開かずに蓋をしておこう」とする意志を見ます。
つまり……「彼とのマンネリ感を、一生懸命、感じないようにしている」というところでしょうか。
もし彼が、わたしへの(あるいは奥様への)罪悪感で悩んだり暗く落ち込む時間のほうがわたしとの関係で得られる幸福感の時間より長くなっているようであれば別れてあげたいとも考える事があります
と書いてくださいましたが、彼の事情をご自身の決断の材料にすると、決められるものも決められなくなります。
大切なのは
彼の罪悪感や幸福感云々を抜きにして、ご相談者様ご自身は彼との関係をどうしたいのですか?
この一点のみです。
彼が罪悪感にさいなまれるかどうかや、幸福感があるかどうかは、彼の問題です。それは、ご相談者様の問題ではありません。
彼が、奥様とのことでご相談者様に罪悪感を持ち、それに悩むのがいやならば、さっさと奥様と別れて独身者になれば、結婚制度からは自由の身。ご相談者様との恋愛を謳歌しても、罪悪感を抱く必要はないはずです。
逆に、ご相談者様のことがあって、奥様への罪悪感から悩んでしまうのが嫌ならば、ご相談者様との関係を彼が清算すればいいだけです。
それをせずに、両方のおいしいとこどりをしつつ罪悪感から自己嫌悪するのは……キツイいい方かもしれませんが、彼の勝手です。
だからこそいいます。
彼の問題を引き受けないこと。
あくまでも、自分がどうしたいのか、デス。
恋愛を続けることにも辞めることにも、理由は要らないと思います。
深く考えずとも、「ただそうしたいから」でいいのではないでしょうか。
ご相談者様のお幸せを、心から祈っています。
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