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ケルト十字の読み方実践!|感情とどう付き合えばいいの……

 

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感情とどう付き合えばいいのかわかりません。気持ちと裏腹の態度をとってしまいます。このままでは彼にもうんざりされそうで……

付き合って1年ぐらいです。彼からはじめて大きなダメだしを受けました。

私も直さなきゃとは思っている部分だったので彼のダメ出しにも納得はしているのですが……ダメ出しの仕方があまりにもキツくて……彼が「好き」といってくれるたびに、「あんなにダメ出ししておいて」と素直に喜べないことと、私なんて、と自己否定ばかりしてしまいます。

自分の感情の問題だと分かっているのですが、どうやって克服すればいいのか分かりません。

こんな態度だと彼がうんざりして本当に私のこと嫌いになってしまうかもしれません……

 

「感情とどう付き合えばいいのかわかりません」ということについてタロットカードでケルト十字を展開すると……

【1枚目:テーマ】小アルカナ:剣の6の正位置
タロットカード「剣の6」の意味はこちらをクリックしてご覧ください

【2枚目:覆われたベール】小アルカナ:剣の5の正位置
タロットカード「剣の5」の意味はこちらをクリックしてご覧ください

【3枚目:キーカード】小アルカナ:剣の10の逆位置
タロットカード「剣の10」の意味はこちらをクリックしてご覧ください

【4枚目:過去】小アルカナ:コインの3の正位置
タロットカード「コインの3」の意味はこちらをクリックしてご覧ください

【5枚目:現在】小アルカナ:剣の2の正位置
タロットカード「剣の2」の意味はこちらをクリックしてご覧ください

【6枚目:未来】小アルカナ:棒の小姓の正位置
タロットカード「棒の小姓」の意味はこちらをクリックしてご覧ください

【7枚目:本心】小アルカナ:カップの騎士の逆位置
タロットカード「カップの騎士」の意味はこちらをクリックしてご覧ください

【8枚目:相手・環境】小アルカナ:コインの女王の正位置
タロットカード「コインの女王」の意味はこちらをクリックしてご覧ください

【9枚目:最終的な意思】小アルカナ:コインの騎士の正位置
タロットカード「コインの騎士」の意味はこちらをクリックしてご覧ください

【10枚目:着地点】小アルカナ:剣の4の逆位置
タロットカード「剣の4」の意味はこちらをクリックしてご覧ください

 

※タロットは、カードの意味と展開を総合的にみてリーディングをします。逆位置も含めた今回のリーディングは下記よりご覧ください。

 

 

「感情とどう付き合えばいいのかわかりません」というお話をケルト十字でリーディング

感情との付き合い方のコツは、これです。
「それをないことにしないこと」

これがものすごく大切なのですが……ここをふまえて、カードから読み取れることをお話させてください。

カードの展開をみてみると、10枚のカードのうち半分の5枚が「剣」のカードです。
ここから読み取れることは、「剣」が象徴する「理性」や「精神性」が自分の気持ちよりも勝っている、ということです。

純粋な気持ちを表す「カップ」のカードが、「本心」の配置にでていますが、騎士の逆位置。
「カップの騎士」は、自分の素直な気持ちを相手に表現するカードです。それが逆さになっているということは、自分の素直な気持ちを表現することができていないことが分かります。

そして、コインのカード、特に「コインの騎士」が「最終的な意思」に出ています。
ここから、何らかの具体的な行動をしようとすることはうかがえるのですが、「着地点」は「剣の4」のカード。
神経をすり減らしたことで、しばらく動きが止まることもうかがえます。

もちろん「剣の4」は逆位置ですから、十分に休むことができれば、動きを再開することができます。

このような流れを総合的に読むと……「自分の気持ちを理性で押えつけたまま行動をしてしまい、やがて動きを止めてしまうだろう」ことが予想されます。

ほんとうはいいたいことがあるのに「ダメ」と自分で禁止しているような感じ。自分の気持ちを頭で押えつけているようなイメージです。

さて。ここからは少し、感情のお話です。
自分の気持ち(感情)を出さないようにしていると、ニセモノの感情が出てくることがあります。

実は、この「ニセモノの感情」が、自分の気持ちと裏腹な態度をとらせてしまいます。

彼からダメ出しをされた内容については、ご自分でも「私も直さなきゃと思っている部分だった」と納得されているとおっしゃいます。
でもこの方にとって「彼のいい方がとてもキツくて傷づいた」は事実です。

そして、「私も直さなきゃと思っている」ことと「彼のいい方がとてもキツくて傷づいた」ことは別のこと。
ここを一緒に考えてはいけません。

直さなきゃ、と思うことは、気を付けながら今後直していけばいいことです。
でもだからといって、「彼のいい方がとてもキツくて傷づいた」ことを我慢する必要はないのです。
だって、ダメなところがあるからといって、キツイいい方で人を傷つけていいわけではないのですから。

とはいえ……彼は、自分がそれほど相手を傷つけていることを分かっていない可能性が十分にあります。
そもそも、自分がそれほどキツイいい方をした、とも思っていないかもしれません。

この方のつれない態度は、ダメ出しを受けたことに対する反抗だとしか思われていない可能性が高いです。

でも……だから! なんです。

自分のほんとうの気持ちを抑えてしまうとロクでもないのは、ニセモノの感情を作ってほんとうの気持ちと裏腹の態度をとってしまうから、ともうひとつ。相手に誤解を与えてしまうから。

キツイいい方をされて怖かっただろうし、悲しかったはずなのです。なのに、悲しいといえないものだから、代わりに怒りをためてしまう。

悲しい、がほんとうの気持ちで、それを抑えたことで出てきたのが「腹立つ!」という怒りの感情。ここの「怒り」は、ニセモノの感情です。

この「ニセモノの感情」を解消する方法は、たったひとつ。
相手に「とても悲しかったの」と素直に伝えることです。

「私のダメなところ、いってくれてありがとう。ほんとうに直そう! って思ったよ。でもね……あのときのあなたのいい方、とても怖かった。それに、とても悲しかったの。私なんていなくなった方がマシなんじゃないか……って思ってしまったの。ほんとうに、しんどかったんだよ。だから……ああいういい方はやめてほしいんだ。ほんとうに怖かったから。私も、ダメなところあったらちゃんと直すから……もう少し優しくいってほしい」と。

 

さて。タロットのお話に戻ります。ここからは、キーカードに場をゆずります。
相手に素直に伝えるにも、実際にやるとなると、なかなか思うようにいかないことも多いと思います。

なので、そのあたりのことも含めて、キーカードから「どうしたらいい?」を読み取っていきたいと思います。

 

キーカードは「剣の10の逆位置」

ここからは、キーカードを読み解いていきたいと思います。

キーカードは、小アルカナ「剣の10」の逆位置です。

「剣の10」は「剣」のカードの最後のカードです。10本の剣がその身を貫く姿が、このカードに表現されます。

これまで誰かに投げかけてきた剣の数々が自分に返ってきます。剣ですから、その身は裂かれ傷つきます。真っ暗闇のなかにいて心の余裕がなく、精神的にはギリギリの状態です。

けれども、10には「終結」「完了」という意味があります。

つまり、心の余裕がない状態は、ここで終わり。真っ暗闇が終わるということは……あとには光が差してくるのを待つだけです。
これが転じて「剣の10」のカードには「悪癖をたつ」「惰性の解消」という意味もあります。

そんな「剣の10」が、ここでは「逆位置」です。「剣の10」の真っただ中にあるというよりは、その状態が過ぎ去りつつある、と捉えます。

「剣の10」の逆位置は、こういいます。

「悪癖はちゃんと絶てるから大丈夫。素直な気持ちも話せるようになるよ。でも、それにはコツがある。それは……意識して自分に聞く癖をつけてほしい。『ほんとうはどう思う?』って」

ここで、冷静に考るための習慣を身につけてほしいのです。
「これとあれとは別のことだよね?」「これは嫌なことだよね?」「これは私のミスだよね?」「これは直すべきだよね?」と自分に問いかけるクセを作ることで。

まずは、『ほんとうはどう思う?』を意識するだけで大丈夫です。

自分のなかで答えが見つかったら、「あのね……」とひと呼吸してから、素直に率直に相手に思っていることを伝えてほしいのです。
決して大きな声で早口ではなく、眉間にシワをよせながら、ではなく、「あのね……」とひと呼吸をおいてから。

「剣」は「理性」や「精神性」の他にも、「思考」「分ける」や「貫く」などの意味があります。
ここでは「理性」の他に、「思考」と「分ける」「貫く」に注目しました。

物事を分けて考え、理性に問いかけてみる。そして、それを繰り返し貫くことで、冷静になることを習慣づけよう、というわけです。

「剣の10」は、「理性」や「思考」の最後のカード。
考えたことを理性でもって淡々とこなしていくことができるカードです。だから、悪癖も絶てるのです。

直そうと思ってるクセは直す。
それは、ダメ出しを受けたクセもそうですし、自分の素直な気持ちを抑えつけてしまうクセもそう。

もし、あなたにも辞めたいことがあれば「剣の10」を思い出してみてほしいと思います。

 

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